Ⅵ 英語 科学 習指導 計画 学 級 2年 C組 3 6名 授 業 者 小松 紳 共 同 研究 者 佐々 木 雅子 若有 保彦 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ 単 元名 と 指導 のポ イン ト 「Unit2 A Trip to the U.K.」 -相 手の ニー ズ を的 確に つか む 積極 的受 信- 目 標 (1) 話題 に沿 っ て積 極的 に意 見を 述べ た り, 相手 の意 見を 聞 き取 った りし よう とし て いる 。 (2) イギ リス に つい ての 話を 理解 し, 話 題や 聞き 手を 考え た 情報 の取 捨か らま とま り のあ る説 明 文を 書く こ とが でき る。 (3) be going toの 文や これ ま での 既習 表現 を用 いて , 相手 に分 かり や すく 自分 の考 えを 伝え た り, 聞い た りす るこ とが でき る。 (4) 他の 国の よ さに 関心 をも つと 共に 日 本の よさ にも 気づ き ,積 極的 に情 報を 伝え 合 おう とす る 態度 を身 に 付け てい る。 生 徒に つ いて 授 業で は , ス ピー チや 英語 で のQ&A を 行っ てき た。 基 本的 な語 彙や 文 法が 定着 して いる 生徒 が多 く, 自分 で 調べ た表 現を 積極 的 に使 う生 徒も いる 。海 外 旅行 経験 のあ る 生徒 が多 く, ほと んど の生 徒が 英語 を 話せ るよ うに なり た いと 考え てい る。 国際 交 流室 やイ ング リ ッシ ュ・ キャ ンプ に積 極的 に参 加し , 国際 理解 の大 切さ に つい て考 えを 深め てい る 生徒 が多 い。 1 年次 では 主語 がIや youの文 を用 いて 自 分の 話し たい こと を 話し たり ,自 分が 相手 に 聞き たい こと を 聞い たり する 活動 が多 かっ たた め, 自 分の 興味 を中 心と し た話 題を 進め るこ とは で きる 。し かし , 語彙 や文 法の 定着 が不 十分 なた め, 相 手の 話を 上手 に聞 き 取っ て会 話を 進め るこ と は難 しい 。 単 元に つ いて 本 単元 で はイ ギリ スへ の旅 行 を題 材と し, ロン ドン 市 内の 様子 やオ ッ クス フォ ード 大学 につ いて 学ぶ 内容 に なっ てい る。 また , 主人 公が be going toの 文法 を 用い て, その 土地 への 旅 行計 画を 話 す場 面も あ り, 相手 に自 分の 国 につ いて 説明 した り, ス ピー チや 意見 交 換を した りす るの にふ さわ しい 題材 で ある 。ど んな 目的 で どん な所 に行 きた いか , その 理由 は何 か など ,相 手を 意識 しな がら 話を 聞き , その 上で 自分 の意 見 が出 せる よう にし てい き たい 。ま た, 相 手の 話を 聞く にあ たり ,相 手の ニー ズ をも っと よく 知る た めに はど うす れば よい の か, 相手 に喜 ん でも らう ため には どう した らい いの か を考 えさ せた い。 単 元を 通じ て話 題と なる イ ギリ スの よさ だ けで なく ,自 分の 国や ふる さと につ い ても 紹介 文を 作ら せ るこ とを 通し て, その よ さを 考え させ た い。 社 会に 参 画す る主 体の 育成 を 目指 して 海 外へ の 旅行 経験 があ った り 国際 交流 室で 外国 人留 学 生と 話し た経 験 があ った りす る生 徒が 多い 本校 でも , 実際 の会 話で は発 話 のみ の単 方向 の会 話で 終 わっ てし まう 。 一年 次研 究で 取り 組ん でき た,「 相手 を意 識 した 情報 発信 」で は, 相 手に 伝わ りや すい 言 い方 や相 手に 合わ せた 話 の工 夫に つ いて 考え さ せる こと がで きた 。 