(2016年度)特定行為研修 募集要項

平成 28 年度
(2016 年度)
特定行為研修
募集要項
公益社団法人日本看護協会
看
護
研
修
学
校
平成 28 年度(2016 年度)
公益社団法人日本看護協会
特定行為研修
看護研修学校
募集要項
Ⅰ.特定行為研修の概要
1.本会の特定行為研修の特徴
本会は、平成 27 年 3 月 13 日「保健師助産師看護師法第三十七条の二第二項第
一号に規定する特定行為及び同項第四に規定する特定行為研修に関する省令(厚
生労働省省令 33 号)の交付を受けて、さまざまな領域で特定行為を活用して看護
の専門性を高め実践する看護師の役割モデルを示し、その役割発揮に必要な特定
行為区分を組み合わせた研修を企画実施するものである。
※「特定行為」とは、診療の補助であって、看護師が手順書により行う場合には、実践的な理
解力、思考力及び判断力並びに高度かつ専門的な知識及び技能が 特に必要とされるものと
して厚生労働省省令で定められるものをいう。
2.特定行為研修の指定教育機関の指定
本会は、平成 27 年 8 月 5 日に厚生労働省に指定教育機関として指定を受けてい
る。特定行為区分⑫~⑭は、平成 28 年 5 月末に申請書提出し、追加指定を受ける
予定である。
①栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
②呼吸器(気道確保に係るもの)関連
③呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連
④呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連
⑤ろう孔管理関連
⑥栄養に係るカテーテル管理(中心静脈カテーテル管理)関連
⑦栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)関連
⑧創傷管理関連
⑨創部ドレーン管理関連
⑩動脈血液ガス分析関連
⑪感染に係る薬剤投与関連
⑫血糖コントロールに係る薬剤投与関連
⑬循環動態に係る薬剤投与関連
⑭精神及び神経症状に係る薬剤投与関連
3.研修受講資格
本会の認定看護師制度に基づく 21 分野の認定看護師の資格を持つ者
4.履修内容の読み替え
認定看護師教育課程で既に履修済みの授業科目については、それに関連する科
目受講を免除する。
-1-
5.定員
定員 100 名
各受講モデル別に 10~20 名程度とし、合計 100 名
6.実施日程
平成 28 年 11 月 1 日(火)~11 月 14 日(月)
11 月 15 日(火)
11 月 15 日(火)~翌年 3 月中旬
平成 29 年 3 月 29 日(水)
e-ラーニング開始
開講式
講義・演習・臨地実習
修了式
※共通科目の講義は e ラーニングによる受講が可能
※平成 28 年 12 月 29 日~平成 29 年 1 月 3 日は休講
※臨地実習期間は受講モデルによって異なる
例:基本モデルは 1 月中旬にすべての講義と演習が終了し臨地実習となる。
7.研修場所
看護研修学校及び実習施設等の連携協力機関において実施する。なお、連携協力
体制※が確保できる場合には、自施設での実習も可能とする。
※連携協力体制とは、指導者、医療安全管理、緊急時の対応、患者への同意説明体制、該当症
例数の確保等の要件を満たす体制。
8.研修内容の特徴
特定行為研修は必修である共通科目と1以上の区分別科目とで構成される。本
会の研修は同時期に並行して授業が行われる区分別科目があることから、すべて
の区分別科目を選択することはできない。それぞれの活動の場のニーズと領域の
専門性を考慮した受講モデルを 7 つ設定し、その中から選択したコースを受講す
る。
演習はそれぞれの科目の高度な技術修得と実践力の強化を目指し、集合教育で行
い、実習においてはそれぞれの区分において、医療実績のある施設で質の高い指導
を受けられる体制をとっている。
-2-
9.7 つの受講モデルと教育内容
受講モデル(定員数)
期待する役割)
A【基本モデル】(10)
様々な医療の場において、
全身状態の管理等により、
異常の早期発見、早期介入
を行い、安全安心な療養生
活が継続できるよう支援す
る。
B【救急・集中ケアモデル】
(20)
緊急度・重症度が高い患者
への初期医療に関わり、循
環動態、呼吸動態、電解質
の管理等の早期介入で重症
化予防を図る。
共通
科目
時間
数
285
D【感染症管理モデル】(20)
様々な医療の場において、
感染症の疑いのある患者、
発症リスクが高い患者への
栄養、感染対策によって感
染症の進行や全身状態の悪
化を防止する。さらに多剤
耐性菌対策に寄与する。
