機種選定・技術資料

エアシリンダの機種選定手順 2-1
エアシリンダの機種選定手順
手順
1
シリンダのチューブ内径を求めます。→グラフ1、グラフ2参照
q目的に合わせ、負荷率を決定します。
作業目的
CS2シリーズ
静的作業
(クランプ、バイス低速のかしめ等)
CS1シリーズ
負荷率η
0.7以下
(70%以下)
ガイドに乗った負荷の水平作動
1以下
(100%以下)
負荷の垂直∼水平作動
(注)0.5以下
(50%以下)
動的作業
(注)特に高速で作動する必要のある場合は、負荷率をさらに下げます。
(グラフは、負荷率0.4、0.3、0.2以下での選定も可能)
CQ2シリーズ
w使用圧力を決定します。
CA2シリーズ
一般的には、
レギュレータ
(減圧弁)
で空気源圧力の85%に設定します。
(グラフは、
0.2MPa∼0.8MPaでの選定ができます。
)
eシリンダ出力を使う方向を決定します。
押し側→グラフ1を参照ください。
CG1シリーズ
引き側→グラフ2を参照ください。
(注)水平で押、引とも同負荷の場合は引き側で選定してください。
手順
2
MBシリーズ
ストローク終端の衝撃を考慮します。
q外部にストッパー
(ショックアブソーバ等)
を設けて衝撃を吸収する
場合、
十分に吸収能力のあるストッパーを選定してください。
CM2シリーズ
wストッパーが無く、
シリンダで止める場合。
シリンダに内蔵されたクッションの吸収能力をグラフ3∼グラフ10で
CJ2シリーズ
確認します。
1)ラバークッション……ピストンとカバーの金属当たりを避けるため、
ウレタンラバーを介在させています。
2)エアクッション………ストローク終端の少し手前から、
排気側圧力
を圧縮させ、
その反発力で負荷の運動エネル
ギーを吸収し、
静かに停止させます。
手順
3
シリンダの使用方法により、以下の考慮が必要な場合もあります。
qピストンロッドに横荷重がかかる場合。
横荷重が許容値内であるか、
グラフ11∼グラフ19で確認します。
w比較的長いストロークで、
ピストンロッドやシリンダチューブに座屈
力が作用する場合、
ストロークまたは、
使用圧力が安全範囲であるか、
表で確認します。
エアシリンダの技術資料について
エアシリンダの機種選定手順以外の詳細な技術資料については、
P.1897∼1904をご参照ください。
(資料1)
チューブ内径の選定P.1898
(資料2)
空気消費量および所要空気量P.1902
(資料3)
理論出力表P.1903
(資料4)
結露P.1904
手順
4
シリンダの空気消費量と所要空気量を求めます。
空気源の選定やランニングコストの算出に必要な空気消費量
(グラフ21、
22)
と、エアフィルタ、レギュレータなどの機器や、上流配管サイズの選
定に必要な所要空気量
(グラフ23)
を求めます。
前付21
2-1 Best Pneumatics
エアシリンダの機種選定手順
手順
1
シリンダのチューブ内径を求めます。→グラフ1、グラフ2をご参照ください。
0
25
0
20
180
160
0
14
120
5
10
0
30000
25000
20000
15000
10000
5000
4000
30
0
25
0
20
0
18
160
0
14
120
5
10
0
80
3000
2500
2000
63
1500
50
1000
シリンダ出力F
(N)
チューブ内径
【mm】
40
32
25
500
400
300
250
200
150
100
20
63
16
50
60000
50000
40000
3000
2500
2000
30000
25000
20000
1500
15000
1000
10000
500
400
5000
4000
300
250
200
3000
2500
2000
150
1500
100
1000
50
40
30
25
20
80
〈グラフ2〉引き側シリンダ出力(複動シリンダ)
6000
5000
4000
15
500
400
300
250
200
10
30
25
20
10
0.5
50
40
30
25
20
15
1
10
5
4
10
0.5
0.4
3
2.5
2
0.15
1.5
0.1
1
0.8
0.8
0.6
0.4
0.3
0.2
1
0.
7
0. 0. 0.
5 4 3
32
0.7
0.5
10
100
50
40
30
25
20
15
10
5
4
3
2.5
2
25
6
20
1.5
16
1
0.5
0.4
10
0.3
0.25
0.2
0.15
6
0.1
0.08
0.6
0.4
0.3
0.2
0.
2
1
0.
7
0. 0. 0.
5 4 3
0.
2
負荷率
(η)
(例)
P=0.5MPa
150
32
負荷率
(η)
(例)
300
250
200
40
5
4
0.3
0.25
0.2
使用圧力MPa
使用圧力MPa
0.7
50
50
3
2.5
2
1
0.8
63
16
5
4
500
400
30
0
25
0
20
180
160
0
14
120
5
10
0
80
100
1.5
1.5
1000
150
25
6
1500
80
16
3
2.5
2
3000
2500
2000
0
20
180
160
0
14
120
5
10
0
63
10
15
6000
5000
4000
チューブ内径【mm】
20
32
20
6
25
0
25
40
50
40
30
40
シリンダ出力F
(N)
30
負荷質量m
(kg)
60000
50000
40000
負荷質量m
(kg)
〈グラフ1〉
押し側シリンダ出力(複動シリンダ)
P=0.4MPa
W
30kg
図-1
P=0.5MPa
図-2
100kg 図-3
W
例1)図-1のようにワークを押し付けておくために、最低1000Nの出力が
例2)図-2のようにガイドに乗った質量30kgの負荷を水平移動させる場合、
必要な場合、押し側なのでグラフ1を使い、負荷率0.7、使用圧力
押し側、引き側、同負荷なので、出力の小さい引き側のグラフ2を使い、
0.5MPaを決め、シリンダ出力1000Nとの交点を求めると→チュー
負荷率1、使用圧力0.4MPaを決め、負荷質量30kgとの交点を求め
ブ内径は63mmとなります。
重力単位への換算
1MPa≒10.2kgf/cm2 1N≒0.102kgf
1kgf/cm2≒0.098MPa 1kgf≒9.8N
前付22
ると→チューブ内径は40mmとなります。
例3)図-3のように負荷質量100kgを垂直に引き上げる場合、引き側なの
で、グラフ2を使い、負荷率0.5、使用圧力0.5MPaを決め、負荷質
量100kgとの交点を求めるとチューブ内径は80mmとなります。
エアシリンダの機種選定手順 2-1
手順
2
ストローク終端の衝撃を考慮します。
グラフの見方
例1)グラフ3より、負荷質量50kgをCM2□40のエアクッション付シリンダで作動させるとき、エアクッションの能力からしま
すと、最大速度は300mm/s以下にする必要があります。
エアクッションの場合
CJ2
CA2
CG1
CM2
CS1
〈グラフ3〉
CJ2/CM2 Series
〈グラフ4〉
CG1 Series
〈グラフ5〉
CA2、CS1 Series
1000 CG1□100
10000
200
50
30
500
CM2□32
300
CM2□25
200
5000
CG1□63
3000
CG1□50
2000
100
負荷質量(kg)
CJ2□16
10
CJ2□10
5
50
CS1□300
CS1□250
CS1□200
CS1□180
CS1□160
CS1□140
CG1□40
CM2□20
20
負荷質量(kg)
CG1□80
CS1□125
1000
CG1□32
CG1□25
負荷質量(kg)
100
CM2□40
CG1□20
30
20
500
300
200
CA2□100
CA2□80
CA2□63
CA2□50
CA2□40
3
2
1
10
100
5
50
3
30
2
20
1
10
0.4
0.3
0.2
0.5
100
200 300
500
最大速度
(mm/s)
1000
5
100
200 300
500
最大速度(mm/s)
1000
100
200 300
500
1000
最大速度(mm/s)
前付23
2-1 Best Pneumatics
エアシリンダの機種選定手順
手順
2
ストローク終端の衝撃を考慮します。
グラフの見方
例2)グラフ8より、負荷質量50kgを最大速度500mm/sで作動させるとき、CG1シリーズではチューブ内径ø80が選定できます。
エアクッションの場合
ラバークッションの場合
CJ2
CG1
MB
CM2
〈グラフ6〉
MB Series
〈グラフ7〉
CJ2/CM2 Series
〈グラフ8〉
CG1 Series
1000 CG1□100
500
300
200
MB□100
CM2□40
100
MB□80
MB□63
30
MB□50
200
CM2□20
CJ2□16
MB□32
50
30
10
5
CG1□80
CG1□63
CG1□50
CG1□40
100
20
負荷質量(kg)
負荷質量(kg)
300
50 CM2□25
MB□40
100
500
CM2□32
負荷質量(kg)
1000
200
CJ2□10
3
50
30
CG1□32
CG1□25
CG1□20
20
2 CJ2□6
10
20
1
10
5
0.4
5
4
0.3
3
0.2
2
0.1
1
3
2
0.05
0.5
100
200 300 500
1000
最大速度
(mm/s)
前付24
2000
100
200 300
最大速度(mm/s)
500
750 1000
100
200 300
500
最大速度(mm/s)
1000
エアシリンダの機種選定手順 2-1
ラバークッション付の場合
ラバークッションなしの場合
CQ2
CQ2
CQS
〈グラフ9〉
CQ2/CQS Series
1000
500
300
200
〈グラフ10〉
CQ2/CQS Series
1000
CQ2□100
CQ2□80
500
CQ2□63
300
CQ2□50
200
CQ2□40
50
30
20
10
CQ2□100
CQ2□80
CQ2□63
CQ2□50
CQ2□40
100
CQ2□32
CQ2□25 / CQS□25
負荷質量(kg)
負荷質量(kg)
100
CQS
CQ2□20 / CQS□20
