「子どもを支えるつながりを考える」

2016 年度
北海道特別支援教育学会 第 11 回・釧路大会
「子どもを支えるつながりを考える」
期日 :
2016 年 7 月 9 日(土)
~10 日(日)
会場 : 北海道教育大学釧路校
釧路市城山 1 丁目 15 番 55 号
主催 : 北海道特別支援教育学会
共催 : 北海道教育大学
後援 :
北海道教育委員会
釧路市教育委員会
釧路校長会
釧路市小中学校校長会
根室管内小中学校校長会,他
【大会事務局】 北海道教育大学釧路校・特別支援教育研究室(戸田竜也)
〒085-8580 釧路市城山 1 丁目 15 番 55 号
TEL&FAX 0154-44-3387 メール [email protected]
大会ホームページ http://20160.webnode.jp/
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「子どもを支えるつながりを考える」をテーマに、釧路にて北海道特別支援教育学会大会が
開催されます。この学会は、会員に限らず、広く地域の教育・保育・福祉・医療その他多くの
関係者の皆様のご参加をいただき、研究を深め、実践を高める機会にしたいと考えておりま
す。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
北海道特別支援教育学会第 11 回釧路大会実行委員会
■■■大会スケジュール
大会1日目(7月9日・土)
12:40
13:20
16:00 16:10
受付
基調講演
休
憩
18:10 18:20
大会企画シンポジウム
移
動
19:30
情報交流会
大会2日目(7月10日・日)
8:30
9:00
受付
10:30 10:40
自主シンポジウムA
休憩
12:10
自主シンポジウムB
研究発表(ポスター)
13:10
休憩
14:40
公開講座
講座受付
※ 参加受付をしていただくと、大会期間中は出入り自由です。
■■■参加費
■大会参加(全日程)
3,000 円
■公開講座(7/10)のみ参加
1,000 円(受付 7/10 12:00~)
※いずれも申し込みは不要です。当日、大会受付にてお支払ください。
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【プログラム概要】
■大会 1 日目/
9日(土)
●●●基調講演………………………………………………………………13:20~16:00
『子どもの学びを支えるユニバーサルデザインのある授業』
愛媛大学教育学部 教授 花熊
曉 氏
幼稚園を含む学校教育のあらゆる場で特別支援教育の推進が求められるよう
になった現在、学級の子どもたちが個の違いを認め合い、たがいに尊重し合う学
級風土をつくることと、子ども一人ひとりの学び方の違いに対応できる授業をつ
くることは、通常の学級で特別支援教育を進めるために不可欠な土台となってき
ています。
通常の学級における特別支援教育の実践はいま、学習や行動、クラス適応につ
まずきのある子どもたちのための学級・授業のバリアフリー化というだけでな
く、すべての子どもたちの「個のニーズ」に対応できる学級・授業のユニバーサ
ルデザイン化の段階に入ったと言えるでしょう。このユニバーサルデザインのあ
る授業について、共に考えていきましょう。
略歴
1984 年
大阪教育大学教育学研究科障害児教育修士課程修了。
同年、愛媛大学教育学部助手として採用され、1997 年より教授。
博士(医学) (1996/03 大阪医科大学 耳鼻咽喉科学)
言語聴覚士、特別支援教育士スーパーバイザー。
著書等
◆小学校ユニバーサルデザインの授業づくり・学級づくり
花熊
お知らせ
暁、高槻市立五領小学校 (著)
明治図書出版、2011 年
【昼食及び情報交換会について】
① 1 日目(7/9・土)の 18:20~、大学内において「情報交換会」を行います。参加者が、講演
者やシンポジスト、一般参加者と料理を囲み、懇親を行います(アルコールはありません)。
情報交換会へ参加を希望される方は、6 月末までに事務局に申し込んでください。
② 1 日目(7/9・土)の昼食は、大学内において多機能事業所「すてっぷ」のカレーが販売され
