CiNii 論文PDF オープンアクセス

Japanese
Japar
ユese
Assoclatlor
Associationユ for
for Religious
Rellglous
Studles
Studies
2014年）
『
宗教研究』 88巻 3 輯（
始
）
ま歌
、た
」
〔
詠明伝
歌す承
」
密諸狭
厳流義
）
流
儀と
「
（
」
真
言
七
と五
宗は、調
の
智
山金
派、剛
流
と
る
さ
こ
れ
て
と
うをき
表日た
記的過
程
を
い
」
「
、に
一
．
一掲
和
十
げ
と
、
し、仏教本
ご教書
詠団は
歌の
と伝「一
い
え九
うる二
宗ご
〇
教詠
年
音
歌代
そ楽の
のが
諸
過教
流
程団儀
民
が
伝
）
。
、
）
。
「
「
。
は
、が
要
も請
と
よ
さ
れ
りよ
自う
己
の
。
換
依言
、　こ呈右当
い
しの講
の
くよた伝の
つ
うか承活
かに
過動
の
本楽程を
学書譜にと
問のやおお
は
、
領
目口
す野的頭
てれに
を伝
立ばわ
承
、
捉
つ
っ
た
特
こ
定
の
る
え
る
い
し
て
て
、
ご
な詠
ど歌
の
研
の種究時分
学の視
析
的研角そを
ス究
をれも
タを広をと
ン進
く追に
ス
め動究追
をる員す究
軸にするす
に際るたる
据しこめ
えてとに
、
。
の
伝
承
さ
れ
て
伝
き
承
た
形過
態程
が
に
長
五八勉
＋
誠
一出
〇版
頁谷
で
分え
派ら
れ
し
た
い
経
緯
に
着
目
て
部
た
大
和
流
か
ら
八
〇
〇
〇
＝
朗
』
二
年
、
。
、
、
。
れ
て
そ
れ
変
で
本
い
こ
密整書
厳理の
る
れ
に
え分流
れ派が
ば・
成そ
大立れ
、
、
っ
対
応
（
11
朝
鮮
た
仏
民
教
的
化
な
と
さ断
み
れ
て
罪
て
で
よ
韓求
、
。
、
ら
い
・
い
訳い留）
ま
さる
れこるに
とこつ
韓をとい
国気なて
、
る歌
が
要
が
に
、
も方る
を形
か
る
国
語
。
ら
る
の
。
具に形教
きはご和しぞ民体こ入で、活
た
動
詠講たれ間的れれ
教歌か経高ににらつ各を
本団はら緯野伝述のつ、流担
のう
書布一のに山承べ諸
は教種金着真さる条密ご教
の
剛目言れと件厳詠団
の
な一宗講す宗、てすを流歌組
い
れ踏をを織
か翼教・る
で
た
ばま主伝 −
を音遍
真
、
も担
照そ言大
え体え大
楽
密うだ講う宗和おて、にて師
所い教
厳もがのし智流お
の
た
山
か
む
冒
論る会
流
分
・
・と
派経派らね頭を
金
・
次に展本密
遍位
緯に
剛
照置
成は所金の引開書厳
属剛よいしは、教
講づ流立
会
をけやと見す流、うたて
密
を中
事
あ情
で
応
族の
期ひ説主近
待本明
す書が義代
円五
＋
月
税刊
明心れ厳い
流い
からに、
なか
伝で得
るにごえは、る
変す詠ら
。
〇
朝抵反
と
をぜ
二
六
・
て
。
詠
歌
、
い
容
を
れ
る
こ
ご
．
間
成
立
教
団
と
判
く
、の、識
鮮抗
もく仏か
広れ教協
くるの力
読か内か
まら部と
に
教著
A5
付
読か
者せ
近新
堀
代歓
仏乃
、
て
讃一い
一（
文る
九高を字（にに
三野包か序およ
一山含ら
章ける
年真し成
る布
たる
開言
伝
教
始宗意短そ承活
味歌の
形動
一で
を
形際態の
式著の一
指九用
い
二
の者変環
す
て
は
六
、容と
い
さ年
御
をし
る
ら開
詠ご解て
」
の
『
。
1
に
目
き的
よを
ら組
諸み
流込
をま
う
よ
視
れ
り
野
る
で
。
剛
流
・
密
厳
流
の
伝なそ授
承おれ者
団右をと
体掲取被
をしり伝
構た巻授
成三く者
場すつ制
合るの度が
は（系・採
大統組る
）
、
当和
の
講
講・
に
「
伝
承
形
態
」
な
る
語
は
、
織伝
・
承或
い
活方る
組金ず動法伝
織剛れの（承
− 講もす楽団
べ
金・
譜体
