(資料1) 「大田市公共施設適正化計画」策定支援業務 委 託 仕 様 書 1.委託業務名 「大田市公共施設適正化計画」策定支援業務 2.業務の目的 大 田 市 の 抱 え る 公 共 施 設 の 大 半 は 老 朽 化 し 、経 常 的 な 維 持 管 理 費 の 増 加 に 加 え 、将 来 的 に は 大 規 模 改 修 や 建 て 替 え の た め に 、多 額 な 経 費 が 集 中 的 に 必 要 と な る こ と が 想 定 さ れ て い る 。ま た 、市 町 合 併 に よ り 施 設 機 能 の 重 複 な ど も 見 受 け ら れ 、今 後 も 急 速 な 高 齢 化・人 口 減 少 に よ る 税 収 の 大 幅 な 増 加 が 見 込 め な い 中 、公 共 施 設 の 有 効 活 用 ・ 複合化、計画的な施設の整備、運営方法の見直しが急がれている。 こ れ ら の 背 景 か ら 、大 田 市 で は 、平 成 2 7 年 度 に お い て 、公 共 施 設 の 安 全 性 や 市 民 サ ー ビ ス の 向 上 、次 の 世 代 に 大 き な 負 担 を 課 さ な い よ う 、効 率 的・効 果 的 な 公 共 施 設 の整備や維持管理を行うための「大田市公共施設総合管理計画」を策定した。 本 業 務 で は 、「 大 田 市 公 共 施 設 総 合 管 理 計 画 」 を う け 、 公 共 施 設 の よ り 効 率 的 ・ 効 果 的 な 維 持・管 理・運 営 方 法 及 び 施 設 配 置 を 実 現 す る た め の 指 針 と な る「 大 田 市 公 共 施設適正化計画」の策定を行うものである。 3 .対 象 施 設 大 田 市 が 管 理 す る 公 共 施 設 412施 設 ( 957棟 ) 4 .履 行 期 間 契 約 締 結 の 日 か ら 平 成 29年 3月 25日 ( 金 ) ま で と す る 。 た だ し 、 下 記 業 務 内 容 の う ち 平 成 29年 度 に 予 定 し て い る 業 務 に つ い て は 、 今 年 度 落 札 し た 業 者 を 契 約 協 議 の 第 1候 補 者 と す る 。 ※ 平 成 29年 度 に お い て 予 算 が 成 立 し な い 場 合 は こ の 限 り で は な い 。 5.業務の執行体制(適正な人員配置)の確保 ( 1) 募 集 す る 事 業 者 等 ( 受 託 者 ) 受託者は、 「 大 田 市 公 共 施 設 適 正 化 計 画 」策 定 支 援 業 務 を 行 う こ と の で き る 事 業 者等とする。 ( 2) 業 務 に 応 じ た 人 員 配 置 受託者は、この委託業務に必要な人員を配置し、責任者及び副責任者を明らか にすること。 6.業務内容 ( 1)「 大 田 市 公 共 施 設 適 正 化 計 画 」 策 定 支 援 業 務 【 平 成 28年 度 】 ( 1) 公 共 施 設 適 正 配 置 に 向 け た 現 状 分 析 と 課 題 整 理 「大田市公共施設総合管理計画」等、大田市が各種計画でとりまとめたデータを活用 し、下記の状況について分析を行い、大田市の公共施設適正配置に向けた課題を整理 すること。 1. 大 田 市 の 概 況( 市 町 合 併 や 地 理・地 形 的 な 特 徴 を 踏 ま え た 公 共 施 設 の あ り 方 の 整 理 ) 2. 人 口 の 状 況 ( 地 区 別 の 状 況 や 人 口 の 将 来 フ レ ー ム を 勘 案 し た 整 理 ) 3. 行 財 政 運 営 の 状 況 ( 歳 入 ・ 歳 出 や 各 種 事 業 等 の 見 込 み を 整 理 ) 4. 公 共 施 設 の 状 況 分 析( 施 設 位 置 の プ ロ ッ ト( GIS)、更 新 投 資 額 や 人 口 1人 あ た り 公 共 施 設 面 積 、施 設 全 体 、施 設 の 利 用 目 的 別 、地 区 別 で の 施 設 面 積 、施 設 整 備 量 等 を 整理) ( 2) 市 民 意 向 調 査 の 実 施 及 び 分 析 公 共 施 設 の 利 用 状 況 や 、あ り 方 等 に 対 す る 意 義 に つ い て 、市 民 ア ン ケ ー ト を 実 施 し 、 調査票の作成、集計・分析を行うこと。調査対象市民の抽出は大田市にて行い、受託 者に抽出データを提供する。なお、アンケート発送にかかる事務・費用については、 受 託 者 負 担 と す る 。 発 送 件 数 は 2,000件 を 想 定 す る 。 ( 3) 公 共 施 設 の 適 正 配 置 に 向 け た 方 向 性 の 整 理 ( 1) ( 2)で 抽 出 、分 析 し た 現 状 及 び 課 題 を も と に 、公 共 施 設 の 適 正 配 置 に 関 す る 基 本 的な方針について以下の内容を踏まえ、定めること。 1.今 後 の 維 持 管 理 ・ 修 繕 ・ 更 新 費 用 の 見 込 み を 基 に 、 公 共 施 設 数 、 延 床 面 積 等 に 関 す るトータルコストの縮減、平準化などについて目標を設定すること。 