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第2期鹿児島市観光未来戦略 体系図
第2期鹿児島市観光未来戦略策定の目的
観光の動向と本市の特性・課題
本市の特性
観光の動向
策定の目的
策定の目的
○ 九州の南の観光拠点としての地
官民一体となった観光施策を展開し、本市全体の
発展につなげていくために、平成24年度以降の本
市の観光振興の指針となる第2期鹿児島市観光未
来戦略を策定します。
第2期戦略の位置付け
我が国における観光の動向
○
観光立国推進基本法の施行
(平成19年1月)
○
国内宿泊旅行は減少傾向
○
訪日外国人旅行者数はビジット・ジャパ
○ 高次都市機能が集積する南九州
における陸・海・空の交通結節点
○ 個性豊かな地域資源の集積と温
ン・キャンペーンの推進等により 増加傾向
第五次鹿児島市総合計画における基本目標「人
が行き交う魅力とにぎわいあふれるまち【にぎわい
交流政策】」の実現に向けた本市観光振興の指針
とします。
理的優位性
であったが、東日本大震災の影響により
かみあふれる土地柄
○ 東アジアとの距離の近さと歴史
的・文化的な深いつながり
大幅に減少
○ 南北46Kmにわたるウォーターフ
ロントと豊かな農村地域
九州における観光の動向
策定の背景
観光を取り巻く社会経済情勢の変化
○ 九州観光推進機構の発足
(平成17年4月)
○ 九州新幹線全線開業・高速自動車道整
○総人口の減少及び高齢化社会の進行
○価値観・ライフスタイルの多様化
○ICT社会の進展
○環境に対する意識の高まり
○グローバル化の進展
備・国際航空路線の拡充
○ 海外観光客船の誘致拡大
鹿児島県における観光の動向
本市観光を取り巻く環境の変化
○九州新幹線の全線開業
○市内における商業集積地の分散化
○交通ネットワークの整備
○ 観光立県かごしま県民条例の施行
本市の観光振興
に向けた課題
(平成21年4月)
○ 県上海事務所の設置(平成22年7月)
○ 新燃岳噴火の影響等による一時的な減少
観光への期待
○ 九州新幹線全線開業の効果による観光客
○交流人口の増加によるにぎわい創出と地域活性化
○地域経済への波及効果
数の増
○ 豊富な地域資源の再構築と
「鹿児島市ならでは」の観光の
創造・発信
○ 快適なまちづくりとおもてなし
第1期観光未来戦略に基づく取組
意識の醸成
鹿児島市における観光の動向
○ ICT社会における多様なニーズ
○ 九州新幹線一部開以後、観光客数は堅調
基本コンセプトの実現について
に推移
官民一体となって、ハード・ソフト両面から 各種の推進施
策を実施するなど、基本コンセプトの実現に向けた取組を
進めてきました。
○ 鹿児島市観光未来戦略に基づき官民一体
○ 地理的特性・九州新幹線全線
でハード・ソフト両面から取組を推進
○ 九州新幹線全線開業の効果による本市 観
光施設等の利用者の増
数値目標の達成見込みについて
に向けた情報戦略
開業を活かした誘客拡大に向
けた取組
○ 本市の外国人宿泊観光客は平成22年に過
去最高を記録
目標値
(23年)
※23年
見込み
入込観光客数
1,000万人
950万人
宿泊観光客数
330万人
320万人
外国人宿泊観光客数
10万人
5万人
※ 平成23年11月時点(素案作成時点)での
状況等を参考に見込んだ数値
社会的還元効果の拡大
○ 外国人観光客誘致に向けたプ
国際的な観光に対するニーズ
○ 東アジアにおける経済的発展を背景とした
旅行者数の急増
○ 中国ビザ規制緩和による訪日旅行の増加
○ 国・地域別に異なる訪日旅行のニーズ
基本方針別の対応状況
4つの基本方針に基づき、これまでに各種の推進施策
に取り組んできました。
○ 観光による地域への経済的・
ロモーションと受入体制整備
観光振興の基本的な方向
基本目標
基本戦略
基本コンセプト
戦略の推進施策
取り組むにあたっての視点
重点施策
①観光資源・イベントの磨き上げと充実
出会いと発見・
感動あふれる観光交流都市〝かごしま〟