剛遍講てとの
を口な
講照
・
を含
か
講
頭
遍）基意伝で、
照
本す承
講こ単る）伝
1 の位と
承
が
うといお者
ちしうよ（
び伝
布金た
は
、
「
」
。
、
、
。
782 ）
（
一
262
NNII-Electronic
工工 Electronlc
Llbrary
Library　Service
Japanese
Japar
ユese
Assoclatlor
Associationユ for
for Religious
Rellglous
Studles
Studies
2014年）
『
宗教研究』 88巻 3 輯（
書評と紹介
意形で、ご
味態
詠
す
そ歌
るのれを
と変を教
こ容宗団
」
ろ
は
を教布
追音教
先究楽の
にすと手
述
し
る
べ
て
立
た場捉
がでえ
、
楽
譜
、
あ
る
。
そ
の
そ伝
の承
奏際過
や
演
、程
の
に
分
析伝お
を承け
「
と形
お
し
て
態
第
一
は
」
の
る
、
「
、
か
り
方
ろ
で
否
か
こ
の
よ
す
か
の
会
な活
脱のか
る
皮結っ
観つ
を成た
点
目めを
ににざ積と
立はし極り
っ
た的わ
て右歴にけ
な述史試仏
がのにみ教
、
めご着
諸
ら
三
。
、
と
日教
教
く
、す団団
る体が
に
書
行
研
書
教
音
資究目楽
諸料
的と
の
成
流と
儀構
立
の
成
成
立
過
程
前
か
ら
う存
な在
。
の
こ
以
。
節
流
あ
る
第一三二
ご
の
くる
との
旧講に対をあ
態社他社めろこ地
そかやな会ぐうの縁
れら教ら的る
点に
と
二
伝一
承方
詠
歌
興点成講
味を過は
を膚程近
引すは、代
。
序一章目
じ章次
め本先本宗
大
和
布
教
・
教
化
立
て
る
「
制そがし
、
とのの
て
は再近こ
肝編代れか
要を化まか
ととにたる
思お向
教
わしけ講団
」
れて
の
こ
の
研
は
動究
つ
の
へ
主
の
に
は
、
、
要目
な配仏
一り教
「
講
」
研
究
、
もたげ
ととて
つ
さい
くれる
民る
間
し
の
そか
。
講
指な中
すどあ
るが、しる
て、い
本と
は
書き一当
み
ら
れ
を
っ
。
。
の
かの大右近
ら歴和の現
会す史流ご代
的れとの詠の
なは接形歌ご
ら対
れ
きる
た
て
そ
ゆ
る
ご
詠
歌
講
の
社
か仰
か実
る践
試
み
ら
供れ
の
死
者
行の
為立養
て
、
こ
れ
は
究
行
な
、
視業が
角績ら
講とをも
、
し渉
研て猟周
究
・辺
の一
参の
「
」
、
立
体看諸
場どす領
かのる野
らよ作に
の
ア
う業大
プ
なが
も肝
ロ
の
な
り
要小
ーがとな
チ
で
考思り
民をえわ目
俗挙られを
学げれる投
なねる
じ、
どばので
をなかは、関
中る
連
心ま一当す
に、いつのる
に研先
ま
。
。
。
に
い
そ記示すこるず音つの当
各るれのすること
か楽あか適の
る章とは
る
れがそら学、とず用
がでが伝
形のみい結
具ら予のそ
述
。
べ
。
「
「
。
論な
論点せ
ををよ
で
と
し
て
る
しそ
象見
こ
た
こ
る
ご
と
の
で
う論
ま
で
うも
。
し体
か的
で
、るに
」
な著
く者
想
諸さ
点れ
の
はをる
ちま念
に、ず、頭
ち本に
しに、稿お
た
は、け
い
そ
る
れこ著
が
の
。
各自
章身各
に
。
章
に
目置
次き、
本の（
書主．章以
下
各要
章な節で
にの者の論の本
の
対
要点み書
す結ね旨をで、の
る論らを述
内
、
「
私
」
の
の
内
見容
をを
所
適
宜
263
る
翼が教の講もるでに種該考
を求団立集そに、は、は、の地察
担めの場団も
信域が
対
歌
い
。
。
進指
め摘
詠
し
て
詠自場にき地本
歌体か関た域書
ををら与
社で
めそごしち会扱
ぐの詠たなにう
るよ歌りみ結ご
に成詠
講うを
活に詠霊ごさ歌
動称唱場詠れに
をすすを歌た、関
し
取るる参講
り例集拝は、いて
上