285
選
択
285
285
※必修のみ受講が可能
※選択区分別科目は 6,7 の
一つあるいは両方を選
択可能
E【在宅ケアモデル】(10)
在宅等で医療処置が必要な
患者の全身状態の管理等に
より、異常の早期発見、早
期介入を行い、安全安心な
療養生活が継続できるよう
支援する。
※必修のみ受講が可能
※選択区分別科目は 4,5,
7,9 の一つあるいは複数
を選択可能
必
修
必
修
※必修のみ受講が可能
※必修以外の区分別科目は
7と 13 のいずれかを選
択
C【創傷管理モデル】(20)
様々な医療の場において、
褥瘡や慢性創傷が発生した
患者に対し、高度な創傷管
理の早期介入で重症化を予
防する。
区分別科目
1. 栄養及び水分管理に係る薬剤投
与関連
1. 栄養及び水分管理に係る薬剤投
与関連
2. 呼吸器(気道確保に係るもの)
関連
3. 呼吸器(人工呼吸療法に係るも
の)関連
10.動脈血液ガス分析関連
7. 栄養に係るカテーテル管理(末
梢留置型中心静脈注射用カテー
テル管理)関連
36
321
151
436
21
必修+7
を選択
457
必修+
13 を
選択
496
13.循環動態に係る薬剤投与関連
60
必
修
1. 栄養及び水分管理に係る薬剤投
与関連
8. 創傷管理関連
9. 創部ドレーン管理関連
123
408
必
修
1. 栄養及び水分管理に係る薬剤投
与関連
11.感染に係る薬剤投与関連
99
384
6. 栄養に係るカテーテル管理(中
心静脈カテーテル管理)関連
18
7. 栄養に係るカテーテル管理(末
梢留置型中心静脈注射用カテー
テル管理)関連
21
選
択
(
複
数
可
)
必
修
285
総
時間数
時間数
選
択
(
複
数
可
)
1. 栄養及び水分管理に係る薬剤投
与関連
4. 呼吸器(長期呼吸療法に係るも
の)関連
36
321
21
5. ろう孔管理関連
48
7. 栄養に係るカテーテル管理(末
梢留置型中心静脈注射用カテー
テル管理)関連
21
9. 創部ドレーン管理関連
15
-3-
必修+
6,7 を
すべて
選択し
た場合
は 423
必修+
4,5,7,9
をすべ
て選択
した場
合は
426
F【慢性疾患管理モデル
(症状緩和ケア)】(10)
様々な医療の場において、
疼痛、不安、認知症様の症
状のコントロールなど、精
神・神経症状緩和のための
早期介入を行い、療養生活
を支援する。
G【慢性疾患管理モデル
(糖尿病ケア)
】(10)
様々な医療の場において、
血糖コントロール管理への
早期介入を行い、重度合併
症を予防する。
285
必
修
1. 栄養及び水分管理に係る薬剤投与
関連
14.精神及び神経症状に係る薬剤投与
関連
93
378
285
必
修
1. 栄養及び水分管理に係る薬剤投与
関連
12.血糖コントロールに係る薬剤投与
関連
72
357
10.科目名と教育方法および時間数
受講モデルに示す共通科目と各区分別科目の教育方法と時間数を以下に示す。
1)共通科目の概要
科目名
臨床病態生理学
臨床推論
フィジカルアセスメント
教育方法 時間
講義 28 e ラーニング可能
演習 14
評価 3
講義
演習
実習
評価
講義
演習
実習
評価
16 e ラーニング可能
12
14
3
14 e ラーニング可能
14
14
3
総時間数
(履修免除有の概要)
45
45
45
臨床薬理学
講義 28 e ラーニング可能
演習 14
評価 3
45
疾病・臨床病態概論
講義 42 e ラーニング可能
演習 14
評価 4
60
医療安全学
特定行為実践
講義 6 e ラーニング可能
演習 4
実習 4
評価 1
講義 10 e ラーニング可能
演習 10
実習 8
評価 2
30(ただし、30 時間中
15 時間は履修免除あり)
75(ただし、75 時間中
45 時間は履修免除あり)
文献検索・文献検討、情報
管理
講義
演習
0
0
30(ただし、30 時間中
30 時間は履修免除あり)
計
講義
演習
実習
評価
144 e ラーニング可能
82
40
集合研修のみ
19
(141 時間)
285
375(ただし、375 時間中
90 時間は履修免除あり)
*実履修時間は 285
合計
-4-
2)区分別科目の概要
区
分
番
号
区分別科目名
1
栄養及び水分管理に係る薬
剤投与関連
教育方法
と
時間
履
修
時
間
計
講義 16
演習 8
実習 10
評価 2
36
講義
演習
実習
評価
6
6
8
2
22
講義 22
演習 17
実習 21
評価 3
63
講義
演習
実習
評価
8
6
5
2
21
講義 16
演習 17
実習 12
評価 3
48
中心静脈カテーテルの抜去
講義
