お役立ち伝言板・編集後記 環境に優しいカスタネット製造への取り組み クラウドファンディングで資金調達 ポンチセぴりか軽作業では新しい取り組みとして、 現在、株式会社サカエリズム楽器様と共同で環境に 配慮した素材を利用したハイブリッドカスタネット (バイオマスを利用)の製作に取り組んでおります。 3月20日、法人職員全体総会を終え、2016年度のスタート を切りました。 入社式では、7名の職員が紹介され、つむぎ福祉会の一員と 未利用バイオマスを使用し、化石燃料の使用や廃棄 物の発生を抑制し、森林環境保護等、現在のニーズにマッチした循環型社 会への転換を図れるものです。 このカスタネットを製造するために、150万円の金型費用が して迎えられました。 理事長からは、公的責任が軽視され、家族の責任や自己責任 を押し付けられている現状に対して、職員、家族ともに力を合 わせて、支援の充実をさらに行政に要求する運動を進めたいと 述べられました。 つむぎ福祉会 5・6 月行事案内 必要になりますが、私たちはレディフォーという日本最大のクラ ウドファンディング(ある目的を持った事業法人や個人に対しイ つむぎ福祉会 ンターネット等を活用した専用の仕組み(プラットフォーム)を つむぎまつり 使用して不特定多数の出資者が集まって資金提供を行う事)を利 ポプラ保育園 用して資金調達を考えています。 今回使用するクラウドファンディングは購入型と言って、趣旨 に賛同して頂いた出資者に対してリターンとして商品等が送られ るタイプです。 親子遠足 プール開き 6 月11日(土) 5 月14日(土) 7 月.1日(金) 総会に先立ち行われた入社式 そらまめ作業所 社会見学 5 月20日(金) 生活介護Kakara(カカラ) 多くの方々に発信するために、ポンチセぴりかのフェイスブッ クを立ち上げ、発信しています。(ポンチセぴりかで検索)未だ 計画段階で、クラウドファンディングは立ち上がっておりません が、立ち上がった際はこのポンチセぴりかのフェイスブックでも 紹介していく予定です。その節は、皆さまのご協力の程、宜しく お願い致します。 (ポンチセぴりか 才治俊博) ガーデンイベント 5 月11日(水) ガーデンイベント 6 月18日(土) いもあり、日常的に交流する機会があまりありませんが、映像 を交えてたいへんわかりやすく、勉強になりました。今後は、 法人内での実践交流報告会に発展させていきたいと思いました。 ワークショップでは、「新聞タワーづくり」を行い、他事業 所の職員との関係がぐっと近づきました。 青年の自立支援センターゆう 大阪ガス御堂筋ふれあいバザー 5 月17日(火)、20日(金) 東大阪ふれあいまつり 5 月 8 日(日) つむぎ福祉会石井守理事長のあいさつ 求人情報(スタッフが不足しています⇒ぜひご紹介ください。) ●グループホーム・ショートステイの生活支援員 職員研修として、新たに評議員になっていただいた北川拓さ んから「子どもの貧困と虐待」についてお話しいただきました。 (感想は4・5ページで) 今年の総会は、事業所を超えた職員の交流をメインにして、 各事業所からの実践報告とワークショップを行いました。実践 報告では、事業所の工夫が生き生きと伝わりました。分野の違 総会終了後は、場所を変えて、職員・理事評議員73名で交 流会を行いました。法人内の交流が深まり、法人内が一つになっ て、複雑な情勢を乗り切っていくことを確認しました。 地域とつむごう ! みんなでスマイル ! 障がいのある方の生活のお手伝いをお願いします。 未経験者・男性も大歓迎です。 週2回以上でOKです。時給1,200円より 給与例… 15:30~翌朝 9:30で1勤務18,250円 お問い合わせ先:サポートセンターコットン ☎06-6708-7606 自動車・火災 ガン・医療・生命保険 のことは 東京海上日動・東京海上日動あんしん生命保険代理店 (株)ティ・エフ・ピ-提携代理店 TEL. 072-771-7277 FAX. 072-771-7278 (株)ティ・エフ・ピ-提携代理店は 社会福祉法人つむぎ福祉会の運動を 応援しています! お気軽に御相談下さい !! ◇◆ちいさな家から ◆◇ フ ランスでベストセラーにも なったフランク・パブロフ著、短 編寓話『茶色の朝』。