Managing users

クイック スタート:ユーザーとパートナーの可視性を管理する
カスタマーガイド
このガイドは、Microsoft Business Center またはマイクロソフト ボリューム ライセンス センターをご利用になるお客様向けに作成
されています。お客様の居所によって、これらの 2 つのサイトのうちどのサイトが適用されるかが決まります。Business Center はボ
リューム ライセンス センターに取って代わるものです。近日中には、世界中のお客様がサインインすると、Business Center のサイト
に自動的に案内されるようになります。このガイドは、Business Center またはボリューム ライセンス センターを利用しているかに
かかわらず、ユーザーをサポートします。
両サイトとも広範な機能が用意されており、それによってユーザーとパートナーの可視性を管理することができます。ユーザーの検索、
新規ユーザーの追加、およびユーザー権限管理のための役割を割り当てたり、削除したりすることができます。このほか、複数の
Microsoft パートナーを保有している場合、そのパートナーの可視性も管理することができ、これによって、一部のパートナーは、他
の Microsoft パートナーが注文したライセンスとサービスを確認できます。
Microsoft Business Center をご利用の場合
開始するには、Business Center にサインインして、トップメニューから [アカウント] を選択し、[アクセスの管理] を選択します。
マイクロソフト ボリューム ライセンス センターをご利用の場合
開始するには、マイクロソフト ボリューム ライセンス センターにサインインし、ダッシュボードページ(ホームページ)から [ア
クセスの管理]を選択します。
マイクロソフト ボリューム ライセンス
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クイック スタート:ユーザーとパートナーの可視性を管理する
目次
概要 ............................................................................................................... 3
[アクセスの管理]セクション ....................................................................................... 3
登録する ........................................................................................................... 3
ユーザーを検索する ............................................................................................... 4
ユーザーを追加する ............................................................................................... 6
ユーザー管理者の追加 ............................................................................................. 7
ユーザー役割について ............................................................................................. 8
新しいユーザーが追加されたことを確認する ......................................................................... 8
職場アカウントについて ........................................................................................... 9
既存ユーザーに役割を割り当てる ................................................................................... 9
あるユーザーを管理者に昇格する、もしくは個人情報を変更する ......................................................10
パートナーの可視性の管理 ..........................................................................................10
可視性の許可 ....................................................................................................10
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クイック スタート:ユーザーとパートナーの可視性を管理する
概要
このクイック スタート ガイドでは、Business Center でユーザーを管理するための基本的なタスクおよびパートナーの可視性の割り当
てについて詳しく説明します。
•
[ユーザーの管理]では、組織内での役割と権限の割り当て、および新規ユーザーの Business Center への追加などを行いま
す。
•
[パートナーの可視性の管理]は、複数のパートナーを保有する組織向けのもので、これより、一部のパートナーは、他の
Microsoft パートナーが注文したライセンスとサービスを確認することができます。.
[アクセスの管理]セクション
[アクセスの管理]は、以前[ユーザーの管理] という名称のセクションでした。このセクションの名称は、[パートナーの可視性
の管理] というタブに対応するため変更されました。
[アクセスの管理]セクションにアクセスすると、[ユーザーの管理]と[パートナーの可視性の管理] という 2 つのタブが表示さ
れます。
この新規のタブにより、他のパートナーが Microsoft パートナーのために購入したライセスとサブスクリプションを Microsoft パート
ナーに確認させることができます。
登録する
Business Center またはボリューム ライセンス センターをご利用になるには、まず組織を登録してサイトを利用できるようにします。
ドメイン管理者が職場アカウントを登録した後に初めて Business Center にサインインできるようになります。適正な役割を有してい
れば、サインイン後すぐに他のユーザーを組織に追加し、また、役割と権限を管理できます。
注:職場アカウントは、所属組織により個人に割り当てられたアカウントで、これにより、Business Center、Office 365、その
他の Microsoft オンラインサービスにアクセスすることができます。
ユーザーを管理するには、Business Center でアカウント管理者、契約の管理者、またはユーザー管理者の役割が割り当てられている
必要があります。(役割についての詳細情報は、ユーザーの役割についてのセクションをご参照ください。)
自分に割り当てられている役割がわからない場合は、次の手順に従って確認してください。
1.
[Business Center] セクションの任意のページの右上隅で、自分のユーザー名を選択し、[プロファイル] を選択します。
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2.
[マイプロフィール] のページには、お客様の [役割]が、[契約番号]、[購入アカウント番号] の並びに表示されます。複数の役
割を所有できます。
自分に割り当てられているユーザー 役割は、[プロファイル] ページに表示されます。複数の役割を所有できます。
新規の役割をリクエストするには、所属組織のボリューム ライセンス管理者またはドメイン管理者に連絡します。
ユーザーを検索する
組織の誰かが Business Center を利用しているかどうかを確認したい場合は、検索することができます。
[ユーザーの管理] のページで、お客様の Azure Active Directory にあるユーザーを検索することができます。方法は、次のとおりです。
1.
[連絡先電子メールで検索] では、電子メール アドレスが既にわかっている場合に、特定のユーザーをすばやく見つけられま
す。
2.
[ステータスでフィルター] では、特定のアカウント ステータスを持つユーザーのみを表示できます。
3.
表示された結果を並べ替えたり フィルター処理したり すれば、表示をさらに絞り込むことができます。
連絡先メールアドレスによって、ユーザーを検索することができます
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検索結果がたくさんありすぎる場合、それらを分類、絞り込みすることができます
[ステータスでフィルター] のオプションには、次のものがあります。