CQ2□16 / CQS□16
CQ2□12 / CQS□12
50
30
20
10
5
5
3
3
2
2
1
1
0.5
0.5
0.3
0.3
0.2
0.2
0.1
CQ2□32
CQ2□25 / CQS□25
CQ2□20 / CQS□20
CQ2□16 / CQS□16
CQ2□12 / CQS□12
0.1
50
100
最大速度
(mm/s)
200
300
500
1000
50
100
200
300
500
1000
最大速度(mm/s)
前付25
2-1 Best Pneumatics
エアシリンダの機種選定手順
手順
3
シリンダの使用方法により、以下の考慮が必要な場合もあります。
qシリンダ横荷重による、使用可能な最大ストローク。
ブッシュ
(軸受)
fR
太実線を超えない領域が、あるストローク長さのシリンダに対して、許容できる横荷重の関係を
表わします。図中の破線の範囲は、ロングストローク限界を超えた場合を示します。しかし、こ
の領域では原則として運動方向にガイド等を設けて使用するようにしてください。
〈グラフ11〉
CJ2 Series/ø6、ø10、ø16
〈グラフ12〉
CM2 Series/ø20、ø25、ø32、ø40
10.00
50
40
30
ロッド先端にかかる横荷重
(fR)
N
ロッド先端にかかる横荷重
(fR)
N
20
1.00
CJ2
CJ 2
□1
CJ
2□
0.10
□16
0
6
10
CM2
5
4
□40
3
CM2
□32
2
CM2
□2
5
CM2
1
□20
0.5
0.4
0.01
0 15 30 45 60 75 100 125 150 175 200
250
300
350
0.3
400
0
100
200
300
シリンダストローク mm
400
500
600
700
800
900 1000
シリンダストローク mm
〈グラフ13〉
CG1 Series/ø20、ø25、ø32、ø40、ø50、ø63、ø80、ø100
〈グラフ14〉
MB Series/ø32、ø40、ø50、ø63、ø80、ø100
CA2 Series/ø40、ø50、ø63、ø80、ø100
300
300
200
200
100
20
ロッド先端にかかる横荷重(fR)N
ロッド先端にかかる横荷重(fR)N
100
50
40
30
CG1□1
00
CG1□8
0
10
CG1□6
3
CG1□
50
CG1□4
0
5
4
3
2
CG1□3
2
1
□1
00・
CA
2□
100
0・
CA
2□
80
MB
□6
3・
CA
2□
63
MB
□5
0・
CA
MB
2□
50
□4
0・
CA
2□
40
MB
□3
2
MB
30
□8
20
10
5
4
CG1□
25
CG1□2
0
0.5
0.4
0.3
MB
50
40
3
2
0.2
0.1
0
500
1000
シリンダストローク mm
前付26
1500
1
0
500
1000
シリンダストローク mm
1500
エアシリンダの機種選定手順 2-1
〈グラフ15〉
CS1 Series/ø125、ø140、ø160、ø180、ø200、ø250、ø300
〈グラフ16〉
CQS Series/ø12、ø16、ø20、ø25
3000
〈グラフ17〉
CDQS Series/ø12、ø16、ø20、ø25
20
20
10
10
2000
CD
QS
□2
5
CD
QS
□2
0
500
400
300
CS1
□3 0
200
CS1
□
0
250
100
CS1 CS1□8
0
□16
CS
1□
0
140
CS1
□1
25
50
40
30
5
CQ
S
□2
4
3
CQ
2
S□
CQ
S
□2
16
ロッド先端にかかる横荷重
(fR)
N
ロッド先端にかかる横荷重
(fR)
N
ロッド先端にかかる横荷重
(fR)
N
1000
5
0
CQ
S□
12
1
0.5
5
CD
QS
4
□
3
CD
QS
2
□
16
12
1
0.5
20
0.1
10
0
500
1000
1500
2000
2400
10
20
30
40
0.1
50
シリンダストローク mm
(片ロッド/スイッチ無)
シリンダストローク mm
〈グラフ18〉
CQ2 Series/ø12、ø16、ø20、ø25、ø32、ø40、ø50、ø63、ø80、ø100
0
10
20
30
40
50
シリンダストローク mm
(片ロッド/スイッチ付)
〈グラフ19〉
CDQ2 Series/ø12、ø16、ø20、ø25、ø32、ø40、ø50、ø63、ø80、ø100
300
200
300
200
100
100
CQ2□100
50
40
30
CQ2□80
20
CQ2□63
10
CQ2□50
5.0
4.0
3.0
CQ2
□ 25
CQ
2□
2.0
CQ
1.0
2□
16
CQ2□40
CQ2□32
CQ2
□ 20
12
ロッド先端にかかる横荷重(fR)N
ロッド先端にかかる横荷重(fR)N
0
CDQ2□80
CDQ2□63
20
10
5.0
4.0
3.0
CD
Q2□
16
CD
Q2□
2.0
CDQ
2□25
CD Q
2□20
CDQ2□50
CDQ2□40
CDQ2□32
12
1.0
0.5
0.4
0.3
0.5
0.4
0.3
0.2
0.2
0.1
CDQ2□10
0
50
40
30
0.1
0
50
シリンダストローク mm
(片ロッド/スイッチ無)
100
0
50
100
シリンダストローク mm
(片ロッド/スイッチ付)
前付27
2-1 Best Pneumatics
エアシリンダの機種選定手順
手順
3
シリンダの使用方法により、以下の考慮が必要な場合もあります。
w支持形式による、シリンダサイズと最大ストロークの関係
下表は、シリンダ自身の発生力がピストンロッド、あるいはピストンロッドとシリンダチューブに座屈
力として作用する場合を想定し、計算により求めた使用可能な最大ストロークを、センチメートル単位
で表わしています。
従いまして負荷率には関係なく、使用圧力の高低とシリンダ支持形式の関係により、各シリンダサイズ
の使用可能な最大ストロークを知ることができます。
〔参考〕 軽負荷でも、シリンダ押し出し側で外部ストッパーにより停止させた場合は、シリンダの最大発生
力がシリンダ自身に作用します。
10
16
0.2
20
29
29
支特金具呼び記号・
略図
W
0.3
20
23
23
0.5
16
17
17
0.7
13
14
14
ロッド側
ヘッド側
W
W
フート形:L フランジ形:F フランジ形:G
P
(cm)
座屈強度による使用可能な最大ストローク
CM2
CG1
MPa 20 25 32 40 20 25 32 40 50 63 80 100
0.3 39 49 56 61 38 49 55 80 100 78 96 112
0.5 29 37 42 46 29 36 42 60 76 59 73 85
0.7 24 31 35 38 24 30 34 50 63 49 60 71
0.3 16 20 24 25 15 21 24 36 45 34 42 50
―
40
40
0.3
―
40
40
0.5 11 14 17 17 11 14 17 26 33 25 31 37
0.7
クレビス形:
ロッド側
C・D
トラニオン形:U
W
W
C・D
0.2
G
クレビス形:
C・D
6
L・F
W
B・L・F
W
CJ2
MPa
支持形式
呼び記号
ロッド側
フート形:L フランジ形:F
座屈強度による使用可能な
最大ストローク
使用圧力
呼び記号
支特金具呼び記号・
略図
使用圧力
支持形式
(cm)
8
11 13 13
8
11 13 21 27 20 24 29
0.3 36 46 53 56 37 47 53 78 98 76 94 109
0.5 26 34 39 42 27 35 40 59 74 57 70 82
0.7 21 28 32 34 22 28 32 48 61 46 58 68
0.5
―
32
31
0.7
―
26
25
ヘッド側
センタトラニオン形:
T
トラニオン形:T
W
W
0.2
20
40
CA1・CS1タイプのみ
W
40
ロッド側
0.3
20
40
40
W
0.5
20
40
ヘッド側
フート形:L フランジ形:F フランジ形:G
W
W
L・F
B・L・F
W
−
0.5 62 79 89 97 61 78 88 126 159 124 −
−
0.7 52 66 75 81 51 65 73 106 133 104 −
−
0.3 37 47 54 58 38 48 55 79 100 78
−
−
0.5 27 35 40 43 28 36 41 60 76 59
−
−
0.7 22 29 33 35 23 30 34 50 63 48
−
−
T
ロッド側
フート形:L フランジ形:F
0.3 82 103 116 126 81 102 115 150 150 150 −
U
D
W
0.3 100 147 166 181 117 147 150 150 150 150 150 150
0.5 90 113 128 139 89 112 127 150 150 150 150 150
0.7 76 95 107 117 75 94 107 150 150 150 150 150
40
0.3 55 69 79 85 55 70 79 114 143 112 138 150
40
0.2
20
40
40
0.3
20
40
40
0.5
20
40
40
0.7
20
40
40
0.5 41 52 60 64 41 52 60 87 109 85 105 122
ロッド側
ヘッド側
W
W
フート形:L フランジ形:F フランジ形:G
W
L・F
W
40
0.7 34 43 49 53 34 43 50 72 91 71 87 102
B・L・F
W
20
G
ロッド側
フート形:L フランジ形:F
0.7
0.5 100 150 183 199 128 150 150 150 150 150 150 150
0.7 100 136 154 167 108 135 150 150 150 150 150 150
0.3 80 101 114 123 80 101 114 150 150 150 150 150
G
前付28
0.3 100 150 200 200 150 150 150 150 150 150 150 150