基本戦略1
「鹿児島」オリジナ
ルの魅力の向上
~感動・体験・回遊
できるまちづくり~
②回遊性を高める仕掛けづくり
③新しい観光のスタイルへの対応
1)もっと「桜島」を体感できる体験メニューづくり
2)錦江湾・ウォーターフロントの魅力の活用
3)歴史・文化遺産の活用
4)「食」を活かした“美味のまち鹿児島”づくり
5)まちなか温泉の魅力の活用
6)四季を通じたイベントづくり
7)中心市街地の回遊性の向上
8)施設をつなぐ周遊ルートづくり
9)個性ある交通機関の活用
10)滞在型観光の推進による経済効果の増大
11)豊かな農村地域を活かしたグリーン・ツー
リズムの推進
12)多様なニーズ・ニューツーリズムへの対応
①ニーズの的確な把握
1)ニーズの把握とターゲットの明確化
②効果的なプロモーションと情報発信機能の強化
基本戦略2
「鹿児島」ならで
はの情報の発信
~効果的な情報戦
略の展開~
2)ブランド力の更なる向上と鹿児島ならではの
ストーリーづくり
3)鹿児島ならではの魅力・おすすめ情報の発信
による認知度向上
4)幅広い情報発信ツールの活用による情報発信
力の強化
5)コンベンション・スポーツキャンプ・教育旅行
などの誘致強化
③人的ネットワークの積極的な活用
6)県内外の応援団・サポーター・ファンづくり
①市民が誇れるまちづくり
基本戦略3
おもてなし先進都市
「鹿児島」づくり
~観光客に優しい受
入体制づくり~
1)市民がふるさとの良さ・資源を再認識する機会づくり
2)美しく潤いのある都市空間・魅力的な景観づくり
②官民一体となった「おもてなし」の向上
3)魅力を余すことなく伝えられる人材の育成支援
4)観光客との出会いを大切にしたリピーターづくり
③安心・快適に観光できる体制づくり
5)わかりやすい観光案内機能の充実
6)利便性の高い交通環境の充実
①東アジアをメインターゲットとした誘致
基本戦略4
南九州及びアジア
のゲートウェイ
「鹿児島」づくり
~ハブ機能を活か
した集客拡大~
1)東アジアへの情報発信強化とニーズに合わせ
たプロモーション戦略の展開
②外国人観光客目線に立った受入体制の充実
2)外国人観光客に対するきめ細やかな受入体
制づくり
③ハブ機能とネットワークの強化・拡大
3)「陸」新幹線などを活かした国内広域連携の強化
4)「海」大型クルーズ船の積極的な誘致・受入と
離島との連携
5)「空」航空路線を活用した誘致の強化
6)海外ネットワークの活用
数値目標
戦略推進のために
28年
(目標値)
入込観光客数
宿泊観光客数
外国人
宿泊観光客数
1,050万人
350万人
16万人
戦略推進に向けた体制
市民・事業者・NPOなどと一
体となった推進体制
国や県、関係市町村、関係機関との連携
はもとより、市民、事業者、NPOなどの観
光関係団体との連携を強化しながら、第2
期戦略の着実な推進を図ります。
観光動向の調査・分析
戦略の評価体制
①PDCAサイクルに基づいた評価体制のも
とで施策の推進を図ります。
②市民や観光客、観光の最前線で従事して
いる現場の方々などから、定期的に意見
を聴取し、施策に反映していきます。
③施策に基づく事業の評価にあたっては、で
きるだけ定量的な指標によるなど、第三者
にも分かりやすい評価に努めます。
国内外の観光客の動向やニーズに関す
る調査を継続的に行い、その分析結果を
各種事業に活かすとともに、社会経済情勢
の変化などについても柔軟に対応できるよ
う努めます。
基本目標
基本コンセプト
観光を取り巻く社会経済情勢や環境の変化、観光への期待、近年の観光の動向及び本市の特性や課題を踏まえ、
私たちが目指すべき観光の基本コンセプトを次のとおり設定し、市民、事業者、行政などが一体となって、本市の産業
の重要な柱である観光の振興を図っていくこととします。
出会いと発見・感動あふれる観光交流都市“かごしま”
市民、事業者、行政などが一体となって
■観光客が、歴史や自然、食など、本市の魅力ある資源との“出会い”や、ホスピタリティあふれる市民との“出会い”
