参考2 子供の貧困対策に取り組む支援団体の運営状況等について ○子供の貧困対策に取り組む全国の支援団体(NPO法人・公益法人・一般法人・社会福 祉法人・任意団体等)を対象に運営状況等についてアンケートを行ったところ、以下のよう な結果が得られた。 団体の運営体制 職員等は平均約10名,ボランティアはその3倍 一団体あたりの職員数及びボランティアの登録数(平均) 年間収入1千万円未満約44%,寄付収入が頼り 過去1年間の総収入源 ◎スタッフ・予算とも小規模な団体が多い。 支援対象の家庭 中高生年代の子供が約半数 / 母子家庭の子供が過半数 支援している子供の性別・年代割合 支援対象の子供 生活・食習慣,心身の健康,自己肯定感,学力,社 会的スキル等に困難を有する子供が多い。 「子供の貧困」状態に置かれた子供が抱えている困難 支援している子供の家族構成割合 年間収入200万円未満が6割弱 家族世帯の年間収入 ◎年間収入が比較的低い母子家庭の子供が支援対象で あることが多い ◎学習支援のほか,自己イメージや対人スキルを向 上させる「居場所での寄り添い支援」も必要 有効かつ充実が必要な支援 実施頻度の高い支援は「相談支援」「学習支援」「居 場所の提供」。一方,「食事の確保」「子供の就労支 援」は頻度が低い。 「学習支援」「居場所支援」「相談支援」は効果があり, 今後,「居場所支援」「進学費支援」「学習支援」の充 実が必要との意見が多い。 現在実施している支援内容 ①特に効果があると認識している支援内容 ②今後特に充実が必要と認識している支援内容 ① ② ◎「相談支援」「居場所支援」「学習支援」は効果があると認識され,引き続き充実が必要と言えるが,今後はここに 「食事の確保」「就労支援」等これまで提供の少なかった支援を組み合わせていくことが必要。 今後の課題等 企業,地域住民組織,学校等との連携が課題 現在連携している(今後連携したい)関係機関 団体の財源基盤を強化する収入確保も課題 運営上の課題で重要と考えるもの ◎今後の課題として,支援団体と企業を結び付ける取組や,支援団体と地域住民・学校等との連携強化のほか,財源 基盤を強化する収入の確保が重要。
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