失敗 を 恐 れ ず 、様 々 な こ と に チ ャ レ ン ジ を !

■
Hiroyuki Kanemitsu
■
担当科目:民法総則/民法総論、
債権法/民法各論、
物権法/土地法、
演習Ⅰ・Ⅱ、
初年次ゼミ
︵教授︶
私の研究テーマ
自然再生に関する法的問題
環境法については、自然再生に関する
法 的 な 問 題 に つ い て の 研 究 を 行 って い
る。抽象的な概念である法律というもの
が、我々の具体的な日常生活にどのよう
に役だたせるかが金光ゼミナールの狙い
また、ゼミ生からの希望があれば裁判
である。
所 等の見 学 や ゼミ 合 宿 も 行 う 次 第であ
る。自然再生といっても多岐にわたるが、
その中でも、海辺の自然再生について重
る。
不動産売買契約の方式
私の研究内容については、民法の中で
点的に研究を行っている。この自然再生
態系の破壊等の様々な環境問題について
が行われることにより、地球温暖化、生
も財 産 法に関 する 内 容 と環 境 法 がメイ
ンとなっている。財産法の中でもより具
海辺の自然再生を行うにあたり、海浜
対応可能である。
体的にのべると、不動産の売買契約と所
有権譲渡の方式についての研究を中心に
行っている。
業を行えばよいと考えられるが、海浜お
およ び 海 中で 単 純 に 様 々な 自 然 再 生 事
よ び 海 中 に は 様 々 な 法 律 上の 規 制 が か
この 不 動 産 の 売 買 契 約 と 所 有 権 譲 渡
務上でも様々なトラブルを巻き起こして
の方式については様々な方法があり、実
えると自然再生のみを行うことは不可能
らみあっており、また経済との両立を考
律との関係および諸問題をいかにして解
である。そこで、自然再生とその他の法
いる。たとえば、不動産を購入する際に
と考えられるが、民法の規定ではどうな
一般的には契約書の作成が行われている
のであろうか。また、民法以外の特別法
の規定ではどうなっているのだろうか。
行っている。
決すべきか、ということについて研究を
ゼミの活動内容 仮に、法律に規定されている方法以外で
契 約 が 締 結 さ れ た 場 合、契 約 は 有 効 に
成立するのであろうか。契約の交渉段階
における 契 約 当 事 者 間の取 り 決 め 等の
常的な事例問題の課題を与え、その事例
金光ゼミナールでは、民法に関する日
問題の法律関係についてゼミ生に調べて
問題について法律上ではどうなのか。
このような事柄について判例および学
本民 法および特 別 法に対する 解 釈 論 お
等の法律問題について規定したものであ
パートを借りたり、アルバイトをしたり
ける事柄、たとえば物を購入したり、ア
そもそも民法は、我々が日常生活にお
きてもらい、発表をしてもらっている。
説を参考にした上で、実務においてトラ
ブルを未然に防ぐ方法を模索している。
よび立法論に役立つような研究を進めて
また、海外の制度を参考にした上で、日
いる。
失敗を恐れず、様々なことにチャレンジを!
金光 寛之
大学在学中は、
いろいろなことに好奇心を持って、幅広い知識
と教養を身に付けましょう!
ひと言
専門分野:民法、環境法
■
APPROACH 2016
21
略歴:神奈川県出身。
日本大学法学部法律学科卒業。修士(法学)。高崎経済
大学地域政策学部専任講師を経て、2011年より現職。
地域政策
学科