地域活性化分野(PDF形式:410KB)

Ⅱ−5.地域活性化分野
詳細は答申41∼44ページをご確認ください。
(3)①民泊サービスにおける規制改革
「民泊サービス」のルールをつくります
規制改革前の状況
「民泊サービス」については、実態が先行し、必要な旅館業の許可
を得ていない事例が多くみられ、その円滑な推進のため、政府とし
て、早急に適切なルールを策定することが必要。
(規制改革の内容)
登録
仲介事業者
行政庁
住宅提供者による届出
インターネットを
活用した手続を
基本とする
インターネットを活用した
シェアリングの推進
利用者
住宅の提供
住宅提供者
管理者の登録
①家主居住型
(住宅提供者本人が管理)
②家主不在型
(管理者に管理を委託)
日本の住宅に宿
泊して暮らしを
体験したいなぁ
空き部屋を
有効に活用
できないか
しら
素晴らしい!
規制改革により実現すること
住宅提供者が希望する類型に応じて、一定の要件(年間提供日数上
限など)の下、安全・安心の確保、外部不経済への対応など様々な
課題に対応した適法な民泊サービスが実施される。
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Ⅱ−5.地域活性化分野
詳細は答申44ページをご確認ください。
(3)②地方における規制改革
地方における規制改革を推進します
規制改革前の状況
地方自治体の条例等による規制について、具体的な内容が自治体に
よって異なる場合に、広域的な経済活動を行う企業等にとっての阻害
要因となっているものもあるとの指摘がある。
(例)保育所入所申請の際に提出する証明書の様式は各自治体が個別に定め
ており、就労証明書などの雇用に関するものは、雇用主である企業が作成
するが、必要な記入事項や記入すべき内容が自治体ごとに異なっている。
育児をしながら仕事をする社員が増え、保育
所入所に関する証明書の発行件数も増えて
きたけど、様式がバラバラで、1件ずつの作成
に手間がかかる・・・
様式が統一されれば作業
時間が短縮できるのに・・・
規制改革の内容
地方分権を尊重しつつ、地方における規制改革
を推進するための国としての対応について結論
を得るべく、引き続き検討。
規制改革により実現すること
検討の結果、国として必要な対応がとられれば、広
域的な経済活動を行う企業等にとっての阻害要因
が取り除かれる。
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Ⅱ−5.地域活性化分野
詳細は答申44∼45ページをご確認ください。
(3)③ア用途地域における建築物制限の緩和
倉庫やコンビニエンスストアが建てやすくなります
規制改革前の状況
●仕分、包装、荷造等の諸作業を伴う
倉庫は、現行、工場として取り扱われ、
用途地域によって面積制限があり、
新規倉庫建設等が進んでいないとの
指摘がある。
仕分などの
作業もできる
倉庫に建て替
えたいな。
●コンビニエンスストアは、低層住居
専用地域では、出店や面積の制限があり、
高齢化に伴う「買い物難民」やバリアフ
リーへの対応が困難との指摘がある。
家の近くに
コンビニが
あれば、買い
物が楽になる
のにねぇ。
規制改革の主な内容
良好な住居環境等を害しない場合には、地域の実情やニーズに応じて
建築できるよう、特定行政庁の許可に係る技術的助言を発出・周知。
倉庫内で色々な作業
ができるようになった!
近くにコンビニ
ができて便利
になったねぇ。
許可*
*:用途規制に適合しない建築物について、特定行政庁(建築主事を置く市町村では市町村の長、その他の市町
村では都道府県知事)は、各用途地域における市街地環境を害するおそれがないこと等を認めて許可した場
合には、特別に立地を認めることができる。
規制改革により実現すること
既定の用途地域規制にかかわらず、地域の実情や時代のニーズに
合った倉庫やコンビニエンスストアの建築が促進される。
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Ⅱ−5.地域活性化分野
詳細は答申46ページをご確認ください。
(3)③ウ検査済証のない建築物の流通促進
検査済証のない建築物の流通を促進します
規制改革前の状況
●買おうとする建築物に検査済証*がない場合、買うためのお金を金
融機関から借りたくても、貸してもらえない場合がある。
*:工事完了後の検査で建築基準関係規定に適合した建築物について交付される。交付後でなけ
れば、建築物を使用してはならない。
●法遵守を徹底する企業などは、検査済証のない建築物を使わない。
あのビルを使いたいけど、
検査済証がないみたいだから
使えないなぁ・・
有
有
有
無
有
無
有
検査済証のない
建築物も多い・・
検査済証のない物件だから
お金は貸せないって言われちゃった・・
無
措置が
実施されれば・・
無
お金を貸してもらえた!
安心して使える!
規制改革により実現すること
●検査済証のない建築物を買う場合でも、お金を借りやすくなる。
●法遵守を徹底する企業などでも、検査済証のない建築物を安心し
て使えるようになる。
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Ⅱ−5.地域活性化分野
詳細は答申47ページをご確認ください。
(3)③カ 河川敷地占用許可期間の延長
河川敷地の占用許可期間を延長します
規制改革前の状況
民間企業等が河川敷地にオープンカフェ、バーベキュー場、イベン
ト施設等を設置する場合、その占用許可期間は3年以内と定められ
ており、長期の利用を想定した営業ができず、河川敷地の有効利用
が進まないとの指摘がある。
河川敷地に出店したいけ
ど、期間が3年以内だと
費用を回収できない…。
占用許可期間を
10年以内に延長
(公的主体の場合と同様)
出店しやすくなったよ。
にぎやかで素敵な
場所ね!
規制改革により実現すること
民間企業等における出店のインセンティブが高まり、河川敷地の有
効利用、水辺空間のにぎわいづくりが実現する。
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