平成 28 年度 全国看護師交流集会Ⅱ検討資料

禁無断転載
平成 28 年度
全国看護師交流集会Ⅱ検討資料
公益社団法人 日本看護協会
看護師職能委員会Ⅱ
介護・福祉関係施設・在宅等領域
看護師職能委員会Ⅱ
介護・福祉関係施設・在宅等領域
委員長
齋藤
副委員長
九里美和子
委
石田けい子
大倉
和子
生野
繁子
鈴木
美佐
関口
田口
土田
孝行
朝野
愛子
服部
美加
吉岡佐知子
員
訓子
将人
敬子
(五十音順)
目
◆平成 28 年度 全国看護師交流集会Ⅱ
Ⅰ
次
介護・福祉関係施設・在宅等領域プログラム
平成 27 年度看護師職能委員会Ⅱ活動報告
はじめに
~委員長あいさつ~
············································ 3
1 平成 27 年度看護師職能委員会Ⅱ活動報告 ·································· 5
1)事業概要1··························································· 7
2)事業概要 2 ··························································· 11
2 平成 27 年度全国看護師職能委員長会Ⅱ・地区別看護師職能委員会Ⅱ報告 ······ 15
3 平成 27 年度都道府県看護協会看護師職能委員会Ⅱ活動状況調査 ·············· 28
4 看護師職能委員会Ⅱ及び都道府県看護協会看護師職能委員会Ⅱ活動の広報を通じた、
本委員会活動の周知···················································· 28
Ⅱ
平成 27 年度関連事業報告
・平成 27 年度重点政策・重点事業(関連事業) ······························· 31
・特別委員会報告
在宅で認知症の人を支えるための連携・協働に関する検討委員会 ············ 33
・調査報告「特別養護老人ホーム・介護老人保健施設における看護職員実態調査」
報告 ··································································· 35
Ⅲ
平成 28 年度事業
1 重点政策・重点事業(関連事業) ········································· 43
2 看護師職能委員会Ⅱ活動方針 ············································· 45
Ⅳ
基調講演
「暮らし続けられるまちづくりの実践」
前田隆行(NPO 町田市つながりの開 理事長) ········· 49
Ⅴ
シンポジウム
テーマ:「認知症の人が暮らし続けられるまちづくり」
◆座長:齋藤訓子(公益社団法人日本看護協会 常任理事)
◆シンポジスト:
1)田近美穂子(岐阜県看護協会「さるぼぼナースチーム」/
JA 岐阜厚生連久美愛厚生病院 緩和ケアセンター看護師長) ·· 67
2)樋口千惠子(NPO 法人たんがく 理事長) ······························ 75
[ディスカッション]
上記シンポジスト 2 名に加え、前田隆行、上野恵子(日本赤十字社高山赤十字病院看護
副部長)、武田純子(「ゆめのほとり」主演者)
Ⅵ
参考資料
平成 27 年度都道府県看護協会看護師職能委員会Ⅱ活動状況調査結果 ············· 81
平成 28 年度全国看護師交流集会Ⅱ
(介護・福祉関係施設・在宅等領域)プログラム
■日
■会
時
場
平成 28 年 6 月 9 日(木)9:30~16:00
東京ベイ幕張ホール
9:00
開場/オリエンテーション
9:30
開会/委員長あいさつ
平成 27 年度看護師職能委員会Ⅱ 活動報告
平成 27 年度関連事業報告
「特別養護老人ホーム・介護老人保健施設における看護職員実態調査」報告
9:50
平成 28 年度重点政策・重点事業(関連事業)
平成 28 年度看護師職能委員会Ⅱ活動方針
10:10
質疑応答
10:15
休憩
映画「ゆめのほとり-認知症グループホーム 福寿荘-」自主上映
10:30
(90 分)
12:00
(昼休憩)
(60 分)
基調講演「暮らし続けられるまちづくりの実践」
13:00
(170 分)
「NPO 町田市つながりの開」理事長 前田隆行
シンポジウム「認知症の人が暮らし続けられるまちづくり」
座長:日本看護協会 常任理事 齋藤訓子
15:50
シンポジスト①田近美穂子(岐阜県看護協会「さるぼぼナースチーム」/
JA 岐阜厚生連久美愛厚生病院 緩和ケアセンター看護師長)
②樋口千惠子
(NPO 法人 たんがく 理事長(保健師、看護師、介護支援専門員)
ディスカッション:上記 2 名に加え、前田隆行、上野恵子(日本赤十字社 高山赤十字
病院看護副部長)、武田純子(「ゆめのほとり」主演者)
閉会あいさつ
16:00
閉会
Ⅰ
Ⅰ. 平成27年度 看護師職能委員会Ⅱ
活動報告
Ⅰ. 平成 27 年度看護師職能委員会Ⅱ 活動報告
看護師職能委員会Ⅱ
委員長あいさつ
地域医療構想の策定と地域包括ケアシステムの構築を推進すべく、平成 27
年度は地域医療構想調整会議、地域ケア会議等がそれぞれの都道府県や市町村
で始まっています。さらに 2 年に一度の診療報酬改定でも医療機能分化・連携
と地域包括ケアシステムの推進が重点課題となり、退院調整や機能強化型訪問
看護ステーションの要件の見直し、認知症対応への加算等が行われました。こ
のような動きの中で日本看護協会の重点事業 1 及び看護師職能委員会Ⅱの活動
を振り返り、今後の活動の方向性を考えてみます。
1.看護職連携構築モデル事業の実施
平成 27 年度は、従来続けてきた高齢者ケア施設の看護管理者交流会や訪問
看護管理者研修に加え、新規事業で都道府県看護協会の地区支部等を対象とし
た看護職間の連携構築モデル事業を 17 県 20 地区支部に委託しました。
1)事業目的と委託内容
この事業は、病を抱えて地域で暮らしていく人々を支えるために、地域包括
ケアシステムの中でも医療と介護をつなぐ看護職が職場を超えてネットワーク
し、シームレスなケア提供体制の構築に寄与しつつ、患者や利用者の目線であ
るいは代弁者として地域の施策に意見や情報の発信ができることを目的として
企画したものです。
委託の内容には関係会議の開催、他職種との合同研修、交流会等、認知症を
テーマとした住民を交えた会議を持つことを委託要件としています。
2)報告結果からの今後の展開
取り組んだ地区からの報告では、同じ看護職でありながら、①地域の訪問看
護師や施設の看護師、診療所の看護師を知らない、②市役所の保健師の顔も知
らなかったなど、閉鎖的な現状から事業の実施を経て、地域の看護職同士や他
職種との関係性の変化や住民の身近な存在としてアピールできたことなどが上
がってきました。この事業には都道府県の看護師職能委員会Ⅱの委員が積極的
にかかわっており、事業企画から運営までのリーダシップを取っていたと感じ
ています。今後、この事業は継続し、看護職のネットワークづくりができる地
域の数を増やしていきます。
2.高齢者ケア施設の看護管理者交流会は事業評価へ
特別養護老人ホーム等施設の看護職は、数が少ないので地元での交流会のよ
-3-
うな活動は、施設ではなかなか言えない苦悩や看護方法の工夫などの情報の共
有の場となり、看護協会を身近に感じてもらえる貴重な時間でした。3 年間で
17 都道府県で開催し、参加者延べ 1,291 人となりました。いったん、終了させ
ていただき、今後、いただいたアンケート結果をもとにこの事業の評価及び支
援の在り方を検討する予定になっております。
2.暮らしを支える看護のさらなる機能強化のために
高齢者ケアについて特に訪問看護や施設では、人員が少ない中で他の職種と
共同しつつ、助け合いながら実践が必要になります。しかし、平成 25 年から
行っている高齢者ケア施設看護管理者交流会の実施状況やアンケート結果、平
成 27 年の重点事業で取り組んだ看護と介護の連携、認知症の方々へのケアに
おける医療機関と地域との連携といった「ケアをつなぐ」ことにおける看護の
機能等を 2 つの特別委員会で議論し、整理をしましたが(総会要綱 p192-193
参照)ケアの実践およびそのケア実践能力の発揮を支える環境整備の肝は「マ
ネジメントが鍵を握る」ということです。看護師職能委員会Ⅱでは、在宅・施
設における高齢者ケアの看護管理に関して有識者の講義での課題共有、管理者
に求められる能力等について地区別での議論も含めて整理をしました。(交流
集会検討資料p11-14 参照)28 年度はこれらを受けて特別委員会で管理者の
養成等について検討する予定です。
3.地域包括ケアシステムでの連携の鍵を握る看護師職能委員会Ⅱ
このたびの診療報酬改定では認知症のケア加算が創設され、医療機関でのマ
ニュアル作りや研修の企画等が含まれています。また、従来の退院調整を見直し、
早期からの調整や病院からの訪問等が退院支援の一環であるとして大きな評価
がなされました。算定基準には退院後 1 か月 5 回までは病院から患者宅に出向
くことが可能になっていますし、医療・介護関係機関との定例的会議、介護支援
専門員との連携も含まれています。つまり、今後、ますます地域のサービス資源
同士のネットワークが必要になる時代になりました。
そのような中で、医療も介護も知っている、経験値がある、病気、健康状態、
そして暮らしのアセスメントが出来る、生活を支える介護職と共同できる看護
職が参画する看護師職能委員会Ⅱの活動は、
「ケアをつないでいく」ことを所属
組織や本会の様々な事業を通して展開し、その実践値の共有の場となります。地
域包括ケアシステムでは様々な場面での連携が必要になりますが、その鍵を握
るのは看護職です。地域の中でケア提供現場の課題を 1 つでも解決できるよう
に 28 年度も活動してまいります。
看護師職能委員会Ⅱ
-4-
介護・福祉関係施設・在宅等領域
委員長 齋藤 訓子
-5-
把握方法を
議論
【第1回】
12日(火)
5月
3日(月)
第1回全国看
護師職能委
員長会Ⅱ
8月
具体例収集
【第2回】
7日(火)
7月
課題の抽出
【第3回】
29日(日)
9月
【第4回】
25日(火)
11月
地区別で課題の共有
地区別看護師職能
委員長会Ⅱ
10月
課題の抽出 地区別で課題の共有
「在宅で認知症の人を支えるための連携・協働に関
する検討委員会」( ※ 註 )において現状と課題に
ついて情報収集
11日(木)
全国看護師
交流集会Ⅱ
6月
平成28年
1月
【第6回】
23日(火)
2月
「在宅で認知症の人を支えるための連
携・協働に関する検討委員会」におい
て報告書案とりまとめ
【第5回】
13・14日
(日・月)
12月
※註 「在宅で認知症の人を支えるための連携・協働に関する検討委員会」は、看護職(訪問看護ステーション、特養、病院等)や認知症家族会が委員として参加している。
看護師職能委員会Ⅱと連携しながら、「看護職と他職種との連携」「病院と在宅領域の連携」等について課題整理をおこなう。
2)高齢者ケアに係る看護マネジ
メントのあり方に関する課題発
見と意見集約
1) 認知症者が地域で暮らして
いくために医療機関、在宅領域
における看護の連携・協働及び
他職種協働及び他職種協働の
あり方に関する課題発見と意見
集約
活動内容
職能委員会関連
委員会の開催
スケジュール
4月
【看護師職能委員会Ⅱ 介護・福祉関係施設・在宅等領域の年間活動】
【看護師職能委員会Ⅱ 介護・福祉関係施設・在宅等領域の活動内容】
1.認知症が地域で暮らしていくために、医療機関、在宅領域における看護の連携・協働及び他職種協働及び他職種協働のあり方に
関する課題発見・意見集約
2. 高齢者ケアに係る看護マネジメントのあり方に関する課題発見・意見集約
【看護師職能委員会Ⅱ 介護・福祉関係施設・在宅等領域の活動目的】
都道府県看護協会と連携を図りながら、本職能委員会に関わる課題発見・意見集約を行い、会長に助言する。
看護師職能委員会Ⅱ 介護・福祉関係施設・在宅等領域 活動報告
Ⅰ. 平成 27 年度看護師職能委員会Ⅱ 活動報告
-6-
具体的な活動内容
1.会議等開催
全国看護師交流集会 開催:6月11日
【看護師ⅠⅡ合同】
・特別講演「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」/ ・基調講演「日本看護協会が取り組むこれからの認知症看護」
【全国看護師交流集会Ⅱ】参加者:797名(内訳:会員274名、名誉会員13名、本会関係者19名、報道等7名、資料券484名)
・平成26年度活動報告/平成27年度重点政策・重点事業(関連事業)/シンポジウム「“認知症を生きる”をサポートする看護職」
【全国看護師職能委員長会Ⅱ】 開催:8月3日/講演「高齢者の長期療養における看護管理者の役割について」
【地区別看護師職能委員長会Ⅱ】開催:10/16(青森)、10/23(茨城)、10/8(富山)、10/20(京都)、10/27(徳島)、10/30(沖縄)
・看護師のクリニカルラダー(案)・看護実践能力認証制度(仮)に関する意見収集
・平成27年度都道府県看護協会看護師職能委員会Ⅱ委員会活動に関する情報交換と課題整理
・グループ討議1)高齢者ケア施設等や訪問看護の管理者の役割と必要な能力について 2)都道府県看護協会における高齢者ケア施設等の看護管
理者を対象とした事業企画について
2.定例の看護師職能委員会Ⅱの開催
1)第1回:5月12日
・都道府県看護協会看護師職能委員会Ⅱ活動状況調査票(案)の検討 ・全国看護師交流集会Ⅱの進行、運営、アンケートの確認、等
・平成27年度 第1回全国看護師職能委員長会プログラムの検討
2)第2回:7月7日
・平成27年度活動状況調査について
・平成27年度 第1回全国看護師職能委員長会Ⅱプログラム検討
・平成27年度第1回全国看護師職能委員長会Ⅱプログラム検討 ・平成27年度地区別高齢者ケア施設の看護管理者交流会の開催について
3)第3回:9月29日
・平成27年度地区別看護師職能委員長会Ⅱについて・平成28年度活動方針(案)、平成28年度全国看護師交流集会Ⅱプログラム(案)について
・高齢者ケア施設等で働く看護管理者のあり方についてフリーディスカッション
4)第4回:11月25日
・平成27年度第2回全国職能委員長会プログラム(案)について・平成28年度 全国看護師交流集会Ⅱプログラム(案)について
5)第5回:12月13日・14日(於:特別養護老人ホーム「ナーシングケア加納」)
・施設見学・平成27年度第2回全国看護師職能委員長会Ⅱについて・平成28年度 全国看護師交流集会Ⅱプログラム(案)について
6)第6回:2月23日
・平成27年度第2回全国看護師職能委員長会Ⅱについて・平成28年度全国看護師交流集会Ⅱについて
3.関連特別委員会の開催
1)在宅で認知症の人を支えるための連携・協働に関する検討委員会
(1)第1回:5月13日:昨年度委員会での議論のまとめ、今後の進め方
(2)第2回:7月29日:力石委員事例発表
【議論】認知症の人を病院から在宅につなげるための具体策について(情報共有システム、退院調整を中心に)
(3)第3回:9月3日:現状の課題とまとめ
2)認知症の人を支える家族に関する勉強会 7/29:「認知症の人を支える家族の経験~認知症看護に期待するもの」(講師:森久美子氏)
4.本会事業への参画
1)地区別高齢者ケア施設の看護管理者交流会への参加
(1)開催地域(①三重県:10/4 ②北海道:10/7 ③岡山県:10/24 ④鹿児島県:11/28 ⑤京都府:12/11 ⑥山形県:平成28年1/30)において
グループワーク「良好な介護と看護の連携に向けた看護管理者の役割について」ファシリテーター等として参加
看護師職能委員会Ⅱ 介護・福祉関係施設・在宅等領域 活動報告
Ⅰ. 平成 27 年度看護師職能委員会Ⅱ 活動報告
平成27年度
看護師職能委員会Ⅱ活動報告
(介護・福祉関係施設・在宅領域)
事業概要
1
平成26年度に特別委員会「在宅で認知症の人を支
えるための連携・協働に関する検討委員会」にお
いて、地域で認知症の人を支えるための病院と在
宅領域の看護連携のあり方について検討を行った。
 その結果、医療機関と在宅領域で働く看護職の連
携について、様々な課題が挙げられた。これらの
課題を全国規模で意識共有し、解決を図るため、
認知症の人が地域で暮らして行くための、看護の
連携・協働及び他職種協働のあり方の検討を行う。

-7-
全国規模での意識の共有と課題解決に向けた取り組み
特別委
員会等
1 全国職能別交流集会
看護職
能Ⅱ
→課題の共有
教育・
研修事
業
2 在宅で認知症の人を支えるための連携・協働に
関する検討委員会(平成26~27)
→地域で支えるための看護職能Ⅰ・Ⅱの連携協働等を継続検討
3 看護がつなぐ地域包括ケアフォーラムの開催
→看護職が多職種協働を推進し認知症の人も安心して暮らせるまちづくり支援
全国職能別交流集会①
厚生労働省老健局総務課
認知症施策対策推進室長
• 特別講演「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)
認知症の人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で
自分らしく暮らし続けることができる社会の実現を目指す。
7つの柱
①認知症を普及・啓発
②医療・介護等の提供
③若年性認知症施策強化
④介護者への支援
⑤やさしい地域づくり
⑥研究開発
⑦家族の視点
-8-
Ⅰ. 平成 27 年度看護師職能委員会Ⅱ 活動報告
全国職能別交流集会②
公益社団法人
日本看護協会会長
基調講演「日本看護協会が取り組むこれからの認知症看護」
※「看護の将来ビジョン」策定の理念
どのような健康状態にあってもその人らしく暮らす
認知症の人も家族も地域住民も
居心地のよい環境で
気持ちよく最期まで暮らせる
社会の実現
本気でやります!!会長の決意表明
5
全国職能別交流集会③
シンポジウム
「認知症を生きるをサポートする看護職」
座長:認知症介護研究・研修東京センター研究部部長(永田久美子氏)
認知症の人と家族の会
代表(荒牧敦子氏)
• 看護職の言葉の一つ一つに揺れる本人・家族の心がある
• 状態変化に伴い決断を迫られる家族への支援がほしい
藤本クリニックデイサー
ビス所長 (奥村典子氏)
• 物忘れカフェ(認知症デイ)と仕事の場を通して若年性認
知症のピアサポートと社会参加を支援している
• 支える側と支えられる側の垣根をなくすことが大切
在宅ナースの会代表取
締役(小菅清子氏)
• 看護小規模多機能型居宅介護における看取りを実践
• 医療・介護・福祉が一体的に提供し、看護の専門性を最
大限に発揮し、最期まで住み慣れた地域で暮らすことを
支援
グループホームふぁみり
えホーム長 (大谷るみ
子氏)
• 大牟田市において「地域認知症コミュニティ推進事業」等
認知症による地域づくりを推進
• 徘徊模擬訓練を通したSOSネットワークの構築
• 認知症ケアコーディネーターを養成し認知症対策の推進
役となる人材を養成
-9-
看護がつなぐ地域包括ケアフォーラム
考えよう!!「我が町の医療・介護・福祉の未来」
熊本会場:平成28年1月 9日(土)
静岡会場:平成28年1月31日(日)
• 約1000人が集い、医療・看護・介護・福祉・行政・そして
住民代表が共に地域包括ケアのあり方をリレートーク
• 超高齢社会を支えるために多職種で課題を共有し、看護職が
他職種連携を推進する存在になろうとアピール
在宅で認知症の人を支えるための
連携・協働に関する検討委員会(答申案)
平成28年3月
【提言】
 認知症の特性に合った情報共有の基盤形成
に関する政策提言
 認知症の人の日常生活を支える視点を持っ
た病棟看護師育成のための方策の普及推進
 外来の機能と外来看護師の役割を見直し、
認知症の人への対応力向上を図る
 地域での認知症ケアにおける看護の新たな
機能と仕組み作りに関する政策提言
-10-
Ⅰ. 平成 27 年度看護師職能委員会Ⅱ 活動報告
平成27年度第2回看護師職能委員長会議
職能委員会Ⅱ活動報告
事業概要2
平成25年度の特別委員会「介護施設における
看護マネジメント能力強化に関する検討委員
会」で、介護施設における看護管理者のあり方
に関する検討を行った。その結果、介護施設の
看護管理者に必要な能力やマネジメントのあり
方が示された。この結果をさらに拡大・発展さ
せ、平成27年度は高齢者ケアに係る看護マネジ
メントのあり方を検討する。
第1回全国看護師職能委員長会Ⅱ
平成27年8月3日
テーマ:「高齢者ケア施設等で働く看護管理者のあり方」
【主な意見】
・看護職である強み(生活・医療・全体を見る目)を活かし
て、コーディネーター的な役割が必要である。
・管理教育・研修を必須とするような制度を設けた方がよい。
・診療報酬も併せて施設経営を行っていく能力が必要。
・エビデンスや責任の所在が不明確な部分を、組織全体で
動かしていく能力が必要。
・看護職の教育や地域包括ケアにおける役割を明らかにした
体制づくりが必要。
-11-
地区別職能委員長会Ⅱ
テーマ1:「これからの高齢者ケア施設や訪問看護の
管理者に今後、求められる役割と能力について」
【主な意見】
1.役割について
・介護保険の知識、地域事情を理解する。
・地域の社会資源とのネットワーク作り。
・運営と経営的な視点を持ち、収支のコントロールをする。
・リスクマネジメントと生活の視点のバランスを取る。
・他職種の専門性が理解できる。
・データ収集、分析、見える化をする。
・専門的なフィジカルアセスメントができる。
・地域の訪看との連携、事業所枠を超えた地域ネットワーク作り。
・全世代のヘルスプランナーになる。
【主な意見】
2.求められる能力について
・経営の知識、倫理、人間力、問題解決能力、提案力
・他施設や地域との交渉力
・地域を巻き込んで、地域社会を活性化していく力
・データ分析力
・看護職を越えた連携力
3.対策
・施設系のファースト、セカンド、サードレベルの研修
(参加日が限られるので、単位取得システムはどうか)
・看護、介護系の実習生の他職種の実習参加やチームを
組んで地域で活動する
・訪問看護事業経験者の施設配置
・訪問看護の出向システムを施設でも導入
-12-
Ⅰ. 平成 27 年度看護師職能委員会Ⅱ 活動報告
テーマ2:「都道府県看護協会における高齢者ケア施設等
の看護管理者を対象とした事業企画について」
<参考>
平成24年度
「高齢者ケア施設で働く看護職員の実態調査」
結果・・・
・看護職員の約6割に離職願望
・高齢者施設で働く中間管理職以上の職員の情報
交換、対策や検討をすることが有効である。
「地区別高齢者ケア施設の看護管理者交流会」
の開催
平成25年度
平成26年度
平成27年度
4都府県
7都府県
6道府県
平成28年度以降は、
各都道府県看護協会で企画、実施
-13-
【主な意見】
・看護系以外の諸団体が協力してくれるようになった。
・看護協会会員が増えた。
・日看協から助成金等の支援をしてほしい。
・県の職能Ⅱで、組織論、人材育成、問題解決技法などのグループ
ワークを行っていく。
・県の職能Ⅱで研修企画をし、研修委員会で開催してもらう。
・県単位ではなく、主催県を持ち回りで地区別開催したらどうか。
・介護報酬等の講師ができる人材を日看協で育成し、開催したら
どうか。
・施設管理者だけでなく、「施設+訪問看護+病院看護職」も対象に
したらどうか。
・看護師の「起業」を支援する研修も必要。
・予算の関係上、県外講師依頼できないので、県内で検討。
・老施協、老健協、行政を巻き込んで毎年実施予定。
・出前講座、当地のニーズ、これまでの交流会に準じて開催予定。
-14-
Ⅰ. 平成 27 年度看護師職能委員会Ⅱ 活動報告
2 平成 27 年度全国職能委員長会Ⅱ・地区別職能委員長会Ⅱ報告
1)第 1 回全国看護師職能委員長会Ⅱ
日時:平成 27 年 8 月 3 日(月)13:00~16:00
場所:青山ダイヤモンドホール サファイアルームⅡ
出席者:56 名(県協会看護師職能委員長 47 名、本会職能委員 9 名)
内容:
(1)平成 27 年度 重点政策・重点事業について
(2)平成 27 年度 活動方針について
(3)関連事業報告
「看護師のクリニカルラダーの開発」に関する報告と意見収集のお願い
日本看護協会 看護研修学校 教育研究部 部長 渋谷美香
暮らしと医療を支える看護提供システム構築の必要性ということで、看護師に求められる能力に基
盤となる実践能力の評価が必要。看護師が論理的な思考と正確な看護技術を基盤に、ケアを受ける側
に応じた看護を実践する能力(看護実践能力)に特化して、看護の実践レベルを測りたい。病院でも
高齢者介護施設でも、訪問看護ステーションでも使えるものにしたい。クリニカルラダー開発にあた
って、あらゆる施設や場で活用可能な標準型を開発し意見を収集したい。
(4)講演「高齢者の長期療養における看護管理者の役割について」
千葉大学大学院看護学研究 教授 酒井 郁子
長期ケアは利用者の QOL の向上を目指したもの。疾患回復ではなく利用者の QOL 向上を目指し
ている。ケア提供方法は、こちらから決めて押しつけるものではなく利用者の希望を具現化す
るものである。医療ケアではなくて尊厳あるケア提供に責任を持つ事が大切。ケアプランを作
成するにあたって、利用者本人の自立を保証し、記録やカンファレンスを行いチームケアする。
これらの事が全てケアマネジメントである。長期ケアの質の管理をするのが看護管理者であり、
質の高いケアを提供していくことがミッションである。個々のケアマネジメントを支える仕組
みとして利用者の安全、関係機関との連携、医療連携、ボランティアの導入、地域交流、ケアの
標準化、マニュアル整備等がある。これらを整えていくのが看護職管理者の重要な役割である。
(5)地区別グループ討議(情報交換)
テーマ:「高齢者ケア施設等で働く看護管理者のあり方」について
本委員長会で検討した内容は、今後、地区別委員長会にて各都道府県看護協会の具体的行動計画
として情報提供いただき、3 月の第 2 回全国職能委員長会で進捗の報告を行う予定である。各グ
ループから発表された主な討議内容は以下のとおり。
-15-
【北海道・東北地区】
看護・介護も含めて力量が認識されていない。良いケアをしてもスタッフに気づかれない。看護
管理者として、そのことを気づけるように見える化し、評価、伝えていくことが必要。その事で
自分達のケアの良さに気づきモチベーションに繋がるのではないかという事が挙がった。
看護職である強み(生活・医療・全体を見る強み)を活かして、コーディネーター的な役割が必
要だと言う認識を持った方が良い。部門や他職種との連携チームをつくって、部門・施設の目標
を達成するための取り組みをきちんとできる仕組みをつくって、結果が見えるように出来れば良
い。
【関東・甲信越地区】
管理者になるルートについて話し合った。管理者の中にも介護施設を理解しないまま看護業務を
やっている事が実際あるのではないか。全ての事に置いてやらされている感じで仕事をしている
管理者もいる現状。訪問看護ステーションは管理者で決まると言う言葉があるように、施設にお
いても善し悪しが決まってしまう。管理教育・研修を必須とするような制度の構築をした方が良
い。情報を持っている人が中心となりシステムをつくる必要がある。県のルールとして施設長宛
に管理者研修の受講について制度的なものをつくると管理者研修を受けてくれるのではないか。
【東海・北陸地区】
訪問看護では業務が多忙で、スタッフまで理念を浸透させていくことが困難。3 年前より施設在
宅で働く管理者の集まりの会が発足、横のつながりができた。各施設の改善まで至るようになっ
てきたが、地域の身近な施設同士の交流をつくっていくことが今後の課題。
【近畿地区】
介護職育成として職業倫理・尊厳・安全管理等についてマニュアルが出来ていない現状。マニュ
アル作成やデータをきっちりと示していくこと、マネジメント・調整・判断能力をもっとポジテ
ィブに出来るようにしていく姿を見せること。可視化してやっていく能力が求められる。
経営では、診療報酬を見据えた提案をしていくこと。データ収集能力も必要。
看護管理の部分では、管理者がいなくても通常の看護管理ができるような運営をめざしていかな
ければならない。課題は人材を育成する人材がいないこと。
【中国・四国地区】
高齢者施設で働く看護関係者の現場では、エビデンスがハッキリしない・責任の所在が明確にわ
からないところを、スタッフ自体が責任・参画意識を持ち組織全体でやっていく能力がいる。そ
-16-
Ⅰ. 平成 27 年度看護師職能委員会Ⅱ 活動報告
の上で、地域を超えたところの情報の取りまとめをする能力も必要になる。
看護管理者としては、プロ意識をしっかり持ったスタッフを育てていく信念が必要。
【九州地区】
組織の役割がはっきりしていないのが現状。職務マニュアルがなく業務の重複がある。看護職と
の役割分担が標準化・マニュアル化が出来ていない。看護職が連帯化し可視化することが出来て
