86 経 済 1日 ○財務省,2015年7-9月期の法人企業統計調査を発 表 売上高は前年比+0. 1%で2期連続の増加,経常利 益 は 同+9. 0 % で15期 連 続 の 増 加, 設 備 投 資 は 同 +11. 2%で10期連続の増加 ○自販連,11月の軽自動車を含む国内新車販売台数を 発表 38万8, 817台で前年比△6. 6%と11か月連続のマイナ ス ○米供給管理協会,11月のISM景況指数(製造業)を 発表 総合指数は48. 6ポイント(前月50. 1ポイント)と なり,2012年11月以来36か月ぶりに製造業活動の拡 大・縮小の分岐点である50ポイント割れ ○中国国家統計局,11月の製造業PMI(購買部担当者 指数)を発表 総合指数は49. 6ポイント(前月49. 8ポイント)と前 月から低下,4か月連続で製造業活動の拡大・縮小 の分岐点である50ポイントを下回った 3日 ○欧州中央銀行(ECB),政策理事会を開催し,以下 を決定 ・主要政策金利(0. 05%)は据置き ・預金ファシリティ金利を△0. 30%へ0. 10%引下げ ・量的緩和策について,実施期間の6か月間延長, 買入対象に地方債を追加,月次買入額は現状維持 4日 ○厚生労働省,10月の毎月勤労統計(速報)を発表 現金給与総額は前年比+0. 7%で4か月連続の増加 (うち所定内給与は同+0. 1%,うち所定外給与は同 +1. 2%,うち特別給与は同+23. 9%) ○米労働省,11月の雇用統計を発表 非農業部門の雇用者数は前月比21. 1万人増,失業率 は5. 0%と前月(5. 0%)から横ばい 7日 ○内閣府,10月の景気動向指数(CI)(速報)を発表 先行指数102. 9(前月差+1. 3ポイント)で4か月ぶ りの上昇,一致指数114. 3(前月差+2. 0ポイント) で2か月連続の上昇,遅行指数114. 4(前月差△0. 3 ポイント)で3か月連続の下降,基調判断は「足踏 みを示している」とし前月から据置き ○平成27年第21回経済財政諮問会議を開催 「優良事例の創出・全国展開(健康増進・予防サー ビス/公共サービスイノベーション)」「経済・財政 再生アクション・プログラム(原案)」について議 論 8日 ○内閣府,2015年7-9月期のGDP(2次速報)を発 表 実質GDP成長率は季調済前期比+0. 3%(年率換算 +1. 0%),名目GDPは同+0. 4%(年率換算+1. 6%), GDPデフレータは前年比+1. 8% ○財務省,10月の国際収支状況(速報)を発表 経常収支は14, 584億円の黒字となり,16か月連続の 黒字 ○東京商工リサーチ,11月の全国企業倒産状況を発表 倒産件数は711件(前年比△3. 3%)で8か月連続の マイナス,負債総額は1, 416億円(同+22. 6%)で 2か月ぶりのプラス,倒産企業の従業員数は3, 681 人(同+1. 5%)で5か月ぶりのプラス,上場企業 倒産は0件 9日 10日 11日 14日 15日 16日 ○内閣府,11月の景気ウォッチャー調査を発表 景気の現状判断DIは前月差△2. 1ポイントの46. 1と 2か月ぶりに低下 ○中国海関総署,11月の貿易収支を発表 貿易収支は541億ドルと21か月連続の黒字,輸出は 1, 972億ドルで前年比△6. 8%と5か月連続のマイナ ス,輸入は1, 431億ドルで前年比△8. 7%と13か月連 続のマイナス ○EU統計局,ユーロ圏の2015年7-9月期GDP(改 定値)を発表 実質GDP成長率は季調済前期比+0. 3%で速報値か ら変更なし,年率は1. 2% ○内閣府,10月の機械受注統計を発表 民需(除く船舶・電力)は季調済前月比+10. 7%と 2か月連続の増加,基調判断は「持ち直しの動きが みられる」とし,前月の「足踏みがみられる」から 上方修正 ○日本銀行,11月のマネーストック(速報)を発表 M2は前年比+3. 3%,M3は同+2. 7%,広義流動 性は同+4. 0% ○中国国家統計局,11月の消費者物価上昇率を発表 総合指数は前年比+1. 5%,前月(+1. 3%)から伸 びが拡大 ○日本銀行,11月の企業物価指数(速報)を発表 前年比△3. 6%となり,8か月連続のマイナス ○財務省・内閣府,2015年10-12月期の法人企業景気 予測調査を発表 景 気 判 断BSI( 大 企 業・ 全 産 業 ) の 現 状 判 断 は +4. 6%ポイント, 2016年1-3月期見通しは+5. 6% ポイント, 2015年度(平成27年度)設備投資(全規模・ 全産業)は+7. 5%の見通し ○イングランド銀行(BOE) ,金融政策委員会を開催 し,以下を決定 ・政策金利は0. 50%に据置き ・資 産買入れプログラムの規模を3, 750億ポンドに 据置き ○米商務省,11月の小売売上高を発表 総合は季調済前月比+0. 2%,変動の大きい自動車・ 建築資材等を除くコアベースでは同+0. 6% ○日本銀行,短観(概要,2015年12月調査)を発表 大企業の業況判断DIは全産業18(前回調査19), 製 造業12(前回調査12),非製造業25(前回調査25) ○米労働省,11月の消費者物価指数を発表 総合指数は前月比0. 0%,前年比+0. 5%,食品とエ ネルギーを除いたコア指数は前月比+0. 2%,前年 比+2. 0% ○FRB(米連邦準備制度理事会),FOMC(米連邦公 開市場委員会)を開催(15日~) ・政策金利を0. 