平成28年度離島観光・交流促進事業【島たび事業】業務委託 仕様書(公募用) 1 委託業務の名称 平成28年度離島観光・交流促進事業【島たび事業】業務委託 2 委託期間 委託契約の日から平成29年3月31日まで 3 委託目的 沖縄県では、沖縄本島地域の住民において、沖縄の離島の重要性、特殊性及び魅 力に対する認識を深めるとともに、交流促進による離島地域の活性化を目的とした 離島観光・交流促進事業【島たび事業】(以下、「本事業」という。)を平成28年度 から実施する。 具体的には、沖縄本島地域の住民を対象に、モニターツアーの手法を用いた離島 への派遣を実施し、離島の歴史、文化、自然などに触れる体験プログラムの経験等 を通して、本島住民による離島への関心度の向上、離島旅行の需要創出・増加、新 たな旅行の推進を図る。 また、離島にとっては、ツアー参加者へのアンケート調査を通して、参加者の意 見・意向等を的確に把握し、フィードバックすることで、離島が有する魅力を再発 見、認識し、これらをさらに魅力あるものに高めていくなど、対象離島の受入体制 の整備、旅行商品や体験プログラム、特産品の開発及び販売などが促進されること で、何度も訪れたくなる魅力ある島づくりに繋げる。 4 委託業務の内容 (1) 離島側の意向に沿ったツアーの構築に関すること。 ア 対象地域 (ア) 全ての離島市町村(一部離島市町村を含む) イ 留意事項 (ア) 本島住民が離島の重要性・特殊性・魅力に対する認識を十分に深めること ができる内容とすること。 (イ) 離島旅行の需要創出や増加など、交流促進による離島地域の活性化に繋が るよう、離島市町村や離島事業者等の離島側の意向を適切に反映させること。 (ウ) 離島住民との交流やボランティア活動等を取り入れるなど、本島住民と離 島住民との交流を促進すること。 (エ) 各離島の受入体制を整備するとともに、宿泊能力等の実態を踏まえて離島 毎の派遣人数の検討を行い、年間 3,000 名程度の本島住民の離島への派遣を 行うこと。 (オ) その他、本事業の事業効果が十分発現するよう必要な措置を講ずること。 (2) ツアーによる本島住民の離島への派遣に関すること。 ア 派遣対象 (ア) 沖縄本島に在住する沖縄県民(以下、「本島住民」という。) イ 留意事項 (ア) ツアー参加者の自己負担額は、ツアー実施に係る 1 人当たりの総額の2割 程度とすること。 (イ) インターネット Web サイト等を構築し、ツアー内容の紹介、募集、申込 み、参加者決定等の運営を行うこと。 (ウ) 参加者募集に当たっては、多くの本島住民が参加できる方策を提案するこ と。 (エ) 応募多数の場合は、抽選で参加者を決定し、基本的に同一人物の重複当選 は不可とすることとする。また、本島住民の離島に対する認識の向上により 資する抽選方法を提案すること。 (オ) 応募者及び参加者の履歴等については、次年度以降の事業実施において活 用できるようデータを保存すること。 (カ) その他、本事業が十分活用されるよう必要な措置を講ずること。 (3) 本事業の事業効果の検証、及び検証結果等を踏まえた改善案の検討に関する こと。 ア 調査対象 (ア) (イ) ツアー参加者(本島住民) 全ての離島市町村(一部離島市町村を含む) イ 内容 (ア) ツアー参加者の離島に対する認識等に関する検証 ① ② ③ 離島に対する認識の変化 参加ツアーに対する意見や意向 派遣離島に対する意見や意向 ④ その他効果の検証等に必要な調査 (イ) ツアーを通した離島側の「魅力ある島づくり」の推進 (4) ① ② ツアー参加者の意見や意向等の離島への還元 ツアー参加者の意見等を踏まえたツアー内容の改善検討 ③ ④ 受入体制の整備、改善、強化 その他「魅力ある島づくり」に資すること 本事業の広報に関すること。 ア 広報対象 (ア) 本島住民 (イ) ツアー実施の離島市町村 イ 広報の方法 (ア) (イ) 本島住民に対して効果的な広報展開(新聞、テレビ、など) パンフレット (ウ) その他 ※ 広報の方法について、効果的な方法等を提案すること。 (5) 幅広い多くの本島住民が本事業を活用し易くすること及び業務の安定的な遂 行を図るための事務局の設置、運営に関すること。 ア 事務局の業務内容案 (ア) 受付業務 (イ) 電話、FAX、インターネット等での応募対応や問合せ対応など 処理業務 (ウ) 応募データ管理、抽選対応、データ集計・分析など 報告業務 (エ) 週別報告、業務遂行状況など 離島事業者との調整 (オ) 離島事業者との連絡調整、体験費用等の支出管理など その他 ※ 問合せ対応など 事務局の設置、運営について、効果的かつ効率的な方法等について提案す ること。 5 実施方法 本業務の実施に当たっては、次に掲げる事項を踏まえて行うこととする。 (1) 本業務委託の目的を十分に考慮し、県(地域・離島課)と調整の上、業務を 遂行すること。 (2) 業務内容の追加等については、事前に地域・離島課と調整を行うこと。 (3) 事業の実施に当たっては、離島市町村や離島事業者等の事業関係者との十分 な調整を行い、円滑な運営を行うこと。 (4) 応募者等の個人情報の取り扱いについては十分に注意すること。 6 成果物の作成 (1) 業務の実施状況、調査検討の結果や広報の内容等を報告書にまとめるものと する。 (2) 報告書は、(A4版、100 部)と電子データ(CD-ROM)とする。 (3) 成果物の案ができた段階で、沖縄県(企画部地域・離島課)と調整を行うこ ととする。 (4) 報告書は、調査結果を説明、周知するための資料として用いるので、イラス ト、イメージ図等を使用し、分かりやすい内容とすること。 (5) 成果物の提出 ア 報告書及び電子データ(CD-ROM) イ 提出場所 〒 900-8570 沖縄県那覇市泉崎1-2-2 沖縄県企画部地域・離島課 電話:098-866-2370 FAX:098-866-2068 7 業務の再委託の制限 (1) 一括再委託の禁止 契約の全部の履行を一括又は分割して第三者に委任し、又は請け負わせるこ とができない。また、以下の業務(以下「契約の主たる部分」という。)につい ては、その履行を第三者に委任し、又は請け負わせることができない。 ○契約の主たる部分 契約金額の 50 %を超える業務 企画判断、管理運営、指導監督、確認検査などの統轄的かつ根幹的な業務 (2) 再委託の相手方の制限 本契約の企画競争公募参加者であった者に契約の履行を委任し、又は請け負 わせることはできない。また、指名停止措置を受けている者、暴力団員又は暴 力団と密接な関係を有する者に契約の履行を委任し、又は請け負わせることは できない。 (3) 再委託の承認 契約の一部を第三者に委託し、又は請け負わせようとするときは、あらかじ め書面による県の承認を得なければならない。 ただし、以下に定める「その他、簡易な業務」を第三者に委任し、又は請け 負わせるときはその限りでない。 ○その他、簡易な業務 資料の収集・整理 複写・印刷・製本 原稿・データの入力及び集計 8 その他 (1) 本使用に記載のない事項及び疑義が生じた場合は、沖縄県企画部地域・離島 課との協議のうえ、その指示に従うこと。 (2) 本仕様書記載の業務内容については変更することがある。
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