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「那覇市子どもの貧困対策庁内推進会議」を立ち上
げ、全庁的に情報を共有し、子どもの貧困対策に向
市では、生 活 困 窮 世 帯の子 ども
たちに対して、生 活 支 援や学 習 支
援を行っています。主に児童自立支
援 員が家 庭 訪 問や学 校 訪 問など
(社会と家庭と行政をつなぐ要)
学校のプラットフォーム化
☎861・5193
保護管理課(自立支援G)
学習支援、
こども食堂について
今 後は、無 料または格 安で食 事
を 提 供 する「こ ど も 食 堂 」を は じ
め、学 習 支 援、不 登 校・引きこもり
支援、就労支援等に取り組む民間
団 体への業 務 委 託 や 補 助 金 交 付
をとおして、子 どもの居 場 所 づく
り や その 運 営 を 支 援 す る 事 業 を
予定しています。
子どもの将来が、生まれ育った環
境によって左右されることのないよ
う、また、貧困の状況が世代を超え
て連鎖することのないよう、市では、
子どもの貧困問題を幅広くサポー
トしていきたいと考えています。
今 後の 取 組 み
国
子ども寄添支援員、
むぎほ学級について
はいたい! 幹子やいび~ん
周年記念事業として、琉球朝日放送
平 和 を 考 える
市制施行
開局 周年記念「パブロ・ピカソ ゲルニカ(タ
ピスリ)沖縄特別展」の開催に併せて、去る4月
95
9日、平和を考える機会として「シンポジウム〜
ゲルニカによせて〜」を開催しました。「ゲルニ
カ」は、1937年ナチス・ドイツ軍がスペイン
の小さな町「ゲルニカ」を無差別爆撃したことを
主題とした作品です。
1944年 月 日、那覇市ではいわゆる ・
空襲がありました。米軍による住民を巻き込ん
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万人以上の尊い命
6月 日は慰霊の日です。私たちは愚かな戦争
を再び繰り返してはならないと戦禍で亡くなられ
の心は、相通じるものがあると感じています。
和の実現への強い意志を持つ那覇市民、沖縄県民
反戦と平和を希求するシンボルとして描かれた
ゲルニカの精神と悲惨な沖縄戦を体験し、恒久平
が失われました。
れ、町は瓦礫の山に変わり、
では、首里城をはじめとする貴重な文化財が失わ
だ無差別爆撃であり、その翌年に始まった沖縄戦
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そして、不 登 校など将 来 的に貧
困になる恐 れのある小 中 学 生に、
日 中 の教 育 的 な 居 場 所 を 確 保 す
る「む ぎほ 学 級」
(自立支援教室)
を 開 設 。学 習 支 援のほか、児 童 生
徒と一緒に献立を決める調理実習
や、野菜の苗植えなどの農業体験、
ビーチや公 園の清 掃 ボランティア
活 動 を 行い、学 校 や 社 会への適 応
の促進および将来の社会的自立に
つなげることを目指します。
地域
自治会
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教育相談課
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連携
連携
那覇市
県
昨年は自主性や社会性、協調性を育てるために、
生徒自ら企画・運営してキャンプ合宿を実施
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意します。
城間幹子
● 貧困の連鎖を断ち切るために〜子どもの貧困問題への取組み〜・
那覇市長
市から世界の人々に発信していくことを改めて決
た御霊に誓い、恒久平和への強い願いをこの那覇
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NPO
ソーシャル
ワーカー
ボラン
ティア
児童委員
民生委員
一人ひとりの状況に合わせて教材・課題を用意し
個別に学習指導を行う
を通じて支援対象者の具体的な家
沖 縄 県 は 全 国 の1・8 倍
庭環境 生
一人ひ
・活状況を把握し、
とりが能力に応じた適切な進路に
子 どもの貧 困 率とは、国 民の平
向かえるようサポートしています。
均 所 得 の半 分 を 下 回 る 所 得 で 暮
その結 果、生 活 保 護 世 帯の高 校
らす、 歳 未 満の子 どもの割 合を
進 学 率 は 、この5 年 間で ・1 ポ
指します。平 成 年 月に県が実
イント も 伸 び、特に男 子 は ・1
施 し た 調 査 にお け る 沖 縄 県 の子
ポイントも向 上しました。平 成
どもの貧 困 率は、 ・9 %で、全 国
年 度 の生 活 保 護 世 帯 の高 校 進 学
の ・3 %(平 成 年)と比 較 する
率は、 ・1%で、那 覇 市 全 体の進
と1・8 倍となっています。
学 率 ・9 %と比 較しても大 差の
子どもの貧困は、不登校や非行、 ないレベルまで達 するなど大きな
健 康 状 態 の低 下 な ど さ ま ざ ま な
成 果につながっています。
この取 組
問題につながるおそれがあります。 みは内 閣 府の「沖 縄 子 供の貧 困 緊
また、親の貧 困が子 どもの教 育 不
急 対 策 事 業」でモデルケースとし
足をもたらし、その子 どももまた
て紹介されました。
大 人になって貧 困に陥 る、という
ま た 、新 た な 事 業 として、今 年
貧困の連鎖が心配されています。
4 月 か ら「子 ども 寄 添 支 援 員」を
市 内 中 学 校 区に配 置しました。
学 習 支 援 と 居 場 所 づく り
学校を子どもの貧困対策のプラッ
トフォーム( 基 盤 )と位 置 づけ、学
校 現 場・行 政・関 係 機 関と連 携 し
て、子 ど も た ちの状 況 を 把 握・分
析し、児 童 生 徒の置かれた環 境の
課題緩和に取り組みます。
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保護者
☎832・7868
● 津波避難ビル完成/熊本地震活動報告・
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● 県議会議員選挙の投票日/慢性腎臓病( CKD)/ふるさとづくり寄附金・
● 情報パック ・
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● 博物館トピックス/ニュースダイジェスト ・
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~子どもの貧困問題への取組み~
もの貧困対策計画」がまとめられました。本市でも、
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に関する法律」が施行され、沖縄県でも
「沖縄県子ど
世帯数 147,909(2,434)
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国では平成26年1月に「子どもの貧困対策の推進
市長室
主な紙面
96 95
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☎(代表)867-0111
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本でも、子どもの貧困問題への注目が高まりました。
156,864(2,054)
166,722(1,572)
男
女
6月
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本の子どもの貧困率の上昇などを報告して以降、日
総人口 323,586(3,626)
2016 年(平成 28 年)
2016(平成 28)年 4 月末現在
市の人口と世帯
ひ
貧困 の連鎖を
断 ち切るために
平成18年7月、経済協力開発機構(OECD)が、日
※( )内はうち外国人
第785 号毎月1日発行
ち
ま
つ な ぐ
と
けた取り組みをスタートしました。