演習
実習
評価
9
4
4
1
18
末梢留置型中心静脈注射用カテーテルの挿入
講義 10
演習 6
実習 3
評価 2
21
講義 29
演習 9
実習 30
評価 4
72
講義
演習
実習
評価
7
2
5
1
15
講義 13
演習 8
実習 6
評価 3
30
特定行為名
持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整
2
呼吸器(気道確保に係るも
の)関連
脱水症状に対する輸液による補正
経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの
位置の調整
侵襲的陽圧換気の設定の変更
3
呼吸器(人工呼吸療法に係
るもの)関連
非侵襲的陽圧換気の設定の変更
人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静薬
の投与量の調整
人工呼吸器からの離脱
4
5
呼吸器(長期呼吸療法に係
るもの)関連
ろう孔管理関連
気管カニューレの交換
胃ろうカテーテル若しくは腸ろうカテーテル又
は胃ろうボタンの交換
膀胱ろうカテーテルの交換
6
栄養に係るカテーテル管理
(中心静脈カテーテル管
理)関連
7
栄養に係るカテーテル管理
(末梢留置型中心静脈注射
用カテーテル管理)関連
8
創傷管理関連
褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊
死組織の除去
創傷に対する陰圧閉鎖療法
9
創部ドレーン管理関連
創部ドレーンの抜去
直接動脈穿刺法による採血
10
動脈血液ガス分析関連
橈骨動脈ラインの確保
-5-
11
感染に係る薬剤投与関連
12
血糖コントロールに係る薬
剤投与関連
感染徴候がある者に対する薬剤の臨時の投与
講義 32
演習 8
実習 20
評価 3
63
インスリンの投与量の調整
講義 16
演習 4
実習 14
評価 2
36
講義 25
演習 5
実習 25
評価 5
60
講義 28
演習 10
実習 15
評価 4
57
持続点滴中のカテコラミンの投与量の調整
持続点滴中のナトリウム、カリウム又はクロー
ルの投与量の調整
13
循環動態に係る薬剤投与関
連
持続点滴中の降圧剤の投与量の調整
持続点滴中の糖質輸液又は電解質輸液の投与量
の調整
持続点滴中の利尿剤の投与量の調整
抗けいれん剤の臨時の投与
14
精神及び神経症状に係る薬
剤投与関連
抗精神病薬の臨時の投与
抗不安薬の臨時の投与
Ⅱ.応募要項
1.出願手続き
募集要項及び出願書類一式の請求方法は、以下の 2 通りがある。
1)ホームページからダウンロード
http://www.nurse.or.jp/nursing/education/tokuteikenshu
(平成 28 年 6 月 1 日公開予定)
2)郵送による請求
総務管理部教務課宛にお問い合わせください。
問い合わせ先:042-492-7464
2.出願提出書類
1)受講申請書類一式
(1) 受講申請書(様式 1)
(2) 履歴書(様式 2)
(3) 受講申請許可書(受講同意書)(様式 3)
(4) 推薦書(様式 4)
(5) 実践活動報告書(様式 5)
(6) 希望する受講モデルに関する施設情報(様式 6)
(7) 第一次審査合否結果送付用封筒
(長形 3 号封筒 120×235mm、392 円切手貼付、住所・氏名明記)
2)認定看護師認定証(写し)
-6-
3.出願書類提出方法
封筒の表に受講申請書在中と明記の上、簡易書留で下記まで郵送すること。
〒204-0024 東京都清瀬市梅園 1-2-3
公益社団法人日本看護協会 看護研修学校
総務管理部教務課
4.応募期間
平成 28 年 6 月 1 日(水)~7 月 26 日(火)必着
5.審査料納付
1)審査料
30,000 円(税込)
2)振込先
金融機関名:三井住友銀行
預金種目:普通
シ ャ )
支店名:東京公務部
口座番号:0163544
ニ ホ ン カ ン コ ゙ キ ョ ウ カ イ カ ン コ ゙ ケ ン シ ュ ウ カ ゙ ッ コ ウ ニ ン テ イ キ ョ ウ イ ク グチ
口座名義:公益社団法人日本看護協会看護研修学校認定教育口
3)振込依頼人名
受験申込者名を入力すること。
例:清瀬太郎さんの場合、振込依頼人名の記入は「キヨセタロウ」となる。
4)注意事項
・上記金融機関への振込に限る(振込手数料は受験者負担)。
・既納の審査料は原則として返還しない。
・銀行で発行される利用明細書をもって本校の領収書とする。
III. 受講選考
1.選考方法
1)第一次審査
書類審査(平成 28 年 7 月 27 日~8 月 4 日)
