北洋新聞

HOKUYO NEWS PAPER
北洋新聞
札幌No.1無料電子新聞
第772号
平成28年6月15日(水)発行
購読料 無料
発行所 ㈱パンダ不動産
編集発行人 田口宗勝
[email protected]
環状通の沿線住民が拡幅計画の見
直しを求めている問題で、工事を進
めたい札幌市の強気な姿勢が目立っ
ている。
問題となっている箇所は、環状通
のうち中央区を東西に横切る南19条
通区間(約1.1km)。27mに拡幅し6
車線とする計画で、街路灯新設など
の工事が進んでいる。
計画区間のうち西13~14丁目部分
にあたる山鼻第12町内会では、見直
しを求める署名活動を行い、400名
以上が署名。昨年3月、他の町内会
住民と合わせ3,015名ぶんの署名を
札幌市に提出した。しかし、陳情は
市議会で審議されたものの、結論が
出ず廃案。市議選後は目立った動き
がない。
一方、平成29年度までに終える予
定の工事は、一部地権者が用地買収
に応じていない問題もあり、進んで
いない。ただし、電線地中化工事な
どが始まっていることから、一部の
沿線住民が工事関係者に、工事中止
を求める書面を手渡した。さらに、
秋元克広札幌市長宛に、工事差し止
め要求を提出。6月27日までの回答
を求めている。
住民側が訴訟に持ち込むか注目され
る。訴訟になれば、供託金が必要な
うえ、敗訴した場合には、市から損
害賠償請求されるリスクもある。
住民側は、工事中止の他に、拡幅
計画の前提となったデータ提出を市
に求めている。環状通のうち問題と
なっている箇所は、交通量が少なく、
渋滞問題が発生していない。そのた
め、市は「拡幅後に交通量が増える」
との理由を根拠に計画を正当化。住
民側の不信感を増大させる一因となっ
ている。
拡幅後の交通量試算が最大のポイ
ントとなるが、市では公開しない方
針。仮に、データ偽装などの新事実
が発覚すれば大問題に発展するが、
市では非公開を貫き、工事を進めた
しかし、市が応じる可能性は低く、 いようだ。
効果は未知数
環状通拡幅問題
|経済
http://www.hokuyonp.com
平成28年5月15日(水)
北洋新聞
大丸札幌店
マイナス続く
J.フロントリテイリングが発表した5月の大丸札幌店の売上
は、前年同月比5.4%減で、4ヶ月連続のマイナスだった。
勝ち組と言われている同店が4ヶ月連続でマイナスに陥るのは、
消費増税直後の2014年4月から7月までの4ヶ月連続以来。同社
によると、5月は前年訪日外国人売上が大きく伸びたことの反動
により苦戦した。また、昨年9月以降は低迷しており、アジア観
光客による「爆買い」が一段落したとの見方もある。
価格が上昇。売上低迷の一因となっている。
一方、ホームセンター最大手のホーマックが発表した5月の既
存店月次売上高は、前年同月比3.9%減で、4ヶ月連続のマイナ
スだった。ホーマックが多く扱う輸入品は、長引く円安の影響で
また、食品スーパー最大手のアークスが発表した5月の既存店
月次売上高は、前年同月比1.3%減。2ヶ月ぶりにマイナスに転
じた。
ドリームビーチ
夜間営業禁止
北海道新聞によると、2年ぶりに営業を再開するおたるドリー
ムビーチでは、海の家の経営者組合や小樽市などでつくる対策協
議会が利用ルールを定めた。
新ルールでは、酒類提供や夜間営業の規制が明記されたほか、
大音量の音楽で利用者を踊らせる「クラブ化」営業を禁止し、反
社会勢力の徹底排除なども盛り込み、同ビーチの治安対策に重点
が置かれた。
報道によると、酒類の規制については、海の家に対して運転手
や泥酔客に提供しないこと、ビーチの一般利用者に対しても 飲
酒運転 をしない、飲酒運転の車に同乗しない、節度ある飲酒を
それぞれ求めた。営業時間は午前8時~午後7時で、飲食の提供
は午後6時までとした。海の家で開く催しは営利目的以外に限定
した。数年前に神奈川県内のビーチで治安悪化の原因となった海
の家のクラブ化営業も禁じた。
|不動産
www.hokuyonp.com
平成28年6月15日(水)
北洋新聞
国土交通省は、地方自治体にホテル用地の容積率を緩
和するよう促す通知を出した。
通知では、ホテルなど宿泊施設の新築、改築時に容積
率の緩和を求めている。通知に法的拘束力はなく、最終
的には自治体が緩和するか判断する。客室数が多いホテ
ルを建てやすくする狙いだが、事実上、要請文の域を出
ておらず、自治体が緩和に応じるか不透明だ。
国交省はホテル用地を現行容積率の1.5倍とする案を
例示した。例えば容積率400%の地域で、全てホテルの
建物を建築する場合、容積率が600%に増える。5割だ
けホテルに使う建物では200%に1.5倍が適用され、全体
では500%となる。上乗せできる上限は300%とした。容
積率1000%の地域では1.5倍の1500%ではなく、1300%
になる。
国交省が通知文を出した背景には、外国人観光客の急
増がある。全国各地の宿泊施設が不足し、観光シーズン
には、予約が取りにくい状況が問題視されている。政府
では、個人住宅を宿泊施設として利用する民泊の解禁に
も積極的だが、近隣住民の反発などの問題を抱えており、
根本的な解決には、ホテルの増設が不可欠と判断したよ
うだ。
一方、ホテル業界から容積率緩和を強く求める動きは
ない。新たな設備投資をしても、円高に転じたり、中国
経済の悪化などの外的要因で、ホテル不足から過剰へ転
じるリスクがあるからだ。
また、少子高齢化に伴う人手不足も深刻。観光客の数
を増やすのではなく、高級路線へ転換するなど、質の改
善を期待する声も多い。
容積率緩和を自治体に要請しただけでは、解決に程遠
いのは明らかだ。
自治体の判 断へ
ホテルの容積率1.5倍
国交省から迷通知文
|娯楽
www.hokuyon.com
平成28年6月15日(水)
が決定した。
同曲はシンガーソングライター秦基博によって書き
下ろされた新曲となっており、温かみのあるメロディ
に加え歌詞の中で描かれている「普遍的な愛」が年代
を選ばず幅広い層に支持されている。
同曲は、6月20日付けのオリコンウィークリーチャー
トにて115,760枚で一位を獲得。これは2007年1月31日
リリースの「HONEY BEAT/僕と僕らの明日」以来実に約
9年ぶりの快挙となる、シングル作品 10万枚超えの結
果となった。
昨年、20周年イヤーでリリースされたベストアルバ
ム「SUPER Very best」、またそのベストアルバムを引っ
さげて行われた全国ツアーを収録したライブ映像作品
「V6 LIVE TOUR 2015 –
SINCE 1995〜FOREVER-」の好調
に加え、21年目を迎えた今年、改めて「V6」というグ
ループが評価された結果だと考えられる。
オリコン首位
6月8日にリリースとなったV6の46枚目となるシン
グル「Beautiful World」。タイトル曲はメンバーの井
ノ原快彦が出演しているテレビ朝日系列「警視庁捜査
一課9係」の主題歌として起用されているが、さらに
プリンスホテル「夏プリ 2016」のCMソングとなること
北洋新聞