0.5 61 77 87 94 61 77 87 126 150 124 150 150
0.7 50 64 72 78 50 64 73 105 132 103 127 148
エアシリンダの機種選定手順 2-1
ヘッド側
W
W
W
L・F
ロッド側
フート形:L フランジ形:F フランジ形:G
呼び記号
支特金具呼び記号・
略図
使用圧力
支持形式
(cm)
座屈強度による使用可能な最大ストローク
MB
MB・CA2
CS1
CS2
MPa 32 40 50 63 80 100 125 140 160 180 200 250 300 125 140 160
0.3 71 81 102 79 98 114 131 117 126 141 158 182 206 103 92 113
0.5 56 63 78 61 75 88 101 89 96 108 121 140 158 79 70 86
0.7 46 52 65 50 62 73 84 74 80 89 101 115 131 66 58 72
0.3 31 35 46 34 42 50 57 49 53 60 68 79 90 45 38 47
G
0.5 23 26 34 25 31 37 42 35 38 44 50 58 66 33 27 34
0.7 19 21 27 19 24 29 34 28 30 34 40 45 53 26 22 27
W
W
C・D
クレビス形:
ロッド側
C・D
トラニオン形:U
0.3 67 76 96 73 91 105 122 106 118 130 146 167 190 96 83 106
0.5 50 57 72 54 68 78 91 78 85 96 109 124 141 71 61 76
0.7 41 46 60 44 55 64 75 64 69 78 89 101 115 59 50 62
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
0.5
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
0.7
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
U
0.3
ヘッド側 センタトラニオン形:
T
トラニオン形:T
W
CA1・CS1・CS2タイプのみ
W
0.3 93 105 134 103 128 149 171 151 163 183 206 235 267 135 119 147
T
0.5 71 80 102 78 97 113 129 113 123 139 156 178 203 101 89 111
0.7 58 66 85 65 81 93 107 94 101 115 129 147 168 84 74 91
ヘッド側
W
W
W
L・F
ロッド側
フート形:L フランジ形:F フランジ形:G
0.3 206 234 295 231 287 330 382 339 366 412 459 527 598 301 267 330
0.5 158 179 226 177 219 253 293 263 281 315 252 403 458 231 207 253
0.7 132 150 190 148 184 212 245 218 235 265 296 339 385 193 172 212
0.3 99 112 142 116 136 158 183 160 173 196 218 251 286 144 126 156
G
0.5 75 85 108 83 102 119 138 120 131 147 165 189 216 109 94 118
0.7 62 70 90 68 85 99 114 99 108 122 137 157 179 90 78 97
ヘッド側
W
W
W
L・F
ロッド側
フート形:L フランジ形:F フランジ形:G
0.3 280 318 423 313 412 476 549 489 528 594 661 762 863 433 386 476
0.5 234 266 339 257 317 367 423 377 407 457 509 587 665 334 297 367
0.7 194 220 275 216 267 309 356 317 343 385 429 494 561 281 250 309
0.3 136 154 206 151 199 231 266 235 254 287 320 369 419 210 185 229
G
0.5 110 125 158 123 152 176 203 179 194 218 244 281 320 160 141 175
0.7 93 105 132 102 127 147 170 149 144 182 204 235 268 134 117 129
前付29
2-1 Best Pneumatics
エアシリンダの機種選定手順
手順
4
シリンダの空気費量と所要空気量を求めます。
シリンダの空気消費量と所要空気量
空気消費量は、シリンダを使用した装置において、切換弁が作動する度にシリンダ内やシリンダと切換弁間の配管内
で消費される空気量で、コンプレッサの選定・ランニングコストの計算に必要となります。所要空気量は、所定の負
荷を所定の速度で作動させるために必要な空気量で、F.R.L機器や上流配管サイズの選定に必要となります。
手順1
〈グラフ20〉シリンダの空気消費量(1往復分)
グラフ20を用いて、エアシリンダの空気消費量を求める。
3000
2000
1500
q使用圧力(斜線)とシリンダストロークとの交点を求め、そこ
1000
から垂直に縦線を上げます。
500
400
300
w使用するシリンダのチューブ内径
(斜線)
との交点より、横
(右
でも左でも可)に見てエアシリンダの1往復に要する空気消費
200
150
量を求めます。
手順3
グラフ21を利用して、チューブまたは鋼管の空気消費量を
手順1と同様に求めます。
1分間当たりの総空気消費量を以下のように求めます。
(エアシリンダの空気消費量+チューブまたは鋼管の空気消費量)
×1分間当たりの往復回数×シリンダの使用本数
=総空気消費量〔単位:L/min(ANR)
〕
ご注意:コンプレッサは、空気圧の温度低下、漏れ、中継機器での消費など
を考慮し、上記の総空気消費量よりも十分に余裕のある吐出量のも
のを選定してください。
(参考:1.4倍を最低限とし、必要に応じさ
らに余裕をとってください。
)
100
空気消費量L(ANR)
手順2
内径50mm→空気消費量≒13L
(ANR)
(ANR)
でも左でも可)に見て所要空気量を求めます。
例)チューブ内径50mmのシリンダを圧力0.5MPa、速度500mm/s
で動かす時の所要空気量は?
見方:使用圧力0.5MPa→最大ピストン速度500mm/s→チューブ内径
50mm→所要空気量350L/min(ANR)
が求められます。
前付30
500
400
300
チューブ内径
【mm】
50
30
40
25
25
20
16
80
63
10
50
40
32
200
150
100
50
40
30
20
15
10
5
4
3
2
1.5
1
0.5
0.4
0.3
25
0.2
0.15
20
0.1
16
1000
シリンダストローク mm
0
0
20
180
160
140
120
5
10
0
32
2000
1500
3.総空気消費量=(13+0.56)×10×5=678L/min
(ANR)
w使用するシリンダのチューブ内径
(斜線)
との交点より、横
(右
80
63
1000
5000
4000
3000
2.使用圧力0.5MPa→配管長2m→内径6mm→空気消費量≒0.56L
垂直に縦線を上げます。
0
0
20
180
160
140
120
5
10
0
6
1.使用圧力0.5MPa→シリンダストローク600mm→チューブ
q使用圧力(斜線)と最大ピストン速度の交点を求め、そこから
5
4
3
2
25
0.6
(シリンダ∼切換弁間は内径6mmのチューブ2mで配管)
グラフ22を利用して、エアシリンダの所要空気量を求める。
10
1
使用圧力0.5MPaで1分間に5往復させるときの空気消費量は?
手順3
20
15
1.5
例)チューブ内径50mmストローク600mmのエアシリンダ10本を
所要空気量の求め方/グラフ22の見方
50
40
30
3000
2000
1500
30
空気消費量L(ANR)
空気消費量の求め方/グラフ20、21の見方
500
400
300
10
6
200
150
0.05
0.04
0.03
0.02
0.015
0.01
100
50
使用圧力MPa
0.
0. 0.
0. 0 6 0 4 0. 2
8 .7 .5 3
エアシリンダの機種選定手順 2-1
〈グラフ21〉チューブ、鋼管の空気消費量(1往復分) 〈グラフ22〉シリンダおよび配管の所要空気量
50
50
40
40
30
30
20
20
30000
30000
20000
20000
15000
15000
10000
10000
5000
4000
3000
チューブ内径【mm】
10
10
2000
4
4
3
3
2
2
1
4″
3/
1
1000
500
400
300
80
300
200
63
200
150
100
50
150
100
50
40
32
50
40
0.2
30
25
30
20
20
20
9
8 7.
15
0.1
5
10
8
6
0.05
4
0.03
2000
0.04
0.02
2
5
2.
0.01
1
0.005
0.5
0.4
1500
最大ピストン速度 mm/s
3
5
5
4
配管長m
1500
0.3
0.2
1.5
2000
40
0.4
1/4″
10
3000
12
0.3
0
20
180
160
0
14
120
5
10
0
5000
チューブ内径
4000
【mm】
0.5
13
3/8
0.4
500
400
0
2″
1/
0.5
1000
所要空気量L/min(ANR)
5
空気消費量L(ANR)
5
1″
空気消費量L(ANR)
1500
30
25
所要空気量L/min(ANR)
100
100
16
10
15
10
5
4
3
1000
6
500
400
2
1
300
200
0.5
100
0.3
2
0.
3
0.
4
0.