いない。看護職の教育・役割・地域包括ケアなどの介護施設で働く看護師の役割が見えていな
い。相互に説明・納得が出来るようなシステム作りが必要。
2)第 2 回全国看護師職能委員長会Ⅱ
日時:平成 28 年 3 月 11 日(金)13:00~16:00
場所:青山ダイヤモンドホール サファイアルームⅡ
出席者:56 名(県協会看護師職能委員長 46 名、本会職能委員 10 名)
内容:
(1)平成 27 年度看護師職能委員会Ⅱ 活動報告
①認知症者が地域で暮らしていくために医療機関、在宅領域における看護の連携・協働及び
他職種協働のあり方について
②高齢者ケアに係る看護マネジメントのあり方について
(2)関連事業報告
(3)平成 28 年度重点政策・重点事業(在宅看護関連)について
(4)平成 28 年度看護師職能委員会Ⅱの活動方針について
(5)特別委員会報告「在宅で認知症の人を支えるための連携・協働に関する検討委員会」
委員 得居 みのり
(6)調査報告「特別養護老人ホーム・介護老人保健施設における看護職員実態調査」
日本看護協会 医療政策部 専門職 堀川 尚子
(7)平成 28 年度社会保険診療報酬改定の概要について
日本看護協会 常任理事 齋藤 訓子
◆地区別グループ討議
地区別に各都道府県看護協会における次年度計画および高齢者ケア施設の看護管理者交流
会の実施計画について、情報提供及び情報交換が行われた。
発表された主な討議内容は以下のとおり。
テーマ 1) 高齢者ケア施設の看護管理者交流会の実施計画について
【北海道・東北地区】
[北海道]地区別高齢者施設看護管理者交流会:
-17-
平成 27 年に開催し好評。平成 28 年度の計画に間に合わず、平成 29 年度の計画をたてる。
[青 森]看護管理者数を把握するため、県看護協会として老健協・老施協に確認している。
平成 28 年度に実態調査し、平成 29 年度に看護管理者交流会を実施予定。
[岩 手]看護管理者にこだわらず「看護職の集い」として開催。平成 28 年度は 3 地区で開催予定。
[宮 城]平成 27 年度に高齢者施設看護管理者(リーダー)研修を 2 回開催。平成 28 年度も開催予定。
[山 形]平成 27 年度日本看護協会主催で 1 月 30 日開催した。平成 28 年度も開催。
[福 島]看護職の交流会は開催している。管理者については把握段階で、平成 29 年度開催できるよう準備
している。
【関東・甲信越地区】
◇ 28 年度実施が決まっている:5 都県
・テーマは管理者の役割、事故防止対策・リスクマネジメントなど
・開催日程は、半日、1 日、3 日間など様々
◇ 実施に向けて検討する予定:5 県
・県協会会長への日本看護協会からのアプローチがないと難しい
・運営方法等の情報提供をしてほしい。
【東海・北陸地区】
[富 山・福 井]開催を計画中。
[石 川]他県への参加予定。平成 29 年度の開催に向けて検討する。
[岐 阜]施設系のファーストレベルを想定した管理者研修を検討している。
[静 岡]他県への参加を予定。県協会の管理者研修を 2 日間、看Ⅰ・看Ⅱ合同で検討している。
[愛 知]東海北陸地区の県の会員、非会員も対象に 7 月に開催予定
[三 重]地域の看護師とのネットワークを構築しながら研修会を検討する。
【近畿地区】
[滋 賀]28 年度は実施の予定
出席者の募集及び管理に手間がかかる。実施は滋賀県内で固めたほうがよいのではないか。
[京 都]次年度も計画の予定
平成 27 年度は京都で実施し 136 名の参加があった。今後も他府県と合同がよいのか検討したい。
中央から講師を招聘すると情報が得られ、時代の流れがわかるのではないか。
[大 阪]平成 28 年度も高齢者ケア施設等の看護管理者交流会を開催の予定。
介護・福祉関係施設、在宅等領域の看護管理者の連携を狙っている。
[兵 庫]2 か年継続して実施し、課題発見につなげてきた。平成 28 年度は県協会として看護職、介護職、
ケアマネジャーを含めた交流会を計画している。
-18-
Ⅰ. 平成 27 年度看護師職能委員会Ⅱ 活動報告
近畿として広域交流は意義があるが、事務局と予算の整理が必要。
[奈 良]県から訪問看護、高齢者施設、ケアマネジャーの動向について話を聞き、薬剤師の話も検討中。
福祉施設、在宅領域の看護職、介護職の風通しのよい関係づくり、介護従事者の定着に結び付く
ような人材育成(管理者育成も含む)
、定着を狙っている。
[和歌山]平成 28 年度はまずは顔合わせを行う予定。
平成 27 年に看取りについてアンケートを行い、20.6%回収できた。
今後の連携について検討するため看護管理者の顔合わせが必要である。
【中国・四国地区】
[島 根]看護管理者のみではなく、看護職員を対象に研修予定。
[岡 山]在宅推進委員会主催で看護管理者を看護職員対象に研修予定。
[山 口]管理者グループを集めて看取りと管理者の研修会を一緒に行う。
(看取りの研修会は他の職員も対象)
[愛 媛]県の基金を受けて、管理者対象に研修を実施(施設における看護管理者の役割・コミュニケーシ
ョン・グループワーク等)齋藤委員長を講師に依頼予定。
[高 知]看護管理者の専門コースの中で高齢者施設訪問部門の管理者を対象に 1 日コースで実施。
→ 今後の検討事項として中四国管内で合同研修ができないか提案。
[徳島・香川]実施予定だが未定。
[鳥取・広島]実施について検討中。
【九州地区】
すべての県で平成 28 年度もしくは 29 年度に開催を計画している。看Ⅰと合同開催や、小規模施設、地
域を分けての開催など、それぞれの地域の状況に合わせて実施される予定である。
テーマ 2) 各都道府県看護協会における次年度計画について
【北海道・東北地区】
[北海道]在宅介護保険施設で働く看護職の交流会、訪問看護管理者研修、介護保険施設等における看護職
のためのリーダー研修、看Ⅰ・看Ⅱ合同集会を行う。
[青 森]
「看取りの実態」研修を老人看護専門看護師に依頼、青森県内 2 カ所で開催予定。
高齢者施設看護師の役割について
[岩 手]3 職能合同の職能集会、岩手県南沿岸地区で「高齢者施設看護の集い」を開催予定。
[宮 城]3 地区で看護職の研修、病院看護職と施設看護職の相互研修を行う。
[秋 田]Ⅰ・Ⅱ合同集会、県事業として施設で働く看護師の研修事業を行う。
[山 形]看Ⅰ・看Ⅱ合同で「ラダーについて」
、認知症研修・交流会を開催予定。
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[福 島]看取り研修、多職種交流会を開催予定。
【関東・甲信越地区】
◇ 委員会活動、会員増加に関すること
・現在、看Ⅰと合同で行っている委員会の独立に向けて検討を行う。
・会員増加に向けて、看Ⅱの活動を学会で発表する等、効果的な PR 活動の場所を検討する。
・研修会の開催により、非会員の参加を得、入会につなげたい。
◇ 研修企画に関すること
・アンケートを実施し問題点を洗い出して、その解決に向けた研修を 1 回実施したい。
・多職種で行う生活の活性化を目指したシンポジウムを企画(理学療法士、ケアマネジャー、看護職)
・フィジカルアセスメント研修が好評により、継続実施。
・4 年間行った看取り研修を一旦終了し、摂食嚥下をテーマで研修を行う。
・看Ⅰとの合同研修を行いたい。
・看Ⅰと保健師と看Ⅱとで合同の研修会を予定。
・認知症の出前講習を始めて 3 年目に入る。そのほか、認定看護師を講師に、摂食嚥下と排泄ケアで
1 日の研修を実施、老健協と共催でスキントラブルの解決方法についての研修会を予定。
・看Ⅰと合同で退院支援に関する研修会、県高齢福祉課や県社協からの委託研修を予定。
【東海・北陸地区】
[富 山]9 月に看取りケアの研修を開催予定。富山県看Ⅰ・看Ⅱの合同研修会開催予定。
[石 川]アンケート調査の結果から医療機関と施設間で理解し合えていない事が多くあり、連携を深める
研修会を企画。
[福 井]地域包括ケアシステムの推進として、職能ⅠとⅡと合同で交流会を企画し、退院サマリーの共通
化を進める。看取りについての研修会を開催予定。
[岐 阜]高齢者、在宅領域等で働く看護職員の質の向上と、看護職員間の連携。平成 27 年度に実施した調
査を受けて「症状別マニュアル」の作成。
[静 岡]地区別看取りに関する多職種研修会を、身近な地域の施設を借りて開催予定。市民に向けて看
取りの研修会を開催予定。
[愛 知]看取りに関する研修会および交流会を企画している。介護職との合同研修会を年 2 回開催予
定。看護師の掘り起こしを実施する。
[三 重]認知症ケアを 6 地域で高齢者施設を使って研修を開催予定。ネットワークの核となる看護師を
活用しての連携の方法を強化して行く。
-20-
Ⅰ. 平成 27 年度看護師職能委員会Ⅱ 活動報告
【近畿地区】
[滋 賀]交流会の実施:3 職能合同、職能 I・Ⅱ交流会
研修:フィジカルアセスメント
[京 都]職能集会(保・助・看Ⅰ・看Ⅱ合同)
テーマ:小児の地域包括ケアについて(地域で子どもと家族が笑顔で暮らせるように)
地区交流会:研修の実施
看取り研修:3 年目の実施、最終年の予定。
[大 阪]出前研修:看取り、認知症、フィジカルアセスメント
認知症についての冊子作成、高齢者ケア施設等管理者交流会
看Ⅰ・看Ⅱ・支部・大阪府看護協会合同看護職交流会、看Ⅰ・看Ⅱ合同シンポジウム
[兵 庫]
◇ 活動目標:① 地域包括ケアシステム構築を目指した顔の見えるネットワークの強化を図る。
② 介護施設や在宅で働く看護師の資質向上とキャリア開発について意見を集約する。
◇ 活動事業:
1.看護師職能集会[Ⅰ領域・Ⅱ領域]
基調講演:
「自施設での地域包括ケアの実施にむけて~先駆的実践事例からヒントを得よう!!~」
講
師:京都大学医学部付属病院 看護部長
秋山智弥氏
2.介護施設で働く看護師交流会
対 象 者:介護施設や在宅で働く看護師・准看護師等
目
的:介護施設や在宅で働く看護職の顔の見える関係づくりの推進
看護職が地域連携する上での課題と情報共有のあり方について意見集約
方
法:① 講義:看一看連携のあり方について[案]
② 事例紹介:先行事例の紹介
③ グループワーク[ワールド・カフェ方式]
テ ー マ:利用者の望み[思い]をつなぐための看一看連携[仮]
[奈 良]看護師職能Ⅰ・Ⅱ合同集会・交流会
看護師職能地区支部活動報告
講演「地区の特性を活かしたネットワークの充実を図り、地域包括ケアシステムの充実をめざす」
交流会「顔の見える連携を目指した地域包括ケアシステムの実現」
[和歌山]3 か所で看取りの研修
職能研修:齋藤委員長に講演依頼の予定
【中国・四国地区】
[鳥 取]地域包括ケアシステムについて 3 回/年、認知症研修、出前講座 3 箇所/年(看Ⅱ主催)
-21-
[島 根]看取りの研修会 2 回/年(ガイドラインに沿って)
[岡 山]緊急時の対応について 2 回/年
[広 島]看取りと認知症の研修会を開催(看取りのパンフレット・プログラムを参照している)
[山 口]医師との連携(パワーハラスメント等々あり)、人間関係やメンタルサポートの講習会(研修
会)、外来看護師の研修会
[徳 島]看取りの研修会継続、看Ⅰと共同して認知症ケアについて研修会
[香 川]認知症の 4 回シリーズ(香川県看護協会主催)、看取りの研修、出前講座の実施、看取りの
ガイドラインの見直し
[愛 媛]看取りの研修会:患者家族の意思決定を支える看護職の役割(ドクターと看護大学講師)を
出前講座形式で開催、看Ⅰ・看Ⅱ共同で認知症の研修
[高 知]看Ⅰと合同で、クレーム対応、退院支援(3 年目)、社会資源の活用など、看Ⅱ単独で看護賠
償制度について、出前講座等
【九州地区】
在宅・施設における看護管理者の研修や、看護師職能Ⅰと合同でのシンポジウム等の看看連携を意識した
研修、看取りなど介護職員等も参加できる多職種連携を意識した研修が多く企画されており、中には支部
単位で実施するなど参加しやすく、相互理解しやすい工夫がなされている県もある。その他には看取り冊
子を配布して、施設での看取りを支援したり、介護施設の実態調査等を実施し、課題を抽出する取り組み
がある。
3)平成 27 年度地区別看護師職能委員長会Ⅱ報告
1
2
3
4
5
6
地区・開催地
北海道・東北(青森県)
関東・甲信越(茨城県)
東海・北陸 (富山県)
近畿
(京都府)
中国・四国 (徳島県)
九州
(沖縄県)
開催日
10 月 16 日(金)
10 月 23 日(金)
10 月 15 日(水)
10 月 20 日(火)
10 月 27 日(火)
10 月 30 日(金)
担当委員
鈴木・土田
関口・服部
九里・田口
九里・大倉
石田・吉岡
生野・朝野
(1)報告事項
①看護師職能委員会Ⅱ活動報告
②関連事業
・地区別高齢者ケア施設の看護管理者交流会の開催
・特別委員会「在宅で認知症の人を支えるための連携・協働に関する検討委員会」
・特別委員会「在宅・介護領域における看護と介護の連携推進委員会」
-22-
Ⅰ. 平成 27 年度看護師職能委員会Ⅱ 活動報告
・訪問看護師養成コアカリキュラム普及事業について
(2)情報提供:「訪問看護人材活用システム(病院からの出向)について」
(3)協議事項
・看護師のクリニカルラダー(案)・看護実践能力認証制度(仮)に関する意見収集
・平成 27 年度都道府県看護協会 看護師職能委員会Ⅱ委員会活動に関する情報交換と課題整理
・グループ討議
高齢者ケア施設等や訪問看護の管理者の役割と必要な能力について
都道府県看護協会における高齢者ケア施設等の看護管理者を対象とした事業企画について
各事項について、意見交換が行われた。各地区の主な意見は以下の通り。
【北海道・東北地区】出者:本会役員 1 名、本会職能委員 2 名、県職能委員長 7 名
<高齢者ケア施設等や訪問看護の管理者の役割と必要な能力について>
・地域に自分のステーションのサービスについて特徴、得意分野などを発信、説明する。
・施設のケア全体を見てケアに責任を持つ、ケアの質を上げる、多職種との調整、感染管理、リスクマ
ネジメント、人材育成、介護保険の知識、地域のことを知る、地域の社会資源とのネットワークづく
り
・認定看護管理者研修はⅠⅡの領域に分けてあるといいと思う。
・介護施設の看護職は研修に長期間抜けられない現状があるため、科目履修積み重ねていくという方法
もいいのではないか。
・実践できるアドバイスを受けられるところがあるといい。
<都道府県看護協会における高齢者ケア施設等の看護管理者を対象とした事業企画について>
・3 年間開催してきて、ニーズはある。他の団体が協力してくれるようになった。それにより協会への入
会者も増えた。
・「管理者」のくくりがない方が、人が集まると思う。
・開催できるか検討している。また、どのようなテーマで開催していくと良いのか、参考になるものが
あるとありがたい。
・次年度の各県協会でも予算案や計画を検討する時期の為、なるべく早急に、各県に配分される基金等
を活用して是非開催してほしい。
-23-
【関東・甲信越地区】出席者:本会職能委員 2 名、県職能委員長 10 名
<高齢者ケア施設等や訪問看護の管理者の役割と必要な能力について>
・他職種との調整能力、コミュニケーション力。
・時代が在宅へシフトすることで、今までよりも膨らませた内容の看護が必要。社会の期待も大きい。
・介護との協働で力を発揮できるマネジメント力
・地域に出ていくには交渉力が必要
・経営的な視点をもち、収支のコントロールができること
・リスクマネジメントを含めた、介護への教育
・病院とちがって医師がそばにいない環境のなかで、過ごしやすい生活を考えていける力
・これからの、権利意識がつよくなる住民に対応できる力
・スタッフナースが自らを高めたいと思う動機づけをする力、マネジメント力が管理者には必要。
・地域に求められている役割、患者が求めることは何か(例えば、具合悪いとショートから帰されると
いった現状)を、こちらからの押し付けではなく考えていかなくてはならない。
・自施設のことだけでなく、地域の中の立ち位置を考える必要がある。
・やりたい看護を実践するためには、施設管理者にコストも根拠も含め提案できる力が必要。
・地域包括ケアシステムのなかでリーダーシップをとるのはナースなのかどうか、何を期待されている
のか考える力。
・自己の看護観をもち、自信をもって働くこと。
・ミニドクター化せずに、リスクマネジメントと生活の視点をバランスよくもつこと。
・個別事例を中心に他職種と関係性を培う能力。
・看護ができることを外に発信していく能力
・予防の視点と、その実践力、それを育てること
<都道府県看護協会における高齢者ケア施設等の看護管理者を対象とした事業企画について>
・地域で顔の見える関係を作ることは重要であり、過去交流会実施による成果があることをふまえ、今
後は開催を各県で積極的に行いたいという方向を確認。日看協においても、ぜひ支援をお願いしたい。
(助成金など)
・参加者が思いのたけを話す機会をつくる
・看取りなどテーマがあると、回を重ねることで質向上も図ることが出来る。
・グループワーク
・時間は半日程度が参加しやすい
【東海・北陸地区】出席者:本会職能委員 2 名、県職能委員長7名
<高齢者ケア施設等や訪問看護の管理者の役割と必要な能力について>
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Ⅰ. 平成 27 年度看護師職能委員会Ⅱ 活動報告
・介護や看護等の理念を理解していること。
・施設入所者の在宅復帰のベッドマネジメントが出来る。
・利用者の確保。
・運営の視点と経営の視点を持つこと。
・地域の機能を認識しているか。
・社会資源の開発。
・他職種の仕事や専門性の理解。請求業務、面接技法や介護保険制度、社会福祉法など。
・管理者の役割を言葉で説明ができること。
・他職種の業務や人間関係を調整することができる能力。
・加算や報酬と支出(コスト)のバランスをみて経営ができる能力。
・お金と労働の理解。
・住民を巻き込んで、地域社会を活性化していくことを発信する能力。
・利用者の確保。
・ケアを行ったら加算、報酬に結び付けられる能力(例えば看取り)
・施設や訪看で働く看護師は、これまでの経歴、働き方に対する思いが多様であるので、それを看護職
としてまとめていく能力。
<都道府県看護協会における高齢者ケア施設等の看護管理者を対象とした事業企画について>
・看護管理者研修は県職能Ⅱで開催している。(静岡県)
→組織論、人材育成。問題解決技法や課題提出、グループワークあり。
・管理の基礎の研修を県職能Ⅱで開催している。(三重県)
・岐阜県の職能Ⅱは、研修開催をしていない(研修委員会が別で組織されている)。今後、県職能Ⅱで
研修立案、企画をし研修委員会に来年度計画に盛り込んでもらう。
→「看護管理者のための社会保障制度」「看護管理者のための相談援助技法」など。
・県単位でなく、東海北陸地区として、各県で持ち回りで内容を変えて研修を開催してはどうか。
・日看協では、診療報酬の講師ができる人材育成をしているそうなので、介護報酬の講師が出来る育成
をし、要望に応じて派遣をしたらどうか。
【近畿地区】出席者:本会役員 1 名、本会職能委員 2 名、県職能委員長 6 名
<高齢者ケア施設等や訪問看護の管理者の役割と必要な能力について>
・地域全体を見ながら施設管理者として立ち位置を理解した役割を発揮すること
・施設経営マネジメント
データで物がいえる
基礎データを蓄積し、見える化できる能力
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↓
看護師を増やしたことにより、感染症が減り、入院が減るというデータから、看護師確保につなげ
た。
・今後ますます重度化する入所者への対応(リーダーシップ)
専門的なフィジカルアセスメント能力
多職種協働で共に本人主体のケアを提供し動ける能力
・地域全体のマネージメント能力(総合調整機能)
・看護師としてのアセスメント能力
ヒアリハット事例の分析
転倒事故の分析
ストッパー付き車いすの購入で激減
・ケアの評価を見える化をする能力
成果を見せることで、人の確保(財源の確保)につながる。
・法律・制度に精通した能力が必要
・倫理観
虐待予防・身体拘束廃止等
医療から介護への意識改革が必要
医療は医療優先、介護は尊厳重視
<都道府県看護協会における高齢者ケア施設等の看護管理者を対象とした事業企画について>
・施設管理職だけではなく
施設+訪問看護+病院の看護職
・各施設 3 名ずつ連れてくるようノルマを課す
・管理者だけではなくリーダーも対象にしてほしい
・昭和の時代で止まっている 耳日曜の看護職が 「主」になっており昭和の意識改革が難しい。
・訪問看護 介護施設等 情報交換の場となるようワールドカフェ方式で実施
・新型介護サービス普及説明会要素も必要
サービス種別等制度を知らない看護師が多い。
定期巡回・随時対応型訪問介護看護・小規模多機能型居宅介護・看護小規模多機能型居宅介護
等最低知ってほしい。
・看護小規模多機能型居宅介護を増やすためには経営陣の参画も必要
民間病院協会等も含めて、事務長や企画部長等、経営陣も含めた研修(説明会)をおこなう必要がある。
閉鎖した有床診療所の「ヤドカリ小規模多機能」の活用等 紹介してほしい
・看護師の「起業」を支援する研修も必要
・看護Ⅱ領域のワークライフバランスについて
※目標設定と質の担保が必要
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Ⅰ. 平成 27 年度看護師職能委員会Ⅱ 活動報告
【中国・四国地区】出席者:本会役員 1 名、本会職能委員 2 名、県職能委員長 9 名
<高齢者ケア施設等や訪問看護の管理者の役割と必要な能力について>
・地域包括ケアの中で、地域の訪問看護ステーションと連携をとりつつ、訪問看護ステーションの枠を
超えた地域のネットワークの中に入りマネジメントをする役割がある。
・訪問看護は健康予防、介護予防、看取りまで支援することができる役割がある。
・訪問看護の新規利用者から地域の特徴が見えてくる
・自訪問看護ステーションの中のマネジメントだけでなく、地域のマネジメントもする
・外に出て自分で歩いて地域の情報を幅広く入手する
・何もしない看護とは?急性期病院とのギャップが大きく挫折する看護師が多い。施設看護管理者がそ
の部分をサポートすることができると離職が減る
・老健で在宅強化型をとるためには病院との連携は重要である。
・一般住民はもとより地域の中のネットワークとの連携が広がっている。SWと一緒に動いて活動する
必要がある。
・中学校区内で自法人外との連携が求められる
・看護の視点から、全世代型のヘルスプランナーになる
・施設長は建物外で動いて他団体と交流していることが多い。そうなると職員も自然に動くようになる。
(デイ、老人、子供、学校、公民館など)
・地域を見る目を持つスペシャリスト
・厚かましく、自施設の看護職の壁を飛び越えて連携できる
・地域全体を全世代的に見渡すことができる
・自分で考え、創生することができる(分析・立案)
<都道府県看護協会における高齢者ケア施設等の看護管理者を対象とした事業企画について>
・今回(10 月 24 日)の看護管理者交流会は好評であった。県内看護師の 100 人以上の参加があり、参加
者の反応も良かった。県協会としては自前の研修会として次年度からも継続していく予定。
・Ⅱ領域の研修だが他の領域の看護師たちもⅡ領域のことはよく分かっていないので、領域の枠を超え
た対象者で企画しても良いのではないか。(Ⅱ領域の参加者数が多いことが前提)
支部単位での研修のほうが顔の見える関係ができてよいと考えている。
退院調整看護師との連携や、ケアマネとの連携など内容を連携にしても良いと思う。
・次年度は看護管理者交流会のコミュニケーションと介護保険の制度についてしようと考えている。
内容は県独自で考えたい。
・基金が無くなったので予算的にきびしい。看取りプログラムの研修も出前でしたいと思っているので
その中に入れ込むように計画することは可能。予算の関係上県外講師を招致できないので県内で講師
を探して企画したい。
-27-
・高齢者ケアに必要な研修会を個別に企画していきたい。
・施設看護師の交流会を求められているのはわかっている。
出前講座が好評なので継続して看取り研修をしていきたい。
・施設で働く看護職の情報交換の場が必要で開催すると評価できている。どの県においてもご当地のニ
ーズに応じた研修会を企画する予定である。
【九州・沖縄地区】出席者:本会役員 1 名、本会職能委員 2 名、県職能委員長 8 名
<高齢者ケア施設等や訪問看護の管理者の役割と必要な能力について>
・目指すべき姿と現実のギャップを埋める
・目的の明確化
・現状分析
・課題発見
・見える化(データ)
・情報収集(制度や周囲の状況、社会情勢等)
・経営的な視点(ヒト・モノ・カネ)
・人材育成
<都道府県看護協会における高齢者ケア施設等の看護管理者を対象とした事業企画について>
・老施協・老健協・行政を巻き込んで毎年実施予定
・今年度、行政を巻き込み地域包括システムの中での看護の役割をテーマに実施
・今年度の交流会を参考に次年度実施予定
3 平成 27 年度都道府県看護協会看護師職能委員会Ⅱ活動状況調査
県協会に対し、介護・福祉関係施設・在宅領域に関する委員会の設置状況、委員の構成、活動目標(方
針)、事業および取組み内容等について調査を行った。結果の詳細はⅥ参照。
4 看護師職能委員会Ⅱ及び都道府県看護協会看護師職能委員会Ⅱ活動の
広報を通じた、本委員会活動の周知
本会ホームページ及び全国看護師職能委員長会Ⅱ等の会議を通じて、本会および都道府県看護協会の
看護師職能委員会Ⅱの活動について情報提供を行った。看護系雑誌(コミュニティケア)では、都道府
県看護協会の看護師職能委員会Ⅱの活動を毎月連載で紹介している。
-28-
Ⅱ
Ⅱ. 平成27年度関連事業報告
Ⅱ. 平成 27 年度 関連事業報告
1.地区支部における看護職連携構築事業
1)地区支部における看護職連携構築事業
・委託県協会の公募(5月15日~6月15日)、選定作業の実施
・委託県協会の選定結果通知、契約実施。モデル事業8月1日より開始
・平成28年1月~事業進捗状況のヒアリング、看看連携会議、研修会等の視察実施
2.看護がつなぐ地域包括ケアシステム推進事業
1)看護がつなぐ地域包括ケアフォーラムの実施準備
・開催概要を決定し、実施にむけた調整を開始
・平成28年1月9日熊本県で開催(於 熊本県立劇場 演劇ホール)976名参加
・平成28年1月31日静岡県で開催(於 アクトシティ浜松中ホール)777名参加
産業医科大学 松田晋哉先生による各県の人口動態や医療・介護資源の現状と
今後について講演後、講演を受けて住民代表、行政、医療機関、訪問看護連絡協
議会等の代表者によるリレートークとディスカッションを実施
-31-
1.在宅・介護領域における看護人材の確保・育成
①「訪問看護入門プログラム」(旧仮称:訪問看護師養成コアカリキュラム)のカリキュラム
・指導要綱の確定
②「訪問看護人材活用試行事業」(病院から訪問看護STへの看護師出向モデル事業)
を全国4か所で実施(2月まで)【厚労省老健事業】
③「病院と訪問看護ステーションにおける看護人材活用状況調査」入力集計・分析
・報告書作成【厚労省老健事業】
2.在宅・介護領域における看護職のマネジメントスキル強化
①訪問看護ステーション管理者研修の実施
(盛岡8月24・25日、熊本9月7・8日、高松11月19・20日、松江28年1月25・26日、
金沢28年2月15・16日)
②「特養・老健における看護職員実態調査」実施・集計・分析(2月速報予定)
③「在宅・介護領域における看護と介護の連携推進委員会」の開催
(第1回5月21日、第2回6月25日、第3回7月27日、第4回9月29日、第5回11月24日)
④「在宅で認知症の人を支えるための連携・協働に関する検討委員会」の開催
(第1回5月13日、第2回7月27日、第3回9月3日、第4回11月30日、第5回12月21日)
3.訪問看護の質の向上と効率化に向けた基盤整備
①「看護小規模多機能型居宅介護事業者 交流会」の開催(11月17日)
4.地域における訪問看護等のネットワーク強化
①訪問看護連絡協議会全国会議の開催準備(第1回5月18日、第2回2月26日)
②「地区別高齢者ケア施設における看護管理者交流会」の開催
(三重10月4日、北海道10月17日、岡山10月24日、鹿児島11月28日、京都12月11日、
山形28年1月30日)
-32-
Ⅱ. 平成 27 年度 関連事業報告
特別委員会:在宅で認知症の人を支えるための連携・協働に関する検討報告
本委員会は平成 26 年度に発足し、昨年度は病院と在宅・介護領域の看護職間、および多
職種での連携と協働の改善に向けた方向性について議論を重ねた。今年度は昨年度の議論
をもとに「認知症の特性に合った即効性のある情報共有システムの構築」、
「認知症の人が円
滑に退院・在宅復帰できる退院調整の実施の具体策の立案」を目指し、9 名の委員で全 5 回
の委員会を開催した。
Ⅰ.本委員会諮問事項
○ 認知症の人を支えるための病院と在宅の看護連携のあり方についての検討
Ⅱ.報告書内容
1.
