「2016年度の開催案内」(PDF

2016 第48回 学習工学セミナー「教育におけるメディアと情報」
主題
ICTを活用した学びの創造Ⅲ
昨年 10 月に、Google DeepMind 社が開発した囲碁のための人工知能「AlphaGo」が、囲碁史上最高の碁
士の一人と言われる韓国の李セドル9段と5局対局し、4勝1敗で勝ってしまいました。囲碁はチェスなどに比
べて遥かに複雑なため、人間の名人に勝つプログラムは当面できないと考えられていたのにです。この結果
AlphaGo は、今年 3 月 15 日に韓国棋院からプロ名誉九段を授与されました。
いっぽう、昨年の夏休みの自由研究に、小学生の山本健太郎君が、168 種の文房具を自分自身のコメントと
手描きのイラスト、その性能の評価も含めて紹介した 100 ページの「文房具図鑑」を作成しましたが、これがイ
ンターネット上で紹介されて高く評価され、複数のテレビ番組でも取り上げられ、今年とうとう書籍として出版さ
れました。健太郎君のメディアは今風の IT ではなく文房具と図鑑です。また、健太郎くんはこの 168 種をすべ
て購入したのではなく、なじみの文具量販店で,持参したノートに試し書きをして調査したそうです。つまり自分
の手と足を使ったコストをかけない現実的な調査だったのです。このことから私たちは,何を学ぶべきでしょう
か。
今年の講師の堀田龍也先生は,文部科学省参与などもつとめられる高名な先生ですが,お若い時に小学
校教員のご経験をお持ちで,常に教師や子どもの立場に立った指導をなさることでも知られています。セミナ
ーの一日,ぜひご一緒に,さまざまなことを考えたいと思います。
学習工学研究会会長 大谷 尚
名古屋大学大学院教授・高大接続研究センター長
元名古屋大学教育学部附属中・高等学校校長
1 日 時
平成 28年 8月 12日 (金)
9:00 ~ 16:30
2 会 場
名古屋情報メディア専門学校
3 主 催
学習工学研究会
4 後 援
愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、愛知県小中学校長会、名古屋市立小中学校長会
名古屋市熱田区大宝四丁目19ー14
愛知県私学協会、愛知県視聴覚教育研究協議会、名古屋市教育研究協議会、
名古屋市情報教育研究会、日本教育工学協会
5日 程
<8月 12日 (金) >
8:40 9:00
受付 開会
行事
9:40
12:30
ワークショップ
1~4
13:30
14:30 14:40
講 演
昼食 「教育改革の動向に向けた学
校の情報化と子どもの学び」
オリエン
テーション
講師
堀田龍也 先生
(東北大学大学院情報科学研究科 教授)
※ 昼食は各自ご用意ください。教室を昼食場所としてご用意します。
校外には六番町駅付近(会場から約100m)に飲食店があります。
16:10
シンポジウム
16:30
閉会
行事
総会
6 ワークショップ
次のワークショップ 1~4いずれかをお選びください。
児童生徒がネット上の問題に巻き込まれたり,問題を起こした
りするケースが後を絶ちません。携帯情報端末は保護者や教師
の目の届かない場所で利用されることが多いため,児童生徒が
適切な判断をできるよう指導することが必要です。
本講座では,PBL(Problem BasedLearning)の手法を使い,
講師:金城学院大学国際情報学部教授
問題の要因を分析し,学校や家庭が指導すべきことについて検
長谷川元洋
討します。また,同時に,アクティブラーニング型の情報モラル教
育の方法を体験的に学びます。
【参考資料】
保護者と子どものためのスマホ・ケータイトラブル読本
( http://www.pref.aichi.jp/soshiki/kyoiku-kikaku/0000069200.
