平成28年度 林野庁委託事業 高度架線技能者育成研修のご案内 (架線作業システム高度技能者育成) 1.育成研修の目的 本格的な利用期を迎えている森林資源の循 環的な利用を図り、森林の公益的機能の高度 発揮と持続的な林業経営を進めていくため、 地域の状況に合った林業機械や作業システム を効率的に運用できる技能者の育成を図るこ とが重要となっています。 とりわけ急傾斜地等においては、架線集材 による低コストで効率的な作業システムの必 要性が高まっていることから、架線系林業機 械の作業効率を向上させる高度な技能と、指 導的立場となるためのリーダーシップを有し た高度架線技能者の育成を目的とした研 修を実施します。 2.実施方法 都道府県との共催や事業体等の職場内研修(OJT)への支援などにより実施します。前者では 都道府県が受講生を集めて行いますので、直接、都道府県へ問合せしてください。後者では フォレスト・サーベイが職場内研修を希望する事業体等を公募して行いますので、公募等の手続 き・案内については、ホームページをご覧ください。 なお、研修の受講料は無料ですが、旅費等の参加費用は自己負担となります。 3.受講要件 ● 林業架線作業主任者の有資格者 ● 林業架線作業の経験者(ワイヤロープ加工を含む) ● 労働災害補償保険の適用を受けている者 3.育成研修カリキュラム 講 義 1 ワ イ ヤ 加 工 作業計画・架線計画立案 机上計画・現地踏査・結果発表討議 設計計算・生産性検討 2 第 日目 第 日目 講 義 3 第 日目 【講義】 支 柱 作 設 講 義 現地見学 意見交換 4 5 第 日目 意 見 交 換 第 日目 【ワイヤロープ加工】 新しく作成した技術 実習により、使用目 マニュアルを用い、架 的に応じたワイヤロー 線作業の基本的な知識 プの加工の方法を再確 を再確認 認 【作業計画・架線計画】 【設計計算・生産性検討】 受講生が主体となり、 架線計画等の結果を 現地踏査等により架線 基に、設計計算や生産 計画等を立案し、その 性把握の考え方を習得 計画内容について討議 【支柱作設】 【架線作業現地見学】 架線作業の現地見学 支柱の作設実習を通 により、架線作業に必 じ、安全で効率的な作 要なノウハウ・コツや 業方法を習得 安全対策を習得 4.育成研修 受講生からの声 ● 基本的な知識で、忘れていた内容 (法令等)もあったので良い復習になった。(鹿児島県 F山林) ● スリングと台付ロープの違いがよく分かり、半差しの方法を正確に覚えることができた。(熊本県 A森林組合) ● 安全性や生産性を考えた架線計画の必要性と、作業員への周知の大切さがよくわかった。(愛知県 株式会社 R) ● 作業前の準備等の重要性、基本の大切さ等を学ぶことにより応用もでき、多くを学ぶことができた。(長崎県 S 林業) ● 勘と経験だけで索張りする時代は終わっていると痛感した。(熊本県 A森林組合) ● ワイヤロープの強度を理解し種類及び太さを決めることや支柱にかかる張力を理解することは安全な作業につ ながると思った。(長崎県 T森林組合) 5.お問合せ先 ● 安全作業についての認識や効率の良い作業方法など、他の会社の人と情報交換ができた。(宮崎県 K木材) 一般社団法人 フォレスト・サーベイ 森林技能者育成事務局 東京分室 / 〒102-0085 東京都千代田区六番町7番地 日林協会館2階 TEL 03-6737-1297 FAX 03-6737-1298 メールアドレス [email protected] ホームページ http://www.f-survey.jp
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