貝毒情報(アサリ) KD-28-09 号 - 兵庫県立農林水産技術総合センター

貝毒情報(アサリ) KD-28-09 号
平成 28 年 6 月 2 日発行
プランクトン及び貝毒検査を 5 月 30 日~6 月 2 日に実施しましたので、その結果をお知らせします。
【概況】・貝毒検査(6/2)の結果、芦屋市で採取したアサリからは規制値(4マウスユニット/g)を
上回る貝毒は検出されませんでした。
・貝毒原因プランクトンは、確認されませんでした。
【検査結果】
年月日(採水・採取)
地
水
塩
点(St.)
温(℃)
分
貝類の毒化状況
〔マウスユニット/g〕
麻痺 性
貝毒原
因プラン
クトン
下痢性
貝毒原
因プラン
クトン
H28.5.30
20.1
27.4
麻痺性貝毒
2.8
Alexandrium tamarense (個数/㍑)
アレキサンドリウム
タ マ ラ ン セ
0
アレキサンドリウム
カ テ ネ ラ
Alexandrium catenella (個数/㍑)
0
ディノフィシス
フォルティ
0
ディノフィシス
アキュミナータ
Dinophysis fortii
芦屋
芦屋(潮芦屋浜)
(個数/㍑)
Dinophysis acuminata (個数/㍑)
0
<規制の基準>
※原因プランクトンの分類については、科学的な再
検討が進められていますが、本情報では農林水産
省消費・安全局のガイドラインに沿った種名を使
用しています。
可食部の毒量が
麻痺性貝毒:4マウスユニット/g
下痢性貝毒:0.16mg オカダ酸当量/㎏
を超えた場合
<注意が必要なプランクトン密度>
・麻痺性貝毒原因プランクトン(代表的な種)
【今後の情報予定】
アレキサンドリウム
タ マ レ ン セ
アレキサンドリウム
カ テ ネ ラ
Alexadrium tamarense
5,000 個数/㍑以上
Alexadrium catenella 50,000 個数/㍑以上
6 月 6 日の週にアサリの臨時調査(芦屋)を予
・下痢性貝毒原因プランクトン(代表的な種)
定しています。調査結果がまとまり次第「貝
デ ィ ノ フ ィ シ ス フォルティ
50,000 個数/㍑以上
毒情報KD-28-10 号」としてお知らせします。 Dinophysis fortii
§お問い合わせ先§ 兵庫県立農林水産技術総合センター水産技術センター(担当:資源部・内田、宮原)
Tel:078-941-8602
Fax:078-941-8604
Homepage:http://www.hyogo-suigi.jp/