あらすじは、 ある日、毛が茶色以外のペットは 法律で禁止された。これを批判し た新聞が廃刊となり、本や服装な どに茶色が強制されていく。しか し不自由のない日々だからと声を 上げないでいると、過去に茶色以 外のペットを飼った者まで逮捕さ れる法律が出来、主人公に危機が 迫るという内容。 この物語は、おかしな動きには すぐにおかしいと声を上げるべき ことを教えています。私たちは国 の主権者ではありますが、変な話 だなと思いつつも、まあそう問題 にするほどの事でもないかと態度 をうやむやにしておくことが多く、 結局それは容認した事になってし まいます。私たちは常に判断し、 意見表明をすることが必要とされ ているのです。 保険 日 時:6月11日(土)10:30~16:00 kakara農園1周年を祝って 会 場:平野区民センター (地下鉄谷町線「出戸」徒歩5分) 法人の部門体制についての報告 1. 2016年度つむぎ福祉会法人職員全体総会開く 2. 主張:18歳選挙権と子どもの権利条約 3. これからの社会福祉研究④・理事長コラム 中谷路子 2016年5・6月号 第61号 編集・発行 社会福祉法人つむぎ福祉会 編集者 発行者 石井 守 〒546-0003 大阪市東住吉区今川4-10-3 TEL.06-6708-8341FAX.06-6708-8340 http://www.tsumugigroup.net 4.・5. 特集:2016年度つむぎ福祉会法人職員全体総会 詳しくは「つむぎまつり」のチラシをご覧下さい。 6. なかまの窓 ポプラ保育園(卒園式・入園進級式) そらまめ作業所・生活介護Kakara 7. 桂福点さんのお気楽島通信・小藪さん走る 8. お役立ち伝言板 つむぎ福祉会5・6月行事予定 主張 桂福点さんのご気楽島通信・小藪さん走る 18歳選挙権と子どもの権利条約 18歳まで選挙権が持てるように法律が変わりました。社会的にはあまり報道されませんし、周りの 方々の反応にも目立ったものはありませんが、私はこのことは日本にとって画期的なことだと考えて いますが、皆さんはいかがですか。 私はいまも子どもの権利条約を日本に広める運動をしているグループに参加し、応援していますが、 ⑩ 院 内落語 会 松下記念病院(守口市)で院内落語会というものを始 聴き、話に入っていただく必要のあるネタだったんです めました。私は小学校に上がるまでに目の手術で何度も が、お客様は予想以上にご高齢の方が多かったんですな。 入院をした経験があります。その後、通院や手術で病院 終わってから、ネタ変えたらよかったなと廊下で反省し 子どもの権利条約が国連で採択されたのは、つむぎ福祉会の前身である石井子どもと文化研究所を創 とは切っても切れないお付き合いで今日まできています。 ていますと、お一人の車椅子の男性が会場から出てこら 立した年、今から27年前です。日本もこの条約を1994年に批准し、子どもの権利を守り子どもの幸 通院にせよ入院にせよ患者にとっては、なんだか気の重 れました。そして握手を求めてくださり感想として楽し せをより高く掲げて政治を進めることを誓っています。しかし現実はどうでしょうか。 たいものです。そんな体験から、自分が笑顔のカンフル かったと言ってくださったのです。お話を伺えば、ずい 保育園の待機児童問題はその典型です。保育園に入れない乳幼児が何万人といるのです。「保育所」 剤になれないかと思ったんです。少しでも楽しい時間を ぶん長く入院されていたようでした。そして年齢は私よ がなければ、働きながら子育て出来ないのは当たり前です。働けないということは、どんな人にとっ 病院で過ごしていただけたらと始めることにしたんです り一つ下だとわかりました。その彼は今回の入院で足を ても人権問題であり死活問題です。働くということは、単に経済的問題ではありません。研究や議会 な。 切断したというのです。これから人生が大幅に変わって で活躍することと同じ社会的活動であり、これが出来ないということは、人として生きることが否定 されたということです。同じく「学童保育・放課後支援」への待機児も大勢います。