も団す
わは
略べ項
述るは
映し
省
してな）
く
出いお
しる
を
い
を
も
とて
。
、
。
左掲
意
味
で
本
書
仏
師教
匠音
の
右通
第
三
の
た
と
い
ろ
わ
う接
い
、
稽
立古
場を
を重
ど
を
研
究
領
域
と
し
、
ご
み
て
ゆ
ね詠
て歌
にき研
した究
てとを
展の志
開由し
く
す
と
る
容
を
きあ
・
もな等
は、と
に
の
略
楽歴
必承
要形
と態
な
の
基
軸
に
よ
っ
」
。
ね
ればけ
ば、なれ
るど
著まも
者
は
、
東
ア
ジ
ア
音
楽
史
・
て比
あみ較
で
、
い
。
に
近
す
る
に
は
、
音
楽
側学
こ
の
面の
は専
従門
来的
ほ
手
と法
んや
ど技
手能
（783）
一
NNII-Electronic
工工 Electronlc
Llbrary
Library　Service
Japanese
Japar
ユese
Assoclatlor
Associationユ for
for Religious
Rellglous
Studles
Studies
『
宗教研究』 88巻
3 輯（2014年）
あ結第第第と論ま第第第は四ま第第第は三ま第第二ま第第
が
と三二一じ章と三二一じ章と二一章と三二
め節節節めめ節節節めめ節節め節節
き
に仏
に正
仏
ご
ご
仏講教
密金
楽
楽
階
教
正
調
譜
級
詠
教
教
に
教
厳剛
譜
詠
調と
歌
と
制
歌
団
教
よ
団
流流
を
の
の
口の
に
に
ると
音
度
俗
団
の
伝
ご
ご
の
よ
に
成
成
追頭伝
楽
対
謡
演
え
る
よ詠詠
立立
弔伝承
理再す
る
奏和承方
かご
る歌歌
論編る
「
「
」
」
「
「
」
に
み
る
讃
が
」
変
楽
譜
と
法
を容
個対す
性
の
表
現
象
る
に
し
く
1
負
に
み
る
口
「
頭
伝
承
伝
統
音
「
仏
の
創
み
教再
布伝
教承
活
布
教
動
ら
の
イ
メ
ー
ジ
詠
ー
歌
の
と
用
楽
編
ご
音
」
詠
歌
楽
へ
の
出
成
立
過
」
と
程
「
正
調
」
い
た
。
具
体
的
に
は
浄
土
真
宗
（
明
治
期
）
の
と
、近
代
音化ご
楽を詠
活進歌
動めの
にる普
よに及
っ
当と
てた伝
教っ承
勢て、を
の
据
拡浄え
大土た
を真
期宗こ
そへ
の
うのよ
と対う
を
め
を
描
の
理の
念対
を応
掲に
げ苦
を教
受活
け動
活
る
教
つ
の
近
代
化
ま動過
り、に程
対を
時抗論
な
展
開
を
み
た
こ
で
は
も団
の
に
み
ら
れ
る
の
た
の
立
三
い
際
し
点手
、
詠こ
歌な
か
（が、っ
う派
一た
た
内
い
芸
、
「
流
儀
第
一
た
に
仏
お
教
い
に
代す
じ
洋
て
の
が
る
て
近形
い
をの三
章
で
挙格流
たじ名げ付の
は、
九
、
、
で
と
取てけ流継伝二能
と右い伝制いを儀が
〇と主
世
か
ら
近
代
で
ご
る
を述
詠
歌
そ
の
際
楽主り
しで要出
なし
新んあ
っ
だ
役
た
た
が、た割の
な
とのが
活
一浄
やい
動が
うつ土
をて
を真
、
。
の
、る
に
へ
と
。
、
、
自代響布布
。
教
み
生
う承度
めのの者の
一
ぐよで数
り
、うあを種
。
つ
な
第普連
二及鎖
章をが
伝著ご
承者詠教
移をは、歌団
開一一担宗行開
がに
始九方っです始真布形
、
し二
たあるし言教成
た〇真のっ時た宀
示
用さ
に
年言がた期経が音れ
真そ頃宗西が
緯浄楽た
い
に土と流
言のには洋
宗活な当音そち着真し派
は、動る初、楽うは目宗てが
の
と
の
しやすの成全
一独近影たくる布立国
教
。
仏
教
洋す抗
楽ると
が布い
西教う
洋戦構
化略図
社
布会
教へ
に、の
す
的
。
る
。
こ
な
に
れ
す共
る
に
階
通
承
し
さ 1
て
三
れ
の
る〇
側
芸年
代面
の