すべて:すべてのユーザーが結果に表示されます。

アクティブ:アクティブなユーザー (Business Center へのサインインが完了しているユーザー) が結果に表示されます。

保留中:追加されてようこそ電子メール メッセージが送信されたが、まだ Business Center にサインインしていないユーザー
が結果に表示されます。

期限切れ:追加されたが、14 日間の期限内にサインインしてアカウントをアクティブ化しなかったユーザーが結果に表示され
ます。
注:期限切れのユーザーも、お客様が [全て] を選択した場合、表示されます。[期限切れ] オプションは、期限切れのユーザー
を特定し、Business Center へのサインインを促す招待メールを再送するのに利用できます。
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ユーザーを追加する
お客様の組織から新しいユーザーを追加し、Business Center へのアクセスをその方々に与える方法は以下のとおりです。:
1.
[ユーザーの管理] ページで [ユーザーの追加] を選択します。
2.
[ユーザーの追加] ページで、各フィールドを完全に入力し、追加したいそれぞれ追加になるユーザーを必要なだけ繰り返し
てください。役に立つヒントを表示するには、そのフィールドで [ヘルプ] アイコン
をお選びください。
この人物に対する [ユーザーの追加] の全てのフィールドを完全に入力してください。

連絡先電子メールアドレス:この新しいユーザーのメールアドレス。

ユーザー ID:このユーザーに、唯一の識別(ID)を割り当ててください。これは、メールアドレスの中によくみられるユーザー名で
す。たとえば、メールアドレスに [email protected] とある方には taitoy といった固有のユーザー名を使用します。

ドメイン:お客様の職場アカウントと結びついたドメインをご選択ください。ユーザーID に加え、ドメインは、各ユーザーが、
Business Center へのサインインに使用しなければならない 職場アカウントを形成します。職場アカウント作成の重要な側面は、
職場アカウントで使用するドメイン名の選択にあります。職場アカウントの説明については、以下の職場アカウントについてのセ
クションをご参照ください。
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ご自身の組織内で、すでに職場アカウントをお持ちの場合は、そのドメインをご使用ください。職場アカウントを初めてつくる必
要がある場合、お客様の組織におけるドメイン管理者が、使うべきドメインが何かを選定します。ドメイン名の選び方、職場ア
カウントの作り方についての説明は、Business Center の [ヘルプ] のセクションの Business Center に関するクイックスタート・ガ
イド・登録をご参照ください。