まだ幼くて危険 な年齢や障害があって不安でも、家庭で実質放置されている子どもは、周りにいませんか。アメリカ では家庭で、子どもだけ留守番させることさえ、ネグレクトであり虐待とみなされ犯罪です。多くの 会場には80人くらいの患者さんが集まってくれはりま いくだろうことは明白なのに、とても爽やかな雰囲気で す。車椅子の方、点滴をされている方、さまざまですわ。 話してくれたのです。私は年齢が近いということと新し 病院の場合は繁昌亭や小さなイベント会場で落語をする い人生に一歩踏み出そうとしておられる姿に心を打たれ ときとは大きく異なるものがあります。なんせお客様の ました。その方は朝日新聞のインタビューを受けておら 中には笑いたくても笑えない、体調が良くない、それを れました。 大学生はもちろん高校生も、授業料が高くてアルバイトに追われている日常です。中には中退を余儀 まぎらわしたいと思っておられる方もおられますし、障 落語は楽しかったですかと聞かれて、普段笑うことが なくされる子どももいます。貧困でクラブ活動やスポーツクラブに入れない子、朝食を取れない子も 害や年齢のためにストーリーの流れが理解できない方も 少なくなり、落語を聴くこともないから面白かった、前 問題になっています。 おられます。ですからネタを選ぶのはその日の雰囲気を 向きになれたと答えてくださったのです。わたしは病院 待機者は子どもだけではありません。高齢者の特別老人養護施設も膨大な待機者がいます。一般の よく把握してからでないと前もって決めていっても外し にエネルギーを届けようとしてきたつもりでしたが、帰 病院も入院拒否や早く退院させられる人が多いと言われています。「日本死ね!」と言いたいのは幼 てしまうことが多いんですわ。実は今回は、ねたを掛け りには素敵な笑顔の点滴をしていただいたような気持ち 児を抱えた家族だけでないのです。 違えたところがあったんですわ。ストーリーをじっくり になりました。 子どもの権利を守れという要求は、これらの問題を解決せよという要求です。子どもの権利条約に は子どもの様々な権利を具体的に書かれていますが、その中心は、子どもの意見表明権を保障するた 抜け毛防止の 帽子生活 めに社会が働くよう要求していることです。子どもの声を聴くこと、そのためには意見を述べる機会 ふだんはスポーツサングラ 節得した気分になります。ご忠告ありがとう。帽子は切 1996年、私たちは、研究所主催で「いじめ問題」をテーマにスウェーデンのアエラ小学校へ行きま スにキャップをかぶって公園 実です。もともとかぶる習慣がありません。中学3年間 した。ここでは学校運営の最終決定機関に、子どもの代表が入っているというのです。「小学生で意 を走ります。一流ランナーで はいやいやかぶっていましたが後の人生、無謀いえ無帽 を保証しなければなりません。 見を述べることが出来るのですか」という問いに、「子どもの意見を必ず聞かなくてはならないとい うことを、明確にするため制度として作り上げたもの」と答えています。子どもの意見を聞くという のは、ねえねえと安易に個人的に応対することではなく、気分感情も含めて子ども考えをきちんとと もないのにサングラスをかけて走る人はあまりいません。 生活でした。レースはもちろん、真夏のカンカン照りで 「怪しい人だ」と思われているかも。人に知られたくな も素頭で走っていました。紫外線たっぷりですものね。 いなというのが理由でした。というのも、私が走り始め その付けが回ってきたとしか思えません。この数年、抜 たのは1992年2月、43歳の時。それから24年を超える け毛が多く鏡を見てはため息です。「親父はふさふさだ らえ、子どもの立場に立って、政策を考えるということです。同じ意味で障がい者だって高齢者だっ 走歴です。60を超えたころ同年配の知人に「まだ走って から大丈夫だろう」と決めてかかっていたのが甘かった て必ず本人の意見を聞く、これが原則です。 んの。身体に悪いんじゃない」と言われました。へえー、 か。少しでも残そうと防止、いえ帽子生活に入っていま 大学・高校の運営・その議決には子ども・学生の代表も入っているのは欧州では当たり前です。