2.更 新 、 長 寿 命 化 、 統 廃 合 、 用 途 転 用 、 廃 止 、 PPP/PFI の 活 用 な ど の 基 本 的 な 考 え 方 や管理方針について記載すること。 3.公 共 施 設 の 適 正 か つ 効 率 的 な 維 持 管 理 に 向 け て 、 維 持 管 理 の し く み や 体 制 、 フ ォ ロ ーアップの実施方針について記載すること。 ( 4) 個 別 の 施 設 評 価 お よ び 利 用 目 的 の 適 正 配 置 方 針 ・ 計 画 の 検 討 1.個 別 施 設 の 適 正 配 置 の 評 価 手 法 に つ い て 構 築 す る こ と 2.個 別 施 設 に つ い て 評 価 手 法 に も と づ き 評 価 を 行 い 、 利 用 目 的 別 に 適 正 配 置 方 針 ・ 計 画を設定すること。 【 平 成 29年 度 】 ※ 平 成 29年 度 予 算 が 成 立 し た 場 合 ( 1) 地 区 別 の 適 正 配 置 方 針 ・ 計 画 の 検 討 平 成 28年 度 ( 4) と 各 地 区 の 公 共 施 設 の 立 地 状 況 を 踏 ま え 、 地 区 別 の 適 正 配 置 方 針 ・ 計画を設定すること。 ( 2) 更 新 投 資 額 等 の シ ミ ュ レ ー シ ョ ン 適正配置計画に沿って計画を進めた場合の施設総面積や施設総量、更新投資額等に ついて、シミュレーションを行い、その効果を検証・分析すること。 ( 3) 適 正 配 置 の 実 施 計 画 ・ ロ ー ド マ ッ プ の 検 討 公 共 施 設 の 適 正 配 置 を 実 施 す る た め の 実 施 計 画 作 成 に あ た り 、以 下 を 検 討 す る こ と 。 1. 大 田 市 が 重 点 と す る 事 業 の 抽 出 ・ 整 理 を 行 う こ と 。 2. 平 成 28年 度( 1)~( 4)及 び 平 成 29年 度( 1)~( 2)の 検 討 結 果 や 大 田 市 の 重 点 事業を考慮し、地域性や用途、更新、統合、複合化等の時期などを計画したロードマ ップについて、地区別・利用目的別に作成すること。 ( 4) 配 置 計 画 モ デ ル の 検 討 ・ 作 成 ( 3)か ら 複 合 化・多 機 能 化 に つ い て 緊 急 を 要 す る エ リ ア を 2か 所 程 度 選 択 し 、配 置 計 画のモデル案を作成すること。 ( 5) 公 共 施 設 適 正 配 置 計 画 の 策 定 お よ び 概 要 版 の 作 成 以下に関する計画書を作成すること。 1. 平 成 28年 度 ( 1) ~ ( 4) 及 び 平 成 29年 度 ( 1) ~ ( 2) の 検 討 結 果 を 踏 ま え 、 「公共施設適正配置計画」としてまとめること。 2.「 公 共 施 設 適 正 配 置 計 画 」 に つ い て 概 要 版 と し て ま と め る こ と 。 【 平 成 28.29年 度 共 通 】 ・各種会議等の運営支援 下記について運営支援を行うこと。 大 田 市 公 共 施 設 適 正 化 策 定 委 員 会 に 際 し 、必 要 と な る 資 料 作 成 及 び 運 営 に 係 る 支 援 、 会 議 録 の 作 成 を 行 う こ と 。( 各 年 度 で 5 回 を 想 定 ) 大田市公共施設適正化計画推進本部会議、幹事会に際し、必要となる資料作成及び 運 営 に 係 る 支 援 、 会 議 録 の 作 成 を 行 う こ と 。( 各 年 度 で 5 回 を 想 定 ) ・職員研修の実施に際し、必要な資料の作成を行うこと。 7.大田市との調整 ( 1) 定 期 的 な 打 合 せ 受託者は、業務の遂行にあたり、大田市と定期的な打合せを行うものとする。 ( 2) そ の 他 の 調 整 受託者は、事業の実施に際し、大田市の要請に速やかに対応するものとする。 8.契約上限額 6,200,000円 以 内 ( 消 費 税 及 び 地 方 消 費 税 を 含 む ) 9.成果の帰属及び秘密保持 (1)本 業 務 に よ り 得 ら れ た 成 果 は 、 原 則 と し て 大 田 市 に 帰 属 す る 。 (2)秘 密 保 持 ①本業務に関し、受託者から大田市に提出された企画提案書等は、本業務におけ る受託者の選定以外の目的で使用しない。 ②本業務に関し、受託者が大田市から受領又は閲覧した資料等は、大田市の了解 無く公表又は使用してはならない。 ③受託者は、本業務で知り得た大田市等の業務上の秘密を保持しなければならな い。 10. 再 委 託 受託者は、業務の一部を第三者に再委託することができる。その場合は、再委託 先ごとの業務内容、再委託先の概要及びその体制と責任者を明記の上、事前に書面 にて報告し、大田市の承諾を得なければならない。 11. そ の 他 受託者は、本業務の実施にあたって、不明瞭な点や改善の必要性がある場合、ま たは、執行上の疑義が生じた場合は、大田市と協議して定める。
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