認知症の人の生活の場・医療の場における現状と課題、あり方
病院、施設、訪問看護ステーションそれぞれの場での認知症の人への対応事例等をもと
に、現状と課題、あり方に関し、以下の内容が話し合われた。
1) 人生の最終段階のあり方に対する基本的な考え方について:人生の最終段階の選択
を含めた医療職や医療機関側の共通認識の重要性
2) 地域包括ケアシステムの中での連携・情報共有について:認定・専門看護師が、病院
でも地域でも柔軟に活動できる体制づくり、病院の看護師も介護保険制度を理解するこ
とや、効果的な情報共有について。
3) 病院から地域に早期によい形で帰すために、必要な機能や体制は何か:それぞれの
医療機能、役割が明確化され、認知症の人の状態の変化に合った環境を提供できること、
また情報共有を含めた病院と地域の看看連携が不可欠であること。
4) 地域で認知症の人を受け止めるために、必要な機能や体制は何か:地域の力や外来
受診時の早期発見、そのための看護師の認知症対応能力強化、また夜間や緊急時の訪問
サービスの強化、入院の必要性も含め査定する機能や、緊急時に利用できる後方ベッド
の整備について。
5) 認知症の人を受け止めるための看護職の課題:すべての看護職が日常生活を支える
視点を持ち、介護保険制度やサービスの知識を強化すること、訪問看護人材確保のほか、
ステーション間の連携、看看連携充実が必要であること。
6) 認知症の人本人と家族への支援の充実:好事例の発信、認知症の人本人による意思決
定への支援の重要性、初期段階の家族の受容と理解への支援の重要性について。
2.
「認知症の特性に合った即効性のある情報共有システムの構築」
、
「認知症の人が円滑
に退院・在宅復帰できる退院調整の実施の具体策の立案」について
-33-
1) 認知症の特性に合った即効性のある情報共有システムの構築
認知症の人の情報共有に関し「一元化が必要」という点では共通認識があるが、手帳・ノ
ートではうまく行かず、利便性の高い ICT では財源や管理等の課題が明らかになった。ま
ずは新たな情報共有のあり方、共有するべき内容から、具体的な共有方法を検討することが
求められる。
2) 認知症の人が円滑に退院・在宅復帰できる退院調整の実施の具体策の立案
①
認知症の人の日常生活を支える視点を持つ病棟看護師の育成
②
外来看護の機能の向上
③ 地域で認知症の人を支援する仕組みづくり(早期発見・対応、相談、生活支援等)
Ⅲ.日本看護協会への提言
1.認知症の特性に合った情報共有の基盤形成に関する政策提言
「何を使うか」以前に、何の情報を、どこで・誰が、どのように共有し、活用するの
か、まずはこれらの基盤の部分について認知症の人本人と家族、ケアに関わる病院と地域
の看護職を含む多職種で話し合う機会を作り、十分検討することが必要である。このよう
な情報共有の基盤形成を、日本看護協会から国に政策提言すべきと考える。
2.認知症の人の日常生活を支える視点を持った病棟看護師育成のための方策の普及推進
今後認知症の人が急増に伴い、訪問看護の充実とともに「認知症の人の日常生活を支え
る視点を持った病棟看護師」の育成は喫緊の課題である。
病院と在宅領域では、看護の視点や発想の転換が必要であり、育成には訪問看護ステー
ション等での演習・実習が不可欠である。病院から訪問看護への出向・研修事業等を広く
情報発信・周知し、より一般的で利用しやすい形に発展・普及させることを提言する。
3.
外来の機能と外来看護師の役割を見直し、認知症の人への対応能力向上を図る
これからの社会の医療介護提供体制の中で、
「外来」は地域での生活を支えるととも
に、認知症早期発見のポイントとしても非常に重要であり、強化が急がれる。外来の機能
と外来看護師の役割をあらためて見直すとともに、外来看護師の認知症の人への対応能力
向上のための研修等の実施や、配置の充実の検討を提言する。
4.
地域での認知症ケアにおける看護の新たな機能と仕組みづくりに関する政策提言
現在は、地域で医療や介護サービスを受けずに生活する人の認知症を早期発見する仕組
みが不十分である。日常的に住民の日常生活や健康に関する情報を収集し、医療・介護への
橋渡しができる、例えば地域の駐在看護師や、看護師による定期巡回健康相談など、地域に
おける看護の新たな機能、連携、仕組みづくりについて、日本看護協会から国に政策提言す
べきと考える。
-34-
Ⅱ. 平成 27 年度 関連事業報告
平成27年度関連事業報告
特別養護老人ホーム・介護老人保健施設
における看護職員実態調査
調査の概要
1.調査対象
介護サービス情報公表システムに掲載されている特別養護老人ホームおよび介護老人
保健施設から、層化二段無作為抽出により各2,000施設を調査対象とした。
回答対象者
施設票
(1)特別養護老人ホーム
(2)介護老人保健施設
管理的な立場にある事務職員
看護職員票
当該施設において勤続3~5年、
またはそれに準ずる勤続年数の
看護職員1名
2.調査期間 2015年9月1日~9月30日
3.調査方法
・対象施設に ①施設票、②看護職員票 を郵送配布
・①施設票、②看護職員票 をそれぞれ別々の返信用封筒にて郵送回収
対象施設
施設票
看護職員票
(1)特別養護老人ホーム
2,000
1票/施設
1票/施設
(2)介護老人保健施設
2,000
1票/施設
1票/施設
4.有効回収率(有効回収数)
施設票
看護職員票
(1)特別養護老人ホーム
21.4%(428票)
26.8%(536票)
(2)介護老人保健施設
26.0%(520票)
27.2%(544票)
2
-35-
主な調査項目
1.施設の基本属性
施設所在地/設置主体/定員数・入所者数/介護報酬の算定状況/併設サービス等
2.利用者の状況
要介護度/年齢/入所期間/認知症高齢者日常生活自立度
3.施設の体制
職員配置/看護職員の所属組織/看護部門の責任者/平日の平均的な職員配置
夜間勤務体制/医療ニーズのある利用者の受け入れ/看取りの体制と実施状況
夜間・緊急時の体制/在宅復帰支援の取り組み/実習の受け入れ状況
4.看護職員の基本属性
年齢・性別/職位/雇用形態/勤続年数/保有免許/経験年数/最終学歴等
5.看護職員の処遇
回答者の給与/基本給が最も高い看護職員(非管理職)/看護部門責任者の基本給
夜間勤務の状況/オンコール対応の状況/超過勤務の状況/有給休暇取得状況
6.看護職員の入職理由と勤務状況
看護職員の前職/現職場を知ったきっかけ/入職動機/看護職の役割として重要な業務/自身
の職務や職場環境への意識/今後の就業意向/研修参加状況/受講してみたい研修テーマ/
看取りへの取り組み
7.看護職員の確保状況
採用状況/看護職員採用にあたっての取り組み/離職率/看護職員の確保・定着のための取り
組み/職員の研修・教育体制/管理者の研修・教育体制
報告書は日本看護協会ホームページに掲載しております。 http://www.nurse.or.jp/home/publication/index.html
3
特養・老健における看護職員の離職率
2014年度の離職率(施設票)
 2014年度の常勤看護職員の離職率:特養21.5%、老健16.4%
……本会の2008年調査に比べると若干の改善
 2014年度新規採用の常勤職員離職率:特養39.8%、老健38.3%
……採用されて1年以内に離職する割合が約4割と高率
 介護職員よりも看護職員の離職率の方が高い
表1 2014年度の常勤看護職員離職率
特別養護老人ホーム
292
1225
264
105
263
21.5%
39.8%
回答施設数
2014年度当初の常勤看護職員数合計
2014年度の新たな採用者数合計※
うち 年度末までに退職した職員数合計
2014年度の退職者合計
常勤看護職員離職率
新規採用看護職員離職率
【参考1】 2008年度調査
常勤看護職
員離職率
414
4032
596
228
657
16.4%
38.3%
【参考2】 2014年度の常勤介護職員離職率
特別養護老人ホーム
回答施設数
介護老人保健施設
805
23.9%
特別養護老人ホーム
介護老人保健施設
914
18.9%
出典:日本看護協会 2008年介護施設における看護職員実態調査
回答施設数
常勤介護職員離職率
新規採用介護職員離職率
介護老人保健施設
315
15.4%
29.7%
438
14.2%
33.0%
出典:特別養護老人ホーム・介護老人保健施設における看護職員実態調査
4
-36-
Ⅱ. 平成 27 年度 関連事業報告
看護職員の採用状況
看護職員の採用状況(施設票)
 特養・老健ともに、「採用予定数を確保できた」「採用予定数に満たなかったが、確保
はできた」の計が半数以上に上る。
表2 2015年度の看護職員の採用状況
特別養護老人ホーム
件数
428
132
94
66
126
1
9
総数
採用予定数を確保できた
採用予定数に満たなかったが、確保はできた
全く確保できなかった
採用予定はなかった
その他
無回答・不明
介護老人保健施設
割合(%)
100.0
30.8
22.0
15.4
29.4
0.2
2.1
割合(%)
件数
520
145
159
89
109
10
8
100.0
27.9
30.6
17.1
21.0
1.9
1.5
つまり…
確保できないわけではないが、採用しても1年以内にやめてしまう割合が高い
5
看護職員確保・定着のための取り組み
職員確保・定着のための取り組み(施設票)
 「積極的に取り組んでいる」割合が高いのは、「労働安全衛生の整備」「医療・介護事故対策の整備」など。
「取り組んでいない」割合が高いのは、「柔軟な勤務体制導入」「メンタルヘルスケア体制の整備」など。
図1 看護職員確保・定着のための取り組み<特養>
積極的に取り組んでいる
ある程度取り組んでいる
全く取り組んでいない
無回答・不明
図2 看護職員確保・定着のための取り組み<老健>
あまり取り組んでいない
積極的に取り組んでいる
ある程度取り組んでいる
全く取り組んでいない
無回答・不明
給与水準の引き上げ
19.6
58.4
13.65.13.3
給与水準の引き上げ
福利厚生の充実
21.3
55.6
2.3
17.3 3.5
福利厚生の充実
22.5
キャリアに応じた教育・研修体制の整備
23.6
2.8
16.61.9
キャリアに応じた教育・研修体制の整備
23.7
能力に応じた配置・処遇改善
18.2
業務負担の改善(超過勤務の軽減、夜勤・
オンコール回数の軽減等)
13.3
業務内容と役割の明確化(業務マニュアル
の作成等)
15.4
柔軟な勤務形態導入(勤務時間選択、フ
レックスタイム等)
8.9
有給休暇の取得推進
23.4
医療・介護事故対策の整備(防止策、安全
管理者の設置等)
24.3
労働安全衛生の整備(腰痛防止策・感染
防止策の実施等)
57.5
11.2
職場内のセクシャルハラスメント・パワーハ
ラスメントの対策整備
13.8
13.8
2.6
17.3 2.3
業務内容と役割の明確化(業務マニュア
ルの作成等)
17.5 3.3
柔軟な勤務形態導入(勤務時間選択、フ
レックスタイム等)
18.0 2.6
2.8
有給休暇の取得推進
11.91.93.5
医療・介護事故対策の整備(防止策、安
全管理者の設置等)
31.5
55.6
9.80.22.9
3.3
7.00.9
労働安全衛生の整備(腰痛防止策・感染
防止策の実施等)
29.2
58.7
2.9
8.80.4
4.43.0
利用者からの暴力・セクシャルハラスメン
ト等の対策整備
16.2
51.2
職場内のセクシャルハラスメント・パワー
ハラスメント等の対策整備
16.9
52.3
58.4
62.4
41.4
16.02.12.5
55.8
2.6
23.8 2.8
53.3
55.1
18.12.32.9
54.2
能力に応じた配置・処遇改善
36.7
48.6
17.3 6.93.3
業務負担の改善(超過勤務の軽減、夜
勤・オンコール回数の軽減等)
62.4
33.6
59.2
13.3
19.4 3.03.3
56.1
26.4
利用者からの暴力・セクシャルハラスメント
の対策整備
メンタルヘルスケア体制の整備(カウンセ
ラーへの相談機会の確保等)
55.1
あまり取り組んでいない
32.7
2.6
25.0 3.5
35.5
6.82.6
メンタルヘルスケア体制の整備(カウンセ
ラーへの相談機会の確保等)
-37-
14.4
18.7
11.70.63.1
56.3
34.6
36.7
25.6
12.7
16.31.32.5
61.2
28.3
13.3
22.9 2.32.9
57.5
12.72.7
16.51.22.7
54.0
39.2
28.7 1.72.3
26.0 2.52.3
6
36.3
9.42.3
看護職員の今後の就業継続意向
現職場での就業継続意向(看護職員票)
 「現在の職場でこれからも働き続けたいか」
→「働き続けたい」が特養45.5%、老健41.4% 「わからない」が特養40.3%、老健43.4%
今後の自身のキャリアについての意向(看護職員票)
 看護職や看護管理者としてキャリアを積む→特養で計53.9%、老健で計56.3%
 一方で、「特に考えていない」が特養33.0%、老健29.4%に上る
表4 今後の自身のキャリアについての意向
表3 現職場での就業継続意向
特別養護老人ホーム 介護老人保健施設
割合(%)
割合(%)
件数
件数
536
100.0
544
100.0
10
1.9
14
2.6
113
21.1
95
17.5
42
7.8
42
7.7
35
6.5
47
8.6
176
32.8
211
38.8
7
1.3
11
2.0
46
8.6
81
14.9
35
6.5
25
4.6
24
4.5
26
4.8
177
33.0
160
29.4
20
3.7
18
3.3
3
0.6
2
0.4
7
1.3
1
0.2
5
0.9
3 7
0.6
特別養護老人 介護老人保健
ホーム
施設
件数
割合
(%)
割合
(%)
件数
総数
536
100.0
544
100.0
働き続けたい
244
45.5
225
41.4
わからない
216
40.3
236
43.4
他に転職した
い
仕事をやめ
たい
42
7.8
59
10.8
30
5.6
19
3.5
無回答・不明
4
0.7
5
0.9
総数
施設管理者を目指す
看護管理者としてキャリアを積む
介護支援専門員などの資格取得
専門看護師・認定看護師の取得
現施設で看護職としてキャリアを積む
大学や大学院への進学
病院への転職を検討
診療所への転職を検討
訪問看護への転職を検討
特に考えていない
その他
看護師の資格取得
看護以外の仕事
無回答・不明
職場の労働環境に対する評価(特養)
職場の労働環境に対する評価(特養・看護職員票)
 「非常にそう思う」「ややそう思う」の計が多い項目:「看護職の責任が重い」78.2%、「医療事故をおこさないか
不安である」68.6%、「賃金が低い」66.8%、「オンコール待機・出勤の手当が少ない」62.1%など
……責任が重い仕事だが、手当は不十分
図3 職場の労働条件に対する評価(特別養護老人ホーム)
非常にそう思う
勤務時間が長い
時間外労働が多い
ややそう思う
11.8
資格取得やスキルアップの支援がない
11.9
職場の人間関係がよくない
5.8
連携する他職種との関係性がよくない
6.9
利 用 者 や 家 族 か ら 理 不 尽 な 要 求 、 暴 言 、 暴 力 、 セ ク ハ ラ 等 が 多 い 3.0
家庭との両立が難しい
5.4
-38-
54.5
25.9
12.9 0.9
10.1 0.6
54.3
28.2
19.8
55.6
28.4
8.0 1.1
36.4
37.7
20.0
9.7 1.3
49.3
27.8
16.8
施設内でキャリアアップできる仕組みがない
7.8 0.7
43.3
36.4
52.4
1.3
1.5
0.9
1.9
28.5
44.2
24.4
外部の研修に参加する機会が少ない
19.0
45.0
33.2
看護職の責任が重い
4.30.9
35.1
39.6
20.1
医療事故を起こさないか不安である
11.4 1.9
43.8
28.9
14.0
業務量が多い
6.7 1.5
8.6 3.9
25.4
28.0
34.1
0.4
1.9
25.0
36.0
30.8
賃金が低い
21.3
42.7
25.2
3.5
14.7
36.8
29.5
18.7
1.5
1.5
13.4
31.3
33.0
9.0
オンコール待機・出勤の手当が少ない
14.2
19.0
42.2
18.7
休暇がとりづらい
無回答・不明
54.9
27.1
10.3
福利厚生が充実していない
全くそう思わない
23.7
5.8
オンコール待機の回数が多い
勤務形態を選べない
あまりそう思わない
1.7
8
1.1
12.7
Ⅱ. 平成 27 年度 関連事業報告
職場の労働環境に対する評価(老健)
職場の労働環境に対する評価(老健・看護職員票)
 「非常にそう思う」「ややそう思う」の計が多い項目:「看護職の責任が重い」74.8%、「医療事故をおこさないか
不安である」71.0%、「業務量が多い」63.0%、「賃金が低い」57.9%など
……責任の重さ・業務量の多さに対して賃金が低い
図4 職場の労働条件に対する評価(介護老人保健施設)
非常にそう思う
ややそう思う
勤務時間が長い
8.5
26.8
10.8
資格取得やスキルアップの支援がない
11.0
施設内でキャリアアップできる仕組みがない
12.7
職場の人間関係がよくない
5.5
7.0 2.0
43.0
10.5 1.7
30.1
43.2
6.10.7
21.3
45.8
26.1
32.5
46.5
28.3
49.4
35.8
26.8
0.7
1.3
26.1
41.5
25.2
医療事故を起こさないか不安である
外部の研修に参加する機会が少ない
31.4
29.2
31.6
看護職の責任が重い
33.1
19.9
21.5
業務量が多い
16.4
20.2
36.4
15.6
福利厚生が充実していない
38.6
48.9
12.5
0.6
30.9
20.0
10.1
1.5
20.2
52.2
21.5
賃金が低い
オンコール待機・出勤の手当が少ない
13.8
43.4
17.5
9.6
無回答・不明
51.3
23.0
1.7 3.7 11.6
休暇がとりづらい
勤務形態を選べない
全くそう思わない
25.0
12.9
時間外労働が多い
オンコール待機の回数が多い
あまりそう思わない
2.6 0.4
9.9 0.2
10.7
43.2
52.4
2.9 0.9
0.6
7.4
0.9
14.9
0.4
連携する他職種との関係性がよくない
4.8
利用者や家族から理不尽な要求、暴言、暴力、セクハラ等が多い
5.1
22.6
57.7
13.2
1.3
家庭との両立が難しい
3.9
25.4
54.4
15.3
1.1
-39-
27.6
55.9
11.0 0.7
9
Ⅲ
Ⅲ.平成28年度 事業
Ⅲ. 平成 28 年度事業
事業概要【事業経過、課題、今後の展望】
地域医療構想、地域包括ケアシステム構築が推進される中、地域の特性にあわせた看護
サービスの提供をめざし、平成27年度は都道府県看護協会の地区支部等単位での看護職
の連携構築事業を行った。
平成28年度は、本会看護ビジョン「高齢者だけでなく、子どもを産み育てる人々、子どもたち、
障がいのある人々などを含む全ての人々の生活を地域で支える」の下、子どもと子育て世代に
事業の対象を拡大し、「全世代型の地域包括ケアシステム」構築への取り組みを開始する。
実施内容
1.高齢者、認知症者を対象にした都道府県看護協会地区支部等の単位における看護
職連携構築事業
都道府県看護協会に対し公募により20か所程度を選定し、都道府県看護協会地区
支部等の単位で、以下の①~③の事業の実施と進捗データの提供を委託する。収集デー
タを検証し全国的な看護の組織強化に向けた政策展開につなげる。
① 保健所等、医療機関、介護サービス事業所、介護施設の看護職による交流会、意見
交換会の開催
② 認知症をテーマとした住民参加の勉強会等(情報交換会、会議)の実施
③ 他職種を交えた交流会、意見交換会の開催
2.子どもと子育て世代を対象にした地域包括ケア推進
1)子どもと子育て世代包括ケア推進のための地区別会議の開催
(1)「妊娠期からの家族支援・子育て支援」等をテーマに、子どもと子育て世代への包括
ケアの推進に向け、保健師・助産師・看護師の協働、多職種連携の推進を促す機会を
提供。(事業1と同様、地区支部単位で開催・全国で3か所程度を想定し公募)
2) NICU/GCU退院児とその家族への在宅支援に向けた協働の促進
(1)NICU/GCUから退院する児とその家族の支援に関わる看護職のための教育プログラムの
開発と提言
(2)シンポジウム 「NICU/GCUから退院する児とその家族の支援を考える」開催
実施体制:助産師、保健師職能、看護師職能Ⅰ・Ⅱと協働し開催する
(3)NICU/GCUから退院する児とその家族の支援の実態に関する情報の発信と提言
-43-
事業概要【事業経過、課題、今後の展望】
超高齢多死社会の到来を控え、在宅・介護領域の看護の安定的な提供体制整備は喫緊
の課題である。平成27年度は①看護人材の確保・育成、②看護職のマネジメントスキル強
化、③看護の質向上と効率化に向けた基盤整備、④訪問看護等のネットワーク強化を課
題に据え、「訪問看護入門プログラム」の確定、訪問看護人材活用システム(病院からの出
向等)の検討、訪問看護管理者研修の全国5か所展開、介護施設における看護職員実態
調査、看護小規模多機能型の事業者交流会等に取り組んだ。
平成28年度も引き続き、看護人材の確保・育成を筆頭課題として①「訪問看護入門プロ
グラム」の周知普及および出向システムの提案、②訪問看護・介護施設等の看護管理者
育成策の検討に重点的に取り組む他、平成27年度までの事業成果の普及・展開を図る。
実施内容
1.在宅・施設等における看護人材の確保・育成
①「訪問看護入門プログラム」の冊子配布、動画配信、指導者養成講習会等により周知普
及を図る。②外部研究資金を獲得し、病院から訪問看護への看護師出向システムの検討
並びに事業提案を行う。
2.在宅・施設等における看護職のマネジメントスキル強化
①訪問看護・介護施設における看護管理者育成の方向性および看護管理者に必要な資
質・能力について明確化する。②訪問看護管理者育成プログラムのミニマムスタンダードの
検討。③平成25-26年度事業で実施した訪問看護管理者研修のフォローアップ研修を実施
し、管理者研修の効果検証を行う。
3.在宅・施設等における看護の質向上と効率化に向けた基盤整備
①看多機、定期巡回、訪問看護等の看護機能を有する在宅サービス事業者による協議会
設立について活動のあり方や方向性を検討。②訪問看護ステーションの適正な管理運営
のあり方を検討。③平成30年度同時改定等に向けた政策提言の実施。④訪問看護関連3
団体からなる会議を開催し、政策提言活動を協働して実施する。
4.地域における訪問看護等のネットワーク強化
①都道府県の訪問看護連絡協議会代表・看護協会の担当者からなる会議を開催し、政策
動向や協議会の活性化について情報共有を行う。
-44-
Ⅲ. 平成 28 年度事業
平成 28 年度 看護師職能委員会Ⅱ
(介護・福祉関係施設・在宅等領域)活動方針
1.事業概要
超高齢多死社会の到来を迎え、訪問看護・高齢者ケア施設における看護の提供体
制の整備と質の向上は喫緊の課題である。質の高い看護サービスの提供の実現にむ
けて、平成 25 年から本会では、医療ニーズの高い高齢者を暮らしの場で支え、穏
やかな看取りを支援する役割を発揮するための管理者のあり方を検討してきた。そ
の結果、訪問看護・高齢者ケア施設の看護管理者のロールモデルがないことがわか
った。平成 28 年は訪問看護・高齢者ケア施設のケアの質の向上、看護管理者の人
材確保、育成に向けた看護管理と管理者のあり方を検討しモデルを提案したい。
2.活動目的
都道府県看護協会と連携を図りながら、本職能委員会に関わる課題発見・意見集約
を行い、会長に助言する。
3. 活動目標
訪問看護・高齢者ケア施設等の看護管理のあり方について課題発見・意見集約を行
う
4. 活動内容
1)全国職能別交流集会、全国職能委員長会、地区別職能委員長会等を通して、訪問看
護・高齢者ケアに係る看護管理のあり方について意見交換を行う。
2)年 6 回以上の職能委員会において、課題整理を行い、必要時有識者へのヒアリン
グを実施する。
(1)在宅・施設等の長期療養者を支える看護の機能と看護管理者の役割を明文化す
る。
(2)訪問看護・特養・老健等の介護施設においてリーダーシップとマネジメントス
キルを発揮できる看護管理者の確保・育成策の検討を行う。
3) 都道府県看護協会と密に連携をとり、事業の推進を図る。
(1)各会議及び都道府県看護協会看護師職能委員会Ⅱの活動状況調査等を通して、
介護関連事業に関する情報収集、及び各都道府県看護協会看護師職能委員会Ⅱ
の活動状況の共有を図る。
(2)地域住民も参画した地域包括ケアシステム構築に貢献するため、本会重点事業
に積極的に参画していく。
4)本会ホームページ、協会ニュース、機関誌等を通して、本委員会の広報活動を実施
する。
-45-
Ⅳ. 基調講演
「暮らし続けられるまちづくりの実践」
Ⅳ
Ⅳ. 基調講演
~フレンドリーなまち DAYS BLG ! から~
DAYS BLG ! では、以下のような考えを持っていることを紹介したい。
① 働く・・・労働として捉え、対価としての謝礼や報酬を得る。
② はたらく・・・日常の家事や地域交流など。
③ ハタラク・・・ボランティア活動やオタガイサマの行動など。
これらの言葉は何かの場面で使い分けている訳ではないが、様々なバリエーションがある
ことで、本人(以下、メンバー)の想いをカタチにすることにつながる。つまり、ミクロで考
えるのではなく、もっとマクロな視点に立って考えることが大切なのである。
そして、DAYS BLG!の原点とは、BLG!メンバーに聴く、BLG!メンバーと一緒に考える、そ
して想いの実現のために一緒に活動していく、こんなところを原点としている。だからこそ
デイサービスに来ることが目標ではなく、DAYS BLG!に来ることで少しのサポートを受けなが
ら想いの実現を果たす、これが目標となる。つまりは DAYS BLG!は手段であり道具なのだ。
以上を踏まえた上で次の具体的な活動をしている。
① 働く・・・HONDA ディーラー洗車活動、野菜の下処理、三菱鉛筆ボールペン組立、
チラシポスティング、商品袋詰め、その他
② はたらく・・・学童保育クラブでの認知症をテーマとした紙芝居『やさしさはおく
すり』の読み聞かせ、みちピカ町田1、駄菓子屋の経営と店主、台所片付け、室内及
び敷地内清掃、その他
③ ハタラク・・・荷物持ち、杖歩行の BLG!メンバーさんが乗車される際にドアの開閉
~チョットの支援、場を盛り上げてくれる等々、誰かの役に立つ、そんな行動が自
身の存在を再確認できる要素になっているもの、その他
よく目にする「認知症になっても安心して暮らせるまち」とは?そもそも安心とは?まち
づくりとは?BLG ! は介護保険サービスなので、誰のための介護保険サービスなのか?を考
えながら、そして誰が住んでいるまちなのか、メンバーの想いと言葉を通じて、大切なメッ
セージを多くの人へ投げ掛けたい。
前田
隆行(まえだ たかゆき)
NPO 町田市つながりの開 理事長
特定非営利活動法人若年認知症サポートセンター理事
特定非営利活動法人認知症フレンドシップクラブ・アドバイザリーボード
通所介護事業所 DAYS BLG!にて,当たり前のことを当たり前に,認知症を自分事として捉
える次世代型のデイサービスを運営し,「働きたい」「役に立ちたい」「介護されるだけの存
在から再び社会の一員として⇒利用者から生活者へ」等という想いをカタチにする活動をコ
ンセプトとしている
1
町田市:道路をより良くする運動“みちピカ町田”
.
http://www.city.machida.tokyo.jp/smph/kurashi/sumai/road/kyoudou/michi_pika_machida.ht
ml (2015 年 7 月 20 日アクセス)
-49-
©DAYS BLG !
