3 古麓城

秀吉が高田みかんを食べた場所?
秀吉目線で
めてみよう。
八代の景色を眺
2
初代「八代城」
古麓城
ご
しん
かね
よし
じ
悟真寺と
懐良親王御墓
しん のう
秀吉が
金の茶道具を
自慢?
おん はか
かね なが
八代神社から車で2分
山城・古麓城を体感する
懐良親王は、後醍醐天皇の皇子で、
南北朝時代、九州の南朝勢力のリー
ダー(征西将軍)
として各地を転戦。
古麓に最初に城を築いた名和氏は
後醍醐天皇の家臣で、八代に南朝
関係の史跡が多いのはそのため。明
治時代、松江城跡地に建てられた八
代宮は懐良親王をまつっています。
悟真寺は懐良親王の菩提寺で、
カッ
パ伝説もある古刹。秀吉は、
ここで高
田みかんを食べ、
たいそうご機嫌だっ
たとか!!山門からの眺めに、
この地を
美しいと言ったフロイスの言葉が思い
起こされます。
∼ふるふもとじょう∼ 1334∼1588
秀吉が訪れた古麓城は南北朝時代から
戦国時代にかけて名和氏・相良氏が築
城・整備した山城の総称。
その周辺には、
妙見宮など数多くの社寺が建ち並び、政
治、経済の中心として栄え、能や連歌など
3
しゅん こう
春光寺
彦一本舗❹
上片古墳群 E
3
E
鬼の岩屋古墳
線ゼ
ロ起
点
小松●
萩原天満宮
西宮町
交差点
↓
水無川親水公園
Q
p
大銀杏● ● ●
この辺りから
古麓城の
全容が見える
種田山頭火
句碑
3号線
国道
●うちだ屋
●浜勝
宮崎八郎戦没碑
(司馬遼太郎筆)
妙見祭のガメ
など展示
p 御霊神社
階下釈迦堂
●
158
新萩原橋
麦島東公園
795年妙見上宮、1160年中宮、1185年下宮が創建されたと伝えられる
古社。古麓城がつくられる前からあり、周辺は門前町として栄えていまし
た。妙見神は海を渡ってきたと伝えられ、名和氏・相良氏とも海外貿易
に熱心でした。
秀吉の八代滞在時には、妙見宮を保護するための「禁制」が出された
といいます。麦島へ城が移り、一時衰退しましたが、松江城築城後、加
藤正方が社殿再建、細川三斎が神輿を寄進して祭礼を復興するなど
手厚く崇敬されました。境内には八代城下の町人たちが寄進した石塔
などが今も残っています。
現在の社殿は江戸時代中期の建築で、豪華な装飾が見どころ。妙見
神を守る玄武(カメとヘビ)
の彫り物を探してみてはいかがですか。
妙見祭に奉納される獅子や亀蛇(ガメ)
などのミニ展示場もあります。
SL人吉号
西南戦争
激戦地
158
n
o 八代市立病院
武蔵塚
● ●
御小袖塚
●砥崎の河原
町
●
延命 ●砥石観音堂
地蔵堂
さっさ
時
●
奥の院
●
相良義陽墓
鉄道
れんじ
薩お
遙拝神社 p
水俣
←至
肥
球磨川橋梁
大正11年(1922)
↓
至人吉
久
日奈
←至
q
D
飯盛城跡
↓至坂本・人吉
Q 案内板
古麓城の
説明板あり
p 妙見中宮跡
D
鞍掛大明神
●
D
道
西
春光寺
州
3
ホタルの里公園
九
q
2
悟真寺と
懐良親王御墓
水戸黄門でおなじみ「助さ
ん」のモデルとなった人物。
水戸光圀の命令で各地の
史料採訪の旅に出た介三
郎は、貞享2年(1685)
に懐
良親王ゆかりの悟真寺や日
奈久温泉を訪れています。
●
嶽の観音
南
町
下
城
代
の
時
和
名
p
Q親水広場
車
相
良
懐良親王御墓E
至人吉↓
八代妙見祭の神幸行事
古麓稲荷神社
JR肥薩線
永御蔵御門
●
ろう
(1640∼1698)
宗覚寺q
トンネルの上
眺めがよい
場
n
すけ さぶ
佐々 介三郎
●
変電所
p
桜馬
国指定重要無形民俗文化財「八代妙見祭の神
幸行事」
(11月22日お下り・23日お上り)。獅子舞、
笠鉾、亀蛇、飾馬などの多彩な出し物が列をなす
都市祭礼。八代神社(妙見宮)周辺が見物客で
あふれ、賑わいます。
八代を訪れた有名人
下
やつしろ全国花火競技大会
花火打上場所
球磨川
河川敷緑地
4
●宮地手すき和紙工房
妙見祭の舞台となる
(11月23日)
219
私、
ルイス・フロイスデース。
秀吉サマニ会イニ八代ニキマシタ。
ウツクシイ川!ウツクシイ自然!
