愛着県民カード(仮称)認定要綱 (目的) 第1条 この要綱は、地域経済の

愛着県民カード(仮称)認定要綱
(目的)
第1条 この要綱は、地域経済の活性化を図るとともに、福井県にゆかりのある人々
の本県への愛着を深めることによってU・Iターンの促進を図るため、事業者
の発行するカードのうち、カード所有者への福井に関する情報の発信やサービ
スの提供などの機能を有するものを愛着県民カード(仮称)として認定するこ
とについて必要な事項を定める。
(定義)
第2条 この要綱において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるとこ
ろによる。
(1) 愛着県民(仮称)
(2) 申請カード
福井県に何らかのゆかりを有する人々
事業者から愛着県民カード(仮称)認定の申請があったカー
ド
(3) 認定カード
申請カードのうち、認定基準に適合するものとして知事が認
定したもの
(4) 認定事業者
愛着県民カード(仮称)の認定を受けたカードを発行する事
業者
(認定基準)
第3条 愛着県民カード(仮称)の認定基準を次のように定める。
(1) カード発行事業者において、愛着県民(仮称)に対し情報発信を行う仕組
みが整備されていること。
(2)
県内外での利用が可能であり、次に掲げる事項のいずれかを満たすこと
①
磁気式やIC式のプリペイドカードやクレジットカードなど、商品ま
たは役務を購入する際、申請カードによって決済できること。
②
商品または役務の購入額に応じて、一定の条件で計算された点数が顧
客に与えられ、その点数がカードに記録されること。
(3) 申請カードを利用して商品または役務を購入した額に応じて、カード発行
事業者またはカード所有者から県へ寄付される仕組みを有すること。
(認定の申請をすることができる者)
第4条 愛着県民カード(仮称)の認定の申請をすることができる者は、以下のすべ
てを満たす事業者とする。
(1) 県内に主たる事業所が所在すること。
(2) 第3条に掲げる基準を満たすカードを単独または共同で発行しているこ
と。
(3) 暴力団または暴力団員と密接な関係を有しないこと。
2 複数の事業者が共同して申請する場合は、共同する全ての事業者が前項各号
を満たさなければならない。
(認定の申請)
第5条 知事は、毎年度期間を定め、愛着県民カード(仮称)の認定の申請を受け付
けるものとする。
2 愛着県民カード(仮称)の認定を受けようとする者(以下「申請者」という。)
は、愛着県民カード(仮称)認定申請書(様式第1号。以下「申請書」という。)
を知事に提出するものとする。
3 申請者は、申請書に次の書類を添付しなければならない。
(1) 法人の登記事項証明書等主たる事業所が福井県内に所在すると証明する
書類
(2) その他知事が必要と認める書類
(認定の審査)
第6条 知事は、前条の申請があった場合は、別に定める審査会により、認定の可否
を決定するものとする。
(認定)
第7条 知事は、前条に規定する審査会を通過したときは、申請カードを愛着県民カ
ード(仮称)として認定し、様式第2号により当該申請者に通知するとともに、
認定事業者に対して愛着県民カード(仮称)認定証を交付するものとする。
2 知事は、申請カードが認定基準に適合しないと認めるときは、様式第2号の
2により当該申請者に対して理由を付してその旨を通知するものとする。
(認定の有効期間及び認定の更新)
第8条 愛着県民カード(仮称)の認定の有効期間は、認定のあった日から2年を経
過した日以後の最初の3月31日までとする。
2 認定事業者は、前項の認定の有効期間が満了となる場合において、引き続き
認定を希望する場合は、有効期間の満了の日の 60 日前までに申請書を提出し、
知事の承認を得なければならない。
3 知事は、前項の承認をした場合は、認定事業者に対して認定証を交付するも
のとする。
(認定内容の変更)
第9条 認定事業者は、次の各号のいずれかに該当するときは、速やかに愛着県民カ
ード(仮称)認定申請事項変更届出書(様式第3号)を知事に提出しなければ
ならない。
(1) 認定事業者の氏名または名称もしくは代表者を変更したとき。
(2) 認定カードの名称を変更したとき。
(3) 認定カードの製造を廃止し、または中止したとき。
(4) 認定カードのデザインを著しく変更したとき。
(5) その他申請書記載事項等に変更が生じたとき。
(事業実績報告書)
第 10 条
認定事業者は、毎年4月 30 日までに、前年度における認定カードの発行
枚数、広報宣伝の取組実績、その他知事が定める事項について、認定カード
事業実績報告書(様式第4号)により、知事に報告しなければならない。
(認定事業者の責務)
第 11 条
認定事業者は、この要綱の規定を誠実に遵守するとともに、次の各号に掲
げる事項について特に留意しなければならない。
(1) 認定カードの製造、販売等を通じて、当該認定カードの情報発信を積極
的に行い、カード所有者の増加につなげるよう努めること。
(2) 愛着県民(仮称)に対して、ホームページやソーシャルネットワーキン
グサービス、その他効果的な方法により、県が提供する情報、その他福井
に関する情報を積極的に発信すること。
(3) 情報の受け手の特性に応じて、発信する情報を取捨選択、読みやすいよ
うに編集し、より多くの人々に読まれるよう努めること。
(4) 県内外において、利用頻度の拡大に努めるとともに、第3条第3号に規
定する県への寄付を行うこと。
2
認定カードの流通、販売、カード保有者の情報管理等において事故等の問
題が生じたときは、認定事業者がその責任を負うものとする。
(認定の取消し)
第 12 条
知事は、認定カードおよび認定事業者が次の各号のいずれかに該当すると
認めるときは、認定を取り消すことができる。
(1) 認定を受ける要件または資格を欠くに至ったとき。
(2) 認定基準に適合しないと認められたとき。
(3) 虚偽の申請により認定を受けたとき。
(4) 第9条に規定する届出または第 10 条の規定による報告を正当な理由なく
行わなかったとき。
(5) 第 11 条に規定する責務を懈怠していると認めるとき。
(6) 認定カードの製造を廃止し、または1年以上中止したとき。
(7) その他、制度の運用に重要な支障をきたす行為があったとき。
(県の支援)
第 13 条
県は、認定カードの普及、利用を促進するため、次の事項について支援す
る。
(1) 認定カードの提示により、県有施設の入場料を割り引くこと。
(2) 認定カードの提示により、福井ゆかりの店等において、割引等の特典を受
けられるよう働きかけること。
(3) その他知事が必要と認めること。
(その他)
第 14 条
この要綱に定めるもののほか必要な事項は別に定める。
附 則
この告示は、平成28年6月1日から施行する。