を楽しんでいただける “観光交流都市”を目指します。
■観光客の多彩なニーズに対応することで、観光客が新たな楽しみを“発見”し、“感動”と満足感に満たされる“観光
交流都市”を目指します。
目標年度及び計画の期間
第2期戦略の目標年度は平成28年度とし、計画期間は平成24年度~28年度までの5ヵ年とします。
数値目標
この戦略を推進するにあたっての目安とするため、次のとおり、数値目標を設定します。
22年
28年(目標値)
対22年比
入込観光客数
888万人
1,050万人
162万人増
宿泊観光客数
286万人
350万人
64万人増
8万人
16万人
8万人増
外国人宿泊観光客数
(参考:平成23年見込み)
23年見込み
入込観光客数
宿泊観光客数
外国人宿泊観光客数
950万人
320万人
5万人
※
外国人宿泊観光客数については、東日本大震災
の影響により平成23年は全国的に大幅に減少す
ると予想されるが、同年後半から回復基調にある。
基本戦略
基本目標を実現するために、次のとおり、4つの基本戦略を設定します。
基本戦略1
「鹿児島」オリジナルの魅力の向上 ~感動・体験・回遊 できるまちづくり~
本市は、桜島や錦江湾、城山などを中心とした豊かな自然・景観、幕末・明治維新に象徴される個性ある歴史・
文化、まちなかで楽しめる温泉、芋焼酎や黒豚などに代表される食、そして人口60万人余を有する南九州の交
流拠点都市にふさわしい高次都市機能の集積など、他に類を見ない多種多様な資源に恵まれています。 しかし
、その中には、これまでに活用されていなかった資源やまだ磨ききれていない資源なども数多くあり、観光客だ
けでなく市民も楽しむことができるよう、それらの資源の魅力の向上に努める必要があります。
また、観光の形態は、これまでの「見る」観光から、テーマを探求する観光や、体験型・交流型観光へ変化し、
これらを通して、より深い「感動」を求める傾向が強まっていることから、今後は、豊かな資源のさらなる活用や新
たな魅力を創出するとともに、グリーン・ツーリズムや着地型観光の推進による体験できる観光の推進、回遊性
の向上やイベントの充実など、市民や観光客が感動できる取組を進めます。
基本戦略2
「鹿児島」ならではの情報の発信 ~効果的な情報戦略の展開~
価値観・ライフスタイルの多様化や都市間競争が激化する今日、国内外から多くの観光客に訪れてもらうため
には、観光客のニーズや動向を的確にとらえ、効果的な情報発信・プロモーションを行っていくことが重要です。
九州新幹線の終・始発地となった本市は、関西・中国地方や九州内の主要都市との時短効果を最大限に活用
し、国内外からの観光客のさらなる増大を図っていくことが期待されており、そのために、豊かな魅力ある資源を
活用した「鹿児島ならでは」のストーリーづくりや、おすすめ情報の発信を強化していく必要があります。
また、インターネットの普及拡大に加え、近年では、スマートフォンやタブレット型情報端末の登場により移動中
の情報収集や情報発信が容易になるとともに、ブログやツイッターなどの活用により、個人でもリアルタイムで地
域性の高い情報発信が可能となってきました。こうしたICT社会の進展を捉え、従来の媒体(ガイドブック、パンフ
レット、TV、新聞、情報誌など)との組み合わせによる効果的な情報発信・プロモーションを進めていきます。
基本戦略3
おもてなし先進都市「鹿児島」づくり ~観光客に優しい受入体制づくり~
観光の魅力の一つは、訪れた土地での地元の人々との出会いやふれあいを通じた交流であり、その体験が感
動を生み、再び本市を訪れたいという動機付けになります。 また、国内外から訪れる観光客が、鹿児島に愛着と
誇りを持つ市民のおもてなしの心や優しさにふれて、温かい気持ちになれることが大切です。
そのため、市民一人ひとりがふるさとの良さや魅力ある資源を再認識し、「市民自らが楽しむ」ことで、自分が
暮らすまちに自信と誇りを持てるような機会づくりに取り組むとともに、関係機関などとの連携を強化して、観光