第一次審査の結果は、平成 28 年 8 月 4 日(木)に本人宛に合否結果を発送
する。合格者は第二次審査を受験。
2)第二次審査
平成 28 年 8 月 17 日(水) 小論文、面接
第二次審査の結果は 9 月 2 日(金)に、日本看護協会公式ホームページにて受
験番号を発表し、本人宛に合否結果を郵送で通知する。
-7-
2.研修受講料について
1)受講料一覧
受講モデル
行為区分
1人当たり金額
(消費税込み)
A:基本モデル
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
462,240
2
B:救急・集中ケアモデル
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
呼吸器(気道確保に係るもの)関連
呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連
動脈血液ガス分析関連
627,480
3
B①:救急・集中ケアモデル
循環動態関連選択
4
B②:救急・集中ケアモデル
PICC関連選択
5
C:創傷管理モデル
6
D:感染症管理モデル
1
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
呼吸器(気道確保に係るもの)関連
呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連
動脈血液ガス分析関連
循環動態に係る薬剤投与関連
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
呼吸器(気道確保に係るもの)関連
呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連
栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)関連
動脈血液ガス分析関連
713,880
657,720
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
創傷管理関連
創部ドレーン管理関連
587,520
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
感染に係る薬剤投与関連
552,960
※ その他、選択する行為区分に応じて受講費用が加算されます。
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
7
462,240
E:在宅ケアモデル
※ その他、選択する行為区分に応じて受講費用が加算されます。
8
F:慢性疾患管理モデル
(症状緩和ケア)
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
精神及び神経症状に係る薬剤投与関連
544,320
9
G:慢性疾患管理モデル
(糖尿病ケア)
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
血糖コントロールに係る薬剤投与関連
514,080
※ 「D.感染症管理モデル」
「E.在宅ケアモデル」で選択する行為区分ごとに加算する受講費用
・呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連 30,240 円
・ろう孔管理関連
69,120 円
・栄養に係るカテーテル管理(中心静脈カテーテル管理)関連
25,920 円
・栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)関連
・創部ドレーン管理関連
21,600 円
○その他、区分別科目によっては教材費がかかる科目がある。
○研修のための宿泊および交通費は実費負担となる。
○現在、「厚生労働省 教育訓練給付制度指定講座」として申請中。
-8-
30,240 円
審査会場案内
◎場所
公益社団法人日本看護協会 看護研修学校(〒204-0024 東京都清瀬市梅園1-2-3)
駐車場なし、公共交通機関を利用のこと
◎アクセス方法
1)西武池袋線利用の場合
清瀬駅下車、南口より
・徒歩15分
・西武バス2 番乗り場から乗車(全てのバス利用可)、
「複十字病院」下車徒歩1分
・タクシー5分
2)JR武蔵野線利用の場合
新秋津駅下車、タクシー10分
公益社団法人日本看護協会
看護研修学校
国立看護
大学校
審査に関する問い合せ
公益社団法人日本看護協会 看護研修学校 総務管理部教務課
〒204-0024 東京都清瀬市梅園1-2-3
TEL:042-492-7464 FAX:042-492-7213
-9-