級す至
急でう制る
増あち度特た様に
せ
り、の徴状式
し
の
設と況ご流
めこ階置しを
派
たの級
て浮を
こ制制き持伝
と度度全彫つ承
で、には、国楽り音者
よ
奉譜に楽の
流
日詠のし芸
集
儀て本大作て能合
と
の師の会成、い
体
の
っ
「
、
（
、
っ
全
弟
諸
の
国関芸開的係能催う
る
。
そ
し
て
成
と
と
784）
（
一
に
歌
に
詞
を
論
じ
光
る
を従
当来
て
て
の
い
詠
る
歌
ご
。
研
す究
な
わ
ち、
で
は
み
え
ごて
264
NNII-Electronic
工工 Electronlc
Llbrary
Library　Service
Japanese
Japar
ユese
Assoclatlor
Associationユ for
for Religious
Rellglous
Studles
Studies
書評
2014年）
『
宗教研究』 88巻 3 輯（
と紹介
け、指拠
導り
密者所
声厳はと
明流ごし
源
を
を
れ
確
は、
、み
伝
す新承
な
さ
れ
た組
て
立
「
道
め
る
詠た営に織
や
母歌のみ
に体のがで伝音
求で実声あ統楽
めあ践明
的
てるをでたを特
い
智
あ
創徴
る山在
そ出の
派家たのし再
そは声と、時、て編
い
の
た
」
「
」
っ
ご
詠
歌
を
、
。
「
正
っ
。
公
的
こ
で
著文
者
書
は
、の
明
正
と著教当
し者団の
てはが流
指
の
ご
な詠摘詠
右
儀
す
統
を
め仏
ざ教
し音
「
楽
。
」
歌す歌な換に
述で道る。のわ言位
の
ご
ちす置
れづ
詠と金伝
伝歌位剛統正ば、け
る
統の置流
調
か
」
「
「
「
」
の
淵
づ
の
の
」
そ
行べ較第補き状るを一う伝
情況材と節も承
報に料おでの方
が言にしは、と法
文及過て
しに
一ては
字し、去
・
の
改九
記さ吹訂三師大
号らきの三範別
で
に込内年必し
書はみ容版携て
か
録をか
楽
べ
、
、
「
」
、
れ
「
師
お範
り必
携
て
、
伝
授
者
」
本
伝
二
呼
て
〇
〇
四
ば
口
録
を
用
て
創
の
が
そ
さ録
れ音
の
る
265
っ
譜
と
記
流
師来以
範口来
）
（
と
探
い
に
は
ら
音
い
る
。
年
ま版
たに
、
口
至
る
れ頭
る伝
手承
引が
き挙
書げ
が
楽存
伝譜在
頭
ら
れ、
承集すそ
を
の
発調比
るれ
を
。
想でう接味業ろは、裏と、代
・あしなを著がの
づ
以
三
と制るた関持者必
る
先け著前
伝
仏わっは、要近述る者か
章が度
統でで
・と教りて
と代し論はら
教
の
はき政すの
団
をい仏な以た拠指の
よ治れ近持た教ろ前
が摘既
は創
出
前うとば代ちが、のうの講明す存
、化
近
既
確る文
従
章
密
な
とで
存のと
化
来い
接仏のがそ代
に教ならの化
文研は興を
触
乞うれ
関
化究い味再
音か行活に
わ
でわ動と
史い深編
食観た
楽
る
仏れはっ
のを難い
し
歌点ご
の
・か詠
て
布近教て
実視い指て
俗ら歌
教
音き仏布
態野
摘近
代
の
謡
戦
楽た教教
をにそで代
、の活
同近
さ入れあ化
略化も
過近
の歌代
の
られをるを
思動
と
一程代
ごの化
は
につ
図
想
明
す
と再の
追つ、らたる
環も化る・と
とまし。制り
究
かだ、も
き編内
・かに
過
の
実
したた
度わ
卑
そ・
て
け
剔くすこで
俗程に
し
なを接
位教と
政重
出いるのあ
て
、治要
歌考近
置団い
すうた見っ
づ
の
と
な
るとめ方た
謡察す
う
としべ
け思のこ密意
作こにを
い
る
こ
「
「
。
。
、
「
、
」
。
。
。
「
」
た
。
、
」
。
、
」
「
」
なべ
ど小
に規
よ模
概と
る
立
が
で
と教
念
の
成
ら容
認担手のを
めい
が、聞確
き認
ら手
い
自変
い
団同た身、化
し
う統流
制とな意た
れ
。
。
が
金