©DAYS BLG !
-51-
まだかなぁ…
遅い!!
こんな場面・・・
NPO町田市つながりの開
前田 隆行
DAYS BLG!
©DAYS BLG !
©DAYS BLG !
あなたが・・・
14歳少女+SNS
例えばこんなこと
Ⅳ. 基調講演
-52-
Global Dementia
Legacy Event
Japan
×
DFC
©DAYS BLG !
あなたが・・・
「国家戦略として位置付け、モデルとして
示さなければならない。」
安倍さんは言いました。
©DAYS BLG !
ちょっと工夫
-53-
厚労省は・・・
①Considering cost effectiveness
= Pay for performance
→費用対効果
③「当事者・家族の視点に立った施策の推
進」→参画
②「生活しやすい環境の整備、社会参加支
援などを通じた認知症の人にやさしい地域
づくり」→Dementia Friendly Communities
①「早期診断・早期対応を図り、医療と介
護のシームレスな提供」→空白の期間を無
くす。
塩崎さんは言いました。
塩崎さんは言いました。
塩崎さんは言いました。
Ⅳ. 基調講演
-54-
認知症になっても安心して
暮らせる町は誰がつくるの?
Dementia
Friendly
Communities
フレンドリー&パートナー
③Person-centered & Relation-based care
→本人中心の社会的関係性を重視したケア
②Respecting perspective of
people with dementia
→認知症当事者の視点の尊重
DFC
厚労省は・・・
厚労省は・・・
©DAYS BLG !
©DAYS BLG !
DAYS → 日々、毎日
Barriers → 障害
Life → 生活
Gathering → 集う場
DAYS BLG !
-55-
©DAYS BLG !
想い
©DAYS BLG !
BLG !
DAYS
ハブ機能
企業
地域
社会
Ⅳ. 基調講演
-56-
©DAYS BLG !
(例)認知症
社会とつながりたい(目標)⇒自分の保険証でサービス
を受けて・・・?
• 介護保険の場合・・・
誰のための介護保険?
©DAYS BLG !
・・・あなたにとって
「はたらく」とは?
• 働く→労働
• はたらく→人のため
• ハタラク→家事?
はたらく
©DAYS BLG !
©DAYS BLG !
次世代型
(例)風邪
治したい(目標)⇒自分の保険証でサービスを受ける
• 医療保険の場合・・・
誰のための介護保険?
©DAYS BLG !
©DAYS BLG !
男性95%
送迎車(STPWGN)
©DAYS BLG !
©DAYS BLG !
1st,2nd,3nd
送迎車(Fit)
Ⅳ. 基調講演
-57-
-58-
©DAYS BLG !
©DAYS BLG !
じゃが芋の芽取り
仕事
©DAYS BLG !
©DAYS BLG !
ポスティング
玉ねぎの皮むき
©DAYS BLG !
©DAYS BLG !
ボールペン袋詰め
HONDAコラボ
©DAYS BLG !
©DAYS BLG !
講義
謝礼!!
HONDAコラボ
Ⅳ. 基調講演
-59-
-60-
©DAYS BLG !
©DAYS BLG !
学童保育の掃除?
その他コラボ
©DAYS BLG !
紙芝居の読み聞かせ
©DAYS BLG !
ボランティア
-61-
©DAYS BLG !
駄菓子屋を通じて…
©DAYS BLG !
地域交流
©DAYS BLG !
©DAYS BLG !
友
駄菓子屋
Ⅳ. 基調講演
-62-
©DAYS BLG !
©DAYS BLG !
activity report
認知症談義
©DAYS BLG !
青山さんから皆さんへ
メッセージ
©DAYS BLG !
仲間がいる。
©DAYS BLG !
©DAYS BLG !
www.facebook.com/DAYSBLG
BLG ! メンバーさん…
©DAYS BLG !
BLG ! メンバーさん…
Ⅳ. 基調講演
-63-
Ⅴ. シンポジウム
Ⅴ
Ⅴ. シンポジウム
都道府県看護協会地区支部等における看護職連携構築モデル事業
在宅で認知症の方が安心して
暮らしていけるような地域づくり
公益社団法人
岐阜県看護協会 高山支部
「さるぼぼナースチーム」
◎高山支部長
田近 美穂子 JA岐阜厚生連 久美愛厚生病院
高山赤十字病院
○飛騨ブロック理事 上野 恵子
(公社)岐阜県看護協会
高山支部の概要
1. 岐阜県内で高齢化率が最も高い35.4%(岐阜30.4%)
2. 看護協会立訪問看護ステーションを管内の支所に複数
持っており、事業遂行に必要な事務処理の協力体制が
整っている
3. 支部管内の4つの病院が コアとなり、看護職の連携が
従来から密である。また、多職種との連携に積極的に取
り組んできた地域で、連携・調整に関して十分な能力を
有している看護職に恵まれた地域である。
-67-
飛騨地区の連携構築の課題と目標
【課題】
1. 認知症に対して病院・高齢者の施設・訪問看護・
行政等の相互理解が不足している
2. 連携に必要な看護技術・知識の不足がある
3. 各施設の情報を患者及び利用者に説明しやすい
手元資料がなく、相互理解、連携を妨げている
【目標】
認知症の現状把握・情報共有により飛騨地区が抱えて
いる問題を明らかにし、多職種で問題解決に取り組む
具体的目標
1. 看護職連携について現時点での問題を
明確にし、その対策を検討し取り組む
2. 各施設の看護の現状把握と情報交換の場
を設け相互の知識・技術の習得の場とする
3. 認知症の方への対応について、各施設の現状を
医療関係者や行政・一般市民に知ってもらう
-68-
Ⅴ. シンポジウム
モデル事業を勧める為の会議
会議
日時
【平成27年度】
内容
参加者
1
9月9日
1.モデル事業趣旨説明
2.認知症についての取り組み状況
10名
2
10月16日
認知症について
具体的な連携方法について検討
10名
3
事業計画
1.看看連携事業
12月4日
2.多職種における連携事業
日時・場所・講師・パネラーを決定
7名
多職種における
連携事業シンポジストとの打ち合わせ
6名
4
12月25日
5
2月9日
1.モデル事業の活動報告
2.今後の課題
実際の取り組み
日 時
11名
【平成27年度】
内 容
参加人数
10月24日
岐阜県認知症疾患医療センタ―講演会参加
「ユマニチュード入門」 優しさを伝える1つのケア方法
協会員
45名
12月4日
急性期における認知症の取り組み
久美愛厚生病院の実践報告 講演とグループワーク
協会員
94名
12月 5日
キャラバン・メイト養成研修参加
21日
協会員
4名
12月6日
地域の認知症シンポジウム参加
「認知症になっても安心して暮らせる社会を目指して」
協会役員
2名
1月14日
高山市役所を訪問し、行政の認知症に対する
取り組みについて知る
協会役員
2名
1月16日
認知症における地域の連携 各施設の取り組みを知ろう
講演とシンポジウム
(一般11名)
-69-
115名
取り組みの実際①
目 的
各施設の看護の現状把握と情報 交換の場を設け相互の知識・
技術習得の場とする
テーマ
「急性期における認知症の取り組み」~久美愛厚生病院の実践報告~
講演 + グループワーク
・急性期病院を対象に、認知症患者に対する対応方法について発表
様々な施設メンバーでグループワークを行い、情報交換する
日 時
平成27年12月4日
場 所
高山赤十字病院
参加者
94名
参加者の意見・感想(抜粋)
・急性期病院では治療優先で、抑制せざるを得ない環境である
・夜間看護師が少なく、十分に手をかける事が出来ずジレンマ
を抱えて業務している
・在宅では、老々認認看護で、訪問時利用者の家族の心配まで
しなくてはならない
・その行動には必ず意味があるので、日頃から観察して何を
して欲しいのかを知る事が第1歩になる
・拘束せざるを得ない状況の場合、毎日必要性を評価する
・自分の家族だったら…と思い接する事が大切だと改めて
気づかされた
-70-
Ⅴ. シンポジウム
取り組みの実際②
キャラバン・メイト養成研修支援
参加者から出た今後の取り組み課題
1.地域のキャラバン・メイト養成研修終了者との
交流を図り、お互いの現状を理解して、今後
のこの地域での取り組みを考える場をもつこと
がまず必要。
横のつながりをとることからはじめる!!
2.病院内の全職員が認知症について正しく理解し
地域の認知症サポーターとなれるよう、養成講座
を企画・運営する。
取り組みの実際③
高山市の認知症に対する取り組みを知る
1. 認知症高齢者への早期の対応・認知症高齢者およびその家族への
支援について、国のオレンジプランに沿った地域の取り組み
2.
地域包括支援センターでの具体的取り組み
1)地域でのサロンを支援
2)認知症カフェ実行委員会後援:1回/月
3)小学校1~6年生対象:認知症サポーター養成6回
◎ちょっと小耳に挟んだ行政の皆さんの本音…
今回のように病院職員・看護職団体が行政へ出向いて
情報提供・共有をして下さったことはとてもありがたい。
日頃様々な事業で連携をお願いしたいけれど、
病院の敷居は高くて…
-71-
取り組みの実際④
テーマ
講
演
認知症における地域の連携
~各施設の取り組みを知ろう~
講
師
講演 + シンポジウム
【認知症と最新療法・ケアの基本】
垣内 無一氏
医療法人生仁会 須田病院
岐阜県認知症医療センター認知症専門医
シンポジウム
日 時 平成28年1月16日(土)
13:30~16:00
コーディネーター
上野 恵子
コメンテーター
垣内
シンポジスト
中川 淳一(SW)
山下 真奈美(PSW)
山之腰 由香(Ns)
清水 真弓(Ns)
無一
高山赤十字病院(Ns)
(Dr)
場 所 久美愛厚生病院
参加者
115名(一般参加11名)
シンポジウム「各施設の取り組み」
岐阜県認知症疾患医療センター
精神保健福祉士
社会福祉法人 高山市社会福祉協議会
高山市地域包括支援センター
中川
山下 真奈美 氏
淳一 氏
須田病院の役割
認知症識別判断の為の受診の必要性
について
ケアマネ・市役所との関わり方
認知症サポートについて
安心した地域で過ごすためには
後見人について 等
岐阜県看護協会
訪問看護ステーション高山
山之腰
高山赤十字介護老人保健施設はなさと
清水
由香 氏
真由美 氏
暴言暴力患者への対応・ケア
退院患者の家族の受け入れ状況など
訪問利用者の現状
独居患者・介護者が認知症の
ケース紹介・ 家族との関係
-72-
Ⅴ. シンポジウム
研修後のアンケート内容(意見・感想)
【一般・行政】
【医療関係者】
・最新の治療・ケア方法が学べた
・各施設の活動内容が分かり人的
資源の活用の参考になった
・ネットワークとして継続して
認知症に関わって行かなければ
ならない
・誰のためのケアなのか・家族と
思って接する事の大切さを再確認
した
・認知症の理解ができ、どのよう
に接すると良いのか分かった
・医療者の接し方が分かり、
安心した
・家族としては社会資源が分かり
心強かった
・行政としては大変参考になった
・今後、積極的に連携を強めて
行きたい
モデル事業の活動報告での意見
1. 自施設で患者を完結しなくても大丈夫な事
がわかった
2. 認知症を理解してもらえよかった
3. 今後必要なことが明確になった
1)施設間での話し合いの場
2)行政との事例検討
3)支援する人たちのチームワーク
-73-
今後の方向性
1.継続した各施設間の情報交換
2.認知症の方を支える地域住民への研修会開催
-74-
Ⅴ. シンポジウム
平成 28 年度全国看護師交流集会Ⅱ
シンポジウム「認知症の人が暮らし続けられるまちづくり」
特定非営利活動法人
理事長
テーマ
たんがく
樋口千惠子
地域とともにその方らしくここで“生きる”を支援
当法人では、がん末期や難病等の医療依存度の高い方々が、その方らしく心穏やか
に暮らし、生き抜く生活の場として、ご家族や地域の方々の応援をいただきながら病
院でもない、施設でもない第2の我が家として、
”ホームホスピスたんがくの家”を平
成 23 年 1 月に築 70 年の古民家を改修し開設いたしました。
そして、たんがくの家で“とも(伴・友・共)暮らし”をしているお仲間・ご家
族、地域のみなさんと『あーっ!あんたがおってよかった!』とお互いの存在を認め
合い、お互いできることを交換し生きがいに変えるような仕組みづくりに取り組んで
います。
たんがくの家は、開設以来、ばんこの会という地域組織をつくり、
”応援するばい
あなたの命、わたしの命、みんなの命” ホームホスピス事業を通じて支えあう地域コ
ミニティづくりと題し、地域の方々と多くの催しを行い信頼関係の樹立を目指しまし
た。
終末期の方々を看とるたんがくの家のような存在はとかく、
「死にゆくの人たちが集
らっしゃるとこげなばい!」と疎まれがちですが、ばんこの会等の活動をとおし地域のい
ろんな自主グループの方々との協働による信頼関係ができ、
「たんがくさん、よう、来て
くれた!」そして、平成25年度より取り組んでいる複合型サービス開業に向けた地域説
明会のおり、
「あー!ここで歳が取れる!」と言っていただき新規事業開業への大きな応
援と当法人の活動への期待と称賛をいただき、地域の方々の『ここで、生きる』を支援し
ていく有益なサービスを目指し、ホームホスピス たんがくの家、看護小規模多機能型介
護
上村座の運営を推進しています。
今回、この地域の方々がなじみの地域でなじみのみなさんと安寧に今までの生活の
延長ができ、
『ここで年がとれる』
『あんたがおってよかった』との思いを地域資源と
位置づけ、地域の方々の様々な『ここで、生きる』を支援していくサービスとして
『ホームホスピスたんがく村』を整備します。
この整備にあたって、地域の方々が自主的にどう、たんがく村を地域のために活か
そうかと『たんがく村を育てる会』が平成27年2月にでき、2か月に1度の定例会
で、ワイワイガヤガヤとどんな取組や催しをやっていくか話し合っていただいていま
す。
-75-
これからのホームホスピスたんがくの家の中心的存在のたんがくの家本家には、大
きな地域交流室があり、ここで、
『たんがく村を育てる会』のみなさんを中心に“おで
かけカフェ”やいろんな活動が展開されていきます。
たんがく村で活動してくださる地域のボランティアさん方のボランティア活動への
弾みと楽しみをもっていただき、持続可能のものとするため福祉の循環型事業『地域
活動協賛金』を創設いたしました。
”たんがく地域活動賛助金”とは。
*ボランティアさんの活動費(1回 2500 円)応援資金に充当
*たんがく村地域活動協賛金
1 口 10 万円
*御社のホームページと当法人のホームぺージをリンクします。
当法人のホームページは日本財団ともリンクしています。
当法人への全国から、視察・見学は年間 200 件を超え、ホームページを見
に来られるかたもこれを上まわります。
*御社の利益の一部を地域社会に“かたち”として還元しませんか。
*御社の福祉へのご造詣を表明できるいい機会となります。
*ご協力いただいた協賛金が、新たな購買活動を生み、御社の製品やサービ
スを購買・利用いただけるかもしれません。福祉の志が、地域経済を循環
させる起爆剤になるかもしれません。
*地域のために何か役立ちたいという方々を応援できる。
*御社の新人教育の場として受け入れます。
*たんがくの畑でできた野菜等を 2 回/年送ります。
-76-
Ⅴ. シンポジウム
地場の企業のみなさんが、地域福祉貢献の必要性と重要性について認識しているものの
どう福祉貢献すればいいのかわからずにおられる方も多いのではないでしょうか。
そこで、形に見える地域貢献として、前述のような地域活動協賛金に協力していただく
ことにより、馴染みの地域で自分にできることで、お役にたちたいという方々への活動へ
のはずみと楽しみを持っていただくという後方支援が可能となり、企業としても社会貢献
の一部が達成でき、どのような年代の方もどんな健康状況の方もお互いできることをここ
で、発揮しながら、馴染みの地域で暮らし続けることを実現できる地域社会づくりの方向
性が見えてくるのではと考えます。
そして、このような取り組みを積極的に発信し、生きがいを持って“ここで生きる”が
実現できるよう、この地域に暮らすみなさん、企業のみなさん、
、小中学校・高校・大
学、医療や福祉関係、行政のみなさんと輪を広げ、ともに“ここで生きる”ためにお互い
どんなことが出来るのか膝を交え考え、楽しい町づくりに寄与いたしたいと考えます。
-77-
Ⅵ. 参考資料
Ⅵ
Ⅵ. 参考資料
平成 27 年度 都道府県看護協会 看護師職能委員会Ⅱ
(介護・福祉関係施設・在宅等領域)
活動状況調査結果
問 1.平成 27 年度 貴都道府県看護協会についてお伺いします。
(1)平成 27 年度 貴都道府県看護協会Ⅱを設置していますか。あてはまる番号に○をつけ
てください。
看護師職能委員会Ⅱを設置していますか。
件数
割合
はい
46
97.9%
いいえ
1
2.1%
無回答
0
0.0%
計
47
100.0%
看護師職能Ⅱは独立して設置されていますか。
件数
はい
36
いいえ
10
無回答
1
計
47
割合
76.6%
21.3%
2.1%
100.0%
他の委員会に設置している場合、どの委員会に設置されていますか。
件数
割合
看護師Ⅰ
8
66.7%
保健師
0
0.0%
助産師
0
0.0%
その他
3
25.0%
無回答
1
8.3%
計
12
100.0%
(その他)の内容
・
(看護師職能委員会に領域Ⅰと領域Ⅱを設置しているため、完全に独立しているわ
けではない)
・看護師Ⅰ・Ⅱと合同
・看護師職能Ⅰと合同で行っている
(問 1-(1)で「いいえ」と回答した場合) 看護師職能Ⅱを独立して設置する予定が
ありますか。
件数
割合
ある
0
0.0%
ない
0
0.0%
無回答
1
100.0%
計
1
100.0%
-81-
(2)看護師職能委員会を定例で開催していますか。
年回数
件数
5回
6回
7回
8回
10 回
11 回
12 回
14 回
割合
1
6
5
3
9
5
2.1%
12.8%
10.6%
6.4%
19.2%
10.6%
17
1
36.2%
2.1%
問 2.平成 27 年度 貴都道府県看護協会における看護師職能委員会Ⅱの委員構成状況について
お伺いします。
(1)看護師職能委員会Ⅱ委員の総数をご記入ください(看護師職能委員会Ⅰと重複しても
構いません)
看護師職能委員会Ⅱ委員の総数
件数
割合
5人
2
4.3%
6人
10
21.2%
7人
12
25.6%
8人
5
10.6%
9人
8
17.0%
10 人
2
4.3%
11 人
2
4.3%
12 人
13 人
14 人
3
2
1
6.4%
4.2%
2.1%
(2)委員の免許別人員構成をご記入ください(複数の免許をお持ちの場合は主たる免許に
ついてお答えください)
。
合計人数
看護師
350 人
保健師
15 人
助産師
1人
准看護師
8人
(3)委員の所属別人員構成をご記入ください(複数拠点に勤務の場合は主たる勤務先の人
数についてお答えください)
。
合計人数
介護老人福祉施設(特養)
56 人
介護老人保健施設
91 人
グループホーム
1人
訪問看護ステーション
74 人
病院(療養型病床あり)
47 人
病院(療養型病床なし)
53 人
診療所
2人
教育機関
15 人
その他
35 人
-82-
Ⅵ. 参考資料
(その他)の内容
・有料、小規模、保健所
・小規模多機能型居宅
・デイサービス
・包括支援センター
・療育センター
・有料老人ホーム
・地域連携室
・居宅介護支援事業所
・市役所
・回復期リハ病院
・保健所
・包括・行政
(4)委員の資格認定取得状況についてお答えください。下記①~③のそれぞれの選択肢に
あてはまるものがあれば、人数をご記入ください
①<認定看護師>
合計人数
皮膚・排泄ケア
1人
緩和ケア
3人
感染管理
0人
糖尿病看護
3人
摂食・嚥下障害看護
1人
認知症看護
1人
訪問看護
14 人
その他
3人
(その他)の内容
・看護管理
・認定看護管理者
②<専門看護師>
がん看護
地域看護
老人看護
慢性疾患看護
感染症看護
家族支援
在宅看護
その他
(その他)内容
救急看護
合計人数
0人
0人
3人
0人
1人
0人
1人
0人
③<認定看護管理者研修受講者数>
合計人数
ファーストレベル
56 人
セカンドレベル
42 人
サードレベル
19 人
-83-
(5)都道府県看護協会とどのように情報共有をしていますか。当てはまるものに○を付け
てください。
(複数回答)
件数
割合
委員の中に都道府県看護協会の理事がいる
39
40.6%
都道府県看護協会職員が委員会に参加している
21
21.9%
都道府県看護協会に事業報告等をしている
31
32.3%
その他
4
4.2%
無回答
1
1.0%
(6)地域の関連団体(老施協・老健協・訪問看護連絡協議会等)とどのように連携をはか
っていますか。あてはまる番号に○をつけてください。
(複数回答)
件数
割合
委員の中に関連団体の役員や委員がいる
26
32.5%
24
関連団体が開催している勉強会や会議等に職能
30.0%
委員が参加している
都道府県看護協会が開催している介護・在宅領
12.5%
10
域の勉強会や会議等に関連団体の役員が参加し
ている
その他
12
15.0%
特に連携していない
7
8.8%
無回答
1
1.3%
(7)[上記(6)で 3(都道府県看護協会が開催している介護・在宅領域の勉強会や会議
等に関連団体の役員が参加している)選ばれた方に伺います]どの団体が参加してい
ますか。また、その勉強会や会議は定例で開催されていますか。
全国老人福祉施設協議会
全国老人保険施設協議会
都道府県訪問看護連絡協議会
参加数
定例
回/年
非定例
回/年
4
1
―
―
―
1
―
―
―
―
―
1
1
―
―
1
3
1
―
―
―
1
11
―
―
―
―
1
1
―
―
1
2
―
―
1
2
1
11
―
―
1
12
―
―
1
28
―
―
1
6
―
―
1
1
―
―
1
2
―
―
1
6
―
―
5
11
-84-
Ⅵ. 参考資料
社会福祉協議会
その他
―
―
1
2
―
―
1
2
―
―
1
3
―
―
1
7
1
12
―
―
1
1
―
―
―
―
1
―
1
11
―
―
―
―
―
―
―
―
1
1
―
―
1
3
3
5
(その他)介護支援専門員協会支部役員会
東京都訪問看護ステーション協議会
県医師会
介護支援専門員協議会
兵庫県老人福祉事業協会看護部会
問 3.平成 27 年度の事業内容等について
平成 27 年度看護師職能委員会Ⅱの活動方針および関連事業についてご記入ください。
平成 27 年度看護師職能委員会Ⅱの活動方針
平成 27 年度看護師職能委員会Ⅱの関連事業
北海道
1.看護師職能委員会(Ⅱ領域)としての事業を
会員に周知する
2.地域包括ケアシステム構築・推進に向け、看
護師職能Ⅰ領域との連携強化を図る
青森県
高齢施設で働く看護職員のための研修会実施と
他施設の看護職員との交流の機会作り
岩手県
1.介護施設等で働く看護職の連携を図る。
2.各支部職能委員との連携を図り、委員会活動
を強化する。
3.「警護施設で働く看護職の系統的研修プログ
ラム」「介護施設の看護実践ガイド」の普及
啓発を図る。
4.看護師職能委員会Ⅰとの意見交換及び情報共
有を図る。
1.看護職能Ⅱ領域の看護職が抱えている課題抽
出と解決策の検討
2.支部職能委員との連携推進に関する事業の企
画・実施・評価
3.日本看護協会職能委員会と連携した活動
調査/訪問看護ステーション実態調査、
交流会/在宅・介護保険施設等で働く看護職の交
流会(2 回予定)
周知活動/① 支部長会議、各職能委員長会議、
看護師職能集会、研修会、交流会等々で活動状況
等を報告する。② 北海道看護協会ニュースに活
動内容を掲載する。③ 会員以外の施設へも研修
案内等を送付する
研修会/県内 2 か所で「看取り」に関する研修会
(「高齢者施設で働く看護職員の役割」)
周知活動/職能集会での活動報告、広報誌での活
動報告
その他/研修会で入会案内配布
研修会/講演会「超高齢社会における看護師の役
割」
交流会/支部看護師職能Ⅱ交流会、介護施設で働
く看護職の集い
周知活動/広報紙やホームページへの掲載
宮城県
-85-
調査/高齢者介護施設で働く看護職の実態調査
結果の分析と活用
研修会/宮城県看護協会事業の運営と評価
1.高齢者介護施設で働く看護管理者(リーダー
研修)研修運営評価
2.高齢者介護施設で働く看護職のスキルアップ
研修(県内 3 か所にて)運営評価
3.医療機関・介護ケア施設看護職の相互研修の
平成 27 年度看護師職能委員会Ⅱの活動方針
秋田県
山形県
平成 27 年度看護師職能委員会Ⅱの関連事業
運営評価
交流会/宮城県看護師職能集会(Ⅰ・Ⅱ合同企画)
1.認知症患者の対応に関する情報交換会
2.支部看護師職能委員との合同委員会
・平成 27 年度日本看護協会重点事業・看護師職
能集会Ⅰ・Ⅱの報告
・宮城県看護協会会長諮問事項と活動方針周知
・意見交換会
周知活動/「看護のひろば 2015」にて広報
その他/看護師職能Ⅱ分野の会員拡大の推進(各
研修会の会場にて広報活動を図る)
看護師の資質向上と専門性を生かした活動、保 交流会/病院看護師・介護福祉関係施設の看護
師・訪問看護師の交流と連携を図ることを目的
健・医療・福祉施設における看護職の連携帆図る
に「互いの役割を知り、顔の見える連携」をテ
ために、病院・介護福祉施設・在宅における看護
ーマに開催予定
職の交流・連携を推進し、介護福祉施設で働く看
護職の研修会とネットワーク構築について検討 その他/秋田県補助事業の支援と協力 ・介護福
祉施設等で働く看護職の研修会実施への協力・
していく。また「介護施設における看取り研修プ
訪問看護師と病院看護師の交流研修実施への
ログラム」の普及・啓発に努める。
協力
1.看護師職能Ⅱ領域の職員が実践できる研修会 研修会/1.山形県における医療・介護提供体制の
未来~地域包括ケアシステム構築における看護
の開催
2. 特養、老健看護師部会へのネットワーク構築、 職の役割~(看護師職能Ⅰと合同)、2.介護施
