進化したAW-SeverはどこからでもAW機能がフルに使える! PDF 698KB

Advantage Workstation / AW Server
GE Healthcare
お客様の声 Vol.01
進化したAW-Severはどこからでも
AW機能がフルに使える!
県立広島病院
放射線診断科 医療技術専門員
髙橋 正司 様
現在、当 院 の放 射 線科で は AW Ser ver の 他、いくつかの
認しながら血管を描出していくという事が大事です 。
ワークステーションも使っています。主にワークステーション
2 画 面表示可能になったことで、VR 画像そしてアキシャル
の 使 用は CT による画 像 解 析が多く、1 日あたり 40 件 の画 像
の画像で丁寧に確認して作業する事ができます。かなり細い
解析を行っています。
血管まで高精 度にずっと追従します。更にこのバージョンか
各社のワークステーションを使ってみて、それぞれ一長一短
ら 描 出 精 度 が上 がっており作 業 時 間 も短 縮 さ れ 非 常 に 助
はありますが、使ってみた結果 AW Serverの良い点はリージョ
かっています。
( 図1 )
ングローイングを用いた血管描出能が高いということがあげ
冠 動 脈 の 描出の 確 認後、リラウンチ(再冠 動 脈 解 析)を行
られます。またGSIやスナップショットフリーズといったCT 装置
うことで、冠 動 脈 のセンターラインや血管名の 付 加(ラベリ
メーカーならではのソフトがあるという点でも評価が 高いで
ング )、ストレッチビュー 、CPR 、直行 断 面 等を自 動で 構 築・
す。AW Server のVersionもVS7となり、処理速度が向上し自
表 示されます。
動で血管名までラベリングするという点など従来のバージョン
冠 動 脈自動 抽 出、確 認、必 要に応じて修 正、そして狭 窄 部
と比べて、更に血管描出能が向上したと感じています。
の解 析 が一 連 の流 れでプログラミングされており非常に効
今回は当院で使用頻度の高い、心臓解析とGSI の解析方法
について紹介します。
■心臓解析について
心 臓 解 析で す が 、ま ず 必 要 なデー タを 選 んで C a r d I Q
Reveal のプログラムを起動するだけです。初期の自動解析だ
けでかなりの血管を描出することが可能です。
更に当院では複雑な症例を処理するため、自動で完了しな
いケースがありますが、お得意の Add-Vessel 機能を使い、細
かい血管や途切れている血管を追加して描出していきます。
その時に VR 画 像だけを確 認するのではなくアキシャルを確
図1
率が良いと感じています。
( 図2 )
このバージョンから、以前に比べて精度が良くなりました
ので、センターもしっかりと取り、誤ったセンターラインを取
ることもなくなりました。
本当に短時間で 質の良い解 析画像を提供することが 可能
となりました。
■ GSI( Dual Energy )解析について
GSI Viewer がAW Server で使えるようになりました。
図2
GE の Dual Energy データを直接扱えるといったワークス
テーションは AW しかありません 。そして 、この 解 析 機 能 が
ネットワーク型ワークステーションで可能になった点に AW
Server の最先端さを感じます。
こちらの左側画像が 70KeV です。従来の120kVp 相当にな
ります。右側の画像が一番低い 40KeV になります。この辺り
を使いますと、すごくコントラストも上がり 、淡く染まってい
るような領域もとてもコントラストが付いた画像を表示する
ことができます。
(図3)
図 3. 左:70KeV 、右:40KeV
この症例においては、造影剤の量を低減するといった事は
していなかったのですが、この低 KeV の画像を使って観察す
れば 造 影 剤量も低 減できるのではないかということが言え
ると思います。
また、当院では AW Ser verを使 用していますが、AW スタ
ンドアローンと同じ操作性そしてソフトウェアを CT 室以外か
らで も使 えます 。それにより画 像 解 析 の 効 率 は向 上しまし
た。放射 線診断装置も近年進化し、それに伴い画像解 析も単
なる三次元構築から GSIを使って物質の弁別など複雑化して
きています。装置の進化により、多くのデータが 取得出来る
ようになりましたが、それだけでは単なる輪切り画像が多く
なったということに過ぎません。そこに効 率良く、正確 な画
像 解 析が 加 わる事で装置の 性 能も十 分 発 揮でき、診 療に有
用な情報を多く提供できるようになりました。
販売名称 AWサーバー
医療機器承認番号 22200BZX00295000
販売名称 アドバンテージワークステーション
医療機器承認番号 20600BZY00483000
※お客様の使用経験に基づく記載です。仕様値として保証するものではありません。
JB40486JA