⑤風通しの良い会社をつくる 「報・連・相」

「職業人のエッセンス」
⑤風通しの良い会社をつくる
「報・連・相」

プログラム、指導案、指導用教材・テキスト・配布資料
『風通しの良い会社をつくる「報・連・相」』
指導プログラム
1.プログラムのねらい
(1)報・連・相とは何か、その必要性を説明できる。
(2)報告の仕方を練習する。
(3)相談の仕方を練習する。
2.指導時間
90 分
3.対象者(学習者)
8~10 名程度
3.使用するもの
(1)白紙(受講者メモ用)1 人につき2~3枚
人数分
1/9
5.コースアウトライン
開始
0
1. 「報告・連絡・相談」について
考えよう(5)
「報・連・相」導入
経験談を交えて
5
2.「報告・連絡・相談」の意味(18)
23
3.閑話休題
マイスターの仕事について(7)
普段の仕事を紹介
30
45
4.
「報告」の練習(15)
5.閑話休題
「休憩」について(10)
4つのポイントを伝え、
実際に「報告」してもらう
職場での休憩時間の
過ごし方について
55
6.
「連絡」の練習(15)
70
「連絡」の大切さ、「時間
を守る」ための工夫など
マイスターの経験段も交
えて
次ページへつづく
2/9
7.「相談」の練習(15)
85
6.まとめと振り返り(10)
「相談」の練習と併せて、
事前の「相談」の大切さを
ご自身の言葉で伝えてく
ださい
テーマに対応した体験談
などを語り、テーマの深
みを増す
90
終了
3/9
指導案『風通しの良い会社をつくる「報・連・相」』
主な項目
1.「報告・連
所要時間
5(5)
内
容
教材
・全員が着席したら、自己紹介をして始める。
絡・相談」に
ついて考えよ
・「皆さんが職業に就いた時に役立つエッセンスを考えてい
う
きましょう。今回のテーマは「報・連・相」です」
■P-1「ほうれんそう」って?
(質問)
・「報・連・相」と板書し、これはそれぞれ何を略したもの
P-1
*板書
なのかを考えさせる。(答えたい人がいそうであれば、答え
させる)
■ P-2 「報・連・相」がないと
P-2
■ P-3 「報・連・相」
P-3
■ P-4 「ホウレンソウの原義」
P-4
・「報・連・相」についてマイスター自身が仕事を一緒に進
める上で必要不可欠であった理由について、ご自身がお話さ
れることを以下にまとめておいてください。
4/9
2.「報告・連
3(8)
・「ここで皆さんに見ていただきたいものがあるのですが
*マイスタ
絡・相談」の
(といって、マイスターが普段使っている道具を見せて、そ
ーが普段使
意味
の道具について、解説(*どんなときに、どのように使うも
っている道
のなのか?について説明)をする。そして、全員に触らせ
具(持ち込
る)
めない場合
は写真でも
OK)
5(13)
もしも、あなたが私と一緒に働いているとして、私が大切に
*白紙を配
しているこの道具をあなたがなくしてしまったとしたらどう
る
しますか?」
→紙に、①なくしたら、どうするか、②その行動の理由につ
いて書かせる
5(18)
→書かせたら、自分たちで書いたものを発表しあい、討議さ
せる。
*グループ分けはマイスターが行う。4~5人で一組になる
ようにしてグループでの討議の様子を机間巡回しながら観察
する。
5(23)
「報・連・相についてマイスター自身が思うことを述べ、今
後仕事に就く参加者にエールを送る」
*(失敗談など、実際上の話を交え)「報・連・相は職業生
活を送る上でのいくつかある必要不可欠なたしなみのうちの
ひとつです」といってまとめる。
※上記について、ご自身のお話されること、利用する道具な
どを以下にまとめておいてください。
5/9
3.閑話休題
7(30)
・マイスターの普段の仕事について紹介をする
マイスターの
*紹介教材
は、映像で
仕事について
※上記についてご自身のお話されること、利用する道具など
も紙芝居で
を以下にまとめておいてください。
も、実演で
も OK。
4.「報告」
5(35)
の練習
・参加者にマイスターの普段の仕事について聞いてみた①感
想と②質問を先ほどの白紙に書かせる。
5(40)
「これから先ほどのグループで①感想と②質問について話し
合っていただき、グループごとに、話し合った内容について