html からダウンロード可能。)
「ICTを活用した学び合いの授業のあり方」 本ワークショップでは、ICT の活用に取り組んでいる授業実践
(小学校 3 年生)のビデオ視聴と、参加者相互の意見交換を通し
~授業研究による実践知の交流~
て、授業づくりのヒントを見つけてもらうことを目的とします。教室で
講師:名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授
柴田好章 の学び合いを深めることを目指したパソコン、プロジェクター、電子
黒板などの ICT の効果的な活用法を学びます。また、校内研究で
愛知工業大学基礎教育センター准教授
坂本將暢 活用できる授業研究の方法についても学びます。
【持ち物】特にありません
名古屋市立名東小学校教諭
大島創平 (名情研情報活用能力研究部会副部長)
タブレットを使ってできる学習支援アプリケーションを活用した授
ワークショップ3
業実践の紹介や体験を行います。前半は、小学校での実践を参考
「タブレットを活用した授業実践講座」
に、学習規律とICTの有効活用について紹介していきます。後半
は、学習を支援するアプリケーションの紹介と体験を行います。子
講師:名古屋市情報教育指導員
山内彰一
どもたちの学習意欲を高め、理解を促す学習支援アプリケーション
:春日井市立出川小学校校長
水谷年孝
の有効な活用方法を探求していきます。
:スズキ教育ソフト
原田耕生 原里美
【持ち物】特にありません
幼稚園・保育園を対象とした講座です。ホームページの仕組みを
ワークショップ4
理解し、園のホームページを作成したり修正したりする方法につい
「幼稚園・保育園のための
て研修します。また、リンクの切れた不要データの処理方法やスマ
ホームページ作成講座」
ートフォンからでも見やすいホームページ作りについても研修しま
す。幼稚園・保育園以外の方の参加も歓迎します。
講師:名古屋市情報教育指導員 伊藤 寿悟
【持ち物】ホームページのデータが入っているノートPC(ホームペー
ジビルダーがインストールされているもの)※申込用紙にビルダー
のバージョンをお知らせください。
ワークショップ1
[アクティブラーニング型
情報モラル教育講座」
7 オリエンテーション
学習工学研究会会長
大谷 尚 名古屋大学大学院教授・高大接続研究センター長
元名古屋大学教育学部附属中・高等学校校長
8 講 演 「教育改革の動向に向けた学校の情報化と子どもの学び」
ゲスト講師 堀田龍也 (東北大学大学院情報科学研究科 教授)
【メッセージ】
2020 年に全面実施となる次期学習指導要領が,中央教育審議会の審議によって次第に明らかになってきました。
同時に教育の情報化に関する施策がいくつも動いていますが,これらはすべて密接に関連しています。
教育改革の動向を知り,これからの子どもの学びと次期学習指導要領に向けた準備について考えます。
9 シンポジウム 「ICT を活用した学びの創造Ⅱ」
コーディネーター: 大谷 尚 (名古屋大学大学院教授・高大接続研究センター長)
パネリスト
: 堀田龍也 (東北大学大学院情報科学研究科 教授)
柴田 好章(名古屋大学大学院教授)
玉置 崇 (岐阜聖徳学園大学教育学部教授)
10 参加費 (当日受付にて集めさせていただきます。)参加費・資料代
2、000円
11 申し込み方法
* できる限り、(1)の Web サイトからの申し込みをお願いいたします。
(1) Webサイト(ホームページ)からのお申し込みの場合
http://gakusyu-kougaku.com/ にアクセスし、「申し込みフォーム」から申し込んでください。
(2) ファックスによるお申し込みの場合
最終ページの申し込み様式に必要事項を記入し、事務局までファックスで申し込んでください。
※ 申込は、7月末までにお願いいたします。 (FAX.052-776-4967)
12 参加申し込み先、問い合わせ先(学習工学セミナー事務局)
〒465-0091
名古屋市名東区よもぎ台一丁目501番地
名古屋市立蓬来小学校内 学習工学セミナー事務局
TEL.052-772-6791 FAX.052-776-4967
(校長 齊藤俊徳)
13 会場へのご案内
「名古屋情報メディア専門学校」
名古屋市熱田区大宝四丁目 19-14 TEL 052 ー 681 ー 9500
