船橋市小児慢性特定疾病等・難病患者援助金システム構築業務委託に係る プロポーザル審査基準書 1 評価の内容 審査は、「書類審査」(企画提案書類の審査)、「面接審査」(プレゼンテーションの審査) により行う。 2 書類審査による面接審査対象者の選出 提出された提案書類(様式12、様式13、様式14は除く)について書類審査を行い、 1位から4位までの参加業者を面接審査の対象とする。ただし、評価委員会の各委員の書類 審査の評価項目点合計の平均が420点未満である場合は、機能要件の集計及び面接審査に 進めない。 3 機能要件の集計 提案書類(様式12、様式13、様式14)について、事務局にて下記の(1)から(3) までを集計し、結果を評価委員会に報告する。 (1)共通機能要件(様式12)の集計 配点は 100 点(必須項目の配点を 90 点、任意項目の配点を 10 点)とする。ただし、 必須項目で対応不可の回答が 1 つでもある場合、または実現方法の記載がない場合は 面接審査に進めないものとする。 集計点=90 点(必須項目点)+(任意項目実現可の回答数÷任意項目数)× 10 点 ※小数点以下四捨五入とする。 (2)機能要件(様式13)の集計 配点は 300 点とする。A レベル(必須)の配点を 100 点、B レベル(是非欲しい機能) の配点を 200 点とする。ただし、必須項目で対応不可の回答が 1 つでもある場合は面 接審査に進めないものとする。 集計点=100 点(必須項目点) +(B レベル項目実現可の回答数÷B レベル項目数)× 200 点 ※小数点以下四捨五入とする。 例)A レベル項目は全て対応可、B レベル項目数が 100 項目で対応可の数が 80 項目 の集計点は以下のとおり。 集計点=100+(80÷100×200) =100+160 =260 点 1 (3)帳票要件(様式14)の集計 配点は 100 点とする。必須項目の配点を 75 点、任意項目の配点を 25 点とする。た だし、必須項目で対応不可の回答が 1 つでもある場合は面接審査に進めないものとす る。 集計点=75 点(必須項目点) +(任意項目対応可の回答数÷任意項目数)×25 点 ※小数点以下四捨五入とする。 例)必須項目は全て対応可、任意項目数が 30 項目で任意項目対応可の数が 20 項目 との回答を得た場合の評価点は以下のとおり。 集計点=75+20÷30×25 =75+16.66666 =91.66666 =92 点 4 面接審査(プレゼンテーションの審査)の実施 書類審査で選出された4参加業者について面接審査を行い、書類審査、機能要件及び面接 審査の結果を合わせて、最終の審査結果とする。 5 評価の段階 評価委員は、それぞれの提案書類(様式12、様式13、様式14及び見積書を除く)に 基づいて、別表1の評価項目(様式12、様式13、様式14)及び「見積金額」を除く) の評価基準ごとに4段階で評価する。 6 評価項目点 各評価項目は、評価項目「共通機能要件」 (様式12)、 「機能要件」 (様式13)、 「帳票要 件」 (様式14)については、 「3. 機能要件の集計」の点数とし、 「見積金額」については、 見積額の最も低かった参加業者に満点を付する。その他の参加業者については、見積額の最 も低かった参加業者の見積額(A)を、当該参加業者の見積額(B)で除して得た数値(A ÷B)に、配点(200点)を乗じて得た得点を当該提案者の評価項目点とし(小数点以下 四捨五入)、それ以外の評価項目については、別表1の通り配点を定め、下記に示す評価基 準に従い評価項目点を算出する。(評価基準) 非常に優れている :A(配点割合 100%) 優れている :B(配点割合 75%) 一般的な提案である :C(配点割合 50%) 評価基準を満たしていない:D(配点割合 10%) 2 (評価項目点) 評価項目点=Σ(配点×評価の配点割合) ※小数点以下は切捨てとする。 例)配点 100 点で B 評価の場合、配点に配点割合を乗じると評価項目点は 75 点となる。 