パスワード受信者の電子メールアドレス:パスワードおよびその他の情報をそのユーザーに送るためのご希望のメールアドレス。
注:あるユーザーの職場アカウントは、その人のメールアドレスとは必ずしも同じとは限りません。たとえば、メールアドレ
スが [email protected] という方が、職場アカウントは [email protected] ということもあります

使用言語:Business Center からこのユーザーが受信する電子メール通知の言語を設定します。

国/地域

役割:以下に記載するカスタマーの 1 つ以上の役割を割り当てて、Business Center でのこのユーザーのアクセス権限を設定します。

ユーザー管理者の追加
お客様が新しいユーザーの方をユーザー管理者に指定されるか、Business Center での役割に、現行のユーザーを昇格する場合、
お客様の組織内 Azure Active Directory における全社管理者に指定することにより、他のユーザーを追加する資格をこの人物に
与えるための、追加オプションが表示されます。
お客様のディレクトリに、このユーザーが新しいユーザーを作成できるようにしたい場合、お客様の Azure Active Directory
(AAD)におけるグローバル・アドミニストレーターの役割が必要になります。お客様が、AAD でその方たちをグローバル・ア
ドミニストレーターにしない場合、その方たちは、お客様のディレクトリ内で、既存のユーザーへの役割を割り当てることだけが
可能です。
Business Center で、その方たちをユーザー管理者に指定することに加えて、お客様のディレクトリに新しいユーザーを作成する
資格を、このユーザーの方に与えるよう許可する場合は、このチェックボックスにチェックを入れてください。
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ユーザー役割について

Business Center でユーザーに割り当てることができるカスタマー役割には、次のようなアクセス権限レベルが設定されてい
ます。お客様は、Azure Active Directory でのユーザーの役割と、その他のユーザー情報(名前やメールアドレスなど)を編
集する必要があります。
次のセクションで、ユーザーの昇格、その方たちの情報の変更について、その方法を説明します。
役割
アクセス権限レベル
アカウント管理者
この役割に割り当てられたユーザーは、すべてのタスクを管理できま
す。
契約管理者
この役割を割り当てられたユーザーは、契約に関連する情報を表示でき
ます。
ユーザー管理者
この役割を割り当てられたユーザーは、ユーザーを管理できます。
アカウント管理者
この役割を割り当てられたユーザーは、アクティブな契約の編集、セル
フサービスのプロビジョニングの処理、ソフトウェアのダウンロード、
契約、キー、注文、ライセンス詳細、およびレポートの表示を実行でき
ます。
レポート閲覧者
この役割を割り当てられたユーザーは、契約、キー、注文、ライセンス
詳細、およびレポートの表示を実行できます。
アカウント閲覧者
この役割を割り当てられたユーザーは、契約、注文、ライセンス詳細、
およびレポートの表示を実行できます。
新しいユーザーが追加されたことを確認する
[ユーザーの追加] ページの入力が終わって、[送信] をクリックすると、自動的に [ユーザーの管理] ページに戻ります。

