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平成27年度 鑑定評価モニタリングについて
立入検査対象業者
評価目的
H27
H26
H25
◎証券化不動産に係る鑑定評価
19業者
←
20業者
←
7業者
◎財務諸表の作成に係る鑑定評価
12業者
←
13業者
←
21業者
◎資産評価に係る鑑定評価
18業者
←
17業者
←
13業者
計50業者※ ← 計50業者
← 計41業者
※ このうち、1業者については、法令遵守等の検査のみ実施
重点検査項目
H26年度に引き続き、検査の重点化・効率化を図る観点から、各評価対象別に重点的な検査対象とする項目を設定
◎ 証券化対象不動産に係る鑑定評価 :
・原価法における再調達原価の算定及び減価修正に係る説明内容の妥当性
・収益還元法(当該評価対象ではDCF法とする。)で適用した各種利回りの査定根拠に係る説明内容の妥当性
◎ 財務諸表の作成に係る鑑定評価
・対象不動産が属する市場分析の内容と最有効使用の判定内容及びそれに関する説明内容の妥当性
・上記を踏まえた鑑定評価手法(当該評価対象では主に取引事例比較法を対象とする。)の選択と適用過程の妥当性
◎ 資産評価に係る鑑定評価
・鑑定評価の基本的事項(対象不動産の確定、価格時点、価格の種類、鑑定評価の条件)に係る記載内容とその妥当性
・土地・建物に係る価格形成要因(地域要因・個別的要因)の分析内容とそれを踏まえた鑑定評価手法(当該評価対象で
は主に原価法を対象とする。)適用過程の妥当性
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平成27年度の鑑定評価モニタリングにおける検査結果について
【検査結果の概要】
○ 平成27年9月から12月にかけて、計36業者の事務所に地方整備局の検査官が立入り、
法令遵守の状況や業務実施体制等について検査。
○ 立入検査の対象となった鑑定業者から無作為に3通程度の鑑定評価書の提出を受け、本省及
び地方整備局の検査官が評価書検査を実施。なお、立入検査の対象とはならなかった鑑定業者に
ついても計14業者から鑑定評価書の提出を受け、同時期に評価書検査を実施(評価書検査の対
象となったのは計49業者)。
○ 審査の結果、計24業者について、不当な鑑定評価には該当しないものの、実務上、改善を
要する点が見受けられたため、指導・助言等を実施。
○ 証券化対象不動産に係る鑑定評価については、検査対象となった19業者中、計9業者につ
いて、鑑定評価プロセスの説明不十分等の問題点が見受けられたため、助言を実施。
※上記のうち、Jリートに係る鑑定評価に関しては、6業者が実施していたが、助言の対象とな
ったのは1業者。
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