（継続事業名 :学術生涯教育） 名 称 平成 28 年度第 4 回学術講演会 日 時 平成 28 年 7 月 9 日 （土） 場 所 ホテルアイボリー 3 階オーキッドホール 主催・共催 P.M. 2：00 ～ (一社)豊中市医師会、マルホ(株) 協力・後援 － テ ー マ 演 題 「日常診療に役立つ診療ノウハウ～アトピー性皮膚炎、眼と耳の周囲 の皮膚炎、爪疾患、キズの治し方～」 講 師 名 河合 修三 先生 講師の所属・役職等 座 長 参加対象者 取得単位 皮フ科シュウゾー 院長 豊中市医師会 学術生涯教育委員会 委員 北村 浩之 先生 医師 日本医師会生涯教育制度 2 単位（26、58、83、0）申請中 【講演要旨】 日常診療を行う際に、スタンダードの治療方法では治しにくい 場合が少なからずあります。その様な場合に知っていると役立つ 治療テクニックを紹介させていただきます。まず、アトピー性皮 内容 膚炎を代表とする湿疹皮膚炎では、ステロイド外用剤と抗ヒスタ ミン剤が従来の治療の代表的手段でしたが、顔面を中心とする脂 漏部位には、ステロイド外用剤よりもタクロリムス軟膏が種々の 点で優れています。また、抗ヒスタミン剤の内服で十分な効果が 期待できない場合には、トラニラスト、柴胡清肝湯、プランルカ ストなどの内服薬を併用するとより効果的です。この治療方法は、 眼と耳の周囲の皮膚炎でも有効です。爪に関して、陥入爪に対す る VHO 爪矯正法とフェノール法による手術法を紹介させていた だきます。爪白癬の外用薬が近年開発されました。その治療症例 と、爪白癬だと誤診されやすい爪甲鈎彎症の治療を解説します。 最後に、キズの治療について、新旧の創傷治療法のメリット・デ メリットを奏功例と悪化例を交えて紹介させていただきます。
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