節電・省エネによる 経営改善! 電気料金・エネルギーコストの上昇・・・。 厳しい環境下でもしっかりと競争力維持・強化のために、節電・省エネによるコスト削減を実現し生産 性を高めている企業があります。 節電・省エネに取り組む企業への支援策について紹介します! 現状を 対策を 知る 検討 無料診断の利用! 対策 を実行 支援策の活用! 1.無料の節電・省エネ診断です! 節電・省エネをしたいがどうすればよいかわからない! すでに取り組んではいるが、専門家の意見を聞きたい! 電気代やガス代などエネルギーコストを削減したい! など様々な疑問、要望にお応えするため、現地に専門家を派遣し、具体的な節電・省エネ方法について「診断報 告書」を作成し提案させていただきます。 対象者 中小企業等 提案内容 予算をかけずに実施可能な機器の運転方法や適切な設備管理、保守点検についてのアドバイス等 「運用改善面」での節電・省エネ方法。 より効率的な機器の導入や設備更新など「投資改善面」での節電・省エネ方法等。 問合せ先 (一般財団法人)省エネルギーセンター 四国支部 公募時期 予算枠内受付 提案事例 削減量は原油換算。 ①吸収式冷温水機の空気比低減 ②冷暖房設定温度の見直し ③空調機給気ファンへのインバータ導入 ④外気取入れ量の削減 1.2kl 13.8kl 7.7kl 13.6kl -1- ☎087-826-0550 ⑤給湯器の設定温度変更 0.4kl ⑥受変電室の空調の設定温度を上げる 14.7kl ⑦事務室他の蛍光灯を Hf 型に更新 21.1kl ⑧自動販売機の夜間停止 1.4kl 2.設備更新時には検討を! エネルギー使用合理化等事業者支援補助金 工場・事業場等における既設設備・システムの置き換え、又は、製造プロセスの改善等の改修により、省エネル ギー化を行う際に必要となる費用を補助します。また、電力ピーク対策についても支援対象に追加するとともに、 エネルギー管理支援サービス事業者(以下「エネマネ事業者」という。)と連携し、エネルギーマネジメントシステム (EMS)を導入することでより一層の効率的・効果的な省エネルギーを実施する事業を支援対象に追加しました。 対象者 全業種、事業活動を営んでいる法人及び個人事業主 補助率等 補助率→1/3 or 1/2、補助上限額→50億円、補助下限→100万円 補助対象 既設設備・システムの置き換えや製造プロセス改善等の 改修による事業(以下の事業のほか、) ① 事業を実施する工場・事業場等全体で省エネルギ -率が1%以上、又は省エネルギー量が500Kl(原 油換算)以上となる省エネルギー事業又は省エネル ギー量が200kl(原油換算)/(補助対象経費)千万 円以上となる省エネルギー事業等。 ② 電力需要平準化時間帯のピーク対策効果が5%以上、又はピーク対策効果量が1900kl以上、 又はピーク対策効果量が200kl(原油換算)/(補助対象経費)千万円以上かつ(電気需要平準化 評価係数を加味して)増エネにならない事業。 公募時期 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 ※公募時期はご確認下さい! H27 年度公募→6/19~7/15 問合せ先 事 (一般社団法人) 環境共創イニシアチブ 審査第一グループ ☎03-5565-4463 例 a.インバータ制御による運転効率改善及び高効率設備化 省エネセンターの「省エネ診断」を契機として、①乾燥工程用循環ファンのインバータ化によ 削減量 ▲202kl/年 る適正風量に調整、②高効率インバータコンプレッサー導入による台数制御、③水銀灯を Hf ▲10.3% 式高効率照明器具へ更新、④プロセス冷却設備を高効率インバータチラーへ更新、空調機の 吸込をダンパー切替にして処理負荷を軽減。 b.溶解炉のリジェネバーナー化及び密閉炉化 削減量 既設溶解炉のバーナーを①蓄熱式リジェネバーナー化し、高温燃焼排ガスからエネルギー ▲748kl/年 を回収。開放式(オープンウェル)の溶解炉を②密閉炉に変更し、熱損失を減らし炉の熱効率 ▲36.2% を高めた。併せて③コンプレッサー及びブロワーのインバータ機への更新。 c.射出成形機の電動化及び高効率機器導入によるESCO事業 主たるエネルギー消費設備である①射出成形機を油圧式から電動式へ更新し、大幅な省エ 削減量 ▲138kl/年 ネと品質安定化・生産効率を上げ、原単位を向上させた。併せて②コンプレッサーの更新、冷 ▲29.7% 却水ポンプのインバータ化などの省エネ対策も含めて、ESCO事業により実現。 d.高効率真空ポンプと高効率照明器具導入 省エネ診断を契機に生産工程毎の電力使用量を把握できる計測器を導入、計測診断結果 削減量 ▲186kl/年 に基づき省エネ設備更新計画を実施。主要設備の封筒製袋機用の真空ポンプを①高効率ル ▲14.3% ーツ式真空ポンプに更新し、設計排気速度当たりの効率向上を図ったうえで、②台数及びイン バータ制御の導入により、最適な圧力変化対応が可能となり、無駄な電力使用を抑制。また、 ③従来型照明を無電極ランプ、Hf、LED に更新し、人感センサ機能も導入。 -2- 3.ボイラーなどの天然ガス化・LP ガス化! エネルギー使用合理化事業者支援補助金(天然ガス分・LP ガス分) ボイラー、工業炉、冷温水機等の燃焼設備(エネルギー多消費型設備)の省エネ化を図り、CO2 低減に寄与す る天然ガス・LP ガスの高度利用設備の導入を行う事業者に対し、その設備更新または改造に要する経費(設計費、 既存設備撤去費、新規設備機器費、新規設備設置工事費、敷地内ガス管敷設費)の一部を補助するものです! 