27 年度補正予算、28 年度予算の公定価格等について 日保協速報

日保協速報 №2801
28.1.26
社会福祉法人 日本保育協会
27 年度補正予算、28 年度予算の公定価格等について
~ 子ども・子育て会議(第 27 回)、基準検討部会(第 30 回)合同会議 ~
1月26日(火)
、子ども・子育て会議(第27回)
、基準検討部会(第30回)合同会議が開
催されました。主な議事等については、次のとおりです。
1.平成28年度予算案、27年度補正予算についての説明
2.公定価格の対応について
平成27年度国家公務員給与改定に伴う公定価格の増については、事務負担の軽減、早期
の追加支給を図る観点から、個々に見直しをする通常の方式ではなく、以下の率を一律に乗
じたものを新単価とすることとされました。平成28年度単価については、個々に見直す通
常の方式による単価改定を実施するとしています。
〈平成27年度補正予算の公定価格〉
・1号の施設型給付に係る公定価格
1.49%
・2号・3号の施設型給付及び地域型保育給付に係る公定価格 1.29%
〈平成28年度予算の公定価格〉
・賃借料加算の充実(実勢に対応した水準に見直し)
・チーム保育推進加算の創設
3.
「子ども・子育て支援法」の一部を改正する法律案(仮称)について
仕事・子育て両立支援事業を創設するとともに、一般事業主から徴収する拠出金の率の上
限を引き上げる等の法改正を予定しているとの説明。
4.
「幼保連携型認定こども園の学級の編成、職員、設備及び運営に関する基準」の一部改正に
ついて
現在、厚生労働省で予定している保育の担い手確保のための要件弾力化に準じて、幼保連
携型認定こども園についても弾力化を行う予定との説明。
当協会から出席した山内五百子委員は、
「27 年度補正、28 年度予算においてもいろいろなメニ
ューがあるが、すぐには対応が難しい自治体もあり、情報をしっかり伝えてほしい。また、保育
士資格・幼稚園教諭免許の併有が難しいベテラン職員についても、これまでの経験を活かして働
き続けられるような人材の活用の仕方を検討してほしい」と意見を述べました。
他の委員からは、
「新制度の周知を更に進める必要がある」
「教育・保育の質の向上はどの程度
達成されたか、保護者負担の軽減はどの程度図られたか等の検証が必要」
「保育士配置の要件弾力
化については質の低下につながらないようにしてほしい」
「幼児教育という言葉の解釈の整理が必
要」等の意見がありました。