合志市被災建物等解体・撤去支援事業実施要綱

○合志市被災家屋等解体・撤去支援事業実施要綱
平成28年5月31日 告示第39号
(趣旨)
第1条 この要綱は、平成28年熊本地震により甚大な被害を受けた家屋等で、二次被害を防止
するために市が実施する倒壊等の危険な状況にあるものの解体、収集及び運搬(以下「家屋
等の解体・撤去」という。)について、市が被災者に代わって実施する合志市被災家屋等解
体・撤去支援事業(以下「事業」という。)の実施に関し、必要な事項を定めるものとする。
(定義)
第2条 この要綱において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるとこ
ろによる。
(1) 家屋等 家屋のほか店舗、事務所、小屋、車庫、ブロック塀等をいう。
(2) 被災家屋等 市内に所在する家屋等で平成28年熊本地震によって被災したもののうち、
り災証明書において(住宅、店舗及び事務所に限る。)、半壊、大規模半壊若しくは全壊
の判定を受けた家屋等、又はそれらと同程度のもので、倒壊のおそれがあると市長が認め
たものをいう。
(3) 解体・撤去 家屋等ごとにその全部を取り壊すことをいい、改修工事等に伴い家屋等
の一部を取り壊すことを除くものとする。
(対象家屋等)
第3条 家屋等の解体・撤去の対象は、平成28年熊本地震において被害を受けた次に揚げる家
屋等でそれぞれ該当各号に定める被害を受けたものとする。ただし、災害救助法(昭和22年
法律第118号)第4条第1項第6号に規定する住宅の応急修理の補助を受けた家屋等を除く。
家屋等
被害内容
備考
(1) 個人住宅(付属家 り災証明において全壊、
及び地上部分の解体と一 大規模半壊又は半壊の判
体的な物件を含む。)
定を受けた家屋等
(2) 事業所等(地上部 り災証明において全壊、 中小企業基本法(昭和 38年
分の解体と一体的な物件 大規模半壊又は半壊の判 法律第154号)第2条に規定
を含む。)
定を受けた家屋等
する中小企業者(中小企業
者並の公益法人等を含
む。)が所有する物件に限
る。
(3) 門扉及び塀
倒壊しているもの又は公 家屋等の解体・撤去と一体の
道に面したもので損壊が 門扉及び塀に限る。
著しい門扉及び塀
(4) 擁壁
倒壊し、隣地に倒れてい 家屋等の解体・撤去と一体の
る擁壁
擁壁に限る
(5) その他市長が特に 生活環境保全上支障が出
必要と認めるもの。
るため、解体が必要と市
長が判断したもの。
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(申請)
第4条 家屋等の解体・撤去を受けようとする者は、別表1に揚げる書類を市長に提出するも
のとする。
2 前項の規定による申請の受付期限は、平成28年8月31日とする。ただし、期限を過ぎて申
請されたもののうち、市長が遅延した理由がやむを得ないと判断するものについては、申請
を受理できるものとする。
3 既に家屋等の解体・撤去を行なった者が申請するときは、別表2に揚げる書類を市長に提
出するものとする。
(認定)
第5条 市長は、前条の規定による申請があったときは、提出された申請書等に基づき申請さ
れた家屋等が被災家屋等であると認定することが適当であるかどうかを確認調査し、適当と
判断されたものについて家屋等の解体・撤去の事業を実施する。
(事業実施方法)
第6条 事業の実施にあたり、市長は次の各号の事項を行うものとする。
(1) 緊急性の高さ及び申請受付順を勘案し、順次事業に着手する。
(2) 二次災害防止等の緊急性及び必要性から、既に自ら家屋等の解体・撤去を行った家屋
等については、市長が家屋等の解体・撤去費用を含めて、生活環境保全上適当であると判
断した場合においては、本事業の対象とする。
(3) 家屋等の解体・撤去は、平成28年熊本地震に係る災害廃棄物処理事業の補助対象拡
充について(平成28年5月3日熊本県事務連絡)に定める算定基準に基づき、市が契約を
行なった、解体事業者が行うものとする。
2 解体事業者は、被災家屋等の解体・撤去について申請者及び市と事前に綿密な打合せを行
い、発生現場における分別(木質等可燃物、金属、コンクリート、瓦、ブロック等)につい
て可能な限り徹底するものとする。
(完了届)
第7条 解体事業者は、事業完了後、速やかに完了届を市長に提出しなければならない。
(検査)
第8条 解体事業者は、事業完了検査を受けるものとする。
(支払)
第9条 市長は、前条の規定により検査を受けた事業に要する費用を支払わなければならない。
(その他)
第10条 この要綱に定めるもののほか、この要綱の施行に関し必要な事項は、別に定める。
附 則
(施行期日)
1 この告示は、平成28年6月1日より施行する。
(有効期限)
2 この告示は、平成29年3月31日に限り、効力を失う。
別表1(第4条関係)
№
書類名
備考
様式1-1「被災家屋等の解体撤去申込 必須書類(個人・個人事業者の場
1
書兼同意書(個人・個人事業者)」
合)
2 様式1-2「被災家屋等の解体撤去申込 必須書類(中小企業の場合)
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書兼同意書(中小企業者向け)」
3 印鑑登録証明書
4 り災証明書
必須書類(原本)
必須書類(写し可)
必須書類。現況写真はり災証明書
様式2「建物配置図(見取り図)」及び
5
の交付を受けた場合、提出を省略
現況写真
することができる。
被災家屋等の建物登記簿謄本(登記事項
6
必須書類(原本)
証明書)
様式3「被災家屋等の解体撤去に係る同
7
共有者がいる場合
意書(共有者用)」
様式4「被災家屋等の解体撤去に係る同 関係権利者(抵当権、賃借権等)
8
意書(関係権利者用)」
がいる場合
固定資産税台帳記載事項証明書、又は名
9
登記をしていない家屋等の場合
寄帳
遺産分割協議書等の相続を証明する書類
10 又は、様式5「被災家屋等の解体撤去に 相続登記をしていない場合
係る同意書(法定相続人用)」
11 様式6「委任状」
代理人が申込みする場合
会社法人の登記事項証明書(商業登記簿
12
所有者が法人の場合(原本)
謄本)
13 その他市長が必要とするもの
別表2(第4条関係)
№
書類名
備考
様式7「 被災家屋等の解体撤去済申出
1
必須書類
書」
2 印鑑登録証明書
必須書類(原本)
3 り災証明書
必須書類(写し可)
必須書類。現況写真はり災証明書
様式2「建物配置図(見取り図)」及び
4
の交付を受けた場合、提出を省略
現況写真
することができる。
被 災家屋等の建物登記簿謄本(滅失登
5
必須書類(原本)
記)
6 様式6「委任状」
代理人が申込みする場合
会社法人の登記事項証明書(商業登記簿
7
所有者が法人の場合(原本)
謄本)
解体事業者からの見積書・契約書・工事
前後の写真・産業廃棄物管理票(マニュ
8
必須書類
フェスト)・損壊家屋等解体処理工事費
用内訳書
9 その他市長が必要とするもの
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