しか し, きち んと した 情 報の やり 取り を する ため には 話が 受け 身の 姿で 終わ ら ず, 相手 がど んな 情 報を 求め てい るか ,そ れ に応 えな がら 話 を発 展さ せて いく ため には どう した ら いい のか を考 えな が ら, 積極 的に 情報 受信 を して いく こと が 不可 欠で ある 。質 問を して いく 中で 相 手の ニー ズを 知り , それ に沿 って 考え るこ と の大 切さ を学 ば せた い。 また ,相 手に どの よう な質 問 をす れば 適切 かを 話 し合 うこ とで ,互 いに 意 見を 出し 合い , 目標 に向 かっ て学 び合 う場 を設 けて い きた い。 全体 計画 ( 総時 数1 3時 間) 主 な 学 習 活 動 ○ be going toを 用い て, 自分 の予 定 や 相 手の 予定 につ いて 話 す。 ○ 空港 での 入国 審査 の 場面 での 問答 が で きる 。 ○ SVOCの文 を用 いて , 名所 の別 称を 表 現 する 。 ○ ロン ドン 市内 の様 子 を読 み, 内容 を 理 解す る。 ○ 秋田 の名 所に つい て 簡単 な説 明文 を 書 く。 ○ 相手 の 予定 を聞 き, イ ンタ ビュ ーす る。 ○ 国際交流室の留学生から依頼された 秋 田 の 観 光 案内 文に つ い て グ ル ー プ で 作 成 上 の 要 点を 確認 す る 。 ○ グループでテーマを決め,内容につ い て 話 し 合 う。 ○ 教 科 書 P.22を モ デ ル に 原 稿 を 書 く 。 〇 原稿を完成させる。 ○ ○ 指 導 の 手 立 て 時数 ○ 基本的な文法知識を身に付けさせるため に自分の明日の予定を各場面を設定する。 ○ 基礎的な応答を理解させるためにペアワ ークの活動場面を設定する。 ○ 興味をもたせ,考えさせるようにするた めに,土地の名前や生徒に人気のあるキャ ラクターを用いる。 ○ 興味をもって読み進められるように,ロ ンドン市内の写真を提示して教科書の内容 に追加した情報を与える。 ○ 紹介文の基本的な書き方を押さえるため に短い説明文を書く場面を設定する。 ○ 未来形の疑問文の応答ができるように, ALTの予定などを聞き取ったり,自分達 の予定をクイズにして紹介する場面を設け る。 1 ○ 秋田のどんな情報がほしいのかポイント をおさえながら留学生の話を聞くようなシ ートを作成する。 ○ いろいろな観光案内文ができるように名 所・食・イベントについての情報収集を行 う場面を設定する。 ○ 段落を意識した文章構成を教科書の文章 を参考に英作文を作る場面を設定する。 1 〇 1 1 1 1 1 1 1 2 それ ぞ れの 写真 を, Show&Tellの形 式 で秋 口頭 で 発表 する 場面 を設 ける 。 留学生の2人がどんな観光案内を望 んでいるかをインタビューし,詳細な 観光案内文作成のための情報収集をす る。 ○ よりよい紹介文にするためにはどんな工 夫が必要だったのか考えさせるために,A LTの書いた観光案内文を聞かせ,自分た ちの案内文との違いに気付かせる場面を設 定する。 ○ 質問を通して,留学生が望んでいる情報 を整理し,次時の案内文完成のための情報 収集をする機会を設ける。 本時 留学生へのインタビューにより得た 情報を基に案内文を完成させ,留学生 に提案する。 ○ 1 留学生が本当に得たい情報が含まれてい たかを評価の基準にし,評価してもらうこ とで相手のニーズに応じた案内文作成に必 要なことは何かを再確認させる場面を設定 する。 12/13 Ⅶ 本 時の 計 画 1 ねら い ○ よ り よい 観光 案内 づく り をす るた めに は, どん な 工夫 が必 要か を 考え て, イン タビ ュー する こと が でき る。 2 展 2 活 動 Warm-up 小グループの中で,それぞれが準備 した原稿を発表し合い,役割を確認す る。 ロ ブ 先 生 か ら 観 光案 内の モデ ル を聞 く。 予 想 され る生 徒の 姿 ○ 「秋田の美味しいものを紹介したいけれ ど,どの料理がいいだろう。」 〇 「秋田の名所と言っているけれど,具体 的には何が見たいのかな。」 ○ 相 手 に 喜 ん でも らえ る 観 光 案 内 を つくろう。 3 ま と め ・ 振 り 返 り 習 〇 質問 を考 えさ せる 。 