7 順位点 評価委員ごとに、各評価項目の評価項目点を合計し、評価項目点の合計が高い順に順位を 付し、順位を順位点とする(例:1位=1点、2位=2点)。なお、評価項目点の合計が同 点となった場合は、順位点を按分する(例:1位に2参加業者が並んだ場合は、(1+2) ÷2=1.5点ずつを2参加業者に与え、1.5位が2参加業者あるものとして扱う)。 書類審査における順位付けの方法(例) A法人等 採点 書面 委員1 見積 合計 書面 委員2 見積 合計 書面 委員3 見積 合計 順位点計 450点 180点 630点 480点 180点 660点 500点 180点 680点 B法人等 委員にお ける順位 3位 2位 1位 6点 採点 500点 160点 660点 460点 160点 620点 440点 160点 600点 C法人等 委員にお ける順位 採点 380点 200点 580点 400点 200点 600点 420点 200点 620点 1位 4位 3位 8点 D法人等 委員にお ける順位 5位 5位 2位 12点 1位 2位 書類審査の順 機能要件の集計及び 機能要件の集計及び 5位以下なので落選 位 面接審査に進む 面接審査に進む 3 採点 420点 170点 590点 500点 170点 670点 380点 170点 550点 E法人等 委員にお ける順位 4位 1位 5位 10点 採点 480点 160点 640点 470点 160点 630点 430点 160点 590点 委員にお ける順位 2位 3位 4位 9点 4位 3位 機能要件の集計及び 機能要件の集計及び 面接審査に進む 面接審査に進む 機能要件の集計及び面接審査実施後における順位付けの方法(例) 8 評価委員会の評価 評価委員全員の順位点を合計し、順位点の合計が少ない順に、適した提案を行った参加業 者として選定する。 なお、順位点の合計が同点の場合、1位とした評価委員が多い参加業者から上位とする。 1位の獲得数も同数の場合、2位とした評価委員が多い参加業者から上位とし、以降同様に、 より上位の順位の獲得数で選定する。また、順位の獲得数にも差のない場合は、評価委員全 員の評価項目点を合計し、評価項目点の多い参加業者から上位とする。 4 (別表1) [書類審査] 評価項目 記載内容 責任者経歴書 本業務の責任者の経 (様式5) 歴について記述する 評価基準 配点 本業務に専門的な知見のある適切な責任者を割り当てていることが説明されているか。 10点 20点 こと。 企業の基本事 企業の基本事項につ 企業として充分な体制が整われ、業務全体の管理者が十分な経験と実績を有しており、本業 項 いて記述すること。 務の知識が十分にあると認められる。また、類似業務の経験等をもとに課題を想定し、それ (様式6) に対する対応策が明確に示され、それが、本市がシステムを構築するにあたって考慮すべき 有益な内容であると認められること。 プロジェクト ①プロジェクトマネ プロジェクトマネジメントの技法が明確化されており、 「期限どおり」に、 「所定の費用」で、 推進 ジメントの考え方及 「求められる品質」のソフトウェア開発及びマネジメントを行う手順が具体的に示されてい (様式7) びマネジメント方法 るか。また、マネジメント過程において必要十分な会議体が設置されており、設置に対する について 考え方及び、実施方法、その効果について記述されていること。 ②工程管理の考え方 工程の定義について十分な知見があり、平成29年4月に稼働できるスケジュールが明確に 及び実施スケジュー 示され、的確な実施スケジュールが計画されていること。また、テスト・検証工程や本市に ルについて よる確認工程の期間が十分に確保でき、本稼動に支障をきたさないための工夫が見られるこ 50点 20点 と。 ③品質管理の考え方 品質計画が定量的に示され、品質保証の有用性が説明されているか。また、品質を確保する 及び実現方法につい ための活動が具体的に示され、本市職員でも判断できるような報告がなされるか。 30点 て ④成果物(設計書・操 システム開発に係る成果物が、工程別に定義され、その成果物の内容が説明されているか。 