平成28年5月号 横浜市立新井中学校 校長 柿沼 隆一 着任して、2 か月で感じたこと 校 長 柿沼 隆一 5 月も終わろうとしています。日差しも強く感じられるようになり、すっかり初夏と呼ぶのが ふさわしい季節になりました。 新聞やテレビなどのニュースをご覧になっているかと思いますが、4 月 14 日、熊本県で最大 震度7の地震が起こり、未だに避難所生活を余儀なくされている方が多数いらっしゃいます。先 日、学校がようやく再開されたと報道されましたが、まだまだ復興の道は険しいように思います。 東日本大震災の復興もなかなか進まないことも忘れてはならないと思いますが、生徒たちには他 人ごとではなく自分事としてこれらの災害をとらえ、どのようなことができるか子どもたちと考 えていきたいと思います。 学校は、これから 6 月にかけて各学年の校外行事が続きます。2 年生は 5 月 27 日に遠足(鎌 倉)、1 年生は 5 月 31 日から 1 泊 2 日で自然教室(御殿場周辺)、3 年生は 6 月 18 日から 2 泊 3 日で修学旅行(奈良、京都方面)にそれぞれ出かけます。来月号の「新井中だより」でそれぞれ の生徒の様子を掲載予定ですが、どの学年も無事に帰って来られるよう万全を期して出かけます ので、よろしくお願いします。 わたしが着任して 2 か月になりますが、学校朝会などで体育館に全校生徒が集会を開く場面で、 生徒たちが静かに人の話を聞くことができる姿を見て、本当に感心しています。6 年前に私が新 井中学校の副校長として勤めていたころも、同様に落ち着いた状態でしたが、これは、新井小学 校や上菅田小学校の教育の成果がでていることもありますが、ご家庭でのしつけがきちんとされ ていることの表れのように感じます。授業においても、先生の話をきちんと聞くことができてい るようですので、今後もこのような落ち着いた状態を大切にしていこうと思います。 5 月 27 日に 3 年生を対象に進路説明会を行いました。そこで、わたしは保護者の皆さんに次 のようなお話をしました。 2011 年にアメリカのデューク大学の研究者が、 「その年にアメリカの小学校に入学した子ども たちの 65%は、大学卒業時に今は存在しない職業に就くだろう。」と予測しました。日本で同じ ようなことが言えるとは限りませんが、16 年もたてば仕事の内容も大きく変化することが考え られます。そのような状況で、この後子どもたちが社会を生き抜いていくために、問題解決能力 や新たなことにチャレンジする姿勢のほか、どんな国の人とも協働・共生するためのコミュニケ ーション能力は必要になってくると思います。そのような力をつけることが今後の目標になって くると思いますが、当面は自分の力に合った、さらにその力を伸ばしていくための進路を選択す ることが大切です。保護者の方とお子さんがよく話し合って、後悔しないように進路を選択して ほしいと思います。 季節は夏へと移り変わっていく時期で、寒暖の差が激しい日もあります。子どもたちの健康管 理には十分配慮していただきたいと思います。 ◆ 学校納入金 銀行口座引き落としのお知らせ 4月、年度当初にお知らせしました学校納入金の引き落としは、全学年6月7日(火) にさせていただきます。6月6日(月)までに、必要金額を口座にご入金ください。 各学年の口座入金額は次の通りです。 【1学年】6,059 円 【2学年】6,004 円 【3学年】8,504 円 本校教育活動を滞りなく行うために、皆様方のご理解・ご協力をよろしくお願いい たします。ご不明な点は、副校長 竹内までお問い合わせください。
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