内みみば、にたち、は、儀
な第ら
沿な
再
す四れごう
民こ編
演章た詠民伝謡れの
奏での歌謡統のまプ
近でロ
取す記は、だのが
と場
が代主セ
りる録
を
（密い合
創化にス
正
らに
手そ楽厳うも
調れ向民を
がし譜流の
謡追
かてとにで同
てけ
研
とゆ
り変録焦あ様
究て
呼
に化音点るの
く卑のい
ば
を
分の
経
過俗分る
析要を当
緯れ程な
でるで歌野
し因年て
で
ち
て
を代
近よ生詞
、
論
な
い
順ま
代うみの
み
じ
に
る参にず
出改
的
ななさ変らに
与比伝
、担か
た
が
お
識
音
、的響
取剛
れ流密にを
に厳
「
限流正正
るらに調調
たれ対
める
をと
て
「
い
」
象
」
」
。
「
、
」
っ
、
）
。
。
、
。
っ
、
「
」
た
の
に
対
し
て
、
真
言
宗
（
大
正
期
末
以
降
）
の
ご
詠
歌
は、
「
近
創
出
」
「
、
伝点、を改捉
承
絞変え
過密
さ直
程厳たせしそ観
を流のるての察
辿はは場い結お
り金
合る果、よ
び
や剛
もこ
す流正あと、伝伝
い
に調る
承承
こ
まの者
点比
ざ
し
」
、
の
た
く、第
て
較承
し者
が
内
容
音
響正
変調
化
著西と
再者洋お
、
「
」
の
と
っ
れ
な
た
た
ど
。
へ
、
を
の
編
が
試
れ
な
る
視
点
に
立
っ
て
、
音
階
や
音
楽
理
論
（
旋
正法
）
き調
「
て
た
」
の
。
な面
にの
しするか
よ基てな概ら
れ準新わ念流
（
785）
一
NNII-Electronic
工工 Electronlc
Llbrary
Library　Service
Japanese
Japar
ユese
Assoclatlor
Associationユ for
for Religious
Rellglous
Studles
Studies
「
宗教研究』 88巻
3輯
（
2014年）
よ
員だ、更て
うに楽
も、審
だよ譜残
議
る改念こを
そ検訂なう重
れ討にがしね
は、会際ら、た
。
「
追
弔
和
讃
し
が
開
、
か
れ
る
必
要
に
か
か
る
変
応更
例じの
の
後は、て理
師由
に
」
二
つ
〇
く〇
ご四
づ
詠年
歌時
さ
れ
し
た
、
た
も
。
明測
ら
し
も出
の
し
さ
か
で
て
み
い
歌
た
られ
な
る
詞
い
彩
れ
た
上
は
付
「
据
ら
え
い
て
の
い
検
証
わ
か
る
。
す
な
わ
。
委
。
鍵か
概か
念る
をね
る
の
が
た
。
た
く
右
の
変
、る儀歌の
に
向
け
、
そ
の
べ
ー
ス
三さ
し伝流て
、
か承を
る形射既
に
の
態程述
に
の
以
上
変入
と
の
に
、
の
遷
ご
れ
お
つ
り
本
書
つ
着
と目
は
くし密
厳
ひ考
流大
と察
を和
わす
中流
たる
心・
りこに金
、
概と
剛
、
、
ち、に観をそ流
・
次しねの
「
伝
統
の
て
ら展
よ
み
る
い
と
密
開厳
過流
う
の
なとし程の
創分本てをご
出
析書い流詠
」
際
っ
て
た
。
い
なよ版増の
どっを加こ
もて比とと
み生べ、い
らじ
うそ
。
「
よ
ろ
し
、
編承的の
しを
）
取
・記長際
期にそり
録
八
もにうの上
九
わた変げ
（豊
、
後事れ下冨たわ化
変者実ら巻だり、れの
化ににを）、が
るあ
、か曲り
で記着比
あさ目較二著つで、よ
・〇
るれす
う
者頻
ばとるる検〇
繁密を
、
。
は
判情
討四一に厳探
四断報そ
し（
う流
た
、
こ
。
会版
る
をの
設担
」
の
れ
を
伝
、
しの
て増
加
い
し
て
た
下
結巻
、
果
と
、
）
九
三
三
・
た
わ
れ
て
右
の
考
察
を
も
る
て
パ
る．
」
に
つ
い
て
る
。
。
は
「
追
、頭弔
こ伝和
、
へ
る
。
頭
れに
た配
一分
の
五
入
四
者九
し
な
が
たらし
一て
七
九い
二
年九る