作手引書等)作成の考 また、納期が的確に設定され、変更時の対応及び、開発後の最新性がどのように保たれるの え方及び作成方法に か等が示されているか。 ついて 5 30点 評価項目 記載内容 評価基準 ⑤システム構築体制 システム構築にあたり十分な人員体制とスキルが確保されており、提案者と本市職員との役 の考え方、体制図及び 割分担が明確であり、本市の負荷が高すぎないと認められるか。 配点 20点 役割分担について ⑥操作研修・教育の考 システム稼働前のセットアップや運用テスト等の手順が具体的に示されていること。また、 え方及び実施方法に 運用期間中の研修の実施や、システムの操作に慣れるためのサポート体制などが提案され、 ついて 分かりやすい内容となっていること。 システム内容 ①提案するシステム 本システムの基本的な考え方や特長、アピールしたい機能が具体的に明示されているか。ま (様式8) の基本的な考え方に た、ソフトウェアの安定性や保守性の確保について、基本的な考え方及び実現方法が明示さ ついて れているか。 ②機器構成の考え方 ハードウェア及びソフトウェアの構成やその意図が明確に示されており、その内容が適切で 及びシステム全体構 あり、システムの本稼動に支障がないことが説明されているか。 10点 30点 30点 成について ③データ移行の考え データ移行の実施手順及び作業内容が具体的かつ明確に示されておりその有効性が説明され 方及び移行方法につ ているか。また、本市との役割分担が明確に設定され、本市職員の負担が適正に考慮されて いて いるか。 ④情報セキュリティ 本市の情報セキュリティ対策との整合を確保した対策が講じられており、情報セキュリティ 対策の考え方及び実 に関する機能が具体的に示され、必要なセキュリティ対策が記述されているか。また、情報 現方法について セキュリティに関する機能の実現において、利用者の操作性に配慮されており、業務の効率 30点 20点 性を損ねないと認められるか。 保守・運用支 ①運用・保守支援体制 運用・保守支援の体制が明確に記述されており、本市が求める業務を遂行するのに十分な人 援 及び実施方法につい 員体制が確保されているか。また、運用・保守のサービスが充足しており、その有効性が示 (様式9) て されており、人事異動・機構改革対応の考え方及び実現方法について具体的になっているか。 ②バックアップ及び バックアップ及びバッチ処理などの手順が明確に記述されており、業務運用が円滑に進めら バッチ処理運用の考 れるための説明が明示されているか。 6 30点 10点 評価項目 記載内容 評価基準 配点 え方及び実現方法に ついて ③問い合わせ対応の 問い合わせ対応の実施体制及び対応者の知識・経験などが具体的に示されており、本市の業 考え方及び実現方法 務の助けになるレベルに達しているか。 10点 について ④障害復旧対応の考 障害発生時の対応策が具体的に示されており、迅速な回復により業務への影響を最小限に抑 え方及び実現方法に えることが見込まれているか。また、一部機器の障害が発生した際にも影響を最小限にとど ついて めるための工夫がなされており、可能な限り業務を継続できる対策が講じられているか。 ⑤ハードウェア・ソフ 定期的に実施する保守の実施内容及び目的について具体的に記述してあるか。アプリケーシ トウェア保守の考え ョンのバージョンアップ時など、クライアント側のソフトや設定の変更が必要となる場合の 方及び実施方法につ 想定と変更方法について示されているか。また、OSへのパッチ適用の考え方及び実施方法 いて について明示されているか。 ⑥改修対応及びシス システム保守契約の範囲で対応可能な改修の範囲の考え方、制度改正に伴うシステムのバー テムのエンハンスに ジョンアップエンハンス方針が具体的に示され、その合理性が説明されているか。 20点 10点 30点 ついて 番号制度対応 ①提案システムにお 平成29年7月から各自治体間の情報連携を開始する社会保障・税番号制度への対応等につ (様式10) ける番号制度対応の いて提案システムにおける番号制度対応の考え方及び実現方法が具体的に示されているか。 