部長会議報告書

平成28年6月7日開催の部長会議の報告をします。
部長会議報告書
平成28年6月7日(火)
3階第2会議室9:15~
1.議題・課題等提案
(1)総務部
1.使用料・手数料の見直しについて
平成27年度決算においては、ゆるやかとは言え、景気の回復や消費税増税の効果により、相当
の歳入の伸びがあり、また、予算編成時において各部局での歳出の削減に取り組みにより、一定
程度財政状況が好転することが見込まれる。しかし、適切な投資的経費を確保しつつ財政の健全
化を進め、持続可能なまちづくりを行うために、今後も継続した経常経費の削減と歳入の確保、
財政構造の改革に取り組む必要がある。
行財政改革を進める中で、歳入確保策として、必ず出てくるのがこの「使用料・手数料の見直
し」だが、平成16年度の合併時以降、抜本的な見直しが図られていないのが現状である。
そこで、平成28年度は、歳入確保の課題の一つとして、「負担額の設定根拠の明確化」・「適
正な受益者負担のあり方」・「市民への説明責任」の観点から、現行の使用料・手数料の再点検
及び見直しを実施する。
課題の(3)で触れた消費税の増税時期であるが、来年4月の引上げ予定をさらに2年半延期
するとの発表があったので、本来時期を合わせて進めたかったところではあるが、増税を待つこ
となく見直しを図る。
現状と課題を踏まえ、今後の方針として、見直しの基本方針を4点示した。これら、いずれも
従来から指摘され続けていることである。
各部局において、今後のスケジュールにあるように、各部の主管課で、本日の説明に先立ち、
先週の金曜日、3日の会議で財政課から説明を行っているので、作業を進めていただたい。
2.平成29年度予算編成の考え方について
(1) 毎年10月に、次の年度の予算編成方針を示し、説明会を開催している。予算編成方針説明会
に先立ち、昨年は、7月の部長会議で基本的な考え方をお知らせした。今年は、昨年よりも1
か月早いタイミングであるが、平成29年度予算編成の方向性を示し、調整を進めていくことと
した。
これまでの事務の流れと大きく異なるのが、二次予算の入力時期で、昨年までは、年度によ
って異なるが、概ね11月中旬から12月上旬に二次予算の入力だったが、今回、予算要求額の全
体像を把握するため、二次予算の入力時期を一次予算の前に行うこととした。例年、二次要求
の入力前に「政策経営課」のヒアリングがある、二次要求の入力後、8月下旬に対象事業を絞
ってヒアリングを行うとのこと。この点、改めて政策経営課から通知が出される予定である。
(2) 金額の上限は、平成29年度当初予算編成における、一般会計歳出予算の一般財源総額の上限
1
の目標額は、ここに示したように、一次予算 233.0億円以内、二次予算 91.5億円以内とする。
なお、歳入予算額における繰越金と財政調整基金繰入金は、財政調整基金の確保を念頭に置き、
合わせて13億円程度とする。平成28年度は繰越金が5億円、財政調整基金繰入金は10億円であ
った。繰越金は限りなくゼロに、財政調整基金からの繰り入れも、出来るだけ少なく編成した
いところである。
(5) また、一昨年から取り組んでいる賃借土地建物の取扱いについては、引き続き契約解除に向
けて努めていただきたい。
(8) 事業の目的が達成された事業は、積極的に廃止すること。また、内容、目的等が部局を超え
て類似している事業については、積極的に統合すること。
(9) 今後立案する事業のみならず、現在実施している事業についても、本来市が主体となって事
業を実施するべきかを確認して予算要求すること。
これまでの説明事項も含め、今後のスケジュールは記載のとおり。「平成29年度予算編成の考
え方」についても、各部の主管課には、本日の説明に先立ち、先週の金曜日、3日の会議で財政
課から説明を行っている。
3.ユネスコ無形文化遺産登録に向けて
ユネスコ無形文化遺産、最近では、2013年の和食、2014年の和紙と、続けて登録されている。
一昨日行われた御籤占(みくじうらない)式を報道した新聞記事の中にも「今秋には、ユネスコ
の無形文化遺産への登録も期待される。」とあった。
現在、桑名石取祭の祭車行事(桑名石取祭)を含む、全国33件の「山・鉾・屋台行事」がユネ
スコ無形文化遺産の候補になっている。三重県内では、「桑名石取祭の祭車行事」と四日市市の
「鳥出神社の鯨船行事」、伊賀市の「上野天神祭のダンジリ行事」の3件が申請されている。今
年の秋、ユネスコ政府間委員会(無形文化遺産保護条約政府間委員会)において審査が行われる
予定である。
今後の取組みは、ユネスコ無形文化遺産登録に向け、石取祭関係者と発表までの事前の準備や
登録後のことについて、今後話し合いを持ち協議していく予定であり、桑名市博物館での特別企
画展開催や、県と調整しながら、三重テラスでの県内3候補の祭パネル展示などを予定している。
また、宣伝PR用として、写真入りの大型の幕を「市役所、メディアライヴ、観光案内所、博
物館、石取会館」の5ヶ所に掲げて、広くお知らせをしている。
国指定重要無形民俗文化財である「山・鉾・屋台行事」(33件)の一覧表のとおり。
今回、「ユネスコ無形文化遺産登録に向けて」ということでお知らせをしたが、全国、これだ
けのお祭りが一緒になってPRされていくことになると、年数を掛けてでも「全部見に行くぞ」
とか、「せめて近隣のまつりだけでも見に行きたいな」と思う方が見えると期待され、むしろ、
登録を受けてからの取組みがより大切になっていくであろう。
(副市長からの意見)
・使用料・手数料は、10年以上見直しがなされていない。必要経費が落ちたならば使用料は下げる
べきであり、その逆なら使用料は上げるべきである。
・使用料・手数料見直しのために、基準を定めてルール化をしてもらいたい。
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・三重県予算が桑名市よりも厳しい状況になっている。県費補助については、特に注意いただきた
い。
2.その他
(1)その他
・G7伊勢志摩首脳宣言(骨子)について(市長公室)
伊勢志摩サミットでの宣言文が出されたのでご一読いただき、各所管において共通する内容
で小さなことでもいいので企画立案をしてもらいた。
レベルの高い内容であるが、できることから始めてもらいたい。
・子ども参観の実施について(市長公室)
子どもが親の職場を訪問することで、親の職業に対する理解を深め、ワークライフバランス
を促進するために、8月3日(水)に子ども参観を実施する。詳細は、人事課から通知させて
いただく。
・参議院議員通常選挙について(総務部)
選挙日程が決定したことから、投開票に係る事務従事について該当者にはお知らせさせてい
ただいた。多くの職員の皆さんにご協力をいただくことになる。また、学校など投票所施設と
しての使用についてもよろしくお願いしたい。
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