国 政を左右する選挙権を、16歳からにすると真剣に考えている国さえあるのです。 近く参議院選挙があります。18歳選挙権は、すべての人が子どもや障がい者の立場になって真剣に 投票してほしいという願いを一歩進めたものだと私は考えています。「今の若者は何を考えているの か」などと批判するのではなく、すべての人の意見を聞く、苦しんでいる人の立場に立って考えるそ の姿勢を喚起できるもの、これが18歳選挙権の新しい制度の意味だと思います。 (つむぎ福祉会理事長 石井 守) そんなふうに思っている人もいるのか。好きで走ってい るのにそんな言われ方ってないよと心の中で思いますが、 す。 普段の生活でもかぶろうとキャップやつば広などいろ そのときは弁解がましいことを言って自己嫌悪に陥りま いろ試してみますが、似合いそうなのが見つかりません。 した。あ~あ。 ハンチングを買ったときなど妻に「似合わない」と一言 そんなに気にすることでもないのにと思いますが、以 来サングラスをかけるようになりました。すると目に優 で却下。誰かいりませんか。それでも走ることはあきら めないぞと自分を励ましている私です。 しくて長く走っても疲れにくい効果を実感します。とく に茶色系のものは木々の緑が鮮やかに映りこれからの季 (つむぎジョギングクラブ 小藪和男) なかまの窓(ポプラ保育園・そらまめ作業所・生活介護 Kakara) 広報PT これからの社会福祉研究 理事長コラム 「子どもの貧困問題を考える 大阪ネットワーク(準備会)」 前号の「つむぐ」では、「子どもの貧困」を取り上げ、 大切さと、行政に対して実効性と機動性をもって公的支 「貧困と児童虐待」「子どもの貧困の実態」について、 援が進められるよう求めていくことの必要性が確認され 家族依存から社会的連帯(地域ネットワーク)へと提起 ました。 しました。今号では、「子どもの貧困問題を考える大阪 準備会では、子どもの生活・発達と教育に関わる関係 ネットワーク(準備会)」の活動を紹介し、社会的連帯 者、団体と地道な懇談を行い、ネットワークを広げてい の一助になればと思います。 ます。 「子どもの貧困問題を考える大阪ネットワーク(準備 (ポンチセぴりか施設長 中谷 路子) 子どもの貧困問題連続学習会 第3回 会)」は2015年7月に「子どもの貧困の連鎖を絶つ 「社会構造から見た子どもの貧困と児童虐待」 報告 北川拓さん(堺市子ども家庭課) 日時:5月28日(土)13:30~15:50 場所:大阪市立社会福祉センター3階第3会議室 ための講演とシンポジウム」を開催し、野宿者ネットワー ク代表の生田武志さんが講演し、4人のシンポジスト (保育者、元小学校教員、大阪こども貧困アクショング 参加資料代 500円 ループ、生活と健康を守る会)が、それぞれの分野の実 態と取り組みを報告しました。報告から、子どもの貧困 は親の貧困・大人の貧困の反映であることや、単に経済 4月1日お花見の日は、雨のため、そらまめ作業所内での 的貧困にとどまらず、関係の貧困・文化の貧困を生み、 「お花見弁当とゲーム」の会に。その後、お天気の日に、 「近つ飛鳥博物館」周辺などでお花見を楽しみました。 さらに子どもの発達を阻害し人格をゆがめ、生きる力を 奪っていくこと、貧困が世代を超えて連鎖していくメカ ニズムが語られました。そして、その連鎖を断ち切るた 4月から13人の新しいお友達が増えました。 めに求められていることは、本当に困っているときに身 みんなヨロシクね~! 近な人が手を差し伸べることであり、子どもの貧困は子 どもには責任はない、社会的責任であることを明確にす ることであることが具体的に示されました。まとめでは、 支援しあう地域におけるつながり・ネットワーク構築の 保育園が出来た年に生まれた子 どもたちも、いよいよ卒園です。 大きく羽ばたけ、子どもたち!! 