ます。ぜひご利用ください。
③ 2 日目(7/10・日)の昼食は、ベーカリー「大きな木」のパン販売を行います。ぜひご利用
ください。
※大学より徒歩 5 分のところに、コンビニエンスストアがあります。なお、大会期間中、大学
生協食堂・購買は利用できません。
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●●●大会企画シンポジウム………………………………………16:10~18:10
「特別支援教育の新たな展開〜ソーシャル・キャピタルと地域づくりの視点から〜」
北海道の特別支援教育は、広域地域の特徴によって、多様なかたちで展開されている。
本シンポジウムでは、三人の話題提供者から、それぞれの地域の特別支援教育とつながる地域機関や支援
者のつながりについて報告をいただき、特別支援教育に関わる地域の人々の協働(ソーシャル・キャピタル)
による新たな地域づくりの可能性にもふれ、今後の北海道の地域における特別支援教育のあり方を検討した
い。
話題提供者: 渡島管内知内町立知内小学校教諭
駒野
司 氏
話題提供者: (社福)タラブ・バウムハウス副施設長
木本 清史 氏
話題提供者: 釧路こども家庭支援センター長
笠井 雄二 氏
指定討論者: 名寄市立大学保健福祉学部准教授
矢口
コーディネーター: 北海道教育大学釧路校准教授
小渕 隆司 氏
明 氏
大会企画シンポジウムメモ
① 知内町は、インクルーシブ教育システムのモデル地域に指定され、幼稚園から高校まで、乳幼児期から
成人に至るまで一貫した支援ができる特別支援教育の推進を行っています。
② バウムハウスとは、児童福祉法に規定された情緒障害児短期治療施設(児童心理治療施設)です。道内の
児童養護施設や学校と連携し、被虐待児を含む情緒障がいを有する子どもの支援を行っています。
③ こども家庭支援センターでは、子育て相談や不登校児の支援等を行っています。話題提供者の笠井先生
は、児童養護施設まりも学園に長く勤務されていました。
■大会 2 日目/
10 日(日)
学会員がテーマを設定しシンポジウムを開催します。一般参加者を交えた意見交換の時間もあります。
今回は、小・中・高校、特別支援学校にかかわるテーマが幅広く準備されています。
●●●自主シンポジウムA………………………………………………9:00~10:30
A-1北海道の特別支援教育の授業力を考える~子どもたちができる・わかる・楽しむ授業を目指して~
白府士孝(北海道教育大学附属特別支援学校)
他
A-2 中学校から高校、高校から社会への引継ぎの課題を考える
菊地信二(北海道幕別高等学校)
他
A-3 インクルーシブ教育を目指した校内体制の整備~釧路市立市芦野小学校における実践~
大山るみ子(釧路市立芦野小学校)
他
A-4 社会自立を目指した特別支援学校高等部(知的障害)の教育課程について考える2
太田千佳子(北海道釧路鶴野支援学校)
他
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●●●自主シンポジウムB………………………………………………10:40~12:10
B-1 子どもを支える授業づくり(高等学校編)
犬養浩一郎(北海道釧路鶴野支援学校)
他
B-2 通常教育における特別支援教育推進の課題と展望~校内支援体制と授業実践~
青山眞二(北海道教育大学札幌校)
他
B-3 児童生徒が自ら活動できる授業づくり~授業改善の取組をとおして~
首藤啓美子(北海道紋別養護学校)
他
B-4 北海道立特別支援学校教材実践研修―タブレット導入の報告
越田 淳(北海道白糠養護学校)
他
自主シンポジウムメモ
小学校、中学校、高校、特別支援学校の先生方が、それぞれ関心の高いテーマを「自主シンポジウム A」
「自主シンポジウム B」にバランスよく配置しました。
研究内容がまとめられたポスターが、一つの会場に並んでいます。発表者は、ポスター前に立ち質問や意見を受
けており、一般参加者は、個別に意見交換をすることができます。
●●●ポスター発表………………………………………………………10:40~12:10
P-1 手作りおもちゃ教材の活用による授業の改善……………………………西
博志(札幌学院大学)他