5
0.
6
0.
7
0.
8
0.
使用圧力MPa
3
0.
2
0.
4
0. 0.5
6
0. 0.7
8
0.
使用圧力MPa
※配管長はシリンダと切換弁
(電磁弁等)
とを継ぐ鋼管またはチューブの長さです。
※チューブ、鋼管の寸法
(内・外径)
は、P.1902を参照してください。
前付31
2-1 Best Pneumatics
エアシリンダ駆動システム
全ストローク時間および終端速度
グラフの見方
シリンダ駆動システムを最適な機器で構成したときの全ストローク時間および終端速度
を表したグラフです。
下図のようにシリンダチューブ内径ごとに種々の負荷割合とストロークに対応する全ス
トローク時間および終端速度を示してあります。
条件
圧力
0.5MPa
配管長さ
1m
CJ2シリーズ、CM2シリーズ、CQ2シリーズ
2m
MBシリーズ、CQ2シリーズ
3m
CS1シリーズ、CS2シリーズ
シリンダの向き
垂直上向
スピードコントローラ
負荷割合
メータアウト、シリンダ直結、ニードル全開
((負荷質量×9.8)/理論出力)×100%
例
シリンダチューブ内径がø、ストロークがL、負荷割合がd %のときは、全ストローク時間t は矢印
q通り、縦座標Lがd %の全ストローク線(赤線)に当たる点の上方横座標の値を読み取って求め
られ、終端速度u は矢印w通り、縦座標Lがd %の終端速度線
(青線)に当たる点の下方横座標の値
を読み取って求められます。
全ストローク時間 ( t )
q
d%
d%
)
w
終端速度(u )
全ストローク時間
終端速度
ストローク
(mm)
速度
ストローク
時間(s)
ON
SOL. OFF
前付32
ストローク L(
ø
エアシリンダ駆動システム
全ストローク時間および終端速度 2-1
シリンダの作動特性に関する用語説明
(1)ピストン始動時間(start up time)
電磁弁を通電(非通電)してから、シリンダのピストン(ロッド)が動き始めるまでの時間。正確な判定は、
加速度曲線の立ち上がりで行います。
(2)全ストローク時間(full stroke time)
電磁弁を通電
(非通電)
してから、
シリンダのピストン
(ロッド)
がストローク終端に到達するまでの時間。
(3)90%出力時間(90% force time)
電磁弁を通電
(非通電)
してから、
シリンダ出力が理論出力の90%に到達するまでの時間。
(4)平均速度(mean velocity)
「全ストローク時間」
でストロークを割った値。シーケンスダイヤグラムにおいて、
「全ストローク時間」の
代用表現として用います。
(5)最大速度(max.velocity)
ストローク中に発生するピストン速度の最大値。図1の場合は「終端速度」と等しい値となります。図2の
ように、
飛び出しやスティックスリップが発生する場合には、
かなり大きな値を示します。
(6)終端速度(stroke end velocity)
シリンダのピストン
(ロッド)
が、ストローク終端に到達するときのピストン速度。調整式クッションをも
つシリンダの場合は、クッション入口におけるピストン速度をいいます。クッション能力の判定および緩
衝機構の選定に用います。
(7)衝突速度(impact velocity)
シリンダのピストン(ロッド)が、ストローク終端あるいは任意位置において外部ストッパに衝突すると
きのピストン速度。
(参考)
平衡速度:十分に長いストロークのシリンダをメータアウト駆動すると、ストローク後半は等速運動状態
となります。このときのピストン速度は、供給圧力や負荷にかかわらず、排気回路の有効断面積S[mm2]
とピストン面積A[mm2]
だけに依存し、
平衡速度=1.9×105×
(S /A )
[mm/s]により概算されます。
注)これらの定義は、
当社の
「機器選定プログラム」
と整合しています。
図1
図2
全ストローク時間
全ストローク時間
ピストン始動時間
最大速度
終端速度
加速度
速度
速度
0
加速度
終端速度
ピストン
始動時間
0
0
90%出力時間
90%出力時間
排気室圧力
供給室圧力
供給室圧力
排気室圧力
ストローク
ストローク
0
時間
0
時間
前付33
2-1 Best Pneumatics
エアシリンダ駆動システム
全ストローク時間および終端速度
CJ2 Series / チューブ内径:ø6,ø10,ø16
全ストローク時間(s)
0.3
0.4
0.5
10% 30% 50%
0.6
0.7
70%
0.8
0.9
1.0
60
45
SY3120-M5
TU0425 SYJ3120-M3
AN120
VQD1121-M5 AS1200
-M5
-M3
70%
30%
30
50%
10%
15
0
ø10
100
AS1201F
-M5-04
75
SY3120-M5
AN120
TU0425 SYJ512-M5
-M5
VQZ1120-M5 AS1200
-M5
50
25
0
ø16
100
AS1201F
-M5-04
75
SY3120-M5
AN120
TU0425 SYJ512-M5
-M5
VQZ1120-M5 AS1200
-M5
50
25
0
ソレノイドバルブ スピード
0
サイレンサ チューブ
コントローラ
(2位置)
適用関連機器
100
ストローク(mm)
ø6
AS1201F
-M5-04
AN120
-M5
0.2
ストローク(mm)
0.1
200
300
400
500
600
700
800
ストローク(mm)
適用関連機器
ソレノイドバルブ スピード
コントローラ 0.0
(2位置)
サイレンサ チューブ
900 1000
終端速度(mm/s)
各種条件に対する詳細につきましては、
当社機器選定プログラム
(ホームページ)
をご利用の上、ご判断ください。
グラフの見方
グラフの見方
シリンダ駆動システムを最適な機器で
構成したときの全ストローク時間およ
び終端速度を表したグラフです。
右図のようにシリンダチューブ内径ご
とに種々の負荷割合とストロークに対
応する全ストローク時間および終端速
度を示してあります。
前付34
条件
圧力
0.5MPa
配管長さ
1m
シリンダの向き
垂直上向
スピードコントローラ メータアウト、シリンダ直結、ニードル全開
負荷割合
(
(負荷質量×9.8)
/理論出力)
×100%
エアシリンダ駆動システム
全ストローク時間および終端速度 2-1
CM2 Series / チューブ内径:ø20,ø25,ø32,ø40
全ストローク時間(s)
0.1
ø20
0.3
0.4
10%
0.5
0.6
30%
0.7
50%
0.8
0.9
1.0
70%
200
150
AS2201F
-01-04
AS2200
-01
70%
100
50%
30%
50
10% 0
ø25
100
AS2200
-01
50
0
ø32
ANB1
-01
SY5120-01
TU0604
SX5120-01
AN101
-01
200
AS2201F
-01-06
150
100
AS2200
-01
50
0
ø40
ANB1
-01
SY5120-01
TU0604
SX5120-01
AN101
-01
ストローク(mm)
150
ストローク(mm)
SY3120-M5
AN120
TU0425 SYJ5120-M5
-M5
VQ1160-M5
200
AS2201F
-01-04
200
AS2201F
-02-06
ストローク(mm)
SY3120-M5
AN120
TU0425 SYJ5120-M5
-M5
VQ1160-M5
0.2
ストローク(mm)
適用関連機器
ソレノイドバルブ スピード
コントローラ 0.0
(2位置)
サイレンサ チューブ
150
100
AS2200
-02
50
0
ソレノイドバルブ スピード
0
サイレンサ チューブ
コントローラ
(2位置)
適用関連機器
100
200
300
400
500
600
700
800
900 1000
終端速度(mm/s)
各種条件に対する詳細につきましては、
当社機器選定プログラム
(ホームページ)
をご利用の上、ご判断ください。
例
シリンダチューブ内径がø、ストロークがL、負荷割合がd %のときは、全ストローク時間t は矢印q通り、縦座標
Lがd %の全ストローク線(赤線)に当たる点の上方横座標の値を読み取って求められ、終端速度u は矢印w通
(青線)
に当たる点の下方横座標の値を読み取って求められます。
り、縦座標Lがd %の終端速度線
全ストローク時間
全ストローク時間 ( t )
d%
d%
終端速度(u )
(mm)
ON
OFF
終端速度
速度
ストローク
)
w
ストローク
q
ストローク L(
ø
SOL
時間(s)
前付35
2-1 Best Pneumatics
エアシリンダ駆動システム
全ストローク時間および終端速度
CQ2 Series / チューブ内径:ø12,ø16,ø20
適用関連機器
全ストローク時間(s)
ソレノイドバルブ スピード
コントローラ 0.00 0.05 0.10 0.15 0.20 0.25 0.30 0.35 0.40 0.45 0.50
(2位置)
10% 30% 50% 70%
20
70%
50%
30%
10%
AS1201F
15
ø12
-M5-04
10
AS1200
-M5
5
0
ø16
20
15
10
AS1200
-M5
5
0
SY3120-M5
AN120
TU0425 SYJ5120-M5
-M5
VQ1160-M5
AS1201F
-M5-04
ø20
40
30
20
AS1200
-M5
10
0
ソレノイドバルブ スピード
0
サイレンサ チューブ
コントローラ
(2位置)
適用関連機器
100
ストローク(mm)
SY3120-M5
AN120
TU0425 SYJ5120-M5
-M5
VQ1160-M5
AS1201F
-M5-04
200
300
400
500
600
700
800
ストローク(mm)
SY3120-M5
AN120
TU0425 SYJ5120-M5
-M5
VQ1160-M5
ストローク(mm)
サイレンサ チューブ
900 1000
終端速度(mm/s)
各種条件に対する詳細につきましては、
当社機器選定プログラム
(ホームページ)
をご利用の上、ご判断ください。
グラフの見方
グラフの見方
シリンダ駆動システムを最適な機器で
構成したときの全ストローク時間およ
び終端速度を表したグラフです。
右図のようにシリンダチューブ内径ご
とに種々の負荷割合とストロークに対
