Augmentation of salivary IgA production in healthy subjects by fucoidan-agaricus mix ingestion Yoshiyuki Miyazaki 1, 2 , Masaji Nakamizo 3 , Kazuhiro Kawahara 4 , Hideaki Takeuchi 5 , Daisuke Tachikawa 2, 6 , Koji Yamada 1, 7 . 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. Faculty of Agriculture, Kyushu University, Fukuoka, Japan. R&D, NPO Research Institute of Fucoidan, Fukuoka, Japan. Product Development, Ventuno Co., LTD., Fukuoka, Japan. Product Development, KAISOU-SAIENSUNOKAI. Co., LTD., Tokyo, Japan. Product Development, KAMERYCAH INC., CA, United States. Surgery, Wakamiya Hospital, Oita, Japan. Faculty of Biotechnology and Life Science, Sojo University, Kumamoto, Japan. Fucoidan is a series of sulfated polysaccharides derived from brown algae, and have reported to have various biological activities. Previously, we demonstrated that fucoidan derived from Cladosiphon okamuranus and Undaria pinnatifida effectively augmented anti-tumor immunity in combination with Agaricus blazei mycelia extract. In this study, we evaluated the capacity of the fucoidan-agaricus mix (FAM) to enhance oral mucosal immune function. Fifteen healthy volunteers (mean age, 41.2 years old; range, 22-56 years old; 8 males, 7 females) ingested 4 capsules each containing 250 mg FAM powder every day for 12 weeks. As a result, the mean of secretory rates of salivary secretory immunoglobulin A (sIgA) tended to be increased by the FAM administration for 4 and 12 weeks as compared with the initial value. The enhanced salivary sIgA secretion was more distinctly observed in subject group whose initial values of salivary sIgA secretory rate were lower than the total average. Furthermore, the intake of FAM led to significant augmentation in the salivary sIgA secretion (by 1.3-fold) in the group of subjects under 40 years of age. On the other hand, concanavalin A-induced blastogenic response of peripheral blood mononuclear cells and serum IgA concentration was not elevated during this trial. Therefore, it was suggested that FAM stimulated functional maturation rather than expansion of B lymphocyte. The intake of FAM did not significantly affect NK cell activities. In addition, the safety of FAM consumption was confirmed because no abnormal findings were observed in general clinical tests. From the results, it was suggested that intake of FAM was useful in augmentation of oral mucosal immune defense via enhancing salivary sIgA production. 《日本語訳》 タイトル： フ コ イ ダ ン −ア ガ リ ク ス ミ ッ ク ス 摂 取 に よ る 健 常 人 の 唾 液 IgA 産 生 の 増 強 要旨： フコイダンは、褐藻類由来の一連の硫酸化多糖類であり、様々な生理活性を 有することが報告されています。以前我々は、オキナワモズクおよびメカブ由 来のフコイダンをアガリクス菌糸体エキス末と組合せて使用することで、抗腫 瘍免疫が効果的に増強されることを示してきました。本研究では、そのフコイ ダ ン −ア ガ リ ク ス ミ ッ ク ス （ FAM） が 口 腔 粘 膜 免 疫 機 能 を 向 上 さ せ る 能 力 に つ い て 評 価 を 行 い ま し た 。 15 名 の 健 常 な ボ ラ ン テ ィ ア （ 平 均 年 齢 41 歳 、 年 齢 域 22-56 歳 、男 性 8 名 女 性 7 名 ）に 依 頼 し て 、250 mg の FAM 粉 末 が 入 っ た カ プ セ ル 4 錠 を 12 週 間 に わ た っ て 毎 日 摂 取 し て 頂 き ま し た 。 そ の 結 果 、 唾 液 分 泌 型 免 疫 グ ロ ブ リ ン A（ sIgA） の 分 泌 速 度 は 、 投 与 前 の 初 期 値 と 比 較 し て 、 4 週 お よ び 12 週 間 の FAM 摂 取 に よ っ て 増 大 す る 傾 向 が 認 め ら れ ま し た 。そ の 唾 液 sIgA 分 泌 速 度 の 増 大 は 、 sIgA 分 泌 速 度 の 初 期 値 が 平 均 よ り も 低 い 群 に お い て よ り 明 確 に 観 察 さ れ ま し た 。 さ ら に 、 FAM 摂 取 は 、 40 歳 以 下 の 被 験 者 群 に お い て 、 唾 液 sIgA 分 泌 の 有 意 な 上 昇 （ 約 1.3 倍 ） を 導 き ま し た 。 一 方 、 コ ン カ ナ バ リ ン A 刺 激 に 対 す る 末 梢 血 単 核 細 胞 の 増 殖 応 答 な ら び に 血 中 IgA 濃 度 に つ い て は 、本 試 験 期 間 中 に 上 昇 す る こ と は あ り ま せ ん で し た 。従 っ て 、FAM は 抗 体 を 産 生 す る B 細 胞 に 対 し て 、増 殖 促 進 に よ る 増 加 よ り も 、む し ろ 、機 能 的 成 熟 の 促 進 に 働 く こ と が 示 唆 さ れ ま し た 。し か し 、本 試 験 で の FAM 摂 取 は 、NK 細胞活性に対して有意な影響を及ぼしませんでした。加えて、一般的な臨床検 査 に お い て 異 常 が 観 察 さ れ な か っ た こ と か ら 、FAM 摂 取 の 安 全 性 が 確 認 さ れ ま し た 。以 上 の 結 果 か ら 、FAM の 摂 取 は 、唾 液 sIgA 産 生 の 亢 進 を 介 し て 、口 腔 粘膜免疫防御の増強に寄与することが示唆されました。
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