考え方及び実現方法 また、本市職員の負担や業務に支障を来たさないような配慮が示されているか。 50点 について ②本システムと団体 番号制度対応における本システムと団体内統合宛名システム・中間サーバ・庁内システムと 内統合宛名システ の連携の考え方及び実現方法が具体的に示されているか。また、必要な連携テスト項目やテ ム・中間サーバ・庁内 スト方法が具体的に示されており、本市職員の負担への配慮が示されているか。 システムとの連携(連 携テストを含む)につ いて 7 30点 評価項目 記載内容 評価基準 追加提案 追加提案として提案 仕様書並びに機能要求一覧(様式13) 、帳票要求一覧(様式14)で示した要求事項以外に (様式11) 者から特に提案があ ついての提案であり、本市職員または本システムにとって有用な提案が具体的に示されてい る場合は記述するこ るか。 配点 10点 と 見積金額 見積書内容(内訳を含 システム構築見積額及びシステム運用保守見積額の合計額の最も低かった参加業者に満点を む) 付する。その他の参加業者については、見積額の最も低かった参加業者の見積額(A)を、 200点 当該参加業者の見積額(B)で除して得た数値(A÷B)に、配点(200点)を乗じて得 た得点を当該提案者の評価項目点とする(小数点以下四捨五入) 。 小計 700点 [機能要件の確認](様式12~14) 評価項目 記載内容 評価基準 共通機能要件 共通機能要件の対応 配点は 100 点(必須項目の配点を 90 点、任意項目の配点を 10 点)とする。ただし、必須項 (様式12) 可否の確認 目で対応不可の回答が 1 つでもある場合、または実現方法の記載がない場合は面接審査に進 配点 100点 めないものとする。 集計点=90 点(必須項目点)+(任意項目実現可の回答数÷任意項目数)× 10 点 機能要件 機能要件の対応可否 (様式13) の確認 配点は 300 点とする。A レベル(必須)の配点を 100 点、B レベル(是非欲しい機能)の配 点を 200 点とする。ただし、必須項目で対応不可の回答が 1 つでもある場合は面接審査に進 めないものとする。 集計点=100 点(必須項目点) +(B レベル項目実現可の回答数÷B レベル項目数)× 200 点 ※小数点以下四捨五入 例)A レベル項目は全て対応可、B レベル項目数が 100 項目で対応可の数が 80 項目の場合の 集計点は以下のとおり。 集計点=100+(80÷100×200) =100+160 =260 点 8 300点 帳票要件 帳票要件の対応可否 (様式14) の確認 配点は 100 点とする。必須項目の配点を 75 点、任意項目の配点を 25 点とする。ただし、必 須項目で対応不可の回答が 1 つでもある場合は面接審査に進めないものとする。 集計点=75 点(必須項目点) +(任意項目対応可の回答数÷任意項目数)×25 点 ※小数点以下四捨五入 例)必須項目は全て対応可、任意項目数が 30 項目で任意項目対応可の数が 20 項目との回答 を得た場合の評価点は以下のとおり。 集計点=75+20÷30×25 =75+16.66666 =91.66666 =92 点 100点 小計500点 9 [面接審査] 評価項目 内容 口頭説明 提案書の概要及び追 (プレゼンテ 加・補足事項を口頭で ーション) 説明すること。 (50 評価基準 配点 業務を担当する予定の者が口頭で行うプレゼンテーションについて、内容を評価する。 150点 業務を担当する予定の者に対する質疑において、回答が適切なものであるか評価する。 100点 分程度) 質疑 評価委員会の委員に よる質疑に口頭で回 答すること。 (20分 程度) 小計 250点 [総合評価] 評価項目 総合評価 内容 評価基準 (書類審査及び面接 個別の評価項目では必ずしも反映されない要素も含め、書類審査及び面接審査の全般を評価 審査全般を評価対象 する。 配点 50点 とする) 小計 50点 合計 1,500点 10
© Copyright 2024 ExpyDoc