「九州観光支援交付金旅行商品等造成事業」業務委託提案参加仕様書 1 業務の名称 九州観光支援交付金旅行商品等造成事業業務委託 2 業務の目的 熊本地震により深刻な影響を受けた旅行需要を早期に回復及び喚起するため、旅行会社が販 売する本県への宿泊付き旅行商品(企画募集型及び受注型旅行商品)に対する県内宿泊施設 で利用可能な購入者への割引宿泊券の販売を実施し、速やかかつ着実に九州・大分県内の観 光再生を図ることを目的とする。 3 委託業務の内容 (1)旅行会社が販売する国内から本県への宿泊付き旅行商品(企画募集型及び受注型 旅行商品)への割引に対する助成について ① 助成額 助成額は、1,000,000千円(予定) ② 割引額 最大7割、平均5割の割引とする。 なお詳細については、委託者と受託者の協議のうえ決定することとする。 また、今後、国や県の示す追加項目等(着地型旅行商品等の取扱い)が発生する場合があ る。 ③ 対象旅行商品 本県に宿泊を伴う企画募集型旅行商品と受注型旅行商品を対象とし、大分県内宿泊日7月 1日~12月28日までの間に属するものとする。第1期を7月1日~9月30日、第2期を 10月1日~12月28日とし、期間ごとに割引額等の変更を伴う場合がある。 ただし、宿泊を伴わない旅行であっても、特段の理由がある場合には、九州各県を出発地と し、本県を目的地とする募集型企画旅行も対象とする。この場合は、出発日が7月1日~12 月28日までの間に属する場合とする。 ④ 販売方法 利用者が公平に購入可能な販売方法を用いるとともに、多様な旅行商品等を取り揃えている 地場の旅行業者の活用を含め、複数の販売方法を用いるものとする。 ⑤ 販売期間 可能な限り早期に販売開始することとする。 ⑥ 旅行会社との調整 対象旅行商品を販売するJATA、ANTAに登録している会社を基本とする旅行会社による、 申請受付整理、登録を行う。 ⑦ 取扱いマニュアルの作成等 旅行会社に対する、取扱いマニュアルを作成・配布し、必要に応じて説明を行うこと。 ⑧ 事業説明会の開催 旅行会社等を対象とした事業説明会を開催し、事業のスキーム、対象となる旅行商品や精算 方法等に関する説明を行うこと。 ⑨精算・確認 旅行商品の販売実績に応じて割引分の助成金及び販売促進費(助成実績額の10%)を旅 行会社に支払うこと。 なお、助成金等の支払い時期については、旅行会社の資金繰りに過度の負担とならないよう 配慮すること。 (2)コンビニエンスストアを通じた宿泊券の販売等について ① 助成額 助成額は、500,000千円(予定) ② 割引額 最大7割、平均5割の割引とする。 なお詳細については、委託者と受託者の協議のうえ決定することとする。 ③ 販売形式 コンビニエンスストアを通じ、宿泊割引券を発行する。本来の事業の目的に反した利用とな らないよう必ず偽造・転売防止の最善・明確な対策を講じること。 販売枚数は、利用者の利便性や旅行需要の喚起効果を考慮した設定とすること。 ④ 対象旅行商品 本県内への宿泊が、販売開始~12月28日までの間に属するものとする。 ⑤ 販売場所 購入者の利便性を最大限考慮し設定すること。 ⑥ 販売期間 可能な限り早期に販売開始することとする。終了時期は、有効期間等を考慮して設定するこ と。 ⑦ 利用可能施設 県内の宿泊施設 なお詳細の対象施設については、委託者と受託者の協議のうえ決定することとする。 ⑧ 利用制限等 一部の購入者に割引が偏ることのないよう対策を講じ、使用限度枚数、購入限度枚数等の 制限を設定すること。 ⑨ 利用可能施設等との調整 「⑦」に記載する宿泊券の利用可能施設等に対し、案内、受付、登録を行うこと。 ⑩ 取扱いマニュアルの作成等 宿泊券の利用可能施設等に対し、旅行券の取扱いマニュアルを作成・配布し、必要に応じ て説明を行うこと。 ⑪ 事業説明会の開催 宿泊施設等を対象とした事業説明会を開催し、事業のスキームや精算方法等に関する説 明を行うこと。事業執行が円滑に進むよう、可能な対策を事前に講じること。 ⑫ 精算・確認 利用可能施設等からの宿泊割引券の換金請求に対し精算を行うこと。なお、換金時期につ いては、利用可能施設等の資金繰りにおいて過度の負担とならないよう配慮すること。 