※ 駐車スペースがありませんので、 公共交通機関をご利用ください。
名古屋駅
↓名鉄
または JR (5分)
金山
↓地下鉄 名古屋港行き (4分)
六番町
↓①番出入り口から北へ徒歩
(3分)
名古屋情報メディア専門学校
14 学習工学研究会の紹介
名 称: 学 習 工 学 研 究 会
設 立: 1964年(昭和39年)4月26日
活 動:
(1) 研究会のあゆみ
1964 年(昭和 39 年)の創立以来、51年の歴史ある研究会です。シート学習の研究から出発し、LL、アナ
ライザー、S-P表などの研究を経て、現在はコンピュータやインターネットの教育利用の研究、さらに学習
本来の「学びのデザイン」についての研究に取り組んでいます。時代の変化や要請を捉え、新しい教育実
践に向けて挑戦しています。
(2) 会員構成と上部組織
愛知・名古屋を中心に幼・小・中・高・専修学校・大学の幅広い教師で構成しています。そして、他府県の
同様な研究会組織とともに、全国組織である「日本教育工学協会」の団体会員になっています。
(3) 夏期セミナー
1965 年(昭和40年)から開催し、本年度は第48回 目になります。
(4) 会報および研究紀要
会報「学習工学研究」は年3回を原則とし、昨年度末で第191号まで発行しました。
研究紀要は、1968年と1975年に発刊しました。
(5) 出 版 物
「教育工学新論」教育工学社(1970 年)、 「わかる教育工学」教育工学社(1972 年)
「新・教育の方法と技術~学習のシステムデザイン~」教育出版(1997 年)
2016 第48回 学習工学セミナー 参 加 申 込 書
1 下の各欄に記入してください。
この案内文書・参加申し込み書は、複製・配布可です。
電話番号(所属機関の番号でも可:必須)
フリガナ
(
)
-
〔氏名〕
FAX番号(所属機関の番号でも可:任意)
(
)
-
〔所属機関〕
メールアドレス(必要に応じて、セミナーに関する連絡をします。)
@
学習工学研究会の会員になることを( 希望する ・ 希望しない )
* 会員には、会報(郵送)・研究会の案内メールの配送を受ける権利と日本教育工学協会主催の全国大会で研究発表する等権
利があります。
その他の義務などは生じません。
(希望するに○をつけた方は、会報の送付先住所、メルマガの宛先アドレスをお書きください。)
<会報送付先>
〒
-
<研究会の案内メール宛先>(携帯電話のメールアドレスや学校の代表アドレスは不可)
@
※ 上記の個人情報は、セミナーに関する案内、連絡、準備、運営のために活用いたします。また、本会会員の個
人情報は本会の運営のためにも使用します。それ以外の目的では本人の同意なしに用いることはありません。
2 下のワークショップ 1~4,特設講座から参加を希望される項目一つに○を付けてください。
希望
ビルダーの
ワークショップ名
ワークショップ1「アクティブラーニング型情報モラル教育講座」
講師:金城学院大学国際情報学部教授
長谷川元洋
ワークショップ2
「ICTを活用した学び合いの授業のあり方」~授業研究による実践知の交流~
講師:
名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授 柴田好章
愛知工業大学基礎教育センター准教授 坂本將暢
名古屋市立名東小学校教諭 大島創平(名情研情報活用能力研究部会副部長)
ワークショップ3 「タブレットを活用した授業実践講座」
講師:名古屋市情報教育指導員
山内彰一
春日井市立出川小学校校長
水谷年孝
スズキ教育ソフト
原田耕生 原里美
ワークショップ4 「幼稚園・保育園のためのホームページ作成講座」
(幼稚園・保育園以外の方の参加も歓迎します)
バージョン
(
定員
約
40人
約
40人
約
40人
約
40人
)
講師:名古屋市情報教育指導員 伊藤 寿悟
3 写真撮影について
セミナーの記録と会報や Web サイトでの紹介のために、当方が写真撮影をする予定です。撮影につ
いて次のどちらかに○をつけてください。
顔がわかるような写真撮影を ( 承諾する ・ 承諾しない )
※ 参加申し込み締切り日は、平成28年7月末です。
申し込み先:学習工学セミナー事務局 (蓬来小学校内)FAX.052-776-4967
TEL.052-772-6791