P-2 SENのある郡部高校生徒のための進路指導実践…………………菊地信二(北海道幕別高等学校)他
P-3 肢体不自由特別支援学校で教員が医療的ケアを行う教育的意義……斉藤有香(北海道教育大学大学院)
P-4 特別支援教育における教科指導の研究動向…………………庄子果那(北海道教育大学大学院札幌校)
P-5 特別支援教育の連携に関する過去10年間の研究動向………岡崎
茜(北海道教育大学大学院札幌校)
P-6 特別なニーズのある幼児に関わる専門職養成校におけるカリキュラム構築の検討
……………………………………小林麻如(釧路市児童発達支援センター地域支援相談室)他
P-7 自閉症児の自己決定…………………………………………………能登祐聡(北海道札幌養護学校)
P-8 北海道の障害者乗馬の活用に関する研究………………神田英治(北翔大学教育文化学部教育学科)他
P-9 士幌町子育ち支援連携協議会「ほろっと」の取り組み…………………後藤田彰(士幌町立士幌小学校)
P-10 性同一性障害の子どもの実態と学校教育の課題……小野垣真里奈(北海道教育大学大学院釧路校)他
P-11 地域型インクルーシブ教育分析モデルの活用事例…………服部健治(別海町立上西春別小学校)他
P-12 アイスランドのインクルーシブ教育………………………西田めぐみ(アイスランド大学大学院)他
P-13 地域に合わせた個別の支援計画作成の取り組みと課題……………佐藤航(中標津町立丸山小学校)他
P-14 教育委員会と大学が連携した特別支援教育の推進……………矢口明(名寄市立大学保健福祉学部)他
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●●●公開講座
……………………………………………………………13:10~14:40
北海道教育大学各キャンパスの教員が、それぞれの専門分野から、特別支援教育を進めるにあたって重要
なテーマを選び、講座を開催します。日々の実践に役立てることができる内容です。
参加する講座を一つ選び、会場にお越しください。
(公開講座のみ参加される方は、参加費を 1,000 円いただきます。)
講座Ⅰ 「WISC-Ⅳの結果の解釈と指導方法」
北海道教育大学札幌校
青山
眞二
講座Ⅱ「自閉スペクトラム症と感覚処理の特異性」
氏
北海道教育大学旭川校
萩原
拓
氏
WISC-Ⅳは、子どもの知的機能を測定する心理検査
自閉スペクトラム症(ASD)の感覚処理異常につ
の一つであるが、近年、診断的活用から教育的活用へ
いては、これまでの研究報告及び DSM-V の診断基準
とその利用方法が大きく変わりつつある。そこで本講
に含まれたことからも明らかなように、注目が高まっ
座では、WISC-Ⅳの検査結果で示される個人内差に焦
ている。本講座では、感覚処理の基本的なメカニズム
点を当て、事例を基に、そのディスクレパンシーの教
と ASD における特異性を解説し、最新のアセスメン
育的意味と具体的な指導方法について概説する。
ト及び支援の方向性について紹介する。
講座Ⅲ「交流及び共同学習のあり方と支援の実際」 講座Ⅳ「発達に気がかりがある子どもの親を支援する」
北海道教育大学函館校 細谷 一博
氏
北海道教育大学釧路校
阿部美穂子
氏
2006 年の障害者基本法の一部改正により、交流教
子供に育てにくさがあると、親はつい口やかましく
育が交流及び共同学習と名称が変更になったことに
怒ったり、感情的に責めてしまうことがあります。本
講座では、そのような子育てに不全感や戸惑いを感じ
伴い、その目的も大きく変更された。本講座では交流
ている親のためのペアレント・トレーニングの理論
および共同学習の目的や実施形態を再確認するとと
や、
「上手なほめ方」
「わかりやすい指示の出し方」な
もに、特別支援学級と通常学級の交流および共同学習
どの子供への接し方のコツについてワークショップ
における実際の支援方法について提案する。
形式で学びます。
★会場へのアクセス
【駐車場のご案内】
大学玄関前に駐車場がございます。
ただし、台数に限りがありますので、
【城山小学校側の学生駐車場】をご利
用ください。
城山小側駐車場
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