資料NO.3 東京大学大学院経済学研究科 准教授 矢坂雅充氏 プロフィール 矢坂 雅充(やさか・まさみつ) <略歴> 1956年生まれ、東京大学大学院経済学研究科第2種博士課程修了 1986年 東京大学経済学部・助手 1988年 東京大学経済学部・助教授 1996年 東京大学大学院経済学研究科・助教授 2007年 東京大学大学院経済学研究科・准教授 <現在の研究分野> 農業経済 <研究課題と研究経過> 主な研究課題は、日本の酪農・乳業政策と食品の安全・信頼性確保政策。WTO体制下での日本の酪農・乳業政策を、①生乳や乳 製品の価格形成、②生乳の需給調整、③生乳・牛乳の広域流通、④生産者指定団体機能と不足払い制度、⑤乳業再編、⑥アジア市 場における乳業の展開といった視点から分析している。また、牛・牛肉のトレーサビリティ・システムを中心にして、食品トレーサビリティの 政策展開を欧州の動向などと比較しながら検討してきた。牛乳や米に導入されつつあるトレーサビリティの課題についての分析を進め ており、日本における食品の信頼性を確保するための政策システムなどを検討している。また、農業を核とした循環型社会システム、農 業の多面的機能、農産物の価格変動リスク対応策などの研究を進めている。 <主な委員歴> ・農林水産省 畜産企画部会(2003~04年度) ・農林水産省 補給金単価算定方式等検討会(2015年度~) <主な著書> ・『Japanese Economy and Society under Pax-Americana』(共著)University of Tokyo Press(2002年) ・『農村と都市をむすぶ 時評集』(共著)全農林(2010年)
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