客の多種多様なニーズに的確に対応しながら、観光客を支援する役割を担える人材の育成に取り組みます。
さらに、観光案内機能や交通案内機能のさらなる充実を図ることにより、観光客が安心・快適に観光できるまち
づくりに取り組みます。
基本戦略4
南九州及びアジアのゲートウェイ「鹿児島」づくり ~ハブ機能を活かした集客拡大~
本市にとって、距離的に近く、経済成長が著しい中国や韓国などの東アジアからの誘客は今後ますます重要
であることから、東アジアをメインターゲットとした海外観光客の誘致促進を図る必要があります。
そのために、積極的なプロモーションやネットワークを活用し、アジアのゲートウェイとしての地位の確立に取り
組むとともに、外国人観光客目線に立った受入体制の充実を図ります。 また、国内においては、県内市町村と
の連携を深めることで、本県の観光の入口としてのハブ機能を強化するとともに、九州新幹線全線開業の効果
を最大限に活かしていくために、九州内を中心とした新幹線沿線都市との連携を図ることで南九州のゲートウェ
イとしての機能向上に取り組みます。
取り組むにあたっての視点
重点施策
視 点 ① 観 光 資 源 ・ イベ ント の 磨き 上げ と 充実
基本戦略1
「鹿児島」オリジナルの魅力の向上
~感動・体験・回遊 できるまちづくり~
1 )も っ と 「桜 島 」を 体 感 で き る 体 験 メ ニ ュ ー づ く り
視点①観光資源・イベントの磨き上げと充実
2 )錦 江 湾 ・ウ ォ ー タ ー フ ロ ン ト の 魅 力 の 活 用
視点②回遊性を高める仕掛けづくり
視点③新しい観光のスタイルへの対応
世界有数の活火山・桜島の自然や景観、桜島とともに生きてきた歴史、産業、生活など様々
な資源を活かしながら、桜島の魅力を「体感」できる観光プログラム・メニューづくりに取り組み
ます。
「霧島錦江湾国立公園」として指定された錦江湾や南北46kmにわたるウォーターフロントを
活用した観光の魅力向上に取り組みます。
3)歴史・文化遺産の活用
本市の個性豊かな歴史や文化を活かしながら、それらを体感できる取組を推進するとともに、
近代化産業遺産群の活用などにも取り組みます。
4 )「 食」 を 活 か し た “美 味 の ま ち 鹿 児 島 ” づ く り
黒の食材(黒豚、黒牛、黒さつま鶏など)や錦江湾で採れる海の幸、農産物、芋焼酎、鹿児島
ならではのスイーツなどの豊かな「食」を活かし、旬の食材や個性的なご当地料理が味わえる
取組や地産地消などを推進するとともに、観光客が「食」を楽しめる「場」づくりを促進します。
基本戦略2
「鹿児島」ならではの情報の発信
~効果的な情報戦略の展開~
視 点 ① ニ ー ズ の 的 確な 把握
1)ニーズの把握とターゲットの明確化
観光客のニーズや観光動向の把握に努め、ターゲットごとの効果的な情報戦略の展開を図
ります。
視点①ニーズの的確な把握
視点②効果的なプロモーションと情報発信機
能の強化
視点③人的ネットワークの積極的な活用
基本戦略3
おもてなし先進都市「鹿児島」づくり
~観光客に優しい受入体制づくり~
視点②効果的なプロモーションと情報発信機能の強化
2 ) ブランド力のさらなる向上と
鹿児島ならではのストーリーづくり
観光客からの信頼を高め、リピーターや新たなターゲットを獲得し、集客力を高めるために、
桜島や西郷隆盛、黒豚、芋焼酎など既に確立したブランドを活かした効果的な情報発信によっ
て、ブランド力の更なる向上を図るほか、「鹿児島ならでは」のストーリーづくりを行い、キャラク
ターの活用等によるプロモーションに取り組みます。
視点①市民が誇れるまちづくり
1)市民がふるさとの良さ・資源を再認識する機会づくり
子どもから大人まで多くの市民が、自然や歴史・文化など本市の魅力ある資源を再認識し、
「市民自らが楽しむ」ことによって、自信と誇りを持って観光客に紹介できるよう、歴史や桜島な
どの魅力を学習・体験する機会づくりに取り組みます。
視点①市民が誇れるまちづくり