25%引き上げ ・声明文において, ①今後の金融政策の調整は「緩 やか(gradual)」となること,②金融政策のスタ ンスは引き続き「緩和的」であることを説明 ○米FRB,11月の鉱工業生産を発表 生産は季調済前月比△0. 6%で4か月連続のマイナ ス ○米商務省,11月の住宅着工件数を発表 季調済前月比+10. 5%の年率117. 3万件 87 日 誌 (12 月 中) 17日 ○財務省,11月の貿易統計(速報)を発表 輸 出 額 は 鉄 鋼, 有 機 化 合 物 等 が 減 少 し 前 年 比 △3. 3%,輸入額は原粗油,液化天然ガス等が減少 し同△10. 2%,貿易収支は△3, 797億円で2か月ぶ りの赤字 ○日本銀行,9月末の資金循環統計(速報)を発表 家 計 の 金 融 資 産 残 高 は 前 年 比+1. 7 % の1, 683兆 8, 135億円となり20四半期連続の前年比プラス 18日 ○日本銀行,金融政策決定会合を開催,以下の事項を 決定(17日~) ・金融市場調節方針:現状維持 「マネタリーベースが,年間約80兆円に相当するペー スで増加するよう金融市場調節を行う」 ・ 「量的・質的金融緩和」を補完するための諸措置 の導入 1.設備・人材投資に積極的に取り組んでいる企業 に対するサポート ⑴ 新たなETF買入れ枠の設定 ⑵ 成長基盤強化支援資金供給の拡充 ⑶ 貸出支援基金等の延長 2.「量的・質的金融緩和」の円滑な遂行のための 措置 ⑴ 日本銀行適格担保の拡充 ⑵ 長期国債買入れの平均残存期間の長期化 ⑶ J-REITの買入限度額の引き上げ 21日 ○政府,12月の月例経済報告で景気の基調判断を「景 気は,このところ一部に弱さもみられるが,緩やか な回復基調が続いている」として据置き ○日本銀行,金融経済月報(12月)を発表 景気の現状について,「わが国の景気は,輸出・生 産面に新興国経済の減速の影響がみられるものの, 緩やかな回復を続けている」とし,基調判断は据置 き 22日 ○政府,「平成28年度の経済見通しと経済財政運営の 基本的態度」について,以下の事項を閣議了解 ・平成28年度の経済見通しは「緊急対策」など各種 政策の推進等により,雇用・所得環境が引き続き 改善し,経済の好循環が更に進展するとともに, 交易条件が緩やかに改善する中で,堅調な民需に 支えられた景気回復が見込まれる ・経済財政運営の基本的態度は,これまでのアベノ ミクスの成果の上に,「デフレ脱却・経済再生」 と「財政健全化」を双方共に更に前進させる ○米商務省,2015年7-9月期のGDP(確報)を発表 実質GDP成長率は前期比年率+2. 0%と2次速報値 (同+2. 1%)から下方修正 ○米商務省,11月の中古住宅販売件数を発表 前月比△10. 5%の季調済年率476万件 23日 ○米商務省,11月の耐久財受注を発表 新規受注は前月比0. 0%,設備投資計画の先行指数 とされるコア(航空機を除く)非国防資本財受注は 前月比△0. 4% ○米商務省,11月の新築住宅販売件数を発表 前月比+4. 3%の季調済年率49. 0万件 24日 ○平成27年第22回経済財政諮問会議を開催 「経済・財政再生アクション・プログラム(取りま とめ)」「TPP協定の経済効果分析」「平成28年度の 経済財政運営」「経済財政諮問会議の今後の検討課 題」について議論 25日 ○総務省,11月の消費者物価指数を発表 生鮮除く総合は前年比+0. 1%と5か月ぶりのプラ ス ○総務省,11月の家計調査(二人以上の世帯)を発表 実質消費支出は前年比△2. 9%と3か月連続の減少, 季調済前月比も△2. 2%と3か月連続の減少,基調 判断は「弱い動きがみられる」とし,前月の「足も とでは横ばいの状況である」から下方修正 ○総務省,11月の労働力調査を発表 完 全 失 業 率( 季 調 済 ) は3. 3 % と な り 前 月 比 +0. 2%,雇用者数は5, 676万人となり前年比39万人 の増加,完全失業者数は209万人となり前年比10万 人の減少 ○厚生労働省,11月の一般職業紹介状況を発表 有効求人倍率(季調済)は1. 25倍となり,前月比 +0. 01ポイント,現在の雇用情勢の基調判断は「着 実に改善が進んでいる」として前月から据置き ○国土交通省,11月の建築着工統計を発表 住宅着工総戸数は,79, 697戸(前年比+1. 7%)と 2か月ぶりのプラス,季調済年率88. 6万戸(前月比 +2. 8%)と3か月ぶりのプラス 28日 ○経済産業省,11月の鉱工業指数(速報)を発表 生産は季調済前月比△1. 0%,出荷は同△2. 5%,在 庫は同+0. 4% 基調判断は「生産は一進一退で推移している」(据 置き) ○経済産業省,11月の商業動態統計を発表 小売業販売額は前年比△1. 0%で2か月ぶりの減少, 季調済前月比も△2. 5%と5か月ぶりの減少,基調 判断は「一部に弱さがみられるものの横ばい圏」と し,前月の「持ち直しの動きがみられる」から下方 修正 東証株価指数(TOPIX)第1部(終値) 月間最高値 1, 602. 94(3日) 〃 最安値 1, 502. 55(15日) 日経平均株価(終値) 月間最高値 20, 012. 40円(1日) 〃 最安値 18, 565. 90円(15日) 東京外為市場(円相場,銀行間直物,対1ドル) 月間最高値 120. 15円(25日) 〃 最安値 123. 29円(3日)
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