11.倒産処理法II(PDF:141KB)

【授業科目名】
【授業科目の区分】
【担当者】
【履修形態/単位】
【配当年次/開期】
倒産処理法Ⅱ
展開・先端科目群
奥野 修士
選択科目/2単位
2・3年次/後期
【授業科目の内容】
本授業では破産法を対象とする。破産法は,倒産処理法における清算型手続に関する一般
法であるとともに,倒産法制全体における基本法である。
講義では,法人の破産の場合を中心に,理論及び破産実務について講義を進めるが,自然
人・非事業者の破産についても取り上げる。
【授業科目の目標・方法】
清算型倒産処理手続の基礎的事項についての基本的な理解,知識の修得を目標とし,講義
では,抽象的な理論だけではなく,実際の破産手続についてイメージがもてるよう,適宜具
体的事例や実務の運用にも言及する。
授業計画の該当部分について受講生が予習していることを前提として,
受講生との相方向
,多方向での授業を行う。
【授業計画】
第1回 倒産法総論,倒産法制の全体像,破産手続の流れ
第2回 破産手続の開始,破産財団,破産手続の機関
第3回 破産債権,財団債権(1)
第4回 破産債権,財団債権(2)
第5回 契約・権利関係の処理(1)
第6回 契約・権利関係の処理(2)
第7回 取戻権・担保権(1)
第8回 担保権(2),保証,多数債務者
第9回 否認権(1)
第10回 否認権(2)
第11回 相殺権(1)
第12回 相殺権(2)
第13回 破産債権の届出,調査,確定
第14回 破産財団の換価,配当,破産手続の終了
第15回 個人の破産
【教科書・参考文献】
教科書は特に指定しない。
参考書,文献は次のとおり
倒産法概説(第2版補訂版) 山本和彦外4名
弘文堂
破産法・民事再生法(第2版) 伊藤眞
有斐閣
倒産処理法入門(第4版) 山本和彦 有斐閣
倒産判例百選(第5版)
有斐閣
【成績評価】
試験(80%),平常点(20%)を総合して評価する。