対象者 事業を営んでいるもの 補助率等 補助率→1/3 補助上限額1.8億円 補助対象 下記①~⑤は補助事業の要件であり、すべてに該当することが必要です。 ①エネルギー多消費型設備の基準に該当すること ②対象設備が更新または改造により5%以上の省エネルギーが図られること、または、高効率設備 の基準に該当すること ③対象設備の更新または改造によって25%以上(天然ガス)or12%以上(LP ガス)の省CO2 が図 られること ④補助対象経費における燃料消費量削減効果による投資回収が4年以上の事業であること ⑤対象設備に燃料使用量を測定する専用の計測装置を取り付けること 公募時期 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 ※公募時期はご確認下さい! H27 年度公募→天然ガス:5/1~6/19、LP ガス:5/7~6/15 問合せ先 (一般社団法人)都市ガス振興センター 天然ガス化普及促進グループ ☎03-3502-5596 日本LPガス団体協議会 エネルギー使用合理化事業者支援事業担当 ☎03-5510-7337 4.事務所・ホテル・店舗などの省エネ化! 住宅・ビルの革新的省エネルギー技術導入促進事業(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル実証事業) 既築、新築、増築及び改築の民生用の建築物に対し、ZEB (ネット・ゼロ・エネルギー・ビル) の実現に資する ような省エネルギー性の高いシステムや高性能設備機器等を導入する費用を補助する。 また、既築の民生用の建築物に対し、ZEB化推進の中期計画を有する事業者が、その実現に資するようなBE MS (ビル・エネルギー・マネジメント・システム) を単独で導入する費用を補助する。 【ZEB】建築物における一次エネルギー消費量を、建築物・設備の省エネ性能の向上、エネルギーの面的利用、オンサイトでの再生可 能エネルギーの活用等により削減し、年間での一次エネルギー消費量が正味(ネット)でゼロとなる建築物。 対象者 建築主等 (所有者)、ESCO (シェアードセービングス) 事業者、リース事業者等 補助率等 補助率→1/2・2/3、補助上限額→10億円/年 補助率 エネルギー削減率 上限 1/2 以内 50%以上 上限 2/3 以内 公募時期 4月 5月 6月 7月 8月 9月 要件 再生可能エネルギーを利用した発電量を考慮しない 10月 11月 12月 ※公募時期はご確認下さい! H27 年度公募(26 年度補正予算にかかるもの)→ 3/23~4/21 5/8~6/9 6/22~7/30 問合せ先 (一般社団法人) 環境共創イニシアチブ ZEB 担当 -3- ☎03-5565-4063 5.青色申告! 生産性向上設備投資促進税制 「先端設備」や「生産ラインやオペレーションの改善に資する設備」導入時の税制措置! A・Bの2つの方法があり、どちらかの確認を受けて取得価額要件等を満たした場合に税制措置が受けられるもの です! 類型 A:先端設備 B:生産ライン・オペレーション改善設備 対象設備 「機械装置」及び一定の「工具」「器具備品」「建物」 「機械装置」「工具」「器具備品」「建物」「建物附属設備」 「建物附属設備」「ソフトウエア」のうち、下記要件を全 「構築物」「ソフトウエア」のうち、下記要件を満たすもの ①投資計画における投資利益率が年平均15%以上(中 て満たすもの 小企業者等は5%以上) ①最新モデル ②生産性向上(年平均1%以上) 確認者 要件 工業会等 経済産業局 生産等設備を構成するものであること/最低取得価額要件を満たしていること/国内への投資であること/中古 資産・貸付資産でないこと、等 対象者 青色申告をしている法人・個人 税制措置 H28.3.31 まで → 即時償却 又は 税額控除(5%、建物・構築物は 3%) H28.4.1~H29.3.31 → 特別償却(50%、建物・構築物は 25%) 又は 税額控除(4%、建物・構築物は 2%) 問合せ先 四国経済産業局中小企業課 ☎087-811-8529 6.デマンド監視・見える化の勧め! 電気の基本料金を決めるのは“デマンド値” → デマンド監視が電気料金削減の近道 電気の基本料金は、過去 1 年間で最も高いデマンド値(最大需要電力)により計算されます。 各月の契約電力は、その 1 ヵ月のデマンド値と過去 11 ヵ月のデマンド値の内いずれか大きい値となります。 言い換えれば、過去 12 ヶ月のうち当月に最大の値を 発生させてしまえば、新たに向こう 1 年間の契約電力とし て採用される制度ですから、電気料金削減のためには デマンド値を抑制することが効果的で、日頃の監視がポ イントとなります! 【事例】 デマンド監視装置導入により各店舗の現況を把握し、店舗毎のデマンド目標値を設定するとともに、設備の運用方法 の見直し・ルールづくりを行った。また、デマンド監視装置を利用した空調自動制御の導入、夏季ピーク時の空調室外 機への散水システムの設置、照明・看板灯などの LED 化等も実施した。 これら対策の効果確認もデマンド監視装置により把握でき、目標デマンド値に近づくと警報がでる警報表示器は事務 室に設置し常時監視している。 結果、デマンド値9%、使用電力量7%の削減ができた。 経済産業省 四国経済産業局 エネルギー対策課 -4- 〒760-8512 高松市サンポート 3 番33号 ☎087-811-8535
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