視点②官民一体となった「おもてなし」の向上
視点③安心・快適に観光できる体制づくり
基本戦略4
南九州及びアジアのゲートウェイ「鹿児島」
づくり
~ハブ機能を活かした集客拡大~
2)美しく潤いのある都市空間・魅力的な景観づくり
観光客にとって、初めて訪れた地の第一印象は、まちの景観など、見た目の魅力によるとこ
ろが大きいことから、まちと自然が調和する空間の創出や、景観に配慮したまちづくりを行い、
魅力的な観光地としてのイメージの向上を図ります。
視点①東アジアをメインターゲットとした誘致
1)東 ア ジ ア へ の 情 報 発 信 強 化 と
ニーズに合わせたプロモーション戦略の展開
中国や韓国など東アジアの国や地域のニーズに合った媒体・手法により、本市の魅力ある資
源の効果的なプロモーションやトップセールスを行うほか、ロケ誘致に取り組むなど、本市の知
名度の向上に努めます。
視点①東アジアをメインターゲットとした誘致
視点②外国人観光客目線に立った受入体制の充実
視点②外国人観光客目線に立った受入体制の充実
視点③ハブ機能とネットワークの強化・拡大
2)外国人観光客に対するきめ細やかな受入体制づくり
観光案内板や観光パンフレットの多言語化の充実を図るほか、宿泊施設や飲食店における
多言語対応を促進するなど、外国人観光客の目線に立って、安心・快適に観光できる受入体
制の充実を図ります。
5 )ま ち な か 温 泉 の 魅 力 の 活 用
本市には、県庁所在地では日本一の数を誇る約270の源泉があります。
まちなかで気軽に温泉めぐりができるような仕組みづくりなど、鹿児島の温泉の魅力
向上を図ります。
6 )四 季 を 通 じ た イ ベ ン ト づ く り
かごしま錦江湾サマーナイト大花火大会やおはら祭、ランニング桜島大会など、各季
節の様々なイベントの更なる充実を図るなど、四季を通じて楽しめるイベントづくりに取
り組みます。
視 点 ② 回 遊 性 を 高 める 仕掛 け づく り
7)中心市街地の回遊性の向上
鹿児島中央駅からいづろ・天文館地区、ウォーターフロントにかけての回遊性の更な
る向上を図るとともに、商店街などとも連携を図りながら、観光客だけでなく市民も歩い
て楽しめるまちづくりと観光を推進します。
9 )個 性 あ る 交 通 機 関 の 活 用
市内の観光地などを巡る観光周遊バスや路面電車、錦江湾内を周遊するクルーズ船など、
個性ある交通機関を活かした回遊性の向上に取り組みます。
1 0 )滞在型観光の推進による経済効果の増大
観光客が夜でも安心安全に楽しむことのできる環境の整備や魅力ある夜景の演出のほか、
市場や朝市、朝風呂など、朝も楽しめる観光を推進するなど、宿泊観光客の増大を図り、地域
経済への波及効果を高める取組を進めます。
視 点 ③ 新 し い 観 光 のス タイ ル への 対応
11 ) 豊 か な 農 村 地 域 を 活 か し た
グリーン・ツーリズムの推進
鹿児島市グリーン・ツーリズム推進計画に基づき、市内の豊かな農村地域の資源を活かした
体験型観光の推進を図ります。
1 2 )多様なニーズ・ニューツーリズムへの対応
8)施設をつなぐ周遊ルートづくり
市場や朝市など、多彩な観光施設や観光スポットを周遊する仕掛けづくりを行い、既
存の観光資源をさらに活かす取組を進めます。
3)鹿 児 島 な ら で は の 魅 力 ・ お す す め 情 報 の
発信による認知度向上
観光客のニーズに合った魅力や地元のおすすめ情報・旬の情報を、鹿児島弁の活
用などによる「鹿児島ならでは」の情報発信に取り組むとともに、トップセールスやロケ
誘致に取り組むなど本市観光の認知度向上を図ります。
4 ) 幅広い情報発信ツールの活用による情報発信力の強化
新聞や雑誌、テレビなどでの情報発信のほか、ホームページや携帯電話、スマート
フォンなどのICT技術を活用した情報発信とともに、口コミなどを活用した情報発信力
を強化します。
視点②官民一体となった「おもてなし」の向上
