いっぱいだった」 。当時を振 く 」 そ れ が 小 林 さ ん の 考 え。 然のままホタルを増やしてい り返りながらホタル川を眺め 子どもたちと行う生き物調 査では、シュレーゲルアオガ 年 前、 田 ん ぼ が あ の 光 で る小林さん。子どもたちにあ エルなどの希少種も確認さ 「 の頃の光景を見せてあげたい れ、参加者の驚きや喜びにつ ながっていると言う。 と、保全活動に対する思いを 語る。 「ホタルでいっぱいにすっか」 そんな冗談半分のことから発 足した会。代表を務める永井 さんの発案でスタートした活 動 も 今 年 で 9 年 目 を 迎 え る。 きっかけは組内の会議中、休 憩で家の外に出たときにホタ ルの光が舞っているのを見た 目に見えて増加が実感できる ルの数も、ここ4年ぐらいは 名簿を眺める。 大きい」と、昨年度の参加者 こと。減少傾向にあったホタ ほどだと語る。 せき 永井さんが懸念するのは生 き物調査をした際に、数や種 人以上が参加する。 ることで生態系に影響が及ん を造り、水の流れをせき止め が 年 々 減 っ て い る こ と。「 堰 「この地域はゲンジボタルが でいるのか」今後の活動で原 毎年6月に開催する観察会 は、子どもから高齢者まで たくさん舞う。しかし、ホタ 保全活動なども行う。 「徐々に大人になるにつれて になる行為はやめましょう 「農薬の散布が始まったから 本 本環境管理課 ☎ 0287(62)7193 因究明への意欲を見せる。 所で観察会を実施。水路の ルの生態であったり、近所で 大声を出す、ごみのポイ捨てなど、迷惑 ホタルの存在が頭の片隅から ▶申し込み・問い合わせ だと思う。年々ホタルは減っ 行 う 水 路 に 放 流。 毎年2箇 「後継者の問題などもあるが、 ・近隣に住宅があります。路上駐車する、 観察できることを知らない人 ▶申込開始日 6月13日㈪~ 消えてしまう。忙しい毎日こ ワニナを取集し、観察会を ていった」 。小林さんが長年 たらないように注意しましょう この活動を何かの形で続けて ▶定員 各地区20人 ▶費用 無料 が意外に多い。そういう人の 地区内に自生する野生のカ そ、あの幻想的な光に意識を 懐中電灯、カメラのフラッシュなどが当 眺 め て き た″ 人 と ホ タ ル の 共 ※小学生は保護者の同伴が必要。 いきたい」と話していた。 地域にホタルが舞うこと みんなの気づきや誇りにつながれば ためにも観察会をやる意義は 越堀自然を守る会 向けてみてほしい」と話して 発光をやめてしまいます。車のライト、 存バランス”も、年々崩れて くれた。 カワニナは同じ水系から取集 ▶対象 小学生以上の市民 隊長 小林 憲治 氏 シュレーゲルアオガエル 準絶滅危惧(県レッドリスト) いくばかりだった。 平成 年に那須疏水の水路 をホタル川として造成し、保 全 活 動 を 開 始。 今 で は 毎 年、 ホ タ ル が 飛 ん だ 数 を 記 録 し、 活動の効果を見守る。観察会 として披露し、多いときは 人ほどが参加することも。 「なるべく人の手を加えず自 掌の中 で 2 つ の 光 が 出 会 っ た 。 ▶集合場所 二区町公民館 この光は、豊かな自然と人々の思いによって灯る。 ▶集合場所 とようら公民館 育環境の保護に取り組む。 それは こ の 先 も ず っ と 変 わ ら な い 。 ホタルの一生について学んだ後、観察に出かけます。 刈りや水路の清掃など、生 どうか 来 年 も た く さ ん 舞 っ て ほ し い ― ― 専門家がホタルの生態や観察のポイントを解説。 活動の拠点にし、周辺の草 これからもこの光をずっとずっと灯し続けていきたい。 ~ホタル観察会を開催します~ 場所を「ホタルの里」という 寄り添う ホタルの光をゆっくり観察しよう 二区町地域資源保全隊 30 6 平成28年6月5日号 平成28年6月5日号 7 代表 永井 憲一 氏 午後7時~ ・ホタルは光に敏感で、強い光を当てると 午後7時~ 自然のまま観察しましょう ▶とき 6月30日㈭ ・ホタルは持ち帰ってはいけません。 ▶とき 6月24日㈮ 70 60 ≪二区町地区≫ 観察マナー ≪鍋掛地区≫ 守る 地区内のホタルが多く飛ぶ 17 減りゆくホタルの光を守ろうと、保全活 動に取り組む人々。その思いとは―― 30年前に見た光景をいつか今の子どもたちにも――
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