FUJITSU Cloud Service K5 SF サービス仕様書 2016 年 6 月 1 日 0. 前提 (1) 本サービスは K5 IaaS の利用が前提となります。 (2) 本サービスは設定された各種定義からスタックやその他のリソースを自動生成するものです。生成されたそれ らのリソースの利用については本サービスの対象に含まれておりませんので、契約者にて別途手配いただく必 要があります。 (K5 IaaS の利用についても、別途 K5 IaaS としての課金が発生します。 ) 1. サービス仕様 契約者は、以下の「提供機能」記載のとおり、各種定義の作成、仮想アプライアンス(注 1)の自動生成および複数 の仮想アプライアンスを組み合わせたシステムの自動構築、ならびに当該システムと同一のシステムの構築の繰り返 しを行うことができます。 (1) 提供機能 ① ソフトウェアスタック定義 契約者は、アプライアンステンプレート(注 2)と契約者が使用するソフトウェアの設定情報を組み合せ た「ソフトウェアスタック定義」 (注 3)を作成・編集・格納し、一覧表示・取得することができます。 ② システム構成定義 契約者は、K5 IaaS のオーケストレーション機能(注 4)で作成したテンプレート(注 5)を、複数の仮 想ネットワーク、仮想サーバ、仮想ストレージを自動構築するための「システム構成定義」 (注 6)とし て本サービスに取り込み、編集できます。 ③ WL-PKG 定義 契約者は、複数の「ソフトウェアスタック定義」と「システム構成定義」を一連で自動実行するための設 定情報を組み合わせた「WL-PKG 定義」を作成・編集し、取得することができます。また、契約者は、 作成した WL-PKG 定義からビルドを実行して WL-PKG(注 7)を作成することができます。 ④ WL-PKG 契約者は、WL-PKG により、仮想アプライアンスを自動生成し、K5 IaaS のプロジェクト環境へ複数の 仮想サーバや仮想ネットワークの組み合わせ(スタック(注 8) )を自動構築することができます。 ⑤ スタック 契約者は、WL-PKG により作成したスタックを、一覧表示・状態表示・削除することができます。 2. 制限事項 (1) 本サービスで作成したスタックは、インターネットに公開された状態となります。契約者は、スタックのアク セス制御および管理ならびにその他セキュリティ全般について、単独で責任を負うものとします。 (2) 本サービスにおいて仮想アプライアンスを格納できるストレージの容量には制限がありますので、当社が別途 公開するドキュメントをご参照ください。合計 500GB までです。 (3) 本サービスを利用できるクライアント環境については、以下のウェブサイトをご参照ください。 http://sfs-doc.jp-east-1.paas.cloud.global.fujitsu.com/ マニュアル>スタートアップガイド>動作環境 (4) 本サービスで作成できる仮想アプライアンスの OS は、以下のウェブサイトをご参照ください。 http://sfs-doc.jp-east-1.paas.cloud.global.fujitsu.com/ マニュアル>スタートアップガイド>動作環境 (5) 本サービスは、1 契約に対し SF サービスを 1 つ提供いたします。 注釈 注1. 「仮想アプライアンス」とは、OS、ミドルウェア、アプリケーションを予め実装したシステムイメージです。 注2. 「アプライアンステンプレート」とは、仮想アプライアンスを構成するソフトウェアのメタデータや、OS 起動時 の初期設定、OS 起動後に実行されるスクリプトなどの情報を定義するテキストの名称です。 注3. 「ソフトウェアスタック定義」とは、仮想アプライアンスを自動生成する為の設定情報です。 注4. 「オーケストレーション機能」とは、K5 IaaS のシステム上で提供される複数の仮想リソースを利用して環境を自 動で構築する、K5 IaaS の機能です。 注5. 「テンプレート」とは、K5 IaaS においてスタックを定義するテキストの名称です。 注6. 「システム構成定義」とは、複数の仮想ネットワーク、仮想サーバ、仮想ストレージを自動構築するための設定情 報です。 注7. 「WL-PKG」とは、ソフトウェアスタック定義とシステム構成定義を組み合わせて作成する WL-PKG 定義をビル ドしてパッケージングしたものです。 注8. 「スタック」とは、K5 IaaS のオーケストレーション機能等で生成される複数の仮想ネットワーク、仮想サーバ、 仮想ストレージを一つのかたまりとして扱う名称です。 以上 附則(2016 年 6 月 1 日) 本サービス仕様書は、2016 年 6 月 1 日から適用されます。
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