応する全ストローク時間および終端速
度を示してあります。
前付36
条件
圧力
0.5MPa
配管長さ
1m
シリンダの向き
垂直上向
スピードコントローラ メータアウト、シリンダ直結、ニードル全開
負荷割合
(
(負荷質量×9.8)
/理論出力)
×100%
エアシリンダ駆動システム
全ストローク時間および終端速度 2-1
CQ2 Series / チューブ内径:ø25,ø32
適用関連機器
全ストローク時間(s)
ソレノイドバルブ スピード
コントローラ 0.00 0.05 0.10 0.15 0.20 0.25 0.30 0.35 0.40 0.45 0.50
(2位置)
10% 30%
50%
70%
40
70% 50% 30%
10%
30
AS1201F
ø25
-M5-04
20
AS1200
-M5
10
0
ø32
SY3120-M5
AN120
TU0604 SYJ5120-M5
-M5
VQ1160-M5
40
30
AS2201F
-01-06
20
AS2200
-01
10
0
ソレノイドバルブ スピード
0
コントローラ
(2位置)
適用関連機器
100
サイレンサ チューブ
200
300
400
500
600
700
800
ストローク(mm)
SY3120-M5
AN120
TU0425 SYJ5120-M5
-M5
VQ1160-M5
ストローク(mm)
サイレンサ チューブ
900 1000
終端速度(mm/s)
各種条件に対する詳細につきましては、
当社機器選定プログラム
(ホームページ)
をご利用の上、ご判断ください。
例
シリンダチューブ内径がø、ストロークがL、負荷割合がd %のときは、全ストローク時間t は矢印q通り、縦座標
Lがd %の全ストローク線(赤線)に当たる点の上方横座標の値を読み取って求められ、終端速度u は矢印w通
(青線)
に当たる点の下方横座標の値を読み取って求められます。
り、縦座標Lがd %の終端速度線
全ストローク時間
全ストローク時間 ( t )
d%
d%
終端速度(u )
(mm)
ON
OFF
終端速度
速度
ストローク
)
w
ストローク
q
ストローク L(
ø
SOL
時間(s)
前付37
2-1 Best Pneumatics
エアシリンダ駆動システム
全ストローク時間および終端速度
CQ2 Series / チューブ内径:ø40,ø50,ø63
全ストローク時間(s)
AN101
TU0604 SY5120-01
-01
0.3
0.4
0.5
0.6
10% 30%
0.7
50%
0.8
70%
50%
75
50
AS2200
-01
30%
10%
25
0
ø50
AN101
TU0604 SY5120-01
-01
0.9
1.0
70%
100
100
75
AS2201F
-02-06
50
AS2200
-02
25
0
ø63
AN101
TU0805 SY5120-01
-01
100
75
AS3201F
-02-08
50
AS3000
-02
25
0
ソレノイドバルブ スピード
0
サイレンサ チューブ
コントローラ
(2位置)
適用関連機器
100
ストローク(mm)
ø40
AS2201F
-01-06
0.2
ストローク(mm)
0.1
200
300
400
500
600
700
800
ストローク(mm)
適用関連機器
ソレノイドバルブ スピード
コントローラ 0.0
(2位置)
サイレンサ チューブ
900 1000
終端速度(mm/s)
各種条件に対する詳細につきましては、
当社機器選定プログラム
(ホームページ)
をご利用の上、ご判断ください。
グラフの見方
グラフの見方
シリンダ駆動システムを最適な機器で
構成したときの全ストローク時間およ
び終端速度を表したグラフです。
右図のようにシリンダチューブ内径ご
とに種々の負荷割合とストロークに対
応する全ストローク時間および終端速
度を示してあります。
前付38
条件
圧力
0.5MPa
配管長さ
2m
シリンダの向き
垂直上向
スピードコントローラ メータアウト、シリンダ直結、ニードル全開
負荷割合
(
(負荷質量×9.8)
/理論出力)
×100%
エアシリンダ駆動システム
全ストローク時間および終端速度 2-1
CQ2 Series / チューブ内径:ø80,ø100
全ストローク時間(s)
ø80
AN110
-01
SY7120-02
TU1065
SX7120-01
AN101
-01
0.2
0.3
0.4
0.5
0.6
10%
30%
0.7
50%
0.8
0.9
1.0
70%
100
70%
75
50%
AS4000
-03
50
30%
10%
25
0
ø100
ANB1
-03
AN30
-03
100
75
AS5000
VFS41-03 -03
TU1208
VFR41-03 AS420
-03
50
25
0
ソレノイドバルブ スピード
0
コントローラ
(2位置)
適用関連機器
100
サイレンサ チューブ
ストローク(mm)
0.1
200
300
400
500
600
700
800
ストローク(mm)
適用関連機器
ソレノイドバルブ スピード
コントローラ 0.0
(2位置)
サイレンサ チューブ
900 1000
終端速度(mm/s)
各種条件に対する詳細につきましては、
当社機器選定プログラム
(ホームページ)
をご利用の上、ご判断ください。
例
シリンダチューブ内径がø、ストロークがL、負荷割合がd %のときは、全ストローク時間t は矢印q通り、縦座標
Lがd %の全ストローク線(赤線)に当たる点の上方横座標の値を読み取って求められ、終端速度u は矢印w通
(青線)
に当たる点の下方横座標の値を読み取って求められます。
り、縦座標Lがd %の終端速度線
全ストローク時間
全ストローク時間 ( t )
d%
d%
終端速度(u )
(mm)
ON
OFF
終端速度
速度
ストローク
)
w
ストローク
q
ストローク L(
ø
SOL
時間(s)
前付39
2-1 Best Pneumatics
エアシリンダ駆動システム
全ストローク時間および終端速度
MB Series / チューブ内径:ø32,ø40,ø50
全ストローク時間(s)
0.2
ø32
0.8
1.0
1.2
10% 30%
1.4
1.6
50%
1.8
2.0
70%
400
300
AS2201F
-01-06
70%
AS2200
-01
50%
200
30%
10%
100
0
ø40
ANB1
-01
SY5120-01
TU0604
SX5120-01
AN101
-01
400
300
AS2201F
-02-06
200
AS2200
-02
100
0
ø50
ANB1
-01
SY5120-01
TU0805
SX5120-01
AN101
-01
ストローク(mm)
SY5120-01
TU0604
SX5120-01
AN101
-01
0.6
400
300
AS3201F
-02-08
200
AS3000
-02
100
0
ソレノイドバルブ スピード
0
サイレンサ チューブ
コントローラ
(2位置)
適用関連機器
ストローク(mm)
ANB1
-01
0.4
ストローク(mm)
適用関連機器
ソレノイドバルブ スピード
コントローラ 0.0
(2位置)
サイレンサ チューブ
100
200
300
400
500
600
700
800
900 1000
終端速度(mm/s)
各種条件に対する詳細につきましては、
当社機器選定プログラム
(ホームページ)
をご利用の上、ご判断ください。
グラフの見方
グラフの見方
シリンダ駆動システムを最適な機器で
構成したときの全ストローク時間およ
び終端速度を表したグラフです。
右図のようにシリンダチューブ内径ご
とに種々の負荷割合とストロークに対
応する全ストローク時間および終端速
度を示してあります。
前付40
条件
圧力
0.5MPa
配管長さ
2m
シリンダの向き
垂直上向
スピードコントローラ メータアウト、シリンダ直結、ニードル全開
負荷割合
(
(負荷質量×9.8)
/理論出力)
×100%
エアシリンダ駆動システム
全ストローク時間および終端速度 2-1
MB Series / チューブ内径:ø63,ø80,ø100
全ストローク時間(s)
0.2
ø63
0.4
0.6
0.8
10%
1.0
30%
1.2
50%
1.4
1.6
1.8
70%
2.0
400
300
AS4000
-03
200
100
70%
50% 30% 10%
0
ø80
AN20
-02
400
AS5000
VFS31-02 -02
TU1065
VFR31-02 AS420
-02
300
200
100
0
ø100
ANB1
-03
AN30
-03
ストローク(mm)
SY7120-02
TU1065
SX7120-02
AN101
-01
400
AS5000
VFS41-03 -03
TU1208
VFR41-03 AS420
-03
ストローク(mm)
AN110
-01
ANB1
-02
ストローク(mm)
適用関連機器
ソレノイドバルブ スピード
コントローラ 0.0
(2位置)
サイレンサ チューブ
300
200
100
0
ソレノイドバルブ スピード
0
サイレンサ チューブ
コントローラ
(2位置)
適用関連機器
100
200
300
400
500
600
700
800
900 1000
終端速度(mm/s)
各種条件に対する詳細につきましては、
当社機器選定プログラム
(ホームページ)
をご利用の上、ご判断ください。
例
シリンダチューブ内径がø、ストロークがL、負荷割合がd %のときは、全ストローク時間t は矢印q通り、縦座標
Lがd %の全ストローク線(赤線)に当たる点の上方横座標の値を読み取って求められ、終端速度u は矢印w通
(青線)
に当たる点の下方横座標の値を読み取って求められます。
り、縦座標Lがd %の終端速度線
全ストローク時間
全ストローク時間 ( t )
d%
d%
終端速度(u )
(mm)
ON
OFF
終端速度
速度
ストローク
)
w
ストローク
q
ストローク L(
ø
SOL
時間(s)
前付41
2-1 Best Pneumatics
エアシリンダ駆動システム
全ストローク時間および終端速度
CS1, CS2 Series / チューブ内径:ø125,ø140,ø160
全ストローク時間(s)
ø125
AN30
-03
VFR3100-03
SGP10A
VEX3320-03
3.0
4.0