コンナニウツクシイトコロ、
見タコトアリマセーン
ポルトガル出身のキリスト教宣教師。永禄6年(1563)
に来
日し、信長や秀吉とつながりをもった。天正15年(1587)、秀
吉を訪問するために八代に滞在し、八代の豊かさや自然
の美しさを絶賛する文章を『日本史』に記しました。
p 霊符神社
多くの寺社が
建ち並び門前町
として栄えた
相良天神
ルイス・フロイス (1532∼1597)
p
m
代
の
城
八代ICから車で4分
八代神社
1(妙見宮)
Q
盛高鍛冶刃物
● n
ぐう
八代神社
(妙見宮)
八代は歴史の
宝庫ですね!
3
八代神社
妙見宮
九州自動車道
中心部
ガメにのった
仏様がある
肥薩
ミック❷
←八代
看板あり
カフェおーるはーと❻
より藤❶
至熊本→
八代よかとこ物産館
JR八代駅
肥薩おれんじ鉄道八代駅
田代福進堂❸
❺
丸久食堂
八代IC
Q ❼●八代市松中信彦スポーツミュージアム
●
がめさん公園
日本製紙 八代工場●
名和氏時代の飯盛城、
相良氏時代の新城など、
山の地形を利用して築かれた複
数の城郭からなります。
海から入ってきたフロイスにも立派な城に見えたことでしょう。
春光寺裏手の駐車場に、各城の位置や現存する堀切跡などを記した説明板が
あるので、要チェック。
まず、古麓稲荷神社へ上り、
その奥の遊歩道へ進むのがベ
ター。丸山城跡、新城跡に通じています。
攻めにくく造られた山城だけに険しいところも。山登りにふさわしい装備と心がま
えで登りましょう。駐車場から新城跡まで往復2時間ほど。
至熊本
新八代駅
八代の新名所
妙見祭の壁画!
古麓城跡
八代神社から車で3分
(春光寺駐車場まで)
京都にある臨済宗南禅寺の末寺で、八代城主松井家の菩提寺。寺名は松
井家初代康之の法名「春光院」にちなみ、
はじめ木付(杵築)
にあった寺が、
小倉、熊本を経て、延宝5年(1677)、
この地に移りました。本堂の背後に、松
井家歴代夫妻の墓が整然と並ぶ廟所があります。
春光寺が置かれる以前から、古麓城の中心的な施設があった場所と考え
られ、秀吉がフロイスに面会したのはこの辺りと考えられています。
フロイスの
記録によれば、秀吉は宣教師たちに金の茶道具で茶をふるまったそう。
九州新幹線
代々の八代城主が
あつくうやまった
1
4
八代神社から車で3分
JR鹿児島本線
の文化も盛んでした。
みょう けん
じ
動
旅の P
Yatsushiro Castle Story
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回
り
自
Yatsushiro Castle Story
新城跡
4
古麓城跡
●子安観音
p
名和氏の守護神
D
妙見上宮跡
p 鰾神社
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