インドネシア：地方政府 IndoMet Coal 社の株式過半数

インドネシア：地方政府 IndoMet Coal 社の株式過半数取得を検討
2016 年 6 月 2 日掲載
5 月 14 日付けの地元報道によると、中央 Kalimantan の Murung Raya 県は、Broken Hill
Proprietary(BHP) Biliton 社と Adaro Energy 社の合弁事業 IndoMet Coal 社の株式過半数の買い入れを
検討している。
BHP Biliton 社は、インドネシア法令の不確実性と石炭の弱含みの展望の中、IndoMet Coal 社の株式
75%を現地他社に売却予定であり、Adaro 社は 25%を保有している。
Murung Raya 県知事は、地方政府は、BHP Biliton 社が IndoMet Coal 社の全株式を放出するならば、
買い取る意向があるとした。同知事は、鉱物資源管理・生産の権利売却の場合、地方政府は民間事業者に
優先すると規定した 2009 年鉱物・石炭採掘法令に言及した。
現在、IndoMet Coal 社は、７つの石炭鉱業事業契約(PKP2B)を 7 社の子会社(Lahai Coal、Ratah Coal,
Joloi Coal、Pari Coal、Sumber Barito Coal、Kalteng Coal and Maruwei Coal)にて保有。総面積は
265,947ha、資源量は 12 億ﾄﾝ、埋蔵量は世界でも最大規模。IndoMet Coal 社は、2015 年 9 月に Lahai
Coal 社にて生産開始。
Murung Raya 県知事は、BHP Biliton 社は、地域や国家社会にプラス効果を持続しながらも、売却計画
は株主に対してより明白にすべきとした。
(石炭開発部辻
誠)
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