『報告』していただきますが、今から報告の仕方の3つのポ
イントについてお伝えしますので、そのポイントをふまえな
がら『報告』をお願いいたします。また、話し合いの前に、
誰が『報告』をする人なのかを決めてから話し合いを始めて
ください」
■ P-5 「報告」の練習
・「報告」の仕方のポイントについて伝える。
① 伝えたいことをはじめにいう。
② その伝えたいことは簡潔である。
③ 理由は3つ。
④ 以上で報告を終わります、と最後に付け加え、報告が終わ
ったことを伝える。
例)私たちのグループでは、4人で感想と、質問について話し
合いをしました。まず、はじめに、大切な話をお話下さったこ
とについてお礼をお伝えしたいと思います、ありがとうござい
ます。次に、私たちの中で出たマイスターさんへの感想、質問
について3つ紹介させていただきます。①~、②~、③~、以
6/9
P-5
上です。
5(45)
■ P-6 「報告」の仕方
P-6
■ P-7 「報告」の例
P-7
・グループで討議させ、グループの中の一人に「報告」させ
る
休憩
10 分程度
*場の雰囲気をみながら、休憩中は、雑談に応じるか席をは
ずすかの対応をする
5.閑話休題
10(55)
マイスターが「休憩」をテーマに自由に話す。どんな話でも
「休憩」につ
OK。マイスターの職業における、休憩の仕方、仲間の様子に
いて
ついてなどを具体的に話していただけるとありがたいです。
職場の様子が垣間見えたら、若者たちはうれしいと思いま
す。
※上記についてご自身のお話されることを以下にまとめてお
いてください。
6.「連絡」の
5(60)
練習
「これから問題を出します。『あなたは、車で(取引先の社
長との)待ち合わせ場所に向かっています。どうしても5分待
ち合わせ時刻に遅れそうです。どうしますか?』その答えと
その答えを選んだ理由について紙に書いてください。」
*各人が書いた内容については特に発表はしない
■ P-8 「連絡」の練習
5(65)
P-8
→マイスターに経験談があれば、その経験談をお話していた
だき、事前の「連絡」についての大切さをマイスター自身の
言葉で伝え、エールを送っていただきたい。
7/9
※上記についてご自身のお話されることを以下にまとめてお
いてください。
5(70)
また、あわせて、なぜ「時間を守る」ことが大切か?につい
てお話いただき、時間を守るために実践されておられること
などをお話いただけますでしょうか。
例えば、待ち合わせの 30 分前に到着できるようにいつも行動
している、など、マイスター自身が大切にされておられてい
ることについて自由に話をしていただけましたらありがたい
です。
※上記についてご自身のお話されることを以下にまとめてお
いてください。
「相談」の練
5(75)
習
「これから問題を出します。『あなたは、私から頼まれた作
業でわからないことがでてしまいました。私は忙しそうにし
ています。そのまま作業を続けますか?どうしますか?』そ
の答えとその答えを選んだ理由について紙に書いてくださ
い。」
■P-9 「相談」の練習
5(80)
→参加者1~2 名で発表したい者に紙に書いた内容について
発表させる。
8/9
P-9
5(85)
→マイスターが発表内容に対して肯定的にコメントし、事前
の「相談」についての大切さをマイスター自身の言葉で伝え
ていただきたい。
※上記についてご自身のお話されることを以下にまとめてお
いてください。
8.まとめと振
り返り
5(90)
「報・連・相」の職業生活上の意義についてマイスター自身
の言葉で参加者に伝えていただき、エールを送っていただ
く。
■P-10「まとめ」
■■振り返りシート
・振り返りシートに記入していただき解散。
P-10
振り返り
シート
Memo
9/9
「風通しのよい会社をつくる『報・連・相』」
まとめと感想
振り返りシート
名前
1. 「報・連・相」は仕事の基本とされています、それはなぜでしょうか。
今日の体験で感じたことなどをもとにして、あなたの考えを書いてみてください。
2. 今日一番印象に残ったことは何でしたか?その他なんでも思ったことを書いてみてください。
3.今日の成長度についても記入お願いいたします。
今日の成長度
%UP!
以上です。おつかれさまでした!