意見書(5月26日提出)(PDF:100KB)

日光地域審議会
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意見書
渋滞対策について
【現状と課題】
当地域における交通渋滞問題は長年にわたる懸案事項であり、い
まだ有効な策がとられていない状況である。県等の協力を仰ぎ過去
に交通実験も行ったが解消に至っていない。特に、山内の世界遺産
地域周辺の入り口となる国道120号線、神橋交差点(日光橋)を
ネックに上下線とも渋滞となる。更には紅葉シーズンにおける、い
ろは坂からの渋滞は観光客のみならず市民生活にも大きな影響を及
ぼしている。両地区とも周辺駐車場だけでは収容しきれない自動車
が来晃するためであり、収容不可能なときの車両の流れを如何にさ
ばくかが課題となってくる。
【検討内容】
① 神橋交差点付近の渋滞について
・ 国道120号神橋交差点から山内への右折車により山内地域内
にある駐車場が満車になり渋滞が始まることから山内地域の一
方通行等の規制措置
・ 駐車場整備(周辺河川敷整備、地下駐車場)
・ 既成の駐車場を利用する巡回バスの運行
・ 迂回道路の新設
②いろは坂の渋滞(第2いろは坂)について
・ 渋滞の発生となる中宮祠出口の規制
・ いろは坂登線の走行車線の検討
※①②に関連し、駐車場の空き情報、渋滞情報の表示板設置及び
情報メデアの活用
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【改善に対する意見】
①神橋交差点付近の渋滞について
・一方通行の区間は小杉放菴記念美術館上三叉路から安川町賄坂登
り口間を規制する。
・大谷川、稲荷川河川敷を利用する駐車場整備(稲荷川、大谷川)
(総合会館うら通称中島、西参道駐車場(山内側)の地下整備)
・巡回バスの運行については、既存のスケートセンター駐車場や七
里河川敷、前記駐車場等を巡回するバスの運行。山内地区の一方
通行規制路線の片側を専用路線とし優先的に運行する。
・迂 回 路 の 新 設 は 、現 在 の 県 西 公 園 を 通 る 右 岸 線 道 路 を 延 長 し 、瀧
尾 神 社 北 側 か ら 花 石 町 方 面 に 通 ず る バ イ パ ス( ト ン ネ ル )の 整 備
② いろは坂の渋滞(第2いろは坂)について
・ 今年度、栃木県で行なった中宮祠出口の右折禁止措置が効果的
とのことが報道されていることから継続することが望ましい。
・ 路面標示に従っている車がより遅くなっていることから、路面
標示の有効性を検討する。
※ ① ② 関 連 の 情 報 版 設 置 、渋 滞 情 報 に つ い て は 、宇 都 宮 か ら の 日 光
道 、今 市 中 心 街 の 交 差 点 、東 武 日 光 駅 前 の 交 差 点 、日 光 橋 、西 参
道 な ど 重 要 な 分 岐 点 に 情 報 版 を 設 置 す る と と も に 、携 帯 電 話 か ら
も得られるようなインターネットなど多くのメデアを利用した
情報の提供。
上記の意見が検討されたが、短期的に可能な事業を立ち上げるとと
もに、財源の確保の裏づけをした長期的対策事業の位置づけも検討す
べきである。交通渋滞対策は、県・市はもとより地域企業、住民、警
察、バス運行会社等の協力が欠かせないことから、協議の場を設ける
ことが必要となる。
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総合支所組織機構改革について
【現状と課題】
日光地域における支所の組織機構は5課2事務所、職員数は59
人である。事務事業の統合により職員が減少し、業務遂行に不安を
感じるとともに、首長がいない庁舎や職員数の減少は、地域全体の
沈滞化を引き起こしているように捉えている。今後は更に職員削減
が予定されており、組織機構改革第1期計画最終年度の平成23年
度以降がどのようになるかを危惧している。
【検討内容】
第1期組織機構改革計画書(平成21年度~平成23年度)によ
り総合支所関係部分を取り上げ、作成の基本となっている総合支所
の役割、必要性が明示されていることを検証するとともに、今後も
この基本に沿い、合併後4年間の事務事業の推移から見た必要な組
織の存続を検討する。
【改善に対する意見】
・ 市民対応のうち税務事務、特に資産税関係は、経緯、経験、専
門知識等が特に必要であることから、経験のある職員を総合支
所窓口に配置すべきである。
・ 日光地域では軽易な道路補修、草刈、公共施設の維持補修等に
対して現在は総務係として3名の技能員が対処している。市民
要 望 に 早 急 に 対 応 で き る こ と か ら 、組 織 の 継 続 は も と よ り 工 具 、
備品等の整備が望まれる。
・ 市有地、市有林を熟知している職員がわずかとなっている。継
承できる職員の配置養成。
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