理事長コラム 絆を紡 ぐ (12) ―子どもの貧困を考える大阪ネットワーク準備会― NPO法人おおさか教育相談研究所 大阪自治体労働組合総連合 反貧困ネットワーク大阪 全大阪生活と健康を守る会連合会 社会福祉施設経営者同友会 子どもの権利のための国連NGO―DCI大阪セクション 大阪障害児・者を守る会 NPO法人子ども・若もの支援ネットワークおおさか 連絡先 青木道忠 090-1908-4199 柚木健一 090-2595-7006 アメリカの子育て 名古屋の息子は「父子家庭の子育て」をしていますが、 の辺りで見た子どもたちは、公園でも街での買い物でも、 kakaraが開所した時は、畑は土が 盛られているだけの状態でした。4月 から始まるガーデンイベントに向け て利用者と一緒に畝作りから始めま した。夏の収穫祭では沢山の野菜が 収穫でき、収穫した野菜でカレーラ イスを作って食べました。芋掘りで は、皆必至に土を掘り起こして芋を 探して楽しそうにされていました。 この一年間でKakara農園も畑らしく なりました。また、天気に恵まれ、 ガーデンイベントを中止する事なく 開催できて良かったと思います。 (生活介護Kakara 鈴木雄一朗) 畝作りから始めました(2015年4月) 夏の収穫祭(2015年7月) この9月から今度は、ペンシルバニアの母親が「母子家 スケートの観戦でも、どこも親(大人)と一緒の姿だけ 庭の子育て」をすることになりそうです。具体的な話に でした。 なって検討してゆくと、アメリカの子育ては実は大変で 先日、千葉大生が起こした事件に関連して、「アメリ す。「子どもだけで留守番させてはいけない」「車に子 カは誘拐大国で、40秒に一件の割で誘拐事件が起こって どもだけを残していてはいけない」「公道でも親が離れ いる」と報道していました。このような状況が背景にあっ て、子どもだけを歩かせてはいけない」「スクールバス て、上記のような子育てが要求され、できた規則なので または学校まで親が付いていないといけない」のだそう しょう。 です。違反すればいずれも虐待・ネグレクトとして、通 報され、逮捕されると言うのです。 ある人は「親から干渉されない育ち」は学校以外では 保証されないのか、学校は教師のいる場だから「子ども これでは日本では子育て出来ません。子育てに、そん たちだけの、子ども同士の育ち合い」はどこにあるのか な時間的余裕や条件のある人は、日本にはほぼ居ないの などと話しています。待機児童や待機学童など働く親を ではないでしょうか。子どもとは何歳までのことなのか、 苦しめている日本の子育て、親や教師の監視が常に必要 1年間でKakara農園も畑らしくなりました 農園1周年を祝って ヤクルトで乾杯(2016年4月) 離れる距離や時間はどれほどかなどは、まだはっきりし なアメリカの子育て、改めて子育てを考えさせられまし ませんが、大変厳しい条件です。アメリカのどの州もこ た。 の様な規定なのかは知りませんが、1週間程滞在したこ 特集:2016年度つむぎ福祉会職員全体総会 職員研修から職員の交流まで まず、総会に先立ち新しく入職される方々のご紹介が 20 16年度 つむぎ福祉会 法人職員全 体総会 と感じる沢山の仲間を迎えることができて本当に心強い 各事業所の実践報告を聴いて 限りです。続いて、『社会構造から見た子どもの貧困と 児童虐待』というテーマで評議員の北川様からご講演頂 きました。「子どもは社会を映す鏡」という北川先生の 言葉からもわかるように、子どもの笑顔が失われていく 社会は大人にとっても生きづらい社会です。先日も、両 北川拓氏(子どもの発達・権利研究所代表委員)の講演 「社会構造から見た子どもの貧困と児童虐待」 北川先生の講演を聴いて とができとても貴重な時間となりました。また事業所の 垣根を超えて行ったグループワークは、本当に楽しかっ たです。各事業所での取り組み事例の報告では、法人理 (東大阪事業所 小林 三千緒) 才治 俊博 (ポンチセぴりか) 総会で一番の楽しみは各事業所の発表です。1年ぶりで 〃 杉山 朋美 (ポプラ保育園) したが、パワーポイント駆使しての分かりやすい報告で 〃 林 学 (ポンチセぴりか) した。作業の中で学習時間を設け利用者に合った絵画や 〃 南埜 友希子 (ポプラ保育園) 文字練習、パン工房では納品書の作成を利用者ができる 〃 森本 どの子も将来の夢をもてるように が事業所の職員は、来年こそ発表したいと悔しそうにつ ぶやいていました。