また、回収した宿泊券が適正に使用されたものであるかどうかを厳正に確認し、適宜、利用 可能施設等と調整する。 ⑬ 県内周遊促進方策 宿泊券事業について、広く周知・PR するための措置を講じること。 また、県内各地に周遊を促す取組みを企画・実施すること。 (3)旅行会社が販売する海外から本県への宿泊付き旅行商品に対する助成 ① 助成額 助成額は、330,000千円(予定) ② 割引額 1泊あたり1人定額を予定している。 ③ 対象旅行商品 以下のすべての要件を満たすものとする。 (ア)韓国、中国、台湾、香港、タイ(以下「対象国等」という。 )から日本への旅行で、 大分県内に有償で宿泊する旅行商品であること。 (イ)大分県内宿泊日が7月1日~12月28日までの間に属するものであること。 ④ 対象事業者 当該旅行商品を販売した旅行会社及び日本国内外のランドオペレーター(以下「旅行 会社等」という。 )とする。 なお、対象国等における旅行会社等の選定に関しては、公益社団法人ツーリズムおお いたと十分協議のうえ、行うものとする。 ⑤ 販売期間 可能な限り早期に販売開始することとする。 ⑥ 旅行会社等に対する説明 対象国等の旅行会社等に対して、円滑に事業が執行できるよう十分な説明を行うこと。 なお、基本的に申請・問い合わせ等は、日本語で対応することを想定している。 ⑦ 旅行会社に対する確認・精算 旅行会社等に対して、毎月、宿泊証明書等の必要書類を徴集のうえ、旅行商品の販売実績 に応じて助成金及び販売促進費を旅行会社等に支払うこと。 ⑧ 公益社団法人ツーリズムおおいたに対する報告・請求 (ア)毎月、旅行商品の販売及び利用状況を報告すること。 (イ)旅行会社等から徴集した宿泊証明書等の必要書類を取りまとめ、旅行商品の販売実績に 応じて助成金及び販売促進費を公益社団法人ツーリズムおおいたに請求するものとする。 (4)共通事項 ① 観光プロモーション等 全国に向けた旅行商品等の販売促進及び本県への旅行需要の喚起を図るためのPR活動 を実施すること。 ② アンケート業務 当該旅行商品・宿泊券事業による割引を受けた購入者・利用者はもちろんのこと、旅行会 社、宿泊施設をはじめ、可能な限り多方面を対象としたアンケートを実施し、回収・集計・分 析を行い、消費喚起効果等の事業実施効果を推計するとともに、大分県への観光客動向の 分析・とりまとめの報告を公益社団法人ツーリズムおおいたへ報告する。 また、アンケートの項目は別添「アンケート(案)」に掲げる項目は必須とし、必要に応じて項 目を追加すること。 なお、回収率を上げる方策を実施するとともに、サンプル数の目標を設定すること。 ③ 報告業務 (ア)月次報告 次に掲げる各月の状況について、月次報告書を翌月指定日までに公益社団法人ツーリズム おおいたに提出すること。また、その状況に応じて適宜協議のうえ、改善策等を講じること。 ・宿泊券販売数量及び利用者数(利用施設毎、販売事業者毎) ・旅行商品の内容及び数量 ・旅行商品の販売件数及び利用者数(旅行会社毎、旅行商品毎) ・旅行商品の販売方法とその販売割合等 ・その他必要と認める事項 (イ)実績報告 委託業務完了の日から起算して10日を経過した日又は平成29年2月28日のいずれか早い 日までに、事業実績報告書(様式は任意)を提出して検査を受けること。 事業実績報告書には次の項目を含まなければならない。 ・委託業務の実施内容 ・委託業務の成果 ・宿泊券利用者(旅行商品購入者)アンケート分析結果 ・委託業務収支決算(計算)書 ・委託業務に係る支出の費目別内訳 ・その他、事業実施の説明に必要と考えられる資料 ・委託業務の実施により生じた成果物を目録化し、事業実績報告書とともに提出すること。 ④ 問い合わせ対応業務 宿泊券・旅行商品事業の利用者(購入者)、宿泊施設、旅行会社等からの問い合わせに対 応できる体制をとること。 ⑤ 委託料の支払い 宿泊券、旅行商品の割引額の助成に係る費用は、実績による支払とする。なお、助成実績 が、当初予定額を下回った場合は減額となるため、変更契約にて対応する。 ⑥ その他 この仕様書に定めのない事項等については、別途協議のうえ決定することとする。
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