版四と
以年指
」
」
冂
さ
手年ら
し版伝
得か承
ー
年
く楽の四きト
ほ口に譜各八たリれ承讃
・
か伝六に版
もーはの
四
の
の
容文み年に、情四記を
葬変と
九
遷称
の
にと版
だ
報年さ入
な
・とか儀
適よの
歌の版れ手
やをさ
否るうの詞楽とるで六いで年トれ
にと、る改の譜八情き四うも忌レる
つ
訂変化九報た（
比法ー曲
い
当にに化に年のと続伝較要ス目
る
行
著
い
と
口
初楽
に譜
改
発と
訂
の
、
二
情
で
、
必
内
報
携
容
最を
、
い
「
況
に、じ
てと
楽節
譜で
の
レ
の
状
と論
え第
っ
「
ら
に
に
お
と置当表八
の
あし者現年
範にとるてのが版
の
関著
寄
か
なし者お歌せつ
ら
かてはそ詞たつ四
かは推ら内一し九
選
に
改
訂
変
わ
な
れ
ぜこる
経訂歌か。び
とた
緯正詞
で
を研改なと
な施究訂へ
え
、
議
の
降版摘
各及
し
た
版
上
の
。
に
ぶ
「
な定がごお持いすつ雲
流的か再詠いさ方るま
て味
動なく構歌てれ、をか、り、と
、、
性もて、築の師
変
呼
さ
ば
実すををの
範うえそ
際な決含で当れ正たたるれ追れ
弔
にわ定みは流るしちいかと
る
す
和
ご
と
が
と
吹ち
持な
い
方
も、
節
讃の
き個る
く、詠い
さがい
際
て
込性
歌う詠ま改う原
にい
みの
師にの唱ざめ議歌の正
録表最る範みで法まら論の曲し
音現もとたるあをなれで歌調い
ので関い
ち
る認根た
詞に
。
心
見
えの正
音あ
識拠と結の合詠
い
源るがる解調
を
局意
唱
し
注
を
釈
味っ法
直出う
五著がそのの
原をたを
すし
れ
線者
う仕概
合こ歌再従め
る
い
譜は、
し方念
ぐ
そ
、のを検来
の
の
な加詠そ持
正
どえ唱しち
）
調
て
の
い
用
る
。
い
方そ
に
お
け
る
個
の
性
の
結
違
果
い
、表
に
が
み
ら
れ
る
こ
現
うを
た可
い
視
手化
ごす
とる
とに
形
が
装で
確飾示
認
さ
れ
た
と
技
法
（
声
」
「
「
」
っ
」
「
、
」
「
。
。
、
」
。
。
しに
採そ
譜う
比し
、指
較
摘
分ごす
析詠る
て
、
を
し揺
て
ら
い
すを歌
」
。
た
は
、
う
た
に規
なよ定
か、っは、
て
委改決
い
員変し
手会可て
の
で
能固
の
議
結
果、論
を
よ尊
う重
に、す
る
討
す
る
る
う議
た論
こ
い
で
委意と方あ
正ね員見でをっ
調て、会がう踏た
に支た襲
「
重
」
。
786 ＞
（
一
266
NNII-Electronic
工工 Electronlc
Llbrary
Library　Service
Japanese
Japar
ユese
Assoclatlor
Associationユ for
for Religious
Rellglous
Studles
Studies
「
宗教研究』 88 巻
書評と紹介
遷て旧り
とか右弊
た仰詠絡か述一前
との歌めるの新近
は実講る
新の代
い
態・視伝旧対と
い
を観点統の象り
とわ
難体音も
「
い
系講求の伝みけ
的・め相統な民
す間
民に念ら対
衆論仏れ化を姿信
社じ講よを相勢仰
会たなうめ対を的
に研ど、
要
ざ的取
っ
とすに
胚究
素
胎は、民はに捉たを
。
し
間い当え
陋
たこにえたるこ習
うを歌
しみ信
た
信
仰
の
史
的
背
景
を
映
し
出
し
て
い
る
と
み
て
よ
か
ろ
る
ご
、
「
」
。
」
。
大
れ
、
伝
考
っ
の
よ
ま承近て察
講でさ代はがう
めれ以
俟な
流ぼて前
た観
しきに講れ点
う
るに
も、いた遡
立
成ごりの
本
っ
書そ果詠得変
和
、
（
「
）
」
。
。
て
A
領
域
の
正
さ五）
頁統
）軸
れ頁
に
）
て
とに沿
い
なか、布っ
た
C
置
ど
ご
さ
た
ご
え
に
く
・
迷
信
と
の
立
場
か
ら
ね
ば
る
設
ま
し
た