私も頑張らなくっちゃ… (東大阪事業所 河上 明美) きしもと こ うじ 岸本 幸司 ひさまつ 久松 由佳 やまだ こうへい 山田 康平 今年 、つ む ぎ福 祉 会に 入 ぼ 職されたみなさんです く 久保 幸平 永年勤続表彰を受けたみなさん この10年を振り返って 「大きくなったらサッカー選手になりたい!」ポプラ 保育園の子ども達は目を輝かせながら将来の夢を教えて 色んな事に挑戦する事の大切さと尊さをこの10年で くれます。しかし、北川先生のお話で今日増え続けてい 学び実感しました。パン工房にいた時は、主に工房の事 る貧困家庭では子どもの衣食住の保証すらできないとい だけを考えていましたがそれでは限界が見えてきた為、 う現状をあらためて知る機会となりました。同じように 軽作業に異動して様々な経験と刺激を受け、自分の成長 生まれた子どもでも将来の夢すら持てない子どもがたく に繋げました。 さんいるという現実を私たちは常に意識し、今後法人と Kakaraに異動してからは、何もない一からの挑戦で してもこの様な子どもたちや家庭を支援できるような事 とても大変でしたが、その分の達成感は人知れない喜び 業を考えていく必要があるのではと感じました。 がありました。今後も失敗と挫折を繰り返しながらも様々 な事に挑戦していきたいと思います。 (生活介護Kakara 鈴木 雄一朗) 日々接する課題の一つ か (そらまめ作業所) 愛い園児の表情に食いつくように見ました。終わった後、 ポプラ保育園からの実践報告 ゆ 信行 三色群に分けたり、園児に魚の解体ショー見せたり、可 (ポプラ保育園 佐久 愛) こうへい (東大阪事業所) 〃 念のもと日々利用者の方々に丁寧に関わっておられる職 とができました。 明美 素晴らしい各事業所の内容に、今年発表出来なかったわ お会いする機会が少ない他の事業所の方とお話しするこ 様、事業所を超えてたくさんの職員の方とお話をするこ 勤続 5 年 河上 できたこと。「食育」の実践として園児が給食の材料を 自分の限界を知り足りない部分は周囲と協力していくこ 天王寺に場所を変えて交流会が開催され、交流タイム同 (生活介護Kakara) さ。スタッフによるスタッフ講習で職員間の知識共有が ない閉塞的な社会に対して声を挙げていくこと、そして、 伺い、自身の職務に対する励みとなりました。今年度は 守利 利用者が来られる事業所では、利用者の情報共有の大切 うショッキングなニュースが流れました。この先が見え 員の皆さまの様子や工夫を凝らした取り組み内容などを 西平 よう穴埋め式から始めていった工夫。いろんな施設から 親から虐待を受けていた中学生の男子が自殺をするとい 師の先生の言葉が印象に残りました。交流タイムは普段 勤続10年 鈴木 雄一朗 (生活介護Kakara) 〃 ありました。一緒につむぎ福祉会を盛り上げていきたい とも、福祉の仕事に携わる者として大切であるという講 永年勤続表彰者紹介 あっという間の10年でした 日々の仕事のなかで、多くの利用者さんと、そのご家 族と出会う機会があります。なかには『貧困』が課題の あっという間に過ぎた10年でした。 一つとなるご家庭もあります。私は、どの利用者さんに でも振り返ってみると色々なことがあり、とても内容 も「生きていてよかった」と思えるような人生を歩んで の濃い10年間だったと思います。職員同士、お互い支え もらいたいです。そして、ご家族には「この子を育てて あいながら仕事をしたり、利用者さんとの出会いや別れ。 きてよかった」と思ってもらえるような支援をできるよ 今後も色々な経験をして成長していきたいと思うのと、 うになりたいです。先生のお話をお聞きし、ご家族の生 法人の成長に少しでも力になれたらと思います。そして 活、未来が、色々な意味で豊かなものになるよう関わっ 次の10年、さらにその次の10年に向かって進んでいき ていけたらと・・・その思いがより強いものとなりまし たいと思いますので今後もよろしくお願いします!! た。 (サポートセンターコットン 永福 沙都子) ポンチセぴりかからの実践報告 (生活介護Kakara 西平 守利)
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