5.0
10% 30% 50% 70%
6.0
7.0
8.0
9.0
10.0
800
70% 50%
AS420
-02
30%
AS5000
-02
10%
600
400
200
0
ø140
ANB1
-03
AN30
-03
VFR3100-03
SGP10A
VEX3320-03
800
AS420
-03
600
400
AS5000
-03
200
0
ø160
ANB1
-04
AN40
-04
800
ストローク(mm)
ANB1
-03
2.0
ストローク(mm)
1.0
ストローク(mm)
適用関連機器
ソレノイドバルブ スピード
コントローラ 0.0
(2位置)
サイレンサ チューブ
600
VFR4100-04
SGP10A
VEX3320-04
AS420
-03
400
200
0
ソレノイドバルブ スピード
0
サイレンサ チューブ
コントローラ
(2位置)
適用関連機器
50
100
150
200
250
300
350
400
450
500
終端速度(mm/s)
各種条件に対する詳細につきましては、
当社機器選定プログラム
(ホームページ)
をご利用の上、ご判断ください。
グラフの見方
グラフの見方
シリンダ駆動システムを最適な機器で
構成したときの全ストローク時間およ
び終端速度を表したグラフです。
右図のようにシリンダチューブ内径ご
とに種々の負荷割合とストロークに対
応する全ストローク時間および終端速
度を示してあります。
前付42
条件
圧力
0.5MPa
配管長さ
3m
シリンダの向き
垂直上向
スピードコントローラ メータアウト、シリンダ直結、ニードル全開
負荷割合
(
(負荷質量×9.8)
/理論出力)
×100%
エアシリンダ駆動システム
全ストローク時間および終端速度 2-1
CS1 Series / チューブ内径:ø180,ø200,ø250,ø300
全ストローク時間(s)
1.0
ø180
5.0
6.0
10% 30% 50%
4.0
70%
7.0
8.0
9.0
10.0
800
70%
50%
600
30%
AS420
-03
400
10%
200
0
ø200
AN40
-04
ストローク(mm)
ANB1
-04
800
600
SGP15A VEX3500-04
VP3145-03
AS420
-04
400
200
0
ø250
800
ストローク(mm)
AN40
-04
SGP15A VEX3500-04
VP3145-03
3.0
600
ANB1
-06
VEX3500-06
SGP20A
VP3145-04
AN500
-06
AS600
-10
400
200
0
ø300
800
ストローク(mm)
ANB1
-04
2.0
ストローク(mm)
適用関連機器
ソレノイドバルブ スピード
コントローラ 0.0
(2位置)
サイレンサ チューブ
600
ANB1
-10
VEX3500-10
SGP20A
VP3145-06
AN600
-10
AS600
-10
400
200
0
ソレノイドバルブ スピード
0
サイレンサ チューブ
コントローラ
(2位置)
適用関連機器
50
100
150
200
250
300
350
400
450
500
終端速度(mm/s)
各種条件に対する詳細につきましては、
当社機器選定プログラム
(ホームページ)
をご利用の上、ご判断ください。
例
シリンダチューブ内径がø、ストロークがL、負荷割合がd %のときは、全ストローク時間t は矢印q通り、縦座標
Lがd %の全ストローク線(赤線)に当たる点の上方横座標の値を読み取って求められ、終端速度u は矢印w通
(青線)
に当たる点の下方横座標の値を読み取って求められます。
り、縦座標Lがd %の終端速度線
全ストローク時間
全ストローク時間 ( t )
d%
d%
終端速度(u )
(mm)
ON
OFF
終端速度
速度
ストローク
)
w
ストローク
q
ストローク L(
ø
SOL
時間(s)
前付43
Best Pneumatics
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・P.1898
q複動形シリンダ・
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・P.1899
w単動形シリンダ・
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・P.1901
eクッションの考慮・
技術資料2:空気消費量および所要空気量・・・・P.1902
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・P.1902
q空気消費量・
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・
・P.1902
w所要空気量・
技術資料
技術資料1:チューブ内径の選定・・・・P.1898
2-1
技術資料3:理論出力表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.1903
・
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・
・
・
・P.1903
適用シリンダ/CJ2・CM2・CG1・CA2・MB・CS1・CS2シリーズ・
技術資料4:結露・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.1904
1897
エアシリンダ技術資料q
チューブ内径の選定
CJ2シリーズ
資料1 チューブ内径の選定
CM2シリーズ
q複動形シリンダ
シリンダ出力、チューブ内径と使用圧力の関係は次の式で表わす
負荷率ηについて
ことができます。
シリンダを選定する際には、出力方向に対して、負荷以外にもいくつも
計算式
の抵抗があることを忘れてはいけません。下図のような静止中において
F1=η×A1×P………………………(1)
F2=η×A2×P………………………(2)
F1:押出し側のシリンダ出力〔N〕
F2:引込み側のシリンダ出力〔N〕
η :負荷率
A1:押出し側受圧面積〔mm2〕→表1参照ください
A2:引込み側受圧面積〔mm2〕→表1参照ください
P :使用圧力〔MPa〕
注)下図のように複動片ロッド形シリンダの引込み側受圧面積はピストンロッ
ドの断面積分小さくなります。
もシリンダ内のパッキンや軸受の抵抗を差し引かなければなりませんし、
作動中はさらに、排気圧による反力も作用します。
このようなシリンダ出力に対する抵抗は、シリンダサイズ、圧力、速度
等の条件により変化するため、大きめにみておく必要があります。ここ
で用いるのが負荷率であり、以下の数値になるようにエアシリンダを選
定してください。
1)シリンダを静的作業に用いる場合:負荷率 η =0.7 以下(図1)
2)シリンダを動的作業に用いる場合:負荷率 η =0.5 以下(図2)
3)ガイド付、水平作動の場合:負荷率 η =1 以下(図3)
表-1 シリンダの受圧面積
チューブ内径
D
〔mm〕
4(CJ1)
6
8
10
12
16
20
25
32
40
50
63
80
100
125
140
160
180
200
250
300
1898
ピストンロッド径 押出し側受圧面積 引込み側受圧面積
2
2
A〔
1 mm 〕
A〔
2 mm 〕
d〔mm〕
2
12.6
9.4
3
28.3
21.2
5
50.3
30.6
4
78.5
66.0
6
113
84.8
5
201
181
6(CJP2)
201
173
8(CQ2)
201
151
8
314
264
10(CQ2)
314
236
10
491
412
12(CQ2)
491
378
12
804
691
16(CQ2)
804
603
14
(CM2)
1260
1100
16
(CA、
CQ2、
CG)
1260
1060
20
1960
1650
20
3120
2800
25
5030
4540
30
7850
7150
32
(CS2)
12300
11500
36
12300
11300
32
(CS2)
15400
14600
36
15400
14400
38
(CS2)
20100
19000
40
20100
18800
40
(CQ2)
25400
24200
45
25400
23900
40
(CQ2)
31400
30200
50
31400
29500
60
49100
46300
70
70700
66800
注)動的作業において、特に高速作業を必要とする場合は、負荷率をさらに
低くとります。低くとった分、シリンダ出力に余裕がでるため、速度は
出やすくなります。
また、シリンダに抵抗がまったくないものと考え、受圧面積に使用圧力
だけを乗じて算出したシリンダ出力を理論出力と呼びます。理論出力は
資料e→P.1903をご参照ください。
チューブ内径の選定
CG1シリーズ
CA2シリーズ
MBシリーズ
CS1シリーズ
CS2シリーズ
w単動形シリンダ
1.単動押出し形
2.単動引込み形
計算式
計算式
F1=η×(A1×P−f2)…………………(3)
F2=η×f1………………………………(4)
F1=η×f1………………………………(5)
F2=η×(A2×P−f2)…………………(6)
F1:押出し側のシリンダ出力〔N〕
F2:引込み側のシリンダ出力〔N〕
η:負荷率
(複動形シリンダと同様→P.1898参照)
A1:押出し側の受圧面積〔mm2〕
P :使用圧力
〔MPa〕
〔N〕→表2参照
f2 :スプリング反力(第2次)
f1 :スプリング反力(第1次)
〔N〕→表2参照
A2:引込み側の受圧面積〔mm2〕
注)押出し側のシリンダ出力は、小さな値になりますので、できるだけ負
荷をかけないようにご使用ください。
注)引込み側のシリンダ出力は、小さな値になりますので、できるだけ負
荷をかけないようにご使用ください。
表-2スプリング反力:単動形シリンダ
シリーズ
CJ1
CJP
CJ2
※CVJ3
CU
(N)
スプリング反力(N)
チューブ
内径(mm) 第2次
第1次
2.5
1.13
0.64
4
3.04
1.47
4
2.80
1.00
6
3.92
1.42
10
5.98
2.45
15
10.8
4.41
6
3.72
1.77
10
6.86
3.53
16
14.2
6.86
6
3.5
1.6
10
6.9
3.0
16
15
5.9
20