い
。
近
図
る
に
こ
だ
じた
に
二
た
な
意
「
「
」
、
」
に
新
」
」
歌
る
」
」
味
を
ェ
上
ご
に
民詠組
歌み
間
合、況
し
創
り
「
」
」
前
と近
、
こ
の
観
代点
出近に
さ代
れに
た至
っ
「
団詠
の
、
次
元
を
る
ご
り、たズ
そ
ホ
ブ
れ
ウ
起
す
を
ズ想
ち、ボい
実
ム
際
らに
の
ご
新
と
く
し
い
の
説
違
い
くな
い
概
念
。
。
る
す
い
る
は
な
か
キ
リ
で
読あ
しる
て
、
わ
に
は
「
歌
テ創
ー造
マ
レ
ヴ
あ
。
気
以
づ
下
い
で
た
は
点
、
本
今書
後の
や
の
ね
、ス
研
ら
究
い
仏
教の
界伝
は道
に
で
ト
教
、
向鍵
け概
念
な
要ど
望を
て
の
、
攻
政勢、
府
を念
の
さ
も芸約
で
ボ考著含能はは
ウ察者む史否同
ム
をは資をめ講
ら試第料考なの
歴
の
み三のえい
編て章さると史
第ら上のに
んい
だる三なでこつ
。節るきとい
を収わ
て
創
伝中集めしの
ら
統心・てか概
れ
の
に、分重し説
た
創
析要同を
伝
『
。
「
すた
置書九け伝
い
を九ば統
て
るかい
ともる
い
古と
っ
くみ
るたから
場状られ
に
ヴの応
ェ
基用
ル層す
で
ご
す
な
る
の
」
（
」
レ
。
教
、
一
」
て
教
る
宗降す
み
著
をせ
遡
伝を者統出
教がな講試
」
念
源本か統
も、』
団望存は、み
頭
とのま在
て
し書け
一聞
の
ごい
て
れで
を、に右
「
得
伝
統
と
つ
をづ
に先指く
おにす
け触概伝
るれ念統
史たで
的とあの
「
おる所
。
産
伝り
、
ル
付
与統
（
267
て
。
「
「
の
線
」
、
「
以
の
っ
、
」
、
代沿
団睨
（
2014年）
ら述頭と
に維べに「
は新る置正
新以とき調
内組みの国
容織、な台家
を
が頭神
み布ら、な道
る教
ど化
と・旧と
、
教套対あ
仏化を峙る
」
つ
「
脈施
近に策
」
うす
。
、
で
の
「
。
」
「
ま学宗
体教
う近
系、政
策
まな代本
ず、文化書教を
の
紡前
が
れ
て
仏
よ教
の
「
（
「
わ
ざば
め
の
、あ異詠
くう
感し
る
い
ら
ば
新すごきにの入
た過詠た
れ教体脱
際な程歌と伝伝ら音制い
し
伝でのこ承統れ楽ので
仏
ろさ
てもあ新
統布
教
教古の、れをきまりた
た把たた方な
教と策い
団のを伝巡信握こ
を時
は関担統礼仰しとこ模代
、
歌実よがう索に
係う
、
大が宗と、
践うわしし即
な論内
乞（とかたた。応
り究組仏食巡する教
し
小さ織教歌、礼る
団こた
なれと宗
ななそのれ教
「
」
詠
代歌
化流皮
を
を派
の
が、
の
統領記詠れ詠ら相
的域述歌た歌れ対本
な
にを声のる化書伝
の
日み声明
と統
仏本る明に伝た作く
に
と業
を
教・
に
統
音卑伝近ご
えが
相
第
づ
詠のば、明三対
楽俗
∀ 統
け歌
示
化
概
章
へ
の
とての念日さ第す
、
とご
本れ三る
位詠
伝伝図 − て
作
置歌乞統統中西い節業
の
づ
に食
洋なでが
の
A
歌
い
を
を
け
・創見領正た
ま
る伝
統俗出出域統め、伝ず
2
統以
謡すす（ −
る
日
て
五を
卑概
三見と（一本俗しの必
頁出み一四・のて用要
）
しな四四正両捉法で
「
ご
は
ろ
ど
俗）
謡
なの
代ど一
教と要
団も素
へ
称と
の
さし
脱れて
派
が
な創近
し
て
3輯
る
。
、
の
注二
年大創
記）
に
方出
挙では
に
げ説
てかボ関
おれブす
」
、
あ詠る
り
、歌が、
を
聞め文
きぐ字
取る資
り信料
調
査
仰
の
・制
（787 ）
一
NNII-Electronic
工工 Electronlc
Llbrary
Library　Service
Japanese
Japar
ユese
Assoclatlor
Associationユ for
