若手研究者によるカフェセミナー 6月4日(土) 13:30∼15:00 先端研14号館カフェ トーク1 スモ∼ルライト∼! おなじみドラえもんの スモ∼ルライト∼! 光線を浴びると私たちも小さくなれて、ミクロの世界 に足を踏み入れることができます。ところで、この小さ な世界では私たちの常識は通 用するのでしょうか? キャッチボールやかけっこは普通にできるのかしら? 私たちは小さい物の世界がどう動いているかを研究し ていますが、そこには普段の生活では見なれない色々 なふしぎが隠されています。スモールライトがあれば誰 でも観察できる小さな世界のふしぎをみんなで見てみ ましょう。 外部の研究者を招き、くつろいだ雰囲気のなかで研究者同士が活発に意見交換をする先端科学技術研 究センター(先端研)恒例のイベント 「カフェセミナー」。新たな研究領域の開拓や、異分野融合型の研究の 契機ともなる大切な場です。キャンパス公開では、この「カフェセミナー」をいつもと同じ 14 号館カフェに て一般の方向けに開催いたします。先端研の若手研究者が交代で、最新の研究トピックや研究成果などに ついて解説を行います。一つのトークは約 30 分です。 トーク2 やまざき れきしゅう 山崎 歴舟さん 量子情報物理工学分野 助教 私たちの 研 究 室では量 子力学 (りょうしりきがく)とよばれる物 理の研究をしています。簡単に言 うと「小さな物の世界ではどんな 特許を通じて途上国を豊かにするためには ∼ガーナで考えたこと 2015 年 12 月に行った体当たりガーナフィールド ワークから学んだ、知的財産権を通じて途上国を豊か にするための方法についてお話させていただきます。 ことが起こるか」を調べています ながこし ゆずき 長越 柚季 さん 知的財産法分野 助教 が、これが私たちの常識では考え られないことがよく起こります。 こ 特許制度など、知的財産権 制度を使って、技術を普及さ せ、新たな発明を促し、世界 を豊かにするためにはどう したらよいか 研究していま す。 の量子力学のふしぎな性質を上 手に使うと、かつてない性能の スーパーコンピューターやテレ ポーテーションの装置なども作 れることが知られています。小さ な世界の 「ふしぎ」 を理解し、それ が私たちの世界を変えることが できるかを研究しています。 トーク3 昆虫 ∼空を飛ぶ小さな機械のしくみ∼ 昆虫が身の回りに多く見られる季節になりました。 チョウやテントウムシ、そしてハチやハエなど,一口に 「飛ぶ昆虫」と言っても翅(はね)の形や飛び方は様々で す。いわゆる「ドローン」と呼ばれている小型の無人航 空機が話題になっていますが、昆虫はそれよりはるか に小さな体で飛行を実現し、その歴史は今から4億年 以上もさかのぼります。本講演では昆虫の飛ぶしくみ、 特に翅を動かすしくみについて紹介します。 あんどう のりやす 安藤 規泰さん 生命知能システム分野 特任講師 興味のある トークだけの 参加も できます! ファシリテーター ロボットの真似をしてくださ い」と言われると、カクカク 動く方が多いかと思います が、な ぜ でしょうか。私は、 「生き物らしい動き」とは何 か、ということを研究してい ます。昆虫をモデルとして、 しなやかな羽ばたきのメカ ニズムや、昆虫にロボットを 操縦させてその動きを調べ ることで、「生き物らしい動 き」の要素を明らかにすると ともに、ロボットで再現する ことを目指しています。 みちはた まさき 道畑 正岐さん 光製造科学分野 助教 インターネット配信のお知らせ 6 月4日のトークは、オンライン動画学習サービス「schoo WEB-campus」にてライブ配信を行います。 schoo.jp/class/3330 2010 年に大阪大学で博士 (工学)を取得後、5 年間助 教として勤めたのち、現在、 東京大学 先端科学技術研 究センター 光製造科学で助 教として光応用加工計測の 研究に従事しています。生産 加工分野の発展に貢献する べく、先端光科学を駆使し た新しい超高精度計測・加 工技術の実現を目指し研究 を行っています。 14号館 カフェ
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