21
5.9
25
28
11
32
34
16
CQ2シリーズ/単動押出し形
チューブ ストローク
内径
(mm) (mm)
12
16
20
25
32
40
50
(N)
スプリング反力
(N)
第2次
第1次
5
13
8.6
10
13
3.9
5
15
10.3
10
15
5.9
5
15
10
10
15
5.9
5
20
16
10
20
11
5
30
23
10
30
16
5
30
13
10
39
21
10
50
30
20
54
24
CQ2シリーズ/単動引込み形
チューブ ストローク
内径
(mm) (mm)
12
16
20
25
32
40
50
(N)
スプリング反力
(N)
第2次
第1次
5
11
2.9
10
9.7
2.8
5
20
3.9
10
20
3.9
5
27
5.3
10
27
5.9
5
29
9.8
10
29
9.8
5
29
20
10
29
20
5
29
20
10
29
20
10
83
24
20
83
24
※引込み形も同じスプリングを使用
※CVJ3はø10、ø16のみ
q単動押出し形
第一取付荷重の
スプリングの状態
IN
w単動引込み形
第二取付荷重の
スプリングの状態
OUT
スプリングをシリンダに エアを入れてスプリングを
セットした状態
縮めた状態
第一取付荷重の
スプリングの状態
OUT
スプリングをシリンダに
セットした状態
第二取付荷重の
スプリングの状態
IN
エアを入れてスプリング
を縮めた状態
技術
資料
1899
エアシリンダ技術資料q
チューブ内径の選定
資料1 チューブ内径の選定
表-3スプリング反力:単動形シリンダ
q単動押出し形
第一取付荷重の
スプリングの状態
IN
第二取付荷重の
スプリングの状態
OUT
スプリングをシリンダに エアを入れてスプリングを
セットした状態
縮めた状態
CVM3シリーズ
CM2シリーズ
チューブ ストローク
内径
(mm) (mm)
20
w単動引込み形
第一取付荷重の
スプリングの状態
OUT
第二取付荷重の
スプリングの状態
IN
25
(N)
スプリング反力
(N)
第2次
25
24
50
7.8
75
100
39
第1次
24
50
7.8
75
39
17
14
125
14
150
8.8
25
30
25
30
50
14
50
14
75
100
47
75
1900
第2次
25
125
50
40
20
(N)
スプリング反力
(N)
9.8
25
32
チューブ ストローク
内径
(mm) (mm)
100
150
エアを入れてスプリング
を縮めた状態
17
CG1シリーズ
9.8
125
スプリングをシリンダに
セットした状態
第1次
100
125
67
25
75
25
100
24
47
17
17
125
21
21
150
24
16
200
17
41
25
40
15
50
31
75
20
32
100
15
31
67
20
26
125
25
150
18
150
31
175
25
200
20
200
20
25
50
25
50
50
24
50
24
75
75
36
100
24
125
32
32
150
36
24
200
24
125
150
76
175
30
200
24
225
29
250
24
40
100
36
76
24
チューブ内径の選定
CG1シリーズ
CA2シリーズ
MBシリーズ
クッション機構による吸収可能な運動エネルギー
eクッションの考慮
シリンダで作動させている負荷をストローク終端で止めるときに、
外部ストッパーがないと、シリンダの内部でピストンがカバーに
衝突します。この際に発生する衝撃や音を緩和するために内蔵さ
れるのがクッション機構です。
クッション機構には、以下の2種があります。
ラバークッション :衝突音を緩和する。衝撃による取付部のゆる
みや破損を防ぐ。
エアクッション:ラバークッションと同様でさらに効果が高い。
衝突から発生する振動を緩和する。
注)上記2種とも、機種によっては内蔵できないものもあります。
上記のクッション機構により止める場合でも、負荷の運動エネル
ギーが大きすぎると衝撃を吸収しきれない場合がありますので、
過負荷や速度の出しすぎにご注意ください。
負荷の運動エネルギーは、以下の式で表わすことができます。
CJ2 Series
チューブ内径
(mm)
m
2
E= (7)
2 ×V ……………………………
E :運動エネルギー〔J〕
m :負荷の質量〔kg〕
V :終端速度〔m/s〕
クッション機構の許容運動エネルギーは、右表のとおりですので、
これを超える場合には、シリンダチューブ内径の拡大や外部スト
0.012
−
−
0.035
9.4
0.07
0.090
9.4
0.18
CM2 Series
チューブ内径
(mm)
エアクッション
ラバークッション
許容運動エネルギー 有効クッション長さ 吸収可能な運動エネルギー
(J)
(mm)
(J)
20
25
32
40
0.27
11.0
0.54
0.4
11.0
0.78
0.65
11.0
1.27
1.2
11.8
2.35
CG1 Series
(mm)
エアクッション
ラバークッション
許容運動エネルギー 有効クッション長さ 吸収可能な運動エネルギー
(J)
(mm)
(J)
20
25
32
40
50
63
80
100
0.28
R:7.0 H:7.5
R:0.35 H:0.42
0.41
R:7.0 H:7.5
R:0.56 H:0.65
0.66
7.5
0.91
1.2
8.7
1.8
2.0
11.8
3.4
3.4
11.8
4.9
5.9
17.3
11.8
9.9
15.8
CA2・CS1・CS2 Series
ッパーの設置等の対策が必要です。
CQ2 Series
12
16
20
25
32
40
50
63
80
100
エアクッション
ラバークッション
許容運動エネルギー 有効クッション長さ 吸収可能な運動エネルギー
(mm)
(J)
(J)
6
10
16
チューブ内径
計算式
チューブ内径
(mm)
CS2シリーズ
CS1シリーズ
許容運動エネルギー
(J)
標準タイプ
ラバークッション付
0.022
0.043
0.038
0.075
0.055
0.11
0.09
0.18
0.15
0.29
0.26
0.52
0.46
0.91
0.77
1.54
1.36
2.71
2.27
4.54
RQ Series
チューブ内径
(mm)
有効クッション長さ
(mm)
吸収可能な運動エネルギー
(J)
20
25
32
40
50
63
80
100
5.8
6.1
6.6
6.6
7.1
7.0
7.5
8.0
0.40
0.63
1.00
1.60
2.50
4.00
6.40
10.00
16.7
R:ロッド側、H:ヘッド側
チューブ内径
(mm)
有効クッション長さ
(mm)
吸収可能な運動エネルギー
(J)
40
50
63
80
100
125
140
160
180
200
250
300
15.0
2.8
15.0
4.6
15.0
7.8
24.0
16
MB Series
29.0
29
21.0
32.3
21.0
44.6
21.0
58.8
22.5
78.4
22.5
98.0
28.5
147
28.5
265
R:ロッド側、H:ヘッド側
チューブ内径
(mm)
有効クッション長さ
(mm)
吸収可能な運動エネルギー
(J)
32
40
50
63
80
100
125
18.8
2.2
18.8
3.4
21.3
5.9
21.3
11
30.3
20
29.3
29
R:31.4 H:29.4
45
R:ロッド側、H:ヘッド側
1901
技術
資料
エアシリンダ技術資料w
空気消費量および所要空気量
資料2 空気消費量および所要空気量
空気消費量は、エアシリンダの往復作動によって、シリンダ内やシリンダと切換弁間の配管内で消費される空気量で、コンプレッサの選定・
ランニングコストの計算に必要となります。
所要空気量はシステムの上流配管系
(FRL、増圧弁など)
の機種サイズを選定するための流量指標値として必要になります。
q空気消費量
w所要空気量
計算式
計算式
(P1+0.1)
-6
qc1 =A1×L× ×10
(8)
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
0.1
(P2+0.1)
-6
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
qc2 =A2×L× ×10
(9)
0.1
P1
-6
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
qp1=a1× 1× 0.1
×10
(10)
P2
-6 ・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
qp2=a2× 2× 0.1
×10
(11)
l
l
複動形シリンダの場合
(12)
q =qc1+qp1+qc2+qp2 ・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
押出し単動形シリンダの場合
q =qc1+qp1・
(13)
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
qc =エアシリンダの空気消費量
qp =チューブまたは配管の空気消費量
q =エアシリンダの1往復当たりの空気消費量
A =エアシリンダのピストン受圧面積
L =エアシリンダのストローク
P =使用圧力
l =切換弁からエアシリンダまでの配管長さ
a =配管の内断面積
3
〔dm(ANR)
〕
3
〔dm(ANR)
〕
3
〔dm(ANR)〕
2
〔mm 〕
〔mm〕
〔MPa〕
〔mm〕
〔mm2〕
添字1:押出し側
添字2:引込み側
チューブ、鋼管の内部断面積
呼 び
T□0425
T□0604
TU0805
T□0806
1/8B
T□1075
TU1208
T□1209
1/4B
TS 1612
3/8B
T□1613
1/2B
3/4B
1B
1902
内断面積
a〔mm2〕
外 径
〔mm〕
内 径
〔mm〕
4
2.5
4.9
6
4
12.6
8
5
19.6
8
6
28.3
−
6.5
33.2
10
7.5
44.2
12
8
50.3
12
9
63.6
−
9.2
66.5
16
12
113
−
12.7
127
16
13
133
