東北地方整備局建設業者に対する監督処分について(PDF:143KB)

記者発表資料
平成28年6月 2日
東北地方整備局
建設業者に対する監督処分について
本日、国土交通省東北地方整備局長は、建設業法(昭和24年法律第100
号)に基づく監督処分を下記のとおり行いました。
記
1.被処分者
と う ほ く ひ たち
(1)商 号 又 は 名 称
(2)代
表
者
(3)主たる営業所の所在地
(4)許
可
番
号
株式会社東 北 日 立
代表取締役社長 中尾 秀藏
宮城県仙台市青葉区一番町4-1-25
国土交通大臣許可(般・特-23)第1860号
2.処分内容
建設業法第28条第3項の規定に基づく「営業の停止命令」
(1) 期
間
平成28年6月17日から平成28年6月30日までの14日間
(2) 地 域
青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県及び福島県の区域内
(3) 停止を命ずる営業の範囲
管工事業に関する営業のうち公共工事に係るもの
3.処分理由
株式会社東北日立は、岩手県奥州市が発注した管工事において、同市から直接請け負った
特 定 建 設 業 者 以 外 の 建 設業 者と 建設 業 法 第3 条 第 1項 第 2号 の 政令 で 定 め る 金 額以 上 となる 下
請契約を締結した。
また、その附帯工事である電気工事を同項の規定に違反して、電気工事業の許可を受けてい
ない建設業者と政令で定める金額以上となる下請契約を締結した。このことが、同法第28条第1
項第6号及び第7号に該当すると認められる。
<発表記者会:宮城県政記者会、岩手県政記者会、東北電力記者会、東北専門記者会>
<問い合わせ先>
国土交通省 東北地方整備局
建政部
建政部
電話
さ とう
計画・建設産業課長
計画・建設産業課
建設専門官
022(225)2171(代表)
たかし
佐藤
孝
ほそかわ
かず ひこ
細川
和彦
(内線6121)
(内線6142)
<参
考>
建設業法(抄)(昭和24年5月24日法律第100号)
(建設業の許可)
第3条
建設業を営もうとする者は、次に掲げる区分により、この章で定めるところにより、二以上
の 都 道 府県 の 区 域 内に 営 業 所( 本 店又 は支 店 若し くは政 令 で 定め るこれに準 ずるも の をいう。
以下同じ。)を設けて営業をしようとする場合にあつては国土交通大臣の、一の都道府県の区
域 内 に のみ 営 業 所 を 設 け て 営 業 を しよ う と す る 場合 に あ つ て は 当 該 営 業 所 の 所 在 地 を 管 轄 す
る都道府県知事の許可を受けなければならない。ただし、政令で定める軽微な建設工事のみ
を請け負うことを営業とする者は、この限りでない。
一
建設業を営もうとする者であって、次の号に掲げるもの以外のもの
二
建 設 業 を 営 も う と す る 者 で あ っ て 、 そ の 営 業 に あ た っ て 、 そ の 者 が発 注 者 か ら直 接 請 け 負
う一件の建設工事につき、その工事の全部又は一部を、下請代金の額(その工事に係る下
請契約が二以上あるときは、下請代金の額の総額)が政令で定める金額以上となる下請契
約を締結して施工しようとするもの
(指示及び営業の停止)
第28条
国土交通大臣又は都道府県知事は、その許可を受けた建設業者が次の各号のいず
れかに該当する場合又はこの法律の規定(略)、入札契約適正化法第十五条第二項若しくは
第三項の規定若しくは特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律第三条第六項、
第四条第一項、第七条第二項、第八条第一項若しくは第二項若しくは第十条の規定に違反
し た 場 合 に お い ては 、 当該 建 設 業 者 に 対 し て 、 必 要 な 指 示 を す る こ とが で きる。特 定 建 設業 者
が第四十一条第二項又は第三項の規定による勧告に従わない場合において必要があると認
めるときも、同様とする。
一~五 (略)
六
建設業者が、第三条第一項の規定に違反して同項の許可を受けないで建設業を営む
者と下請契約を締結したとき。
七
建設業者が、特定建設業者以外の建設業を営む者と下請代金の額が第3条第1項第2
号の政令で定める金額以上となる下請契約を締結したとき。
2 (略)
3
国 土 交 通 大 臣 又 は 都 道 府 県知 事 は 、 そ の 許 可 を 受 け た 建 設 業 者 が 第 一 項 各 号の い ず れか
に 該 当 す る と き 若 し くは 同 項若 し くは 次 項 の 規 定 に よ る指 示 に 従 わ な いと き又 は建 設 業を 営
む者が前項各号のいずれかに該当するとき若しくは同項の規定による指示に従わないとき
は、その者に対し、一年以内の期間を定めて、その営業の全部又は一部の停止を命ずるこ
とができる。
<参
考>
建設業法施行令(昭和31年8月29日政令第273号)
(法第三条第一項 ただし書の軽微な建設工事)
第 1 条 の2
法 第 三 条 第 一 項 た だ し 書 の 政 令 で 定 め る 軽 微 な 建 設 工 事 は、 工 事一 件 の 請 負 代
金 の 額 が 建 築 一 式 工 事 にあ つ て は 千 五 百万 円 に 満 たな い 工 事 又 は 延 べ面 積 が 百 五 十 平 方 メ
ートルに満たない木造住宅工事、建築一式工事以外の建設工事にあつては五百万円に満た
ない工事とする。
2
(略)
3
注文者が材料を提供する場合においては、その市場価格又は市場価格及び運送賃を当該
請負契約の請負代金の額に加えたものを第一項の請負代金の額とする。
第2条
法第三条第一項第二号の政令で定める金額は、三千万円とする。ただし、同項の許
可を受けようとする建築工事業である場合においては、四千五百万円とする。