設等における看取りの実際を学ぶ (介護施設
委員会活動の周知徹底を図る。
等における看取り研修プログラムに沿って)
交流会/高齢者ケア施設の看護管理者交流会(日
本看護協会委託事業)
周知活動/特養・老健看護師部会に参加し、情報
発信、意見交換
その他/山形県健康福祉部との業務推進懇談会
の情報交換
交流会/「施設・在宅領域に勤務する看護職と介
護職の交流会」
研修会/「病院・施設・在宅領域で働く合同看護
師職能集会」(地域包括ケアシステム構築のた
めの病院看護師職能委員会との合同集会)
その他/福島県訪問看護連絡協議会との情報交
換をした。
周知活動/1.協会ホームページや協会ニュ-ス
等を活用して、委員会活動や集会・交流会等に関
する情報を掲載した。
2.交流会や地区支部における様々な活動時に、
領域Ⅱの活動について説明し、研修会への参加や
看護協会への入会を勧める。
3.交流会時に「介護施設等における看取り研修
プログラム」を紹介し、次年度実施計画の説明を
した。
パンフレット作成と配布/「介護施設等における
看取り研修プログラム」を交流会時に配布した。
研修会/病院看護と施設・在宅看護の連携研修
看取り、看護実務者研修
福島県
地域包括ケアを推進ために、病院と施設・在宅領
域に勤務する看護職および介護職との連携を図
る
茨城県
県民誰もが、住み慣れた地域で、健康で、安心し
て、その人らしく暮らすことができるよう、看護
の質の向上を図る。
1)医療機関や地域の専門職が顔の見える連携
を図り、最後までその人らしく暮らすこと
ができるよう支援する。
2)認知症の人を理解し、地域で暮らす認知症
の人の生活を支援する。
老人福祉施設・在宅領域等における看護職の質・ 調査/研修後の交流会
専門職としてのスキルの向上を図る⇒老人保健
栃木県
-86-
Ⅵ. 参考資料
平成 27 年度看護師職能委員会Ⅱの活動方針
平成 27 年度看護師職能委員会Ⅱの関連事業
施設・在宅領域等における看護職の資質向上を図
る
研修会/①看護職の専門性を発揮できる摂食・嚥
下ケアの実際(2 年継続)、②介護施設等におけ
る看取りケア
周知活動/研修会にて看護職を取り巻く動向及
び職能委員会活動報告・啓蒙施設における系統
的プログラムの紹介及びプログラムに沿った
研修の実施
パンフレット作成と配布/系統的なプログラム
の説明、介護施設における見取り研修プログラ
ムを研修会で配布
その他/老人福祉施設協議会や社会福祉協議会
と連携し研修会を開催
調査/研修後アンケートにてニーズを把握する。
研修/年 2 回実施予定(高齢者を支える地域包括
ケアシンポジウム・フィジカルアセスメント)
周知活動/ニュースレター作成・配布、県看護学
会パネル発表
パンフレット作成と配布/研修案内容リーフレ
ットを作成し、関係団体へ配布
研修会/地域出前研修 1 回 他 2 回
交流会/研修後の交流会
周知活動/県介護老人保健施設協会との共催研
修とする
群馬県
1.職能Ⅱ領域の活動周知のため、ニュースレタ
ーや県看護学会にてパネル発表を行う。
2.地域包括ケアにおける多職種との連携を図
る。
3.在宅・介護施設領域で働く看護師の育成。
埼玉県
看取り研修会等看護職能Ⅱに求められている研
修会の充実を図る
地域出前研修を行い非会員も参加しやすい研修
企画をし、会員の増加トネットワーク作りを図る
3 職能 4 委員会との「地域包括ケアシステム構
築に向けての」2 年目の取り組み 合同研修会
1.介護・福祉関係施設・在宅等領域の看護の役
割を考え、看護の質向上に向けた取り組みを
行う。
2.千葉県内の介護施設の実態を把握し、Ⅱ領域
の看護師職能が抱える課題を抽出する。
千葉県
東京都
1.介護・福祉施設における看護の機能強化を図
るため必要な研修の検討とネットワークづく
りを推進する
2.在宅領域における課題の把握と解決のための
方策を検討する
3.介護・福祉疏泄、在宅領域における看護職の
看護協会への入会を推進する
4.保健師職能・助産師職能・看護師職能領域Ⅰ
との連携を図る
神奈川県
1. 地域における質の高い看護サービスを提供で
きるよう人材の育成と確保をめざす。
2. 県内の介護・福祉関係施設・在宅等の領域で
従事する看護師職能のネットワーク強化を図
る。
1.職能Ⅱ領域の協会委員の入会者増やすための
PR や啓蒙活動推進
新潟県
-87-
調査/研修受講に関する実態調査(本年度は計画
のみで、実施は次年度の予定)
研修会/看護師職能集会として「高齢者ケア施設
等における看護職の役割~感染対策を通して
~」の講演とグループワークを実施
周知活動/職能委員会領域Ⅱの活動についての
リーフレットを配布。他団体への働きかけ
交流会/看護師交流会として「高齢者ケア施設等
における看護職の役割~看取りケアを通して
~」の講演と、グループワークを実施
パンフレット作成と配布/職能委員会領域Ⅱの
活動についてのリーフレットを配布(再掲)
その他/県看護協会教育委員会ヒアリングの参
加
研修/①東京都在宅療養支援員養成研修(東京都
委託事業)、②退院支援強化研修(東京都委託
事業)、③看護師職能Ⅰとの合同研修-都民公
開講座- (認知症の人が感じている世界)
交流会/①H27.7.25(土) 看護師職能交流集会の
開催、②高齢者ケア施設の看護の充実とネット
ワークづくり 看護管理者研修・交流集会(今、
改めて考えよう!高齢者ケアの醍醐味)
周知活動/訪問看護フェスティバル(訪問看護人
材確保事業)
パンフレット作成と配布/①都民公開講座(職能
Ⅰとの合同)、②高齢者施設看護管理者への送
付案内、③訪問看護フェスティバルの案内
研修/年 2 回実施
交流会/年 1 回実施
周知活動/随時実施(職能委員会や研修時など)
研修/・地域包括ケアシステム構築研修会、事例
を通して地域を考える、・グリーフケア「生と
死」を考える、・認知症サポーター養成「ケア
山梨県
長野県
富山県
平成 27 年度看護師職能委員会Ⅱの活動方針
平成 27 年度看護師職能委員会Ⅱの関連事業
2.看護職の質向上のための研修会・勉強会の実
施
3.支部職能委員との連携を図り、看護師職能Ⅱ
領域の問題、課題の抽出を行う
4.老施協や県高齢福祉課等との共催研修会
1. 介護・福祉関係施設・在宅等領域の看護職の
質向上のための支援を行う。(領域Ⅱ)
1)介護・福祉関係施設の入所者や在宅療養者
が、最期までその人らしく安らかに過ごせ
ることを支援する看取りケアに関する研
修会を実施する。
2)顔が見える関係づくりや少人数での看護体
制による職場環境や看護実践上の課題等に
ついて、情報交換や情報共有するための交
流集会を企画する。
3)「介護施設の看護実践ガイド」の活用推進
のための情報提供と普及を行う。
2. 領域Ⅰと領域Ⅱの両領域における看護職の職
場改善や看護実践能力の質向上に関する諸課題
を解決するために、委員会活動を連携・協働し
て行う。
1)定期的に合同委員会を開催し、職場環境の
改善や実践能力向上における課題等につ
いて意見交換や情報共有を行う。
3. 看護職能委員会活動や研修会等の情報発信と
周知を図る。
1)協会ホームページや協会ニュ-ス等を活用
して、委員会活動や研修会に関する情報を
掲載し、委員会の活動内容や研修会情報の
発信をタイムリーに行う。
講座」目で見てわかる認知症ケア人が感じてい
る世界
交流会/支部職能委員との交流会
その他/介護福祉士会への研修会案内
調査/領域Ⅱの看護職が楽しく働き続けるため
に、現状の把握と関連要因に関する実態調査を
行った。
研修会/1. 最期までその人らしさを支えるため
に~看取りケアの実践編①~-意向確認・症状
アセスメント・臨終時の調整・家族支援 他-
(平成 27 年 9 月 14 日開催)、2.最期までそ
の人らしさを支えるために~看取りケアの実
践編①~-意向確認・症状アセスメント・臨終
時の調整・家族支援 他-(平成 27 年 11 月 16
日開催)
交流会/1.看護師職能交流集会において、「認
知症高齢者の看護の現状と課題について語り
合おう」を企画し、領域Ⅰと領域Ⅱの混合グル
ープで意見交換できる機会を設けた(平成 27
年 7 月 7 日)、2.上記の研修会終了後の 1 時
間程度を利用して、施設を超えて意見交換でき
る機会を設ける(平成 27 年 9 月 14 日・11 月
16 日)。
周知活動/1.協会ホームページや協会ニュ-ス
等を活用して、委員会活動や研修会に関する情
報を掲載。2.職能研修会や地区支部における
様々な活動時に、領域Ⅱの活動について説明
し、研修会への参加や看護協会への入会を勧め
た。3.職能研修会時に「介護施設の看護実践
ガイド」を紹介し普及に努めた。
パンフレット作成と配布/研修会のポスターを
作成し、山梨県・老健協・老施協・訪問看護連
絡協議会と連携して、関係各施設に研修会を周
知する。
研修会/5 回
介護・福祉関係施設・在宅等領域における看護の
質向上を図り、連携体制の構築を図る。
周知活動/施設訪問
1.病院・施設・在宅における看護職の連携強化を
図る。
2.介護施設に働く職員の資質向上とモチベーシ
ョンアップを支援する。
調査/介護施設で働く看護職員へのアプローチ、
ニーズの把握
研修会/介護施設等における看取りケアについ
て
交流会/看護師・訪問看護師との交流会
石川県
福井県
岐阜県
1.高齢者ケア施設で働く看護・介護職員の「看
取り」についての知識の向上を図り、看取り
を推進する。
2.看護協会活動をPRし会員数の増加を図る。
施設・在宅領域で働く看護職の人材育成
医療施設・介護施設・在宅領域で働く看護職との
連携
高齢者施設における看護師の役割向上
-88-
調査/高齢者ケア施設と医療機関との連携に関
するアンケート調査
研修会/「高齢者ケア施設における看取りケアに
ついて」講義シンポジウム
研修会/①「自然の死のプロセスとそれを支援す
る看護・介護職の役割」について講演会、②「地
域包括ケアシステムについて」の講演と意見交
換会ⅠとⅡ合同で開催、③認知症ケアサポータ
ー研修の実施
交流会/①「オトナ博」への参加協力
パンフレット作成と配布/「オトナ博」で配布
研修会/地域包括ケアシステムにおける看護師
の役割
交流会/看護師職能集会
Ⅵ. 参考資料
静岡県
愛知県
平成 27 年度看護師職能委員会Ⅱの活動方針
平成 27 年度看護師職能委員会Ⅱの関連事業
1.平成 26 年の「静岡県における看取りケアの実
態調査」をもとに施設・在宅で働く看護職のた
めの研修会を企画し、看護職の質の向上を図る
2.病院・施設・在宅の医療・介護の専門職及び
市民を交えた看取りの研修会を地区別に開催
し、情報共有、連携のネットワークを作る
3.施設・在宅で働く看護職の質の向上のために
県協会教育研修部と連携し研修に参画する
・地域包括ケアシステム構築推進のため、看・看
連携及び協働、並びに多職種連携を進める
・看取りケア研修プログラムの普及を図る
・県内の介護施設における看取りに関する課題
を発見する
調査/市民を交えた地区別看取りの研修会参加
者を対象に「看取りに対する意識・実態に関す
るアンケート」を実施する。
研修会/地区別(東部・中部・西部 3 か所で)多
職種・市民を交えた研修会開催
交流会/平成 28 年 2 月に看護師職能Ⅱ交流会開
催予定
三重県
医療・在宅における認知症や高齢者ケアに係る看
護マネジメントを通して看護の連携及び多職種
連携に関する課題発見や意見集約を行なう。
滋賀県
1.介護福祉施設等の看護職員研修の支援に関す
ること(情報集約を含む)
2.会員確保に関すること
3.介護施設等における看護職のための系統的な
研修プログラムの活用普及に関すること
京都府
目標 1:介護施設・在宅領域で働く看護職のネッ
トワークを構築し、交流を深める。
目標 2:他職能と協働し、在宅・介護・福祉施設
における看取り支援ができる。
活動目標
看護師職能上の問題解決と連携の促進
認知症者が地域で暮らしていくために、医療
機関、在宅領域における看護の連携・協働
具体的な活動内容
(1)介護・福祉関係施設・在宅等領域の教育体制
の推進
大阪府
-89-
調査/高齢者施設における看取りケアの実態調
査県内の特別養護老人ホーム・老人保健施設対
象
研修/看取りケア研修プログラムを活用した研
修を 2 か所で開催
内容:「高齢者施設における看取りケアについ
て」、講義とグループワーク
周知活動/あいち県民健康祭、チューキョーくん
すこやかフェスタ
調査/交流会や研修会でのアンケートによるニ
ーズ調査
研修会/地域に出向き地区研修会県下 6 か所
研修会(会場近隣の 3 事業所による取組み発
表)参加者数 延べ 231 名 ねらい:認知ケア
を通して多職種連携
交流会/看護師職能Ⅰ・Ⅱ合同研修 ねらい:医
療-福祉の看看連携講演 平成 27 年 7 月 5 日
参加人数:84 名 テーマ:医療介護制度の改定
のゆくえと看護管理の視点~生活の視点から
看る~
講師:日本看護協会 常任理事 齋藤訓子氏
GW「生活の視点から看る」現状と課題について
周知活動/交流会や研修会でのリーフレット配
布
パンフレット作成と配布/リーフレットの更新
ねらい:看護師職能Ⅱの周知 会員拡大
その他/1)地域に出向き地区研修会県下 6 か所
延べ 9 回開催、参加者数:延べ 70 名、『ネッ
トワーク集会』、ねらい:顔の見える関係づく
りと看護マネジメント強化、2)平成 27 年度
地区別高齢者ケア施設の看護管理者交流会、平
成 27 年 10 月 4 日、参加者数:54 名、主催:
日本看護協会、開催協力:三重県看護協会
調査/介護施設、診療所等に働く看護師を対象に
アンケート調査
研修会/医療圏域毎に共通の研修内容 ①フィジ
カルアセスメント、②看取りについて
交流会/看護師職能Ⅰ・Ⅱ合同交流会「地区支部
における看看連携の成果と課題」
周知活動/各研修会時に職能Ⅱの活動の周知と
会員の勧誘をおこなう
研修/介護・福祉施設・在宅等領域の看取り研修
交流会/1.地区理事・保健師職能委員会との共
同し交流会・研修会の開催、2.看取り研修プ
ログラムの普及・啓発
調査/出前研修の前後比較調査実施予定
研修/出前研修開催、① 看取りのケア 11 月 17
日(月)13:30~ナーシングアート大阪 レモン
ホール、② フィジカルアセスメント 9 月 26
日(土)18 時~市北支部 大阪市立総合医療セ
ンターさくらホール、③ 認知症ケア 10 月 15
日(木) 18 時~府南支部 PL 病院
兵庫県
平成 27 年度看護師職能委員会Ⅱの活動方針
平成 27 年度看護師職能委員会Ⅱの関連事業
① 「系統的な研修プログラム」の活用
② 看取り研修プログラムの提案と実施(出前
研修開催)
③ 看取りケア大阪バージョンの冊子作成
(2) 地域の訪問看護・介護施設等のネットワーク
強化
①地域における訪問看護のネットワーク強化
・訪問看護ステーション協会との連携
② 介護施設における看護管理者のネットワー
ク強化
・介護・福祉関係施設・在宅等領域の看護管理
者の連携
・高齢者ケア施設の看護管理者交流会の開催
(3) 地域で認知症の人を支えるための病院と地
域連携・協働に関する意見集約、情報発信
・看護師職能委員会ⅠとⅡ合同シンポジウム
開催
(4) 高齢者ケアに係る看護マネジメントのあり
方に関する課題発見・意見集約
① 高齢者ケア施設看護管理者交流会 in 大阪の
開催
② 地区別高齢者ケア施設看護管理者交流会開
催(日本看護協会主催)が京都府に決まった
場合の協力
① 介護施設で働く看護師の資質の向上のための
意見を集約し課題を抽出する
② 地域包括ケアシステムの構築を目指した顔の
見えるネットワークづくりを推進する
看護師職能Ⅰ・Ⅱ合同シンポジウム平成 28 年
1 月 30 日(土)13:30~
交流会/地区別高齢者ケア施設看護管理者交流
会 in 大阪、10 月 16 日(金)13:30~(10 時
から職能委員会)
周知活動/看護師職能Ⅰ・Ⅱ合同会議 9 月 15 日
(火)13:30~(10 時から職能委員会)
出前研修時に大阪府看護協会会員係が同席し獲
得活動を行なう
パンフレットの作成と配布/看取りケア大阪バ
ージョン冊子作成(予定)、高齢者のフィジカ
ル、認知症に関してパンフレット作成(予定)
その他/3 職能合同職能集会・平成 28 年 6 月 11
日(土)レモンホールにて(案)
奈良県
1.地域包括ケアを実現するために看護職の機能
強化とマネージメント能力の強化
2.認知症の人を支えるための地域包括ケアシス
テム
和歌山県
介護福祉施設在宅領域の看護職の看護の質向上
と地域包括ケアシステムに向けたネットワーク
つくり、看護協会活動のPRを行い協会員の増員
を図り看護師職能の組織強化を図る。
-90-
研修/看護師職能委員会合同研修会
交流会/介護施設で働く看護師交流会、三職能交
流会、看護師職能集会(Ⅰ・Ⅱ合同)
周知活動/看護師職能集会(Ⅰ・Ⅱ合同)
→第 19 回日本看護管理学会学術集会でインフ
ォメーション・エクスチェンジによる情報提
供、看護雑誌「コミュニティケア」による広報
その他/復職就職説明会への参加
研修/①特養で出前研修・交流会 10 月 10 日「事
例を通して学ぶ在宅での看取りケア」②看護師
職能Ⅰ.Ⅱ研修会・交流会 1 回 H28 年 2 月 13 日
「在宅での看取りを支える為の連携・協働」
③看護師職能Ⅰ.Ⅱ集会・研修会・交流会 1 回
㋊⒕日「京都における地域包括ケアの推進」
交流会/①出前研修時介護職、看護職、訪問看護
師との交流会実施②職能集会Ⅰ・Ⅱ時交流会
(各自の立場での役割を認識し、連携する③看
護師Ⅰ・Ⅱ研修会で交流会実施
周知活動/特養で出前研修・交流会で領域Ⅱの説
明と入会を勧める、又「介護施設の看護実践ガ
イド」を紹介し普及に努める
その他/3 職能合同職能集会 平成 28 年 2 月 20
日(土)「災害時の看護活動を考える~平常時
からの取組~」
調査/「介護施設等における看取り」についてア
ンケートを実施 321 事業所
研修/看取り研修 2 回、意思決定支援の研修 2
回、在宅等における感染管理研修 3 回、在宅等
におけるリスクマネジメント研修 1 回を 8 地
区支部にて予定
交流会/上記研修会の後に交流会を実施する
周知活動/日本看護協会が提案した「介護施設等
における看取り研修プログラム」と上記の平成
27 年度の職能Ⅱ研修計画表を県下の訪問看護
ステーションと介護施設に郵送。研修案内をす
る。約 321 事業所
Ⅵ. 参考資料
鳥取県
島根県
岡山県
広島県
山口県
徳島県
香川県
平成 27 年度看護師職能委員会Ⅱの活動方針
平成 27 年度看護師職能委員会Ⅱの関連事業
1.在宅療養に向けて調整、支援出来る看護師を
養成する
2.福祉施設で働く看護師への出前講座を実施
する
3.WLB を理解し、働き続けられる職場づくりに
ついて考える
・介護施設等で働く看護職の機能強化とネット
ワークの構築を図る。
・施設での看取りの質向上に向けた取り組みの
実施。
・介護保険施設等を取り巻く状況について情報
交換と課題の集約に向けた取り組みの実施。
・地域住民に対する看護師の役割を広報する。
~“つなぐ”“支える”看護の充実をめざして~
研修/退院調整看護師養成講座(3 回)・福祉施
設の看護職のための出前講座
交流会/・3 職能合同研修会、・WLB 基礎講座
パンフレット作成と配布/福祉施設の看護職の
ための出前講座
1 在宅看護・介護福祉分野で働く看護師研究会の
企画・運営
2 看護職能研究会の企画・運営
3 准看護師養成問題に関する情報収集・発信と進
学支援、准看護師研究会の開催
よりよい看護・介護が提供できるよう看護職能委
員会が抱えている問題を明らかにし検討・改善を
図る。
日本看護協会・支部との連携を図り、問題点を解
決する。
医療機関で働く看護師と介護保険施設で働く看
護職との連携
1)介護・福祉関係施設で働く看護職員における
認知症ケアのスペシャリストを養成する
2)介護・福祉関係施設で働く看護職員の質の向
上をはかる
-91-
研修/認知症ケアに関する研修(交流会と合わせ
て開催)、看取り研修
交流会/職能Ⅱ交流会
周知活動/各支部で開催されるまちの保健室事
業に参加し、訪看の活動を紹介
その他/老人福祉施設協議会との情報交換会
研修/日本看護協会が提案する介護施設等にお
ける看取り研修プログラムに沿った研修を県
内 2 か所で開催
パンフレット作成と配布/日本看護協会が提案
する介護施設等における看取り研修プログラ
ムの配布・啓蒙
その他/施設看護師のネットワーク作り
交流会/日本看護協会が提案する介護施設等に
おける看取り研修プログラムに沿った研修会
後に交流会を実施
周知活動/3 職能施設代表者会議にて、看護師職
能Ⅱ領域の活動状況の報告
研修/「認知症の理解と看護」 「高齢者の看取
り期のケア」
周知活動/看護協会報による広報
その他/3 職能合同研究会の開催、准看護師研究
会
調査/職場の人間関係とサポートシステムに関
する調査(看護職能1領域と協働)
研修会/[高齢者のより良い見取りケアのために
看護職が行うこと」(交流会と同時開催)
交流会/高齢者の看取りのあり方について学ぶ
とともに、介護・福祉施設、在宅における見取
りの現状を知り各々の施設で生かす
周知活動/山口県老人福祉施設協議会、山口県老
人保健施設協会、山口県グループホーム協会に
交流会のお知らせ看取りプログラムの配布等
により活動を周知した。
パンフレット作成と配布/日本看護協会が提案
する介護施設等における看取り研修プログラ
ムの配布・啓蒙
その他/山口県介護保険研究大会参加
交流会/高齢者施設で働く看護職の交流会(高齢
者の摂食・嚥下についてをテーマに)
調査/地域で認知症の人を支えるための「病院と
地域の連携・協働」に関する現状の課題や事例
等について
研修/1.在宅での看取り(オリーブナースフォ
ローアップ研修を公開)半日研修、2.認知症
スペシャリスト養成研修(3 日間研修)、3.看
護実務者研修会(香川県委託事業)(1 日研修)
交流会/上記 2.3.の研修会で実施予定
周知活動/研修会で周知活動を行う予定
パンフレットの作成と配布/●平成 25 年度に香
川県看護師職能委員会Ⅱで作成した介護施設
における看護職員のための「看取りガイドライ
ン」、●日本看護協会が提案する「介護施設等
平成 27 年度看護師職能委員会Ⅱの活動方針
平成 27 年度看護師職能委員会Ⅱの関連事業
における看取り研修プログラム」を香川県内の
介護施設に郵送する
愛媛県
高知県
福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
介護施設等で働く看護職者に学びの機会を提供
する
研修/介護施設等における看取りの研修
交流会/介護施設等で働く看護職の交流会
周知活動/県社協主催の福祉フェアに参画
① 看護師が健康で働き続けるために看護師自身 研修/1.看護師自身の健康管理を支援する研修
会、1)教えて乳がんの話-健診から治療まで
の健康管理を支援する
-、2.高齢者ケアに関する研修会、1)在宅・
② 高齢者ケアの質の向上
介護施設における看取り研修、2)退院支援≪
③ 職能委員会のネットワーク強化に向けた取り
シンポジウム≫生活をつなぐ退院支援 Part
組み
Ⅱ、シンポジスト 4 名:介護施設、病院の現状
報告
交流会/地区支部への出前研修・地区支部連絡会
への参加(顔の見える関係つくり)
周知活動/出前研修での活動報告・地区支部会へ
の参加
・介護、福祉、在宅、の介護保険施設で働く看護 調査/平成 26 年度の看護師職能Ⅱの看護職の現
状調査結果の整理
職のための研修会や交流機会を設け、広く繋が
研修/看取り、介護職による喀痰吸引等の指導看
りを持つ
護師フォローアップ研修、高齢者と薬
・職能Ⅱの領域の看護職の課題整理や報告、情報
交流会/看護師職能Ⅰ、Ⅱ、在宅、訪問看護委員
の発信
会合同交流会、シンポジウム
周知活動/福岡県看護学会発表(現状調査結果)、
研修案内を封書で配送(600 施設以上)
パンフレット作成と配布/看取りケアについて
のパンフレット作成、看護師職能Ⅱだより作成
と配布、年間教育計画の案内配布
その他/看護の日の集い参加(介護相談ブース設
置)
1.認知症者が地域で暮らしていけるために、病 研修/1.看護師職能委員会Ⅱ研修会 講演「高齢
者ケアに係る看護マネジメント」、各施設現状
院と在宅領域における看護の連携を図り、課
報告と意見交換、2.看護師職能Ⅰ・看護師職
題発見・意見集約を行う
能Ⅱ合同研修会、講演「認知症四方山話」、交
2.高齢者ケアに関わる看護マネジメントのあり
流会テーマ「認知症ケアにおける多職種との情
方に関する課題発見・意見交換を行う
報共有・連携の在り方」について入所者の思い
3.看護師のクリニカルラダー(案)についての意
を病院と在宅で共有する。
見収集を行う
交流会/看護師職能Ⅰと合同研修会(看看連携の
講演と地区支部に分かれてグループワーク)
周知活動/県福祉課、社会福祉協議会、施設代表
者会議等。
パンレット作成と配布/交流会、研修会、地区支
部集会等で周知活動を行う。地区支部ごとの中
隔病院周辺の介護施設との看護職のパンフレ
ットを配布する。
施設・在宅における看取りケアの研修・交流会認 調査/認知症に関する調査(領域 1 と一緒に)
知症ケアの調査と研修会・交流会(領域 1 と合同) 研修/「生活の場での安らかな看取りへの支援」
基礎知識編 9 月 25 日実施、参加者 89 名、「認
知症ケア」の研修会(領域 1 との合同):平成
H28.2.21 実施、参加者 69 名
交流会/研修会の講演後にグループワークを通
して交流を図る(看取り研修、認知症ケア研修)
周知活動/協会だよりで研修会・交流会の状況を
広報、委員が各職場関係施設での呼びかけ実施
パンフレット作成と配布/日本看護協会が提案
する介護施設等における看取り研修プログラ
ムの配布・啓蒙
調査/多様な住まいの場における看取りに関す
1.多様な住まいにおける見取りケアの推進
る実態調査
2.看護師職能Ⅱ領域に勤務する看護職の役割遂
行を推進する
研修/看取りケアに関する研修会
-92-
Ⅵ. 参考資料
平成 27 年度看護師職能委員会Ⅱの活動方針
平成 27 年度看護師職能委員会Ⅱの関連事業