1回 目 のイ ンタ ビュ ーを 行う 。 質問 相手 を変 え, 2回目 のイ ン タビ ュー を行 う。 指 導 の 手 立 て Warm-upと して 自分 が準 備し た写 真 につ い て Show &Tellを 行う 。 ○ ○ 自分 たち の原 稿を も っと よく する ため に は 何 が必 要な のか 考え ら れる よう に, ロブ 先 生 の モデ ル文 を聞 き, 2 回の リス ニン グで , 案 内 文に 必要 な情 報や 表 現を 確認 する 。 ○ ○ 「アンナさんは普段どんなものを食べて いるのかな。」 ○ 「趣味を聞けばいいんじゃないかな。」 ○ 「直接きりたんぽが好きかどうか聞いた らまだ試していないから分からないと言っ たので,質問を変えないといけないな。」 小 グル ープ 内で イン タ ビュ ーの 結果 か ら 観 光案 内の 内容 を決 め る。 ○ ○ 5 自 己評 価(NES) シー ト を書 く。 活動 を 通 じて 分 かっ たこ とを 書く 。 ○ Show & Tellを 行い ,役 割を 確 認し てい る。 自分 たち もモ デ ル文 のよ うな 観 光案 内を 書 こ うと して いる 。 ○ 自分 たち の原 稿 をよ いも のに す るた めに ど う した らよ いの か 考え てい る。 「ロブ先生は相手を知っているから詳し い観光案内が書けるんだよ。」 ○ 4 = 目 指す 生徒 の姿 期待 され る 生徒 の姿 ○ 「参考になる表現があるな。」 留学生にインタビューを行う。 1 2 3 課 題 追 究 ・ 問 い 直 し 評 価規 準 互い に 役割 を果 たし なが ら, よ りよ い観 光案 内 づく りを する こと がで きる 。 =評 価 学 1 ○ 開 過程 問 い の 練 り 上 げ ・ 課 題 設 定 3 「 君の 聞い た内 容 が役 に立 った よ。 」 「 私が 準備 した 原 稿が 使え るね 。」 「相手が望んでいることを知るためには 積極的な働きかけが必要なんだな。」 ○ 「次回はもっと質問してみよう。」 どう いう 情報 があ れ ば適 切な 観光 地や 食 物 が 紹介 でき るの か考 え られ るよ うに 実際 に 留 学 生や 先生 方に イン タ ビュ ーす る。 ○ イン タビ ュー に集 中 でき るよ うに 質問 す る 生 徒と 答え を書 く生 徒 を決 め, ペア で活 動 す る。 ○ 留学 生に 質問 する 生 徒が 重な るこ とが 予 想 さ れる ため ,教 師も 情 報を もっ てフ ォロ ー す る。 ○ 2人 の留 学生 にで き るだ け多 くの 質問 が で き るよ うに 時間 を区 切 り, 積極 的に 活動 さ せ る よう にす る。 ○ 限ら れた 時間 で 一生 懸命 相手 の 情報 を得 よ う とし てい る。 ○ 留学 生だ けで な く, ロブ 先生 や 教師 から も 積 極的 に情 報を 得 よう とし てい る 。 ○ ペア で協 力し 合 い, 情報 の取 捨 選択 をし な が ら情 報を 得よ う とし てい る。 ○ グル ープ 内で 情 報を 共有 し, 互 いの 不足 を 補 うた めに 協力 し 合っ てい る。 ○ 班長 を中 心に シー ト を用 いて 情報 を整 理 で き るよ うに して 情報 の 大切 さを 考え る。 ○ ○ 学習 の成 果を 確認 で きる よう に, 自分 た ち の 発表 を振 り返 り, 自 己評 価カ ード を書 か せ る 。次 時の イン タビ ュ ーに 役立 つよ うに , 質 問 をま とめ る。 積極 的に イン タ ビュ ーを しな が ら効 果的 だ った 質問 をま と め, より よい 観 光案 内づ く りを 目指 して い る。 今日 の活 動に よ って 得た こと を 班の 観光 づ くり に反 映さ せ よう とし てい る 。 相手 に的 確に 説 明す るた めに は どん なこ と が必 要か を自 分 の言 葉で まと め ,今 後自 分 がど のよ うな 点 を心 がけ てい き たい かを 書 き, 次時 に展 望 をも って 進も う とし てい る。
© Copyright 2024 ExpyDoc