3 )魅 力 を 余 す こ と な く 伝 え ら れ る 人 材 の 育 成 支 援
観光ボランティアガイドの育成や事業者・観光関係団体が行うスキルアップ研修に対
する支援を行うほか、着地型観光の推進を図るため、観光コンシェルジュのような中核
的な人材や外国人観光客にも対応できる人材の育成に努めます。
4 )観 光 客 と の 出 会 い を 大 切 に し た リ ピ ー タ ー づ く り
観光客と市民との出会いの中で、観光客に市民の温かい人柄や親切心、おもてなし
の心を感じてもらうような取組を推進することにより、本市へのリピーターの増大を図り
ます。
性別や年代などに応じて異なる観光客の様々なニーズに対応するため、産業観光など新し
い視点に立った観光資源の掘り起こしや既存施設の魅力向上に努めるほか、ニューツーリズ
ムの情報収集に努めます。
5 ) コン ベンショ ン・スポ ーツキャ ンプ・
教 育旅行な どの誘致 強化
県や宿泊施設などの観光関係団体と連携して、コンベンションやスポーツキャンプ、各種イベ
ント、MICEの誘致強化を図るとともに、コンベンションなどの開催機能と温泉や食、温暖な気
候など本市の多彩な魅力との相乗効果を積極的にPRします。
また、本市の歴史的、文化的な資源やグリーン・ツーリズムを活かし、教育旅行の誘致拡大
に取り組みます。
視点③人的ネットワークの積極的な活用
6)県内外の応援団・サポーター ・ファンづくり
本市に縁のある著名人を活用した効果的な情報発信を行い、マスメディアなどへの本市の発
信力を高めるとともに、県外で本市を応援してくれるサポーターやファンづくりに取り組みます。
視点③安心・快適に観光できる体制づくり
5 )わ か り や す い 観 光 案 内 機 能 の 充 実
初めて訪れた人にもわかりやすい観光案内サービス機能の向上を図るために、観光案内所
や観光案内板、観光パンフレットの内容の充実に努めるとともに、多様なニーズに対応し、安
心して観光できる、きめ細やかな情報提供サービスの充実を図ります。
6 )利 便 性 の 高 い 交 通 環 境 の 充 実
観光客が安心して快適に移動できるよう、関係機関と連携して、交通拠点における案内機能
の充実やバリアフリー化の推進など、交通利便性の向上に取り組みます。
視点③ハブ機能とネットワークの強化・拡大
3 ) 「 陸」 新 幹 線 な ど を 活 か し た 国 内 広 域 連 携 の 強 化
九州新幹線全線開業効果の持続・拡大を図るため、県や関係機関、九州内を中心と
した新幹線沿線都市との連携及び県内の市町村との連携を図ります。
4 )「 海」 大 型 ク ル ー ズ 船 の 積 極 的 な 誘 致 ・ 受 入 と
離島との連携
大型クルーズ船の積極的な誘致や受入体制の充実を図るため、県や関係機関と連
携した取組を進めるとともに、屋久島などの離島と連携した情報発信、周遊ルートづく
りなどに取り組みます。
5 )「 空 」 航 空 路 線 を 活 用 し た 誘 致 の 強 化
県や関係機関と連携して鹿児島空港の国際航空路線の拡充に取り組むほか、航空路線で
つながる国内外の都市やその周辺地域からの観光客の誘致を図ります。
6 )海 外 ネ ッ ト ワ ー ク の 活 用
海外への本市の魅力の紹介や海外観光客の誘致を図るため、県や民間企業の海外事務所、
本市に縁のある海外在住者などのネットワークを活用した情報収集及びプロモーションに取り
組みます。
第2期鹿児島市観光未来戦略 概要版
発 行 年 月
平成24年3月(平成24年3月策定)
編集・発行
鹿児島市
経済局
観光交流部
観光企画課
〒 892-8677 鹿児島市山下町11番1号
TEL 099-216-1344(直通)
メールアドレス [email protected]
鹿児島市ホームページ
http://www.city.kagoshima.lg.jp/
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