交流会/鹿児島県において開催される交流会に
参加予定、多職種協働に関する交流会
その他/多様な住まいの場における看取りに関
する講演会開催(H28.2.20 参加人数:313 名)
看護師職能Ⅱとしての役割拡大・充実をめざし、 研修/委員が県看護協会研修部と連携し、介護施
設等看護職員研修会(県補助事業)の講師を
看護師職能Ⅱ分野で働く看護職への協会活動に
実施
ついて、広報活動を実施し、集会や研修会への参
加者を増やし、現場の声を集約する。
交流会/職能別交流集会、看護職能Ⅰ・Ⅱ合同集
会
周知活動/委員一人ひとりが各職場関係施設で
の呼びかけ実施
パンフレット作成と配布/地区理事や研修会参
加の看護職員へ、パンフレット作成し配布(職
能Ⅱの説明及び集会参加のパンフレット作成)
1.介護・福祉関係・在宅領域等に従事する看護 研修/看護師職能Ⅱ研修会。看護師職能Ⅰ・Ⅱ合
同研修会
職に必要な、制度知識・専門的知識・技術習
交流会/研修会後のグループワーク
得のための研修会を企画。
2.医療と介護等領域の看護師が互いの専門性を
理解し、連携を図るための研修会を実施
1.介護・福祉・在宅領域等で働く看護師の現状、 研修/・3 職能合同集会 講演「法改正をチャン
スに労働環境改善と看護師確保を進めよう」
課題発見
・介護・福祉・在宅領域で働く看護師研修「認
2.介護施設及び在宅における看取りケアの推進、
知症患者をどのように支えるか、他職種と
看取り研修プログラムの普及
の連携を考える」 講義・各施設の現状報告・
3.認知症の人を支えるための病院と地域の連携・
グループワーク、他職種合同研修会
協働に関する意見集約
・准看護師研修会 「認知症ケア」、講義・グ
ループワーク、アンケート調査
交流会/平成 27 年度 地区別高齢者ケア施設看
護管理者交流会実施
周知活動/介護施設等における看取り研修プロ
グラム 研修会での説明推進 他団体への説
明
その他/地区総会出席 職能委員会活動報告
介護施設等で働く看護職の質向上を図り、安心安 調査/平成 28 年度調査実施に向け、情報収集
研修/4 項目の研修開催「皮膚ケア、摂食・嚥下、
全なケアの提供を実現する。
看取りケア、ノーリフトケアと腰痛対策」
-介護施設等で働く看護職のネットワーク構築交流会/「介護施設の看護職が考える地域連携、
看護連携(仮)」講演及び情報交換
周知活動/介研修会、交流会および介護施設看護
部会において 活動紹介
パンフレット作成と配布/既存のリーフレット
配布「看護協会教育計画」「系統的な研修プロ
グラム」「看取り研修プログラム」の配布
その他/介護施設関連連絡協議会への表敬訪問、
介護施設実態調査の検討
3. 在宅療養移行シートの活用推進のための検討
4. 多職種協働に関する研修会開催
5. 介護施設 教育ガイドラインの活用推進
大分県
宮崎県
鹿児島県
沖縄県
問 4.平成 26 年度の職能委員会活動についてお伺いします。
(1)看護師職能委員会Ⅱの活動について、実施したものチェックを入れてください。またチ
ェックを入れたものについて具体的にご記入してください。
平成 26 年度の実施事業内容と結果
北海道
青森県
交流会/3 介護保険施設等で働く看護職の交流会
調査/5 月「高齢者施設に働く看護職員の実態調査」回収数 708 件
研修/7 月「高齢者施設における看護職員の役割」講義及びグループワーク
周知活動/広報誌での活動報告
パンフレットの作成と配布/・非会員への研修参加案内、「系統的研修プログラム」の配布
周知活動/「看護のひろば 2014」を利用しての広報
その他/研修会で入会案内配布とアナウンス
-93-
平成 26 年度の実施事業内容と結果
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
茨城県
栃木県
群馬県
交流会/支部看護師職能Ⅱ交流会、介護施設で働く看護職の集い
周知活動/上記交流会開催を広報誌及び HP に実施状況を掲載
調査/高齢者介護施設で働く看護職の実態調査結果の分析
研修/1.介護・福祉関係施設・在宅領域で働く看護職の研修と情報交換の運営評価
「施設での看取り」―施設で人生の最期を迎える入居者と家族支援
2.介護・福祉関係施設・在宅領域で働く看護管理者研修会の運営評価
交流会/1.看護師職能集会Ⅰと合同開催
① 活動報告と講演、グループワーク 「元気に長く働き続けるために」
② 准看護師対研修と懇談会
・研修内容「実践に生かせるコミュニケーションスキル」
・懇談会「2 年課程通信制境域受講者の体験談」と参加者の意見交換会
2.支部職能委員との情報交換会
3.平成 26 年度地区別高齢者ケア施設の看護管理者交流会の運営協力
講義:「医療介護総合確保推進法」
講義:「看護と介護の連携~介護施設における連携の基盤強化~」
グループワークテーマ:良好な看護と介護の連携に向けた看護管理者の役割
対象:東北 6 県の高齢者ケア施設看護管理者
周知活動/「看護のひろば 2014」を利用しての広報
その他/看護職能Ⅱの会員拡大:研修会での説明、会員向け会報誌「看護みやぎ」に活動状況を
掲載
研修/職場体験研修を 10/8~11/27(1 日研修) 11 項目 10 施設で実施 27 名が参加
交流会/「看護ケアを通して起こり得る事故と責任」をテーマにて看護ケア実践の安全について
33 名参加し考える機会とした。
調査/介護施設等における看取り研修プログラムの冊子を特養、老健全施設に送付時、介護施設等
における看取り研修プログラムの実施に向けての意向と施設における看取りの取り組みに
ついて
研修/1.2025 年問題に向かって看護職の果たす役割(看護師職能Ⅰと合同)
2.「看取り」を支える
周知活動/1.特養看護部会に出席し委員会活動の周知と入会の呼びかけ
2.介護施設等における看取り研修プログラムの冊子を特養、老健全施設に送付
その他/山形県健康福祉部との業務推進懇談会の情報交換
調査/介護保険施設で働く看護職員の教育に関する実態調査
研修会/認知症について
交流会/施設・在宅領域に勤務する看護職の交流会
研修/研修会 3 11 月 19 日、12 月 11 日 修了者 87 名
看護実務者研修(2 日間)
1)介護保険制度の概要と医療福祉に関する動向
講師:茨城県保健福祉部長寿福祉課介護保険室 本橋明子
2)介護施設における看護職の役割 講師:介護老人保健施設すばる 荒川邦江
3)認知症について 講師:(福)新世会 いくり苑 山形しづ子
4)皮膚・排泄ケアについて 講師:水戸済生会総合病院 江幡五月
高齢者ケア施設の看護管理者交流会
参加者 85 名
1)講演「医療介護総合確保推進法について」講師 公益社団法人日本看護協会 齋藤訓子
2)話題提供「看護と介護の連携」
講師:(福)長岡福祉協会 高齢者総合ケアセンターこぶし園 吉井靖子
3)グループワーク・意見交換
研修/看護職の専門性を発揮できる摂食・嚥下ケアの実際
摂食嚥下認定看護師による講義と演習 会員 12 名、非会員 55 名が参加
参加者からは、「理論的なことを実践が学べてよかった」との高い評価を得た。
交流会/看護職の専門性を発揮できる摂食・嚥下ケアの実際を企画実施。グループワークにて施設
連携・情報交換
周知活動/研修会にて看護職を取り巻く動向について、職能委員会活動報告。ホームページの活用
告知
調査/Ⅱ領域の周知度調査
Ⅱの研修受講者 194 名中回答者 166 名 知っている人は 18%と低かった
研修/暮らしを支える看取りケア
講師:鳥海房枝(NPO 法人メイアイヘルプユー 理事) 参加者:194 名
周知活動/各関係団体等に各事務局を通してメールや、郵送、会議や研修会等で周知してもらう。
パンフレット作成と配布/研修リーフレットを作成し、上記媒体を活用し配布を行う。
-94-
Ⅵ. 参考資料
平成 26 年度の実施事業内容と結果
埼玉県
研修/フィジカルアセスメントの基礎編
交流会/研修会の後 2 回
千葉県
調査/各施設の教育プログラムの有無、系統的研修プログラムの認知度、夜勤勤務体制など
交流会/高齢者ケア施設看護管理者交流会(テーマ「高齢者ケア施設における看護師の役割と看護
の質向上について考える」とし、講演とグループワークを実施。)
研修/① 東京都在宅療養支援員養成研修(東京都委託事業)及びフォローアップ研修
② 都民公開講座(職能Ⅰとの合同)(自分で決める人生の終い方)
交流会/① 職能交流集会と特別講演(健康格差)
② 高齢者ケア施設看護管理者交流会
周知活動/訪問看護フェスティバル(訪問看護人材確保事業)
パンフレット作成と配布/① 訪看 PR グッズ作成、DVD、リーフレット作成
② 訪看研修ステップⅠ(e ラーニング活用・実習)
③ 都民公開講座
④ 高齢者ケア施設の看護管理者へ看護管理者交流会 案内送付
調査/「介護保険施設における看護職が企画する研修実態調査」特養、老健対象
研修/年 11 回実施 交流会/年 1 回実施 周知活動/年 2 回と他団体の研修時等にて実施
研修/・看護師職能Ⅰ・Ⅱ合同集会と研修会(5 月 30 日)
- 今できる看護職の役割・働き方 - 参加者 350 名、77%の方がほぼ満足との回答があった。
講師:愛媛大学医学附属病院 副院長・看護部長 田淵 典子氏
・看取り研修会【平穏死】について(7 月 12 日)
講師:特別養護老人ホーム 芦花ホーム 医師 石飛幸三先生、
参加者:129 名+委員 8 名、その他看護協会役員とかなり大勢の参加があった。
午後型は各施設で行われている「看取り」の現状についてのグループワークがなされた。ほぼ
参加者全員が満足、あるいはほぼ満足との結果であった。
・「グリーフサポートとしてのエンゼルケアセミナー」(12 月 6 日)
講師は葬祭業を経営している方をお招きした。参加人数が大幅に上回り、会場の都合から 1 施
設 1 名に絞る結果となった。申込者数 200 名を超え、135 名に絞り込んだ。病院、施設での死後
から葬祭業の方の所までの「して良いこと」「してほしくないこと」などを具体的に PP 仕様で
丁寧な説明があった。午後からは実際のエンゼルメイクの実演があり、きれいな死体、顔の表
情に仕上げる工夫などの指導が実際になされた。
交流会/・支部職能委員との情報交換会
各支部の現状報告・困っていること・問題点・意見要望についての話し合い
支部 7 名・委員 8 名の合計 15 名参加
その他/・12 月 15 日、新潟県高齢福祉課主催による「高齢者介護福祉施設に勤務する看護師の役
割」についての講演会開催。参加者は全県下約 100 名で「自施設の看取りの現状と課題」
について事前宿題を出して、当日グループワーク発表により情報の共有と問題点や課題
抽出を行った。
研修/1.最期までその人らしさを支えるために-“口から食べる”ために必要なフィジカルアセス
メントと援助技術-
講師:青梅慶友病院 ケアマネジメント室長 老人看護専門看護師 塩塚 優子 氏
2.最期までその人らしさを支えるために-看取りケアの基礎知識編-
講師:日本看護協会 看護師職能委員会Ⅱ 副委員長 九里 美和子 氏
交流会/「看取りケアを実践していく上での問題点・課題」
研修会 2 の講演終了後の 50 分程度の時間を利用し、交流会を実施した。活発な意見交換
が行われており、施設を超えて情報交換できる貴重な機会となった。
周知活動/1.協会ホームページを活用して、委員会活動や研修会に関する情報をタイムリーに
掲載した。
2.職能研修会や地区支部における様々な活動時に、領域Ⅱの活動について説明し、研修
会への参加や看護協会への入会を勧めた。
3.職能研修会時に「介護施設の看護実践ガイド」を紹介し普及に努めた。
パンフレット作成と配布/研修会のポスターを作成し、山梨県と連携して、関係各施設に研修会を
周知した。
調査/高齢者ケア施設で働く看護職員の実態調査。看取りと研修の実態がわかった。
研修/施設看護の役割・看取り等 5 回実施し 200 名参加
交流会/茨城県主催 地区別高齢者ケア施設の看護管理者交流会参加
周知活動/施設訪問
調査/県内における看取りの現状に関する聞き取り調査
研修/施設看護の役割・看取り等 5 回実施し 200 名参加
パンフレット作成と配布/看取りケア研修プログラム県内版の作成
東京都
神奈川県
新潟県
山梨県
長野県
富山県
-95-
平成 26 年度の実施事業内容と結果
石川県
調査/高齢者ケア施設等で働く看護職員の看取りケアに関する実態調査
グループホーム・小規模多機能型居宅介護施設・有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅
337 施設に郵送によるアンケート調査を行い 150 施設から回答があった。
研修/介護施設における看護介護職員研修会「嚥下障害の基礎」
言語聴覚士による講義
対象者:グループホーム・小規模多機能型居宅介護施設・有料老人ホーム・サービス付き高齢者
向け住宅で働く看護、介護職員 (参加人数 88 名…約半分が看護職員)
研修後のアンケート結果:9 割が理解できており、今後の実践に応用できるとの回答だった
福井県
研修/「認知症ケアのアプローチを考える」 ~施設や在宅で生活していくために~
講演会とグループワークを開催
30 名の参加
交流会/職能集会
研修/10/18 高齢者福祉施設看護職員現任研修「フィジカルアセスメント」参加者 99 名
交流会/7/18 高齢者施設で働く看護管理者研修およびグループワーク「高齢者福祉施設に求められ
る管理者とは~現状と課題」参加者 71 名
11/28 日本看護協会主催 地区別高齢者ケア施設の看護管理者交流会
(ファシリテーターとして参加)
調査/静岡県内の施設・在宅事業所における看取りケアの実態調査(平成 25 年から継続)
研修/職能交流会と併用して研修会として開催
交流会/テーマ「その人らしく生き抜くことを支えるために」と施設・在宅看護師職能交流会開催
周知活動/・静岡県内の施設・在宅事業所における看取りケアの実態調査の報告書を県内施設・在
宅事業所(特養・老健・療養型・訪問看護ステーション)に郵送
・職能交流会において調査報告
その他/静岡県看護学会にて口演発表
岐阜県
静岡県
愛知県
三重県
滋賀県
研修/看取りの概念と意志決定のあり方
交流会/地区別高齢者ケア施設の看護管理者交流会
パンフレット作成と配布/介護施設における看取り研修プログラム配布
研修/地域に出向き地区研修会県下 3 か所 研修会 245 名
ねらい:看取りケアを通して多職種連携
交流会/高齢社会を担う看護管理者の役割
125 名
ねらい:医療-福祉の看看連携 (医療施設・介護施設への参加呼びかけ)
パンフレット作成と配布/パンフレットの作成と関連団体や研修会での配布
ねらい:看護師職能Ⅱの周知 会員拡大
その他/地域に出向き地区研修会県下 3 か所 ネットワーク集会
20 名
ねらい:顔の見える関係づくりと看護マネジメント強化…数ヶ月毎に開催 継続
調査/介護施設・診療所等に働く看護職員の実態調査と分析
研修/15 回開催、約 700 名参加、職能Ⅱ単独・職能 1 との合同及び多職種との合同
交流会/職能Ⅰ・Ⅱ合同交流会「地域でその人らしく療養生活を継続するための看看連携」
周知活動/研修会時に広報
-96-
Ⅵ. 参考資料
平成 26 年度の実施事業内容と結果
京都府
1.口丹地区と共同研修会
平成 26 年 9 月 26 日(土)13:00~15:00
43 名参加
『地域の看護連携を推進し地域包括ケア実現に向けて』
講演『介護施設での現状』・交流会
結果:各病院から看護師以外の職種の参加もあり、顔の見える交流ができた。
2.看取り研修
平成 27 年 2 月 19 日(木)10:00~16:00
84 名(62 施設)受講
内容『看取り基礎知識編・実践編①、②』
結果:看護職を対象に企画。今後、継続し、看護師以外の職種についても受講対象とする。
※ 講師はいずれも職能委員が担当
交流会/1.在宅・施設で働く看護管理者交流会
平成 26 年 7 月 23 日(水)14:00~16:00
71 名参加
「講演」 『特養看護師のリーダー養成研修』『看護が変われば施設・在宅の看取り
ケアの質が変わる』「グループワーク」『地域のネットワークづくり」
2.地域別介護・福祉施設・在宅等領域の施設看護職代表者交流会
(山城地区)平成 27 年 1 月 21 日(水)14:00~16:00
27 名参加
「講演」 『施設の垣根を越えた看・看連携の必要性 』
「グループワーク」
(京都市内・乙訓地区)平成 27 年 3 月 11(水)14:00~16:00
34 名参加
「パネルディスカッション」 『それぞれの施設での実情・困る事』
「グループワーク」
(北部地区)平成 27 年 5 月 30 日(土)14:00~16:00
41 名参加
「講演」 『介護施設等における看取りの研修プログラムについて』
「グループワーク」『施設内における多職種との連携』
結果:各地区において介護施設などで働く看護職のリーダーの抱える悩み等情報を共有し
地域のネットワークの構築を推進するに糧となった。
大阪府
調査/看取りに関する出前研修を 4 か所で実施した実態調査を報告
日本看護学会 看護管理にて演題発表予定 9 月 8 日・9 日
演題タイトル「平成 26 年度看取りに関する出前研修事業の活動報告」
研修/看取り研修プログラムの提案と実施(出前研修開催)
・<府北東支部> 11 月 8 日(土)14:30~ 枚方総合発達医療センター 参加者 52 名
テーマ「看取り~自然な死へのアプローチ~」
・<府南支部> 11 月 20 日(木)18:00~ 医療法人宝生会 PL 病院 参加者 200 名
テーマ 同上
・<堺支部> 12 月 4 日(木)18:00~ 特別養護老人ホーム ベルファミリア 参加者 55 名
テーマ 同上
・〈堺支部〉 2 月 13 日(金)15:00~ 医療法人錦秀会阪和第 2 泉北病院 参加者 52 名
テーマ 同上
【看護師職能委員会 Ⅰ・Ⅱ合同計画】
病院・施設・訪問看護等の看護職の連携
・支部看護師職能ⅠⅡ委員との合同集会の開催 11 月 21 日(金) 13:30~ 桃谷センター
・シンポジウム 平成 27 年 1 月 24 日(土) 13:30~16:30
ナーシングアート大阪 レモンホール
「認知症の方の入退院調整の取り組み~その人らしく生きるために~」 参加者 206 名
交流会/高齢者ケア施設の看護管理者交流会の開催
11 月 28 日(金)13:30~16:30 2 階 CDE 研修室 参加者:116 名
タイトル:「高齢者ケア施設の課題解決のために~交流会から始めてみよう~」
周知活動/【看護師職能委員会 Ⅰ・Ⅱ合同計画】
病院・施設・訪問看護等の看護職の連携
・支部看護師職能ⅠⅡ委員との合同集会の開催 11 月 21 日(金) 13:30~ 桃谷センター
兵庫県
研修/看護師職能委員会合同研修会
交流会/介護施設で働く看護師交流会、三職能交流会、地区別高齢者ケア施設の看護管理者交流会
in 兵庫
周知活動/看護師職能集会(Ⅰ・Ⅱ合同)
その他/復職セミナー、就職説明会への参加
研修/① 研修会「楽しくできる高齢者のリハビリ」領域Ⅱの看護職・介護職に向けて、施設でのリ
ハビリの方法について好評だった。
② 特養に出前研修・交流会「在宅・福祉施設で働く看護職の研修会・交流会」2 回実施、交
流会では他の施設の看取りについて聞け、家族のアプローチや重要性等参考になった。
奈良県
-97-
平成 26 年度の実施事業内容と結果
和歌山県
鳥取県
③ 職能Ⅰ.Ⅱ集会・研修会「これからの時代に対応した地域包括支援実現に向けて」
④ 3 職能合同集会
交流会/特養に出前研修・交流会 2 回
周知活動/在宅・福祉施設で働く看護師の研修・交流会(特養に出前研修)2 回、
研修「楽しくできる高齢者のリハビリ」 平成 27 年 2 月 7 日、看護師職能Ⅰ・Ⅱ集会・
研修会 平成 26 年 11 月 8 日、3 職能合同集会 平成 27 年 2 月 28 日
研修/「フィジカルアセスメント」の実践編を救急看護の認定看護師を講師に 8 地区支部にて開催。
高機能のモデル人形で体験でき、好評であった。
県下 3 地区において「認知症の理解と対応」を特養・老健・有料老人ホームにて出前研修。
対応困難事例について質問があった。
交流会/上記研修会の後に交流会を実施し顔の見える関係づくりと意見交換ができた
パンフレット作成と配布/研修会終了時に「介護施設等における看取り研修プログラム」を配布
研修/・在宅看護概論(32 名)
・福祉施設の看護職のための出前講座 6 か所(171 名)
[内容]フィジカルアセスメント、意識の確認から、感染予防対策、高齢者のフィジカルア
セスメント、看取りについて、緊急時のフィジカルアセスメント
交流会/・三職能合同研修会(149 名)
・地域看護交流会地区別(62 名)
パンフレット作成と配布/福祉施設の看護職のための出前講座 6 か所(171 名)
その他/WLB 基礎講座(22 名)
島根県
研修/職能Ⅱ交流会と合わせて講演会を開催。106 名の参加者があり、アンケート結果では、
「非常に良い」「良い」が 94%と大変満足度が高かった。
交流会/職能Ⅱ交流会
その他/老人福祉施設協議会との情報交換会
岡山県
研修/「地域連携のための基礎知識」を県内 2 箇所で開催
交流会/「地域連携のための基礎知識」の研修会後交流会開催、情報交換を行う
その他/平成 25 年度に実施した調査を基に、第 45 回日本看護管理学会に「高齢者ケア施設で働く
看護職の業務不安と研修環境」、岡山県看護学会に「高齢者ケア施設で働く看護職の業務
の実態と協会活動への認識」について発表
研修/エンドオブライフにおける意思決定への支援
周知活動/研究会での報告
パンフレット作成と配布/研究会での配布、認定看護師への配布
広島県
山口県
徳島県
香川県
愛媛県
研修会/認知症の人々の暮らしを看護が支える
交流会/「認知症の人々暮らしを看護が支える」をテーマに、施設、病院、家族の立場から講演、
その後グループワークを行い、それぞれの施設の現状について意見交換を行う。
(参加者 66 名)
パンフレット作成と配布/介護施設における看取り研修プログラム配布と活用方法の紹介、看護師
職能Ⅱ領域の紹介ちらし作成と配布
交流会/高齢者施設で働く看護職の交流会(高齢者の皮膚・排泄ケアをテーマに)
調査/平成 25 年度に香川県看護師職能委員会Ⅱで作成した介護施設における看護職員のための
「看
取りガイドライン」活用状況調査を実施
研修/1.在宅での看取りに関する研修会および病院領域・介護福祉関係施設・在宅等領域の交流会
テーマ「在宅で看取るということは…」
2.地区別高齢者ケア施設 看護管理者交流会
3.香川県看護実務者研修会(香川県委託事業)日本看護協会が提案する「介護施設等にお
ける看取り研修プログラム」を参考にした看取り研修
交流会/上記 1、2 の研修会で実施
周知活動/研修会で参加者に周知活動を実施
パンフレット作成と配布/2、3 の研修会および平成 27 年度香川県看護協会定時総会で日本看護協
会が提案する「介護施設等における看取り研修プログラム」を配布
研修/看取りの看護、誤嚥性肺炎の予防
交流会/介護施設等で働く看護職の交流会
周知活動/県社協主催の福祉フェアに参画
-98-
Ⅵ. 参考資料
平成 26 年度の実施事業内容と結果
高知県
福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
大分県
宮崎県
鹿児島県
研修/1.働き続けられる労働環境の改善をめざした取り組み
1)「サプリメントのうそ・ほんと・ダイエットの話」 講師:臨床栄養部部長
参加者 65 名
2.高齢者ケアの質向上を図る研修会
1)「認知症ケア・オムツゼロ」への取り組み
参加者 73 名
2)「生活をつなぐ退院支援~病棟看護師の役割とは~」 参加者 66 名
3.ネットワークの強化に向けた取り組み(出前研修)
1)「移乗・移動のコツ “目からウロコ!あなたの体を守る”」
講師:社会医療法人近森病院リハビリテーション病院 リハ部長 松木 秀行
・8/30 (土) 東部 2 地区【山田・本山・南国地区】
18 名(会員 17・非会員 1)
・11/30(日) 東部1地区【室戸・安芸地区】
27 名(会員 20・非会員 7)
2) 「高齢者の End of Life Care について」
講師:老人看護専門看護師 野村 陽子
場所:東部 1 地区【室戸・安芸地区】 あき総合病院
19 名(会員 4・非会員 15)
交流会/地区支部への出前研修 2 回 ・地区支部連絡会への参加 4 か所
周知活動/地区支部への出前研修 2 回 ・地区支部会への参加 4 か所
研修/基礎ケアの充実、看取り、介護職による喀痰吸引等の看護師フォローアップ研修
交流会/研修会の中でのグループワーク 3 回/年
周知活動/研修案内を封書で配送(600 施設以上)
パンフレット作成と配布/看護師職能Ⅱだより、日本看護協会「看取りケアに関する研修プログラ
ム」の配布、年間研修計画配布
その他/介護職による喀痰吸引等による指導看護師の施設内管理に関する研修プログラムの作成
介護保健施設で働く看護職の働く環境、教育などの実態調査
研修/「介護施設での看護師の役割」 平成 26 年 9 月 27 日
交流会/看護師職能Ⅰと看護師職能Ⅱとの交流会 平成 27 年 1 月 24 日
「看取りケア」~質の高いサービスの提供のため~
講師:久留米大学認定看護師教育センター 徳永 智恵美 参加者 76 名
周知活動/各地区支部、研修、交流会,施設代表者会議,社会福祉協議会、協会ニュース
パンフレット作成と配布/交流会、研修会等
調査/特別養護老人ホームの看護職・介護職の「看取り」の意識調査と、希望する研修内容を調査
した
周知活動/「看取りプログラム」のリーフレットを配布
調査/多様な住まいの場における看取りに関する実態調査についての検討
研修/多様な住まいの場における多職種協働による看取りケア
交流会/介護施設における看護管理者交流会
交流会/3 職能合同交流集会において、分科会で「よりよい看取り」についてグループワーク実施
⇒現場の看護職員の負担が大きく、介護職員との連携強化に課題があるのではないかと
言う意見を抽出することができた。