for Religious
Rellglous
Studles
Studies
「
宗教研究』 88巻 3 輯（
2014年）
最
は
も議
関論
心を
をと
向お
けし
る
て
る
方
章
の
で
か洋五では、こよののる実
過
ら本・二あ
とっで
とは
い
程側は、視書正頁り
にて、は流も西
、
を面
点の統
な儀述洋
ずな
）の、
追か著を第
それろ西いのべ音
い
ら者転四の
もう洋か正て楽
C れ
の換章誤
だ一
的
しいの
領
著指専しはり域け面ことそさるス
で
者導門
に的の非う、
タ
の
二ン
よなよ西と
独者的音第あ
つ
自たな楽三ろ
り解
洋す
五ダ
洋
う
の
ち知学章う
体
釈
的れま六ー
に
楽
、のばり頁ド
見が識、的で
系で
旋
）に
ご
ご
解
な論
立は
。
法っ
本両
正
を詠技立じ
把書面詠
合
導歌能場た
た捉
か歌調たわ
だ、せ
きのがか
と記しの
らの
説
を
い
出
発ら伝
述難
て
捉
し正揮論統
うがいくえ正求う改
て調さをの
表求ダ
る調めた変
い
てい
れ展創
めイ正必
現
し
、
調
の方て
るを
はらナ
開出
要
概
、
模楽し
れミ
が念改のい
B るッやあは、変変る
指索譜てに
ク
る
と化の
導・やいよ
領
者決うるる
域なな伝と文い
もが
た定た
（お概統い脈え一わ
分
一念
ちすい本析
西
うにる種か
「
〈
、
、
、
の
「
が、正
し
「
い
感
動う
」
」
た
や
「
あ
を
、
」
「
。
「
」
〉
い
方
を
り再
が構
た築
さす
」
。
。
る
が
表
現そ
、
す
の
る
際
」
「
「
「
「
」
」
。
」
」
。
「
。
一を日
析ると
見示本を正のの
をしす的と
か記
調
見て概なお
な述
い
出ご念もし
に
し詠でのて概のみ
念かる
て歌あに
、
に
統
」
」
、
い
の
り
、活感
か情
宗
展教
開と
を音
し
に
待
の
し双
い
だ
が
2
た
い
。
を
て
は
ど
「
。
頁
本）
の
た
う統
」
少
し
と
は
説
、
明
が
そ
欲
の
し意
い
味
。
す
る
的譜
と
なや
変的
化なそ流も音
をもの儀の楽
一
。
み
の
る
に
と
、
「
伝
、
こ
ろ
に
を理
正避論
で
、しけの
さて分
相
の
方
異
が
あ
「
」
、
て
で
うたあ
よ
視
る
「
」
。
後出
は
の
い
」
と
う
い
うな点に
を
るた
え分本
とう
る析書
い
は
えここの
主
よと
と軸ご
の
伝
」
も伝
「
「
野
含
に
む
入
さ
れ
う
たま
生
ざ
ス
今み
ケま
ル
統歌
「
つ
、
の
ーな
ご
詠
を
見正
要
出調う
二
素
一
か
そ
す
を二、
の
なと
う避一かは、著
者
たけ五で
て
は
い
五生西
方日
じ洋楽
な
般
方講
を員
視を
「
と伝
的う
れ
て
る
、宗う興でらなは、詠
唱
教た以味はこ解
こ実
上深なそ釈アの
うみいく
の
がナ個
践
ごと
見
正許ロ性
て
と
詠し
き方詠調さグだ
い
は
裏
つ
打
、ち
期楽一さ歌
つ
は
る西
よ洋
う
」
研
究
「
す
、
」
、
み
に詠
据歌
えの
持
て
つ
い
の
含
「
音
楽
的
承自あ
る
大者身りあが、価
値
きののがり
い
実専たがごす
ご態門さた詠な
さ歌わ
詠を性
をち
歌探をの
の
「
」
」
。
唱
」
れ
な
者
は
る
解
い
部
釈
う．
、
に
よ
常
っ
に
て
多
様
な
解
と
、
分を
に内
こ
デ
包の
ジ個しこ
タ性たと
「
ル
な
」
規
か
ら
を範
釈解表で著
が釈現あ者
成にしり、は、
りもて
立
と
つ
つ
伝
る
承詠
くと者
だ唯みは
と一るア
の
い
の
。
う詠だ
唱か
。
788）
（
一
ご
い
歌
の
「
ナ
正
ロ
調
グ
」
268
NNII-Electronic
工工 Electronlc
Llbrary
Library　Service

Download Report