−
16.1
204
−
21.6
366
−
27.6
598
(qc1+qp1)
Q1 = t ×60・
(14)
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
qp )
Q1 =(qc +
×60
(15)
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
t
Q =Q1とQ2の大きい方となります。
1
2
2
2
Q =所要空気量
t =全ストローク時間
〔dm3/min(ANR)〕
〔s〕
添字1:押出し側
添字2:引込み側
各種条件に対する空気消費量および所要空気量の算出は当社
「機種選
定プログラム」
、
「省エネプログラム」
をご利用ください。
エアシリンダ技術資料e
理論出力表
資料3 理論出力表
適用シリンダ/CJ2・CM2・CG1・CA2・MB・CS1・CS2 Series
CJ2シリーズ
(ø6∼ø16)
CM2シリーズ CG1シリーズ
(ø20∼ø40) (ø20∼ø100)
CA2シリーズ
(ø40∼ø100)
MBシリーズ
(ø32∼ø125)
CS1シリーズ
CS2シリーズ
(ø125∼ø300) (ø125∼ø160)
複動形シリンダ
チューブ ロッド径
内径(mm) (mm)
6
3
10
4
16
5
20
8
25
10
32
12
40
14
16
50
20
63
20
80
25
100
30
125
140
160
32
36
32
36
38
40
180
45
200
50
250
60
300
70
単位:N
作動方向
OUT
IN
OUT
IN
OUT
IN
OUT
IN
OUT
IN
OUT
IN
OUT
IN
OUT
IN
OUT
IN
OUT
IN
OUT
IN
OUT
IN
OUT
IN
OUT
IN
OUT
IN
OUT
IN
OUT
IN
OUT
IN
OUT
IN
OUT
IN
OUT
IN
OUT
IN
受圧面積
(mm2)
28.3
21.2
78.5
66.0
201
181
314
264
491
412
804
691
1260
1100
1260
1060
1960
1650
3120
2800
5030
4540
7850
7150
12300
11500
12300
11300
15400
14600
15400
14400
20100
19000
20100
18800
25400
23900
31400
29500
49100
46300
70700
66800
0.2
5.66
4.24
15.7
13.2
40.2
36.2
62.8
52.8
98.2
82.4
161
138
252
220
252
212
392
330
624
560
1010
908
1570
1430
2460
2300
2460
2260
3080
2920
3080
2880
4020
3800
4020
3760
5080
4780
6280
5900
9820
9260
14100
13400
0.3
8.49
6.36
23.6
19.8
60.3
54.3
94.2
79.2
147
124
241
207
378
330
378
318
588
495
936
840
1510
1360
2360
2150
3690
3450
3690
3390
4620
4380
4620
4320
6030
5700
6030
5640
7620
7170
9420
8850
14700
13900
21200
20000
0.4
11.3
8.48
31.4
26.4
80.4
72.4
126
106
196
165
322
276
504
440
504
424
784
660
1250
1120
2010
1820
3140
2860
4920
4600
4920
4520
6160
5840
6160
5760
8040
7600
8040
7520
10200
9560
12600
11800
19600
18500
28300
26700
0.5
14.2
10.6
39.3
33.0
101
90.5
157
132
246
206
402
346
630
550
630
530
980
825
1560
1400
2520
2270
3930
3580
6150
5750
6150
5650
7700
7300
7700
7200
10100
9500
10100
9400
12700
12000
15700
14800
24600
23200
35400
33400
0.2
0.3
0.34
0.4
0.83
0.5
1.32
使用圧力MPa
0.6
17.0
12.7
47.1
39.6
121
109
188
158
295
247
482
415
756
660
756
636
1180
990
1870
1680
3020
2720
4710
4290
7380
6900
7380
6780
9240
8760
9240
8640
12100
11400
12100
11300
15200
14300
18800
17700
29500
27800
42400
40100
0.8
0.9
1.0
251
211
393
330
643
553
1010
880
1010
848
1570
1320
2500
2240
4020
3630
6280
5720
9840
9200
9840
9040
12300
11700
12300
11500
16100
15200
16100
15000
20300
19100
25100
23600
39300
37000
56600
53400
283
238
442
371
724
622
1130
990
1130
954
1760
1490
2810
2520
4530
4090
7070
6440
11100
10400
11100
10200
13900
13100
13900
13000
18100
17100
18100
16900
22900
21500
28300
26600
44200
41700
63600
60100
314
264
491
412
804
691
1260
1100
1260
1060
1960
1650
3120
2800
5030
4540
7850
7150
12300
11500
12300
11300
15400
14600
15400
14400
20100
19000
20100
18800
25400
23900
31400
29500
49100
46300
70700
66800
0.8
0.9
1.0
181
212
244
275
297
346
395
444
496
576
657
737
806
934
1054
1184
0.7
19.8
14.8
55.0
46.2
141
127
220
185
344
288
563
484
882
770
882
742
1370
1160
2180
1960
3520
3180
5500
5010
8610
8050
8610
7910
10800
10200
10800
10100
14100
13300
14100
13200
17800
16700
22000
20700
34400
32400
49500
46800
単動押出し形シリンダ
チューブ ロッド径
内径(mm) (mm)
2.5
1
4
2
6
3
10
4
16
5
20
8
25
10
32
12
40
14,16
作動方向
OUT
IN
OUT
IN
OUT
IN
OUT
IN
OUT
IN
OUT
IN
OUT
IN
OUT
IN
OUT
IN
単位:N
受圧面積
(mm2)
4.90
0.74
2.00
3.26
28.3
1.94
4.77
7.60
10.4
78.5
8.84
16.7
24.5
32.4
201
26.0
46.1
66.2
86.3
314
23.8
55.2
87
118
491
51.2
100
149
199
804
94
174
255
335
1260
176
302
428
554
12.6
使用圧力MPa
0.6
1.81
0.64
4.52
1.47
13.3
1.77
40.2
3.53
106.4
6.86
149
7.8
248
14
415
15
680
24
0.7
2.30
5.78
16.1
48.1
126.5
q単動形シリンダの理論出力は、押出し側の場合、複動形シリンダの理論出力からスプリングの第2次取付荷重を差し引いた値です。
引込み側の場合はスプリングの第1次取付荷重です。
wピストンロッドの引込み時に、負荷が掛るような使い方はさけてください。
技術
資料
1903
エアシリンダ技術資料r
結露
資料4 結露
空気圧システムにおいて、配管の内部などに水滴が発生し、機器の作動や寿命に影響することがあります。
このため、通常、供給する圧縮空気をエアドライヤなどにより除湿した後にシステムに送ります。しかし、装置の小型化、高速化の要求に伴い、
小型アクチュエータが使われる場合、除湿空気を使用しても結露し、故障が起こることがあります。
シリンダ選定の際には、下記の判定線図により結露判定を行ってください。
結露判定線図
0
結露する領域
-10
入口空気大気圧露点 ℃
条件
電磁弁切換間隔:ON 1秒、OFF 1秒
配管チューブ材質:ポリウレタン
-20
Ps[MPa]
-30
0.7
w
q
0.6
0.5
-40
0.4
-50
結露しない領域
-60
0
e
20
40
60
80
100
120
140
160
容積比 Kv
0
拡大図
-5
入口空気大気圧露点 ℃
-10
結露する領域
-15
-20
0.7
-25
Ps[MPa]
0.6
-30
0.5 0.4
-35
-40
結露しない領域
-45
-50
0
5
10
15
20
容積比 Kv
線図の見方
(1)
容積比Kv eを求めます。
次の容積比の定義式からKvを求めます。
Vt
0.1
Kv=――×――――
Vc Ps+0.1
Vt:配管の容積[cm3]
Vc:シリンダの容積[cm3]
Ps:供給空気のゲージ圧力[MPa]
(2)
供給空気の大気圧露点qと容積比Kv eの交点wを求めます。
(3)
交点wが該当する領域によって、結露するかしないかを判断します。
結露対策についての詳細は、別冊「空気圧システムにおける結露対策」
(ホームページに掲載)をご参照ください。
結露判定は、
当社の「空気圧機器選定プログラム Ver.3.5」でも同様に行うことができます。
1904