看護師職能Ⅰ・Ⅱ合同集会「その人らしさを支えるために~つながる看護を考える」を
テーマにグループワーク実施⇒顔に見える関係づくりができ、各地域毎の良い取り組み
が紹介でき、課題も明確化した。
周知活動/老健協会や大分県福祉研修センター等が実施する研修会の講師として協会の研修会や
交流集会について PR 実施
研修/・看護師職能Ⅱ研修会
講演「その人らしい最期を迎えるために看護師に期待されること~求められるニーズと
思いを知る~」
参加者 73 名(会員 20 名、非会員 53 名)
・看護師職能Ⅰ・Ⅱ合同研修会
講演「医療と介護・福祉関係施設・在宅等となぜ連携が必要なのか~今・看護師に求め
られるのもの~」
参加者 101 名(会員 63 名、非会員 38 名)
交流会/研修会にて講演後、グループワークを実施
研修/3 職能合同集会
講演「これからの看護を考える」 日本看護協会 会長 坂本 すが
「介護・福祉・在宅領域等で働く看護師の役割と協働について考える」
講義・各施設現状報告・グループワーク
「高齢者の看取りを考える」「高齢者の看取りケアと看護の役割」
講義・グループワーク
交流会/平成 26 年度地区別高齢者ケア施設看護管理者交流会参加
周知活動/介護施設等における看取り研修プログラム、他団体代表者への説明
-99-
19
平成 26 年度の実施事業内容と結果
その他/地区総会出席、職能委員会活動報告
沖縄県
研修/安全をテーマに「介護事保険事業者事故報告書、事故と法的責任」の講演
~急患発生!なにをみる?何をする?~多職種で行う応急処置について
交流会/「介護施設間の看護ネットワークつくり」をテーマに交流会
周知活動/研修会および交流会において、協会や職能の活動を紹介
「系統的な研修プログラム」「看取り研修プログラム」の配布
パンフレット作成と配布/既存の「看護協会教育計画、看取り研修プログラムの配布」を配布
その他/介護福祉協議会表敬訪問、特養看護職対象の情報交換会開催
「系統的な研修プログラム」の実施について
(2)
平成 26 年度に「介護施設における看護職のための≪系統的な研修プログラム≫」の中
で実施した研修がありましたらご記入ください。
平成 26 年度に「介護施設における看護職のための系統的なプログラム」の中で実施した研修
青森県
「Ⅰ.介護施設の特徴と看護の役割」をテーマとして、「高齢者施設に働く看護職員の役割」と題
して研修会を実施した。
岩手県
高齢者介護施設における看護職と介護職の連携と協働
高齢者の望むケアとは ~最後まで人間らしく~
介護施設におけるリハビリテーション看護
看取り
認知症について
宮城県
福島県
栃木県
群馬県
埼玉県
神奈川県
・ 摂食・嚥下ケア
・ 感染管理(施設合同研修)
平成 25 年度は看取り研修の基礎編を行ったので 26 年度はより実践的な内容で開催した。
フィジカルアセスメントの基礎編
地域看護事業の研修に参加
プログラム内容:介護施設の特徴と看護の役割、連携と調整、急変時の対応、看取り期のケア、
フィジカルアセスメント、認知症のケア、感染管理、安全管理等は実施している。
山梨県
1.フィジカルアセスメント
2.看取りケア
長野県
Ⅰ.介護施設の特徴と看護の役割
Ⅱ.看護実践のための知識・技術
1.日常生活を支援するための基本的ケア、2.急変時の対応、3.看取り
4.セーフティマネジメント
富山県
日常生活を支援するための基本的ケア、フィジカルアセスメント基礎編、生活機能維持のための援
助、感染対策等について
石川県
看護実践のための知識・技術
摂食・嚥下ケア…摂食・嚥下に関する基本的な知識を学ぶ
滋賀県
日常生活を支援するための基本的ケア:① フィジカルアセスメントについて(2 回)
② 褥創ケアについて(4 回)
③ 認知症について(3 回)
京都府
看取り研修
大阪府
看取りの研修は、「系統的な研修プログラム」と「看取り研修プログラム」を使用して実施
和歌山県
フィジカルアセスメント、認知症
島根県
主催は老人福祉施設協議会だが、島根県看護協会から講師を派遣し、看護職員研修を共催で開催し
ている。
フィジカルアセスメント、摂食・嚥下ケア、認知症ケア、急変時の対応(急変時ケア)、看取りケ
ア
広島県
愛媛県
看取り期のケア
誤嚥性肺炎の予防(喀痰吸引、口腔ケア)
福岡県
基礎ケア研修
-100-
20
Ⅵ. 参考資料
平成 26 年度に「介護施設における看護職のための系統的なプログラム」の中で実施した研修
佐賀県
Ⅲ.実践効果をいかすための知識・技術 2.制度に関する知識
介護領域における看護・介護の
関係法規
・「介護施設での看護師の役割と機能」
・「平成 26 年度診療報酬改定の影響と今後の対応」について情報交換
大分県
介護施設における感染管理
介護事故予防と対応
介護施設における看取り
宮崎県
・ブロック研修:急変時の対応
・ブロック研修:看取りについて
介護施設で求められる看護ケアの基本視点
看取り期のケア
鹿児島県
沖縄県
○ フィジカルアセスメントと急変時対応の一部を盛り込んだ。
○ 制度に関する知識:
「看護師の責務」
「権利擁護等」について事故と法的責任の研修に含めた。
「看取りに関する研修」の実施について
(3)
平成 26 年度に「看取りに関する研修」を実施しましたか。あてはまるものに○を付けて
ください。
件数
系統的なプログラムを使用して実施した
系統的なプログラム以外で実施した
いいえ
無回答
計
割合
12
19
14
2
25.5%
40.4%
29.8%
4.3%
47
100.0%
(3)①実施内容をご記入ください。
研修名、形式等
参加者
北海道
研修名:介護保険施設等で働く看護職の交流会
形式:基調講演とグループワーク
79 名
青森県
介護職のための在宅・介護福祉関連施設における看取り
講義
施設での看取り
講義、事例提供、グループワーク
77 名
宮城県
111 名(2 会場で実施)
山形県
「看取り」を支える
講義及びシンポジウム形式の意見交換
群馬県
暮らしを支える看取りケア
講義・グループワーク
194 名
介護保険施設等看護研修Ⅲ管理レベル エンドオブライフ・ケアを意識し
た看取りケアの体制の構築
座学、グループワーク
看取り研修「平穏死」
「グリーフサポートとしてのエンゼルケアセミナー」
2 つの研修会ともに講義、そのあとグループワークや実演開催でほぼ 1 日
の研修会
80 名
神奈川県
新潟県
2 つの研修会で、計 300
名参加
山梨県
最期までその人らしさを支えるために-看取りケアの基礎知識編-
講演およびグループディスカッション(交流会)
69 名
長野県
在宅における看取り・施設における看取り・家族を含めた利用者の意思決
定支援
講義形式
135 名
富山県
看取りのケア ~自然な看取りの支援について~
講義、グループワーク
131 名
-101-
研修名、形式等
静岡県
愛知県
三重県
滋賀県
京都府
大阪府
奈良県
和歌山県
鳥取県
島根県
広島県
山口県
愛媛県
福岡県
佐賀県
熊本県
「その人らしく生き抜くことを支えるために」
基調講演・実践報告・パネルディスカッション
看取りの概念と意志決定のあり方
講義
地域別研修会
地域に出向く。施設を借りる(無料)。3 近隣の施設に発表を依頼する(訪
問看護ステーション 1 か所)。質疑応答。時間は、就業後に 1 時間とする。
① 高めよう!地域で看取る力を ~旅立ちを支える技とこころ~
② 介護施設における看取り
① 講義、② 講演+グループワーク
介護・福祉施設・在宅等領育域の看取り研修会
講義および演習
出前研修 テーマ「看取り~自然な死へのアプローチ~」
講義形式
事例を通して学ぶ在宅での看取りケア
講義形式・交流会
看護師職能集会 高齢者のエンド・オブ・ライフケア
講義形式
看取りについて
福祉施設の出前講座
施設における終末期ケアと看護倫理
講演とグループワーク
エンドオブライフにおける意思決定への支援
講演・グループワーク(意見交換)
介護・福祉関係施設在宅等領域の検討会
研修会・グループワーク
地域における看取りケアの実際
集合研修
デス・エデュケーション
講義と死の擬自体験、グループワーク
「看取りケア」 ~質の高いサービス提供のために~
講演とグループワーク
多様な住まいの場における多職種協働による看取りケア
シンポジウム
参加者
76 名
107 名
① 112 名 ② 57 名
③ 76 名 計 245 名
① 15 名 ② 41 名
84 名
出前研修 4 施設
参加総数 359 名
47 名
155 名
23 名
106 名
35 名
66 名
100 名
46 名
76 名
73 名
大分県
介護施設における看取り
講義・演習形式
101 名
宮崎県
看護師職能Ⅱ研修会
講演およびグループワーク
73 名
准看護師研修 看護師職能Ⅰと合同
講義・グループワーク
204 名
鹿児島県
(3)②研修を実施した結果、良かったと感じたことをご記入ください。
研修を実施した結果、良かったと感じたこと
北海道
青森県
宮城県
基調講演では、本人・家族の意向を尊重した支援の現状について実際の事例をもとに話していただ
き、感銘を受けた参加者が多かった。グループワークでは、本人・家族の意思決定を支えるための
コミュニケーション多職種との連携等の視点で活発な意見交換がなされた。アンケートでは受講者
の 97%が、看取り、最期の関わりについて再考することができたと回答していた。
・看護職と介護職が一緒に学ぶ場となった。
・満足度 98%と高かった。
・勉強になった、との感想が多かった。
・参加者の内訳は、介護老人福祉施設、介護老人保健施設、その他(訪問看護ステーション等)が
3 割ずつであり、お互いの意見交換が図れた。
・看護部長からスタッフまでの参加があり、同じ立場同士での意見交換ができた。
・今後の研修や交流会を望む声が多く、今後の継続が重要である。
・出席者の半数が非会員であり、入会案内を行った。その結果、前年度に比較し会員が約 1 割増加
した。
・協会本部のみならず、地域に出向き実施した。地域では参加者は少数であったが密度の濃い研修
-102-
22
Ⅵ. 参考資料
研修を実施した結果、良かったと感じたこと
山形県
群馬県
神奈川県
新潟県
山梨県
長野県
となった。また、地域に出向くことにより、今まで参加しなかった施設からの参加も見られ、前
年度に比べ、参加施設数が 8 割増加した。他施設との交流が図られ、ネットワークの構築に役立
てられるものと思う。
・看護師職能Ⅱ主催の研修で参加者 207 名と多くの方に参加していただいた。しかし、8 割が病院
勤務の看護師であった。病院領域の看護職の在宅看取りへの関心が高まっていると感じた。
・自然な死・死生観・看取りを支えることについて実践的な内容で、データや資料なども多く提示
していただき、満足度の高い研修となった。
・在宅側と病院側の現状の意見交換が行われたことは 1 つの成果と考えられるが、今後は職能Ⅱ領
域にどう周知していくかが課題となった。
研修後アンケートより 7 割以上がテーマに関心が有って自主的に参加した人だった。期待度が高
く、研修の狙いに沿っていて理解しやすかったと答えた人が 96%、新しい知識や技術を獲得し、仕
事に生かせると感じている人も共に 93~98%(いずれも『だいたいそう思う』を含む)満足度も高
く、感想でも『心がすっきりしました』『他者の意見が勉強になりました』『迷いが解決できた』
等意見を多数いただき、次年度の研修に対する期待も高まった。その中で、職能Ⅱ領域知っている
か?聴いてみたところわずか 18%しか認知されていないことも分ったので、次年度の周知活動をど
のようにしていくかが課題として明確になった。
各施設の現状と課題が明らかになった事、自施設だけが悩んでいるのではなく、看護職がもっと連
携を取って発信していかなければならないということを、身をもって考えチャレンジしていく事で
ある、と、思ったこと。
看護師職能Ⅱの認知度がいま一つのこともあり、研修会参加を通して協会会員増に繋げていくよう
委員一同参加者に声かけしているところである。職能Ⅱの参加者は、やはり研修会には関心が高く
参加したい意向はあるが、施設での看護師数が少ないために、研修会に出たくてもなかなか出られ
ない現状がある。しかし、研修会でのアンケートを見ると、「とてもためになった」、「自分だけ
の問題、悩み出なかった」などの意見も聞かれ情報を共有することで日々の問題が解決に向かって
いるように感じる。
参加者からは「実践している看取りケアを再考する機会となり、問題点や課題を明確にできた」
「施
設に持ち帰り、現状の対応の見直しを検討したい」等多くの意見があった。また、講演に関連した
テーマで交流会を実施し、出された意見に職能委員がコメントしたことで、さらに理解を深めるこ
とができた。活発な意見交換が行われ、施設を超えて情報交換できる貴重な機会となった。
・日々延命、救命、医療の判断に悶々としていたが考えることができた。
・家族の意思決定について専門職のすべきことを考え直せた。
・貴重な体験事例から学ぶことが多かった。
富山県
施設、在宅を問わず、関心が高いことが伺えた。
静岡県
3 年間継続して「看取りケア」に関する研修会を開催しているが、年々、施設・在宅における看取
りに対する意識や取り組みが進んでいると研修の参加者の意見や報告から実感できた。研修会の参
加者がそれぞれの施設の取り組みに対して情報交換ができている。
参加者の 75%は病院看護師であったが、内容は介護施設における看取りがテーマであったため、病
院から在宅への移行や多職種連携について理解できたという評価が得られた。
病院看護師の在宅・介護施設における看取りを知る機会となった。
看護職から「こんな研修をまっていた」、「自施設でもケア出来そうに思う」、「在宅の看取りも
いいですね」、「他の施設の見学ができよかった」、「病院看護師に対して引け目を感じていたが
自信につながった」等の感想が有り、企画してよかったと思った。また、皆様には色々な形で参画
していただけ、質向上の啓発になったように思う。県協会 1 名、看護師職能 2 名で研修の運営を行
なった。会場提供の施設の皆様には準備等で多大なご協力をいただいたが、皆様も満足でしたと言
っていただけた。
とてもわかりやすかった。地域内の他の施設の人との交流ができた。他施設の現状や対応など参考
になった。
愛知県
三重県
滋賀県
京都府
大阪府
○ 資料について内容は充実していて、分かり易い。
○ グループワークは地区別に分かれて行った方がよい。
○ 『看取り』にかかわる若い人の自主参加があった。
○ エンゼルケアはよかった。
参加者の 95%が研修に満足し、94%が今後の実践に役立ち、出前研修があれば 88%希望すると 回
答が得られた。
・平成 25 年度の試行研修を踏まえ、26 年度の「看取り ~自然な死へのアプローチ~」と題して
の出前研修は、 依頼元の要望に応えた研修場所と時間設定により、 職場の諸事情から研修に
参加することが難しい施設看護師・介護職にとって参加しやすい条件を満たすことができたと
言える。
・本年度の看取りの出前研修事業は、施設看護師・介護職にとって看取りを自然なものと感じてい
くきっかけとなった。
-103-
研修を実施した結果、良かったと感じたこと
山口県
・施設での看取りの質を向上させ、継続していくための「参加しやすい」「わかりやすい」勉強会
の機会の提供を希望した意見が大半であった。
・今後、高齢多死時代を迎えるにあたり、看護が病院から在宅に移行していくため、在宅や施設で
の看取りが施策としてどう考えられているのか、制度はどうなっていくのかといった不安もあ
り、「自分たちはどのように体制を作っていけばいいのか」という思いも表出されていた。
これらを踏まえ、27 年度も継続して実施する。
在宅・施設での看取りについての事例をとおして難しさや必要性が理解でき、自施設での実施に参
考になった。
患者、家族について説明が重要なキーワードだと感じた。
多職種との方と意見交換ができ、自分の施設でも活用できることがあった。
ターミナル期だけでなく、認知症の方への考えが変わった等の意見があった。
高齢者の生活の質をいかに向上できるか、健やかに生き、そして安心して人生の終焉を迎えるため
に、どのように人生の終末期をいきるか、理想的な終末期とはどのようなものかを考える機会とな
り今後の看護支援に役立てることができた。病院の看護師の参加も多くあり退院支援について看護
師の役割が理解できた。
看護職と介護職と同じ内容を共有することで施設での対応方針が統一出来て良いと思う。
現在の看取りの考え方について、まだ理解されていない部分が多くあり善い研修であった。
アンケート結果から、「今までのケアで良かったと思えた。」「尊厳を守る日々のケアの延長に看
取りがあると痛感した。」「自分がして欲しいエンド・オブ・ライフ・ケアをします。」など、日々
我々が行っているケアの意味づけの機会となり、今後の EOL ケアに対する意欲も高めたようであっ
た。
また、グループワークでは、「他の施設の現状や課題を知ることができた。」「いろいろな施設の
人と話が出来て良かった。」など、施設間のネットワークづくりにも役立ったのではないかと考え
ている。
Ⅰ領域の看護師の参加もありⅡ領域看護師とお互いの施設・在宅での実態の情報交換ができた。
他施設での取り組みの状況がわかり、今後の活動に活かすことができた。また、非会員の看護師に
もⅡ領域の活動を知ってもらう機会となった
介護施設・福祉関係・在宅等領域の看護職の課題発見と病院領域との連携強化に役立った。
愛媛県
自宅での自然死への向い方や医療職の関わりの在り方が示唆された
佐賀県
・アンケートの結果、「有意義な研修だった」がほぼ 100%であった。
・在宅で働く看護師の勉強の機会や情報共有の場が持てて良かった。
・在宅で働く看護師に勇気と希望と専門性の再確認が出来た。
熊本県
各職種間における傾聴共感を基本とする積極的コミュニケーションの必要性が理解でき、多職種協
働の意義と展開方法が学べた。介護施設における看護・介護の協働の必要性が理解でき、勤務施設
において取り入れていきたいとの意見が多数寄せられた。さらに、看護職能Ⅱの活動について理解
や反響があったことが最大効果であった。また、会開催後に看護協会に即入会手続きを行ってもら
ったケースがあったこと。
施設でのマニュアル作りの参考にしたい。看護師の役割が大きいことを実感した。看取りについて
一歩前進したような感じがする。施設でチーム編成をもう一度検討したい、という感想があった。
講演については、「そのひとらしい最期」を迎えさせるために、その人の生活史、地域を知ること。
死生観について考える機会になった等の声があった。グループワークでは、様々な職域で働く看護
職が意見交換することで、日頃から抱えている悩みや不安について解消できたと考える。また、交
流を通じて顔見知りとなり、日々の業務の中で連携ができている。何より、気づき・振りかえりが
できたと感じる。
研修参加者が多かった。
介護施設、在宅領域で働く看護師の参加も多かった。
看取りについて関心が高く、認定看護師の講義は実践に活かせる内容であった。
奈良県
和歌山県
鳥取県
島根県
広島県
大分県
宮崎県
鹿児島県
-104-
Ⅵ. 参考資料
(3)③研修を実施した際に、お困りになったことはありますか。あてはまる項目すべてに○
をつけてください(複数回答)
。
件数
割合
具体的な企画を立てることが難しい
4
6.9%
受講者が集まらない
6
10.3%
予算がない
4
6.9%
講師の担い手が見つからない
2
3.4%
広報先がわからない
4
6.9%
人手がない
2
3.4%
その他
3
5.3%
無回答
33
56.9%
(その他)の内容
・18 時以降の研修依頼のため、職能委員及び講師の負担が大きい。
・会員が少ないので地域の状況がつかみにくい。地区別研修場所の確保
・会場が手狭の時もあり、参加者を絞らざるを得ない場合もあり、内容により会場選択
で困る場合もある。
(3)④(上記③で 1.~7.を選ばれた方に伺います)今後、どのような方策をお考えですか。
今後の方策について
宮城県
山形県
群馬県
新潟県
長野県
・地域開催時に受講者が集まりにくいので、広報活動の工夫
・地域医療介護総合確保事業の補助金の確保とその後の研修のありかたの工夫
・人手については、職能委員会と支部との連携
・老施協・老健協に対し、関連施設への研修会開催周知の依頼
・県健康福祉部より高齢者施設への研修会開催周知の依頼
・老施協・老健協・訪問看護連絡協議会等の関連会議や研修会に参加しての情報発信
・看護師職能Ⅱ領域にフィットした研修企画の検討
訪問看護師の養成には県から補助金が出ているので、介護施設職員が現在はそこに参加することは
できないので、その研修に参加できるように働きかけるか?介護施設職員で系統的な研修を実施出
来るようになるのか?今後会長を通じて行政に研修の必要性を働きかけて予算を確保できるよう
にして行きたいと思う。
・このまま、看護師職能Ⅱとしての役割と、社会的重要性の位置づけを皆さんに理解し知っていた
だくためにも研修会は継続して実施していく方向である。
・できれば看護師職能Ⅰとの連携により、スムーズな地域包括ケアシステム構築に向けて、職能Ⅱ
として手を取り合ってやっていきたい。そのためにも職能ⅠとⅡの連携は欠かすことができない
と考えている。
26、27 年度は地域再生医療基金から予算をいただけたが、28 年度は新基金からいただけるように
申請する予定。
富山県
看護師職能Ⅱで、今後検討していきたい。
三重県
県協会の支部長の協力を得る。他団体のネットワークを利用する。
大阪府
今後は講師選定にあたり、認定看護師、専門看護師の活躍の場を増やすとともに一定の講師に負担
がかからないように「基本」版を作成し、事例などをそれぞれの講師が付け加える方法をとるよう
にしたい。今年度、パワーポイントの基本と講義用冊子の作成を行なう。
職能委員の負担軽減のため、3 か所で実施し、1 か所は昼間開催にした。
施設に出かけての研修であるため、周辺の病院、訪問看護などに案内状を出しているが、少ないた
め、その地域の知人や事業所などを通じて電話連絡していこうと考えている
奈良県
和歌山県
講師は看護協会に相談する。
施設は研修参加が困難であるため引き続き出前研修を続ける。
島根県
高齢者ケア施設や在宅等で働く看護者のニーズをつかみとることで、具体の企画につなげたい。そ
のために、委員以外の方からも広く意見を収集する、老健協や老施協などと共催で企画する、種々
の研修会に参加してヒントを得る、など。
広島県
広報先を非会員にも周知していただけるように、職能Ⅱ領域担当委員による検討
会員、非会員を問わずに広報を行う。
-105-
今後の方策について
福岡県
各地区で開催された研修等を調べて講師を探す
佐賀県
1.研修開催時間の調整
例)10:00~15:00 18:30~20:00
2.文章案内と電話での案内を併用する。
3.施設、在宅領域等の看護管理者の集会をして、研修参加の必要性と研修参加しやすい職場環境
の推進に協力をお願いする。
1 に関しては、県看護協会の職員の方々に相談し指導をいただく。5 に関しては、研修会参加者の所
属機関等のデータの集積をもとに広報先を把握する。また、県関連部署への協力依頼を行う。
熊本県
大分県
県からの補助金を頂く
今年度は、パンフレットを作成し、地区事理の協力も得て、協会員以外の施設への配布を実施。
協会で実施している、研修会で参加者にパンフレットを配布。
協会広報誌へ看護師職能Ⅱ独自の記事記載を検討中。
(3)⑤貴都道府県内において平成 26 年度に実施された「看取りに関する研修」について、
把握しているものがあれば、下記にテーマおよび開催団体名と概要をご記入ください。
テーマ
団体名
概要
南東北認知症介護指導者
ネットワーク
山形県村山保健所
内容:在宅での看取り支援
講師:往診医師
一般住民や医療・介護等関係者を対象に在宅療
養推進地域フォーラムとして開催。被災地など
を回り看取りや在宅医療の撮影に力を入れて
いる写真家の講演会
看取りの勉強会
山形県看護協会訪問看護
ステーション
すべての看護職のため
のエンド・オブ・ライ
フ・ケア
福島県訪問看護連絡協議
会
がん患者の緩和ケア
―がんと共生する患者
を支えるために―
福島県看護協会
グループホームや病院に看護協会訪問看護ス
テーションの看護師が出向いて看取りについ
て講演 (7回実施)
ELNEC-J.
聖 路 加 with FLAN ( Fukushima Liaison
Association for Visit Nursing:福島県訪問
看護連絡協議会)
平成 26 年 6 月 14 日、15 日
参加者 78 名
目的:緩和ケアの実際と看護職の役割を理解
し、がんに伴う苦痛に対する適切なアセスメン
トと症状マネジメントについて学ぶ。
内容:がん患者の身体的・精神的特徴、がん患
者の意思決定への支援、家族への支援、チーム
医療における看護職の役割、患者主体の症状マ
ネジメント、緩和ケアの実際
施設における看取り
群馬県老人福祉施設協議
会
公立富岡総合病院
宮城県
在宅での看取り支援
山形県
家族・地域で支える老
い・いのち・看取り
福島県
群馬県
すべての介護士の為の
看取りケア研修会
千葉県
施設見学
看取りケア概論・出現しやすい症状と対応・看
取りの現状と課題・尊厳ある介護と看取り・高
齢者へのケア・コミュニケーションの基本・臨
死期のケアと看取り
終末期にある人と家族が、望む場所で安心か
安楽に過ごせるために、がんの疼痛コントロー
ル方法、コミュニケーション技法、家族支援な
どの必要な知識を学ぶ。(計 4 日間)
在宅緩和ケア
千葉県看護協会
穏やかな看取りへのケ
ア
千葉県看護協会
神奈川県
看取りのシンポジウム
県老健看護部会
長野県
看取りケア・グリーフ
ケア
人生最期の看取り
看取りまでの数週間と
その看護
上田市有志の会
講師 高齢者福祉総合施設 園長
長野県看護協会飯田支部
長野県看護協会大町支部
講師 看取りの専門家
講師 緩和ケア認定看護師
-106-
患者が望む「その人らしい最期」を迎えられる
ような援助を行うために、臨死期の看護につい
て学ぶ(1 日×2 回)
特養、老健の看護師にパネラーとして講演を実
施した
Ⅵ. 参考資料
テーマ
石川県
団体名
延命治療って何?
金沢市医師会、石川県介
護支援専門員協会金沢支
部
基調講演
1)「我が国における高齢者終末期医療の
現状と課題」
2)「欧米豪の高齢者終末期医療」
シンポジウム
架空事例を提示し、家族・ケアマネジャ
ー・かかりつけ医・専門医療機関医師の立
場から、治療法の選択等についてディスカ
ッションを行い、終末期医療を考える機会
とした。
がん患者・家族の臨死
期のケアと看取り
日本看護協会主催
病院や在宅など、さまざまな場におけるがん
患者とその家族の臨死期のケアと看取りにつ
いて学ぶ。
・開業医と特養の看護師から施設における看
取りについての講演
・施設の看護師及び介護職から看取りに対し
ての考え方、行動についての講演
介護福祉士会
福井県
概要
ターミナルケア
福井県看護協会
看取りの援助
福井県社会福祉協議会
三重県
介護施設での看取りと
看護職のあり方
三重県看護協会
京都府
京都市ケアプラン研修
京都府介護支援専門員会
別添資料参照
兵庫県
尊厳を守る看取りケア
兵庫県看護協会
地域における高齢者の
看取りケア
兵庫県看護協会 各支部
総論と各論に分け、7 日間の研修体制を組
み、病院から在宅までのコアとなる人材育成
を目的に実施した。
支部会員のニーズに合わせ、介護施設や多職
種での支援をテーマに開催
高齢者の専門的な看護
ケア
―看取りと連携―
プロのターミナルケア
奈良県老人福祉施設協議
会
老年看護認定看護師の講義
高齢者の特徴と看取りに関しての講義
(株)雲母書房
生活の場に根ざしたターミナルケア
高齢者施設におけるターミナルケア、その他
ターミナルケアの基礎
研修
御茶ノ水ケアサービス学
院(株)
「看取りの風景」
在宅医療連携拠点事業と
市民公開講座のコラボ
ターミナルケアの基礎、ターミナルケアの体
制づくり、ターミナルケアの実際、事例を通
してターミナルを考える
退院カンファレンスや看取りの場面を設定し
た寸劇。参加者は OT・PT・ST・CM・MSW・介
護福祉士・Dr・Ns と多職種が連携。市民参加
型で啓蒙活動も図れた。
「終活」~終の棲家を
どこにする
「がんが病気じゃなく
なったとき」
ELNEC-J 高齢者カリキ
ュラム看護師教育プロ
グラム
訪問看護連絡協議会
奈良県
和歌山県
島根県
総合病院看護部の公開講
座
島根県療養型医療施設看
護管理者連絡協議会
-107-
基礎、家族への見取り準備教育
講義、演習
・施設での看取り対応のポイント
・安らかな最後のための援助にむけて
・自施設で見取り対応に困っていること、工
夫していること
長期の寝たきりの方が死を迎える際にきれい
な姿になるために、短期間でのリハビリテー
ション的看護が必要。また、死を迎えるに当
たり、事前に家人に予測される経過等を正し
く説明しておく事が大切
がんで夫を亡くした妻の思いや家族の思い
高齢者のエンド・オブ・ライフ・ケアにおけ
る看護、痛み・症状マネジメント、エンド・
オブ・ライフ・ケアにおける倫理的問題、コ
ミュニケーションなど、エンド・オブ・ライフ
にある高齢者と家族に必要なケアを包括的に
学習。
テーマ
岡山県
団体名
概要
緩和ケア病棟における
看護の実際
ターミナルケアで大切
なこと
岡山県看護協会
最高の一日、最良の最
期
広島県緩和ケア支援セン
ター
在宅ホスピス医からみた命の輝きをテーマに
看取りについて講演会が開催された
家で死ぬということ
高齢社会をよくする女性
の会
在宅支援診療所山崎章郎医師による講演会。
広島市後援
自宅で最期を迎えることを可能にするために
どうあるべきかを話された。
山口県
患者・利用者の意思決
定の尊重
実践 在宅での看取り
エンディングノートの学びの中から行政書士
西谷佳紀先生の講演、グループワーク
在宅医、訪問看護師の立場から講演
愛媛県
スピリチュアルケアの
実際
訪問看護ステーション
の経営と人材管理
エンゼルケアとエンゼ
ルメイク
訪問看護師、医療機関の
看護師相互研修
訪看、医療機関の看護師
相互研修
えひめ緩和ケア研究会
訪問看護管理者研修会
訪問看護ステーションの経営と人材管理
長崎県看護協会研修セン
ター
・看護職・介護職の知っておくべき看取り
・現在行われているエンゼルケアは(?)
・エンゼルメイクと実際
日本看護協会インターネ
ット配信
がん死のプロセス/がん患者・家族の臨死期の
ケア
広島県
佐賀県
長崎県
がん患者・家族の臨死
期のケアと看取り
広島シルバーサービス振
興会
家で看取るということ
熊本県
宮崎県
鹿児島県
沖縄県
住み慣れた地域で暮ら
し、最期を迎えるため
の医療提供体制につい
ての検討
多職種からみた緩和ケ
ア
玉名郡市医師会
緩和ケア、看取りのケア、家族のケアについ
て
自宅や施設で過ごす高齢者に穏やかで自然な
最期を過ごしてもらうために終末期、緩和ケ
ア等の在宅支援診療所の医師による講演
チャプレンカウンセラーによる講演
基調講演「最後まで自分らしく暮らし続ける
には」
シンポジウム 在宅看取り経験者 2 名の報告を
うけてディスカッション
デスカンファレンス開催と活用、ドクターネ
ットについて、地域住民の啓発活動について
都城緩和ケア研究会
6 団体からの研究発表
職種:看護師・医師・薬剤師・栄養士・介護
支援専門員、理学療法士・作業療法士
地域がん診療連携拠点
病院等の取り組み状況
について
県西在宅緩和ケア推進連
絡協議会
都城保健所において医師を交えての、各施設
の取り組みについて発表。
介護老人保健施設の役
割 看取り 在宅復帰
介護老人保健施設協議会
講義
介護職のための看取り
ワークショップ
日本死の臨床研究会九州
支部
ターミナルケアの取り
組み
沖縄県老人福祉施設協議
会
在宅で看取ること
自宅や居宅系施設での
ターミナルケア
浦添市在宅医療ネットワ
ーク
在宅で最後を迎える方
へのサポート
在宅でのターミナルケ
ア・看取り
訪問看護ステーション連
絡協議会
講義「死のプロセスとケア」
講義「当施設における看取りの現状と課題」
グループワーク
老人福祉施設職員研究大会の分化会において
看護・介護・多職種で取り組むターミナルケ
アで討議
市民公開講座
基調講演とパネルディスカッション
訪問看護師、家族、施設職員、緩和ケア医師
がパネリスト
訪問看護管理者対象に企画
宮崎和加子先生を講師に招き、講演、事例を
グループで討議
-108-
Ⅵ. 参考資料
(3)⑥平成 26 年度に実施された研修会や交流会について、例年と比較して参加者は増えま
したか。
件数
増えた
かわらない
減った
無回答
計
割合
29
9
4
6
47
60.9%
18.9%
8.4%
12.6%
100.0%
(3)⑦参加者が増えたとお答えいただいた方にお聞きします。どのような工夫をされました
か。
工夫したこと
北海道
交流会案内の郵送先を増やした。
宮城県
三重県
・テーマを施設での「看取り」とし、興味のあるテーマにしたこと。また、話題提供者を、介護老
人福祉施設、介護老人保健施設、グループホームの看護職に依頼し、回数を 2 回とし、地域に出
向いての開催としたこと。
・医療介護総合確保事業としたため、会費を無料としたこと。
・平成 26 年度地区別高齢者ケア施設の看護管理者交流会からの、続きとしての研修としたこと。
平成 25 年度 認知症ケア 83 名 ⇒26 年度 67 名
毎年、広報として作成した研修リーフレットを初めは老施協や老健協に配信していましたが 徐々
に、小規模多機能・グループホーム等の団体や訪問看護連絡協議会等を加え事務局を通してメール
配信や、各種研修会などの機会に配信・配布していただくようにした。
職能Ⅱにおける看護管理者や公開講座における高齢者ケアや看取りに関する関心度が非常に高く
なっている現状にテーマがマッチしたものと考えている。
研修や集会等で看護師職能ⅡのPR活動を行い、口コミでも大いに活動を行った結果ではないかと
推察する。職能Ⅱの活動を県看護協会の「看護だより」に掲載していただき協力をいただいた。
職能Ⅱ以外の研修会等にも声かけしたり、職能Ⅰの委員会に出させていただいて PR したりした。
また、異業種の方を招き研修会等を計画実施したことで、職能Ⅱに興味関心を持ってもらうことが
できた。県から高齢者施設で勤務する看護師向けの研修会の依頼もあり、少しづつ職能Ⅱの役割が
社会的に認められるようになり、役割拡大が図られてきているように感じる。
• 県の長寿社会課と連携し、関連施設に研修案内を送付した。
• 職能委員が、所属する施設および関連施設に研修参加を呼びかけた。
• 研修 1 か月以上前から県看護協会ホームページに開催案内を掲示して参加を呼びかけた。
• 研修会終了時に、次回の研修予定をアナウンスした。
1.研修計画を会員のいない施設にも配布している。
2.会員がいない施設を訪問し、看護協会の役割や活動を紹介しながら、顔の見える関係を築いてい
る。
講義形式から発表形式…その関係者の参加が増える
滋賀県
他団体(病院協会など)との協賛
京都府
研修内容が介護や看護の現場での困りごとや学びたいこととマッチした。
今まで取り組めていなかった。
出前研修の際に次回の案内を行なった。
高齢者施設の看護管理者交流会でも案内を行なった。
ワムネットで公表されている 施設宛てに出前研修案内を送った。
看護協会だけでなく、社協や管理者会、看護連盟などで開催した。
情報提供手段への定着と委員としての意識が高まっている。ホームページでの案内の充実、早期に
案内する
出前研修で福祉施設にいっているが、その施設近隣の病院・訪問看護や居宅介護事業所などに案内
状を出すが集まりが悪いので、電話で勧誘している
特別な工夫はないが地域包括ケアシステムが構築される中で関連する研修会や交流会が開催され
ているため参加の機会が増した。
管理者研修などで、委員会の事業報告とともに今年度の事業について説明した。
地域包括ケアシステム構築、推進の流れは交流会の参加者を増やしていると考える。
介護保険施設のみではなく、療養型医療施設や有料老人ホーム等(会員・非会員に関わらず)に広
報した。
栃木県
群馬県
東京都
神奈川県
新潟県
山梨県
富山県
大阪府
兵庫県
奈良県
和歌山県
鳥取県
島根県
-109-
工夫したこと
岡山県
参加者が増えたもっとも大きな理由は、現場のニーズに合ったテーマ、そして講師の集客力だと考
えている。
老施協・老健協・訪問看護ステーション連絡協議会へ研修案内を送った。
山口県
参加しやすい曜日の設定等を行う。
香川県
1.施設看護職員が多く参加する研修会をリサーチした。
2.リサーチした香川県主催の研修会で看取り研修が実施できるよう香川県看護協会から香川県に
働きかけてもらえるよう依頼し協力が得られた。
他団体を通して研修案内を送付した。
愛媛県
佐賀県
熊本県
大分県
宮崎県
鹿児島県
沖縄県
1.看護師職能Ⅱのパンフレットを作成し配布。
2.協会ニュースに委員会活動内容に加え、前年度の研修参加施設やアンケート等を円グラフで掲
載している。
3.興味のある講師推薦。
4.研修会や交流会、集会時に、職能Ⅱ委員長として、皆さんの意見が反映する職能であり、その
ためには会員になる必要性を訴えている。
研修会テーマをより実践に役立つものにしたことや研修内容の充実
看護師職能Ⅱの委員会活動も 3 年目となり、委員一人ひとりの声かけ運動が実を結び、徐々ではあ
るが、非会員への周知もでき、参加者が増えてきている。
地区活動においても、病院で働く看護職が主体であったが、今年度は地区委員に看護師職能Ⅱ分野
の看護職も参加するようになり、協会活動を広く PR できたことも参加者増加の要因と考える。
・看護師職能Ⅰ・Ⅱの合同研修会開催
・研修会には必ず交流ができる場つくり、グループワークを企画
・参加者の意識の変化(口コミ)
・委員の働きかけ
1.介護施設「看護職」あてに Fax で案内した。
2.介護連絡会(グループホーム)の事務局を通した案内
3.老健看護部会を通した案内
平成 24 年 44 名 ⇒ 平成 25 年 48 名 ⇒ 平成 26 年 131 名へ増加した。
看取りケアについて関心が高く、必要性を感じている。
問 5.会員獲得についてお伺いします。
(1)貴協会で訪問看護や介護施設で働く看護職の会員は増えましたか。あてはまる番号に○
をつけてください。
件数
増えた
減った
かわらない
無回答
計
割合
29
2
13
3
47
-110-
61.7%
4.3%
27.7%
6.4%
100.0%
Ⅵ. 参考資料
(2)会員を増やすためにどのような活動を行っていますか。
件数
43
研修会や交流会の開催時に入会
の案内をしている
31
研修や交流会の開催場所に入会
書類を置いておく
1
研修や交流会の案内を出す時に
入会に関する文書も出している
7
施設や会議に出向いて説明をし
ている
割合
47.8%
34.4%
1.1%
7.8%
その他
4
4.4%
無回答
4
4.4%
(その他)の内容
・職能委員が関連する施設や会議時に、活動内容を話し入会案内する。
・訪問看護師養成研修時に賠償責任保険に入る必要の説明
・ワムネットで公表されている 施設宛てに出前研修案内を送り、研修の中で入会案
内を実施
・研修計画表などを配布し、職能Ⅱの領域の研修等アピールしている
問 6.日本看護協会「看護師職能委員会Ⅱ」へのご意見・ご要望について伺います。
「看護師職能委員会Ⅱ」について、ご意見やご要望等がございましたらご記入ください。
ご意見やご要望
方向性が明確であり、自分達の活動にどのようにつなげるか検討しやすい。
施設等の看護職には看護師職能委員会Ⅱが周知されにくく、課題を多くかかえているにも関わらず問題意識を
持っていない状況があるように思われる。そのため活動に広がりがなかなか見えない状況がある。看護師職能Ⅱ
領域で看護管理的立場の方々が意識改革できる取り組みを今後も期待する。
社会の流れは在宅へと加速しているが、受け皿となる施設や訪問看護ステーションでの職員確保・受け入れ態勢
等の整備が不十分なまま右往左往しているケースもある。職能Ⅱの活動内容の周知は研修・ホームページ等で伝
達していきますが、現実的に管理者の抱える課題の集約、意識改革に向けての発信を今後も要望したい。企画へ
の経済的支援もお願いできればありがたい。
看護職の働く場所が多様化してきている中で、研修案内を施設宛に出しても看護職員に届いていないケースも
ある。そのような現状を踏まえ、 【多職種連携=看護師の所属団体の連携】も大切と考え、様々な団体や各施
設の施設長等にⅡ領域の活動をもっと PR していく必要性を感じている。今、県老施協の研修委員を受け、看護
部会の担当を志願し、研修計画等にも参画している。その中で、直接現場で働く看護職と接し、職能Ⅱ領域の PR
をしています。施設では看護職員は少数なので、様々な不安を抱えていることもよく話に出る。そう言った声を
集約し、活動につなげられれば良いと思っている。今年度は職能Ⅱ領域の認知度を上げることを目標としている
ので、様々なところで紹介していけるように頑張りたいと思う。
また、昨年の調査票にも書いたが、この調査の提出期間を 1 か月くらいいただけると委員会で十分委員の意見を
聴き作成できるので、もっとより現実的な深い内容となるのではないかと思う。ご検討いただきたい。
訪問看護開設を考えている看護職の人を対象とした研修等の要望があった。
-111-
ご意見やご要望
地域包括支援システムが円滑に運ぶ事は今後の日本において不可欠であると思うが、あまりに高齢化が早すぎ、
他部署との連携が追いつかないと強く感じている。看護師職能Ⅱの看護師は介護保険や福祉制度にも精通した
幅広い知識を持たなくてはならない一方で、サービス体系が多い為、Ⅱの看護師間でも看護のありかたが見え難
いという事を感じることがある。事実、老健は医療行為の方も十分対応できると思っていた、と他の部署の職能
Ⅱ看護師より聞き、マルメの中での対応で積極的な医療提供は殆どできないと伝えた事がある。逆に介護施設に
勤務する方は、訪問看護や療養型に関する運営基準等について分からない事がある。施設や事業所によりばらつ
きがあるため、どこまで対応しているか見え難い実態もあるようだが、それぞれの役割の特性を制度上の切り口
から学ぶ機会を設けることはできないか。
また、これは意見だが、古くから開業されている診療所や退院システムが構築されていない急性期病院など、医
療全般に関する柔軟性があれば、対象者が居宅に戻るまで適切な支援をマネジメントする事が出来るが、高額多
剤内服や安定者の医療行為の振り返りはなされず、老健といった制度の狭間で支援の継続をどのようにしてい
けばよいか悩むケースも少なくない。インスリン注射や骨粗鬆症における注射等自己管理もできるようになり、
そういう意味では多くの方に福音をもたらしているが、ひとたび認知力低下や視力障害などで生活能力が落ち
てしまい自己管理が難しくなり介護施設を利用したいとの相談があっても、看護体制における受け入れの限界
や他施設(老健同士、老健と特養)との関係性で医療行為のある方の入所判定が狭められてしまうことなどの実
態がある。生活を支える職能Ⅱ領域なので、継続性が必要という事を考えると、対象者の病状によるが、データ
が安定している方等、施設でも居宅でも支援できるといった視点で、過剰な医療を提供しない医療者側の理解や
周囲(家族等)の意識改革も必要なのではないかと思っている。
これからは看護師職能Ⅱが本格的に行動し、社会に向かって多いに活躍すべき時だと感じている。
日本看護協会の指導のもと、都道府県レベルでの横の連携、情報共有、協力態勢がより重要になってきているの
ではないか。また、病院領域と施設領域とが共に同じ方向性を向いて、これからの高齢化社会に貢献しさらに地
域包括ケアへの目を広げていく見識が必要となってきている。そのための指導、教育、研修を応援してほしい。
本年度、山梨県看護協会看護師職能委員会(領域Ⅱ)においても、「領域Ⅱの看護職が楽しく働き続けるために、
現状の把握と関連要因に関する実態調査」を実施予定である。会員・非会員に関係なく、関連施設に勤務する看
護職者全員を対象にしたいと考えている。
先日の全国職能委員長会で斉藤委員長には直接お願いしたが、本協会で予定されている「施設看護師の実態調
査」の項目を参考にさせてもらいたい。調査結果についても情報交換をさせていただければ有り難い。
サービス別の看護職間の意見交換や情報共有ができる機会があると良い。
現在愛知県では看護師職能委員会Ⅰの中にⅡが含まれているが、委員会の中では多様な職場で勤務する委員が
一堂に会することで病院に勤務する看護師からは介護の現場が理解できるという意見が出ている。地域完結型
医療へシフトしている中で、病院看護師が地域を知るという観点や病院から在宅への移行を円滑にするという
観点から、すべての委員会ではないにしても合同開催が必要であると思う。
介護・福祉関連施設・在宅等領域の看護職員確保定着がむずかしい。また、施設管理者の看護職の質向上に対す
る理解が乏しい所がほとんどで研修に参加したくても出来ない現状である。責任者の理解を得る機会が必要で
ある。
総会後の職能交流会は、Ⅰ・Ⅱ領域と合同で同じ時間、テーマを共有するのも良いと思う。
行政(地域包括支援センター)の保健師を職能Ⅱのメンバーに入っていただけると良い。
老施協・老健協・理学療法士協会等の他職種関連団体がどのような活動をしているのかがわからない。
介護施設における看護職のための「系統的な研修プログラム」や「看取りの研修プログラム」が提案されたが実
践するには人手も時間もない現状がある。研修に出られる体制づくりシステムが必要かと思う。また、施設の開
設者が医療介護と全く関係のない例えば建設業関連だと、人材育成や教育、安全管理、感染管理の重要性の理解
を得ることが難しい。開設者に対する教育が必要と思う。
看看連携に対する評価について、老健から在宅へ退所する場合、医師から医師への情報提供は「退所時情報提供
加算」、施設からケアマネへの情報提供と退所後の支援に関する連携で、「退所前情報提供加算」が算定できる。
しかし、施設看護師から訪問看護師への看護サマリーや看護添書には何もつかない。在宅から施設や病院への逆
も同様で看護にはつかない。医師やケアマネの情報提供より、看護師のサマリーや看護添書のほうが病状経過や
現在の状況、生活状況がよりよく分かり、作成に時間もかかる。次期同時改定に向けて、看看連携に報酬が付く
よう働きかけて欲しいと思います。
これからもご指導よろしくお願いいたします。
医療と在宅での看護師の連携と情報共有し、つなぐ看護が必要。そのために、在宅・施設出働く看護師のリーダ
ーシップ、またはマネジメント能力を強化し、専門職としての地位を確立していかなければならない。今回の看
護師のクリニカルラダー(案)は有効と思われる。看護師職能Ⅱの存在価値をより強化し、周知していきたい。
県協会看護師職能Ⅱの委員会の効果的運営のためにも、タイムリーな情報の共有化が必要だと思う。日本看護協
会「看護師職能委員会Ⅱ」の定例委員会の議事録がインターネット上で閲覧できたらいいと思う。
介護・福祉施設・在宅領域で働く看護師の人材不足がある、新人看護師が働ける体制・教育体制ができるとよい
-112-
Ⅵ. 参考資料
「平成 27 年度 都道府県看護協会 看護師職能委員会Ⅱ」
介護・福祉関係施設・在宅等領域 活動状況調査票
【都道府県名】
【 ご 担 当 者 】 お名前:
役職:
【 ご 連 絡 先 】 電話番号:
E-mail:
 本調査票は、「看護師職能員会Ⅱ 介護・福祉関係施設・在宅等領域」の委員長、もしくは代理の方が
ご回答くださいますようお願いいたします。
 本調査票は、平成 27 年 8 月時点の状況についてお答えください。
 あてはまる選択肢に○をつけるか、□や( )内に該当する内容をご記入ください。
問1.平成 27 年度 貴都道府県看護協会についてお伺いします。
(1)看護師職能委員会Ⅱを設置していますか。あてはまる番号に○をつけてください。
はい
1.独立して設置している(平成
年度から設置)
2.他の委員会に設置している
( a.看護師Ⅰ b.保健師 c.助産師 d.その他(
いいえ
3.看護師職能Ⅱを設置する予定がある(
年
4.他の委員会と合同で設置する予定がある(
))
月頃)
年
月頃)
( a.看護師Ⅰ b.保健師 c.助産師 d.その他(
))
5. 以前は設置していたが、今は設置していない。(理由:
)
[⇒3 ページ 問4へお進み下さい]
(2)看護師職能委員会Ⅱを定例で開催していますか。
年
回
問2.平成 27 年度 貴都道府県看護協会における看護師職能委員会Ⅱの委員構成状況についてお伺いし
ます。
(1)看護師職能委員会Ⅱ委員の総数をご記入ください。(看護師職能委員会Ⅰと重複しても構いません)
名
(2)委員の免許別人員構成をご記入ください。
(複数の免許をお持ちの場合は、主たる免許についてお答えください)
①看護師
名
②保健師
名
-113-
③助産師
名
④准看護師
名
(3)委員の所属別人数構成をご記入ください。(複数の事業所に勤務している場合は、主たる勤務先の人
数についてお答えください) ※重複カウントはしないでください
1.介護老人福祉施設(特養)
名
2.介護老人保健施設
名
3.グループホーム
名
4.訪問看護ステーション
名
5.病院(療養型病床あり)
名
6.病院(療養型病床なし)
名
7.診療所
名
8.教育機関
名
9.その他(
)
名
(4)委員の資格認定取得状況についてご記入ください。
下記①~③それぞれの選択肢に当てはまるものがあれば、人数をご記入ください。
①認定看護師
②専門看護師
③認定看護管理者
1.皮膚・排泄ケア
名
2.緩和ケア
名
3.感染管理
名
4.糖尿病看護
名
5.摂食・嚥下障害看護
名
6.認知症看護
名
7.訪問看護
名
8.その他(
1.がん看護
名
2.地域看護
名
3.老人看護
名
4.慢性疾患看護
名
5.感染症看護
名
6.家族支援
名
7.在宅看護
名
8.その他(
1.ファーストレベル
名
2.セカンドレベル
3.サードレベル
名
)
)
名
名
名
(5)都道府県看護協会とどのように情報共有をしていますか。あてはまる番号に○をつけてください。(複数
回答)
1.委員の中に都道府県看護協会の理事がいる
2.都道府県看護協会職員が委員会に参加している
3.都道府県看護協会に事業報告等をしている
)
4.その他(
(6)地域の関連団体(老施協・老健協・訪問看護連絡協議会等)とどのように連携をはかっていますか。
あてはまる番号に○をつけてください。(複数回答)
1.職能委員の中に関連団体の役員や委員がいる
2.関連団体が開催している勉強会や会議等に職能委員が参加している
3.都道府県看護協会が開催している介護・在宅領域の勉強会や会議等に関連団体の役員が参加している
)
4.その他(
5.特に連携していない
-114-
Ⅵ. 参考資料
(7)[上記(6)で 3.を選ばれた方に伺います]どの団体が参加していますか?
また、その勉強会や会議は定例で開催されていますか。
1.全国老人福祉施設協議会
☐ 定例 (
回/年)
☐ 非定例(
回/年)
2.全国老人保健施設協会
☐ 定例 (
回/年)
☐ 非定例(
回/年)
3.都道府県訪問看護連絡協議会
☐ 定例 (
回/年)
☐ 非定例(
回/年)
4. 社会福祉協議会
☐ 定例 (
回/年)
☐ 非定例(
回/年)
)
5.その他(
問3.平成 27 年度の事業内容等についてお伺いします。
平成 27 年度の看護師職能委員会Ⅱの活動方針及び関連事業についてご記入ください。
平成 27 年度の活動方針
平成 27 年度の関連事業
☐ 調査
☐ 研修会
☐ 交流会
☐ 周知活動
☐ パンフレット等の
作成と配布
☐ その他
問4.平成 26 年度の職能委員会活動についてお伺いします。
(1)看護師職能委員会Ⅱの活動について、実施したものに□に✔をつけてください。また、✔を入れたものに
ついて具体的にご記入ください。
平成 26 年度の実施事業内容と結果
☐ 調査
☐ 研修会
☐ 交流会
☐ 周知活動
☐ パンフレット等の
作成と配布
☐ その他
-115-
(2)「系統的な研修プログラム」の実施について
平成 26 年度に「介護施設における看護職のための≪系統的な研修プログラム≫」の中で実施した研修
がありましたらご記入ください。
(3)「看取りに関する研修」の実施について
平成 26 年度に「看取りに関する研修」を実施しましたか。あてはまる番号に○をつけてください。
1.系統的な研修プログラムを使用して実施した
2.系統的な研修プログラム以外で実施した
3.いいえ[⇒5 ページ ⑤へお進み下さい]
①実施内容をご記入ください。
研 修 名 :
形
式
:
参加人数:
内 容 等 :
②研修を実施した結果、良かったと感じたことをご記入ください。
③研修を実施した際に、お困りになったことはありますか。あてはまる番号すべてに○をつけてください。(複数
回答)
1.具体的な企画を立てることが難し
2.受講者が集まらない
3.予算がない
5.広報先がわからない
6.人手がない
い
4.講師の担い手が見つからない
7.その他:
④[上記③で 1.~7.を選ばれた方に伺います]今後どのような方策をお考えですか。
-116-
Ⅵ. 参考資料
⑤貴都道府県内において平成 26 年度に実施された「看取りに関する研修」について、把握しているものが
あれば、下記にテーマおよび開催団体名と概要をご記入ください。(看護師職能委員会Ⅱは含めない)
テーマおよび開催団体名
概要
テーマ:
団体名:
テーマ:
団体名:
テーマ:
団体名:
⑥平成 26 年度に実施された研修会や交流会等について、例年と比較して参加者は増えましたか
1.増えた
2.かわらない
3.減った
⑦参加者が増えたとお答えいただいた方にお聞きします。どのような工夫をされましたか
問5.会員獲得についてお伺いします。
(1)貴協会で訪問看護や介護施設で働く看護職の会員は増えましたか。あてはまる番号に○をつけてください。
1.増えた
2.減った
3.わからない
(2)会員を増やすためにどのような活動を行っていますか。あてはまる番号に○をつけてください。(複数回答)
1.研修や交流会の開催時に入会の案内をしている
2.研修や交流会の開催場所に入会書類を置いておく
3.研修や交流会の案内を出すときに入会に関する文書も出している
4. 施設や会議に出向いて説明をしている
)
5.その他(
問6.日本看護協会「看護師職能委員会Ⅱ」へのご意見・ご要望についてお伺いします。
「看護師職能委員会Ⅱ」について、ご意見やご要望等がございましたらご記入ください。
お忙しい中本調査にご協力いただき、ありがとうございました。
-117-
公益社団法人
日本看護協会
看護師職能委員会Ⅱ
介護・福祉関係施設・在宅等領域
(担当部署:医療政策部在宅看護課)
〒 150-0001
東京都渋谷区神宮前5丁目8番2号
TEL 03(5778)8842
FAX 03(5778)8478
http://www.nurse.or.jp