新規ユーザーが正常に追加されたことを確認するには、このページで通知メッセージを確認します。

新規ユーザーに管理者役割を割り当てようとしている場合は、先に組織の Windows Azure Active Directory (AAD) でこのユー
ザーを新しい役割に昇格する必要があることを伝えるメッセージも表示されます。次のセクションで、ユーザーの昇格、その
方たちの情報の変更について、その方法を説明します。
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職場アカウントについて
職場アカウントとは、管理者と組織の他のユーザーが Business Center、Office 365、およびその他の Microsoft ビジネス サービスへの
アクセスに使用するユーザー アカウントのことです。
職場アカウントは、Outlook.com のメールまたは Xbox として、Microsoft からの個人的なサービスにアクセスするために使用され、
Microsoft アカウント(Live ID として以前は知られていましたが)とは異なります。職場アカウントは、個人使用のために意図されて
いませんが、組織の Microsoft サービスに、従業員がサインインすることを可能にします。
個人ユーザーが特に各自の職場アカウントを設定することはありません。そのかわり、その方たちのアカウントは、通常、所属する組
織から割り当てられています。職場アカウントは、作成およびクラウドで管理される、または Active Directory などのオンプレミスデ
ィレクトリから、同期させることができます。
Business Center およびその他の Microsoft ビジネス・サービスへのアクセスのため、個人の Microsoft アカウントのかわりに、職場ア
カウントを使用することによって、組織は、集中化されたユーザーの管理やその他の特典を得ることになります。従業員が、Business
Center とその他のオンラインサービスにアクセスするため、同じ職場アカウントを利用する場合、それらのサービスを通じて、シン
グルサインインを享受します。
既存ユーザーに役割を割り当てる
Business Center で新規ユーザーを追加したり、既存ユーザーの詳細情報を更新したりする際に、ユーザーに役割を 4 つまで割り当て
ることができます。
方法は、次のとおりです。
1.
[アカウント]、次に [ユーザーの管理] を選択します。
2.
[ユーザーの管理] ページで、編集するユーザーを見つけます。
3.
ユーザーをクリックすると、[ユーザーの詳細] ページが表示されます。
4.
[編集] をクリックし、[役割] の下にあるメニューでこのユーザーに対して役割を選択または削除して、[保存] をクリックし
ます。各種役割に関する簡単な説明については、このガイドの [ユーザー役割について] を参照してください。
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クイック スタート:ユーザーとパートナーの可視性を管理する
あるユーザーを管理者に昇格する、もしくは個人情報を変更する
Business Center で、3 種類の管理者役割のうちのいずれかに、あるユーザーを割り当てる場合、同時に、お客様の組織の Microsoft
Azure Active Directory での同じ役割に、それらのユーザーを昇格することになります。
また、Azure 管理ポータルで、その方たちの役割やユーザーに関するその他の情報を閲覧する、変更することが可能です。
パートナーの可視性の管理
複数の Microsoft パートナーを保有しているお客様は、[パートナーの可視性の管理]タブにより、他の Microsoft パートナーが注文
したライセンスとサブスクリプション(サービス)を一部のパートナーに閲覧させることができます。当該パートナーは、ボリュー
ム ライセンス パートナー センターでこれらのライセンスやサービスを確認することができます。
初期設定では、パートナーはこの権限が付与されない限り、他のパートナーが注文したこれらのライセンスやサブスクリプションを確
認することができないようになっています。権限付与が変更されない限り、当該パートナーが確認できるのはライセスとサブスクリプ
ションのみです。
他のパートナーによって購入されたライセンスやサブスクリプションをパートナーに確認させたくないと判断した場合は、その権限を
後から取り消すことができます。
注:チャンネルパートナーの変更 (COCP) を行うと、以前のパートナーが購入したライセンスとサブスクリプションは、他の
パートナーに関連付けされます。
可視性の許可
他のパートナーが購入したライセンスやサブスクリプションをパートナーが閲覧できるようにする方法は以下のとおりです。
1.
Business Center の[アクセスの管理]セクションに進み、[パートナーの可視性の管理]タブを選択します。
2.
[アカウントを選択する]をクリックして、購入アカウントを選択します(まだ選択していなかった場合)。
3.
パートナー名の下で、他のパートナーによって注文されたライセンスとサブスクリプションを閲覧させたいパートナーを選
択します。
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4.
[可視性を許可する]の下で、他のパートナーに閲覧させたいライセンスとサブスクリプションを購入したパートナーを選
択します。パートナーが 2 名のみの場合は、ここには 1 名のみのパートナーが表示されます。パートナーが複数いる場合は、
ここには複数のパートナーが表示されます。
5.
パートナーに許可を与えましたら、[保存]をクリックします。パートナーの可視性は正常に変更されましたと記載される
確認メッセージが表示されます。
他のパートナーが購入したライセンスとサブスクリプションを閲覧できるよう許可を与えたパートナーに対して、Microsoft は当該パ
ートナーに、ボリューム ライセンス パートナー センターで当該ライセンス等を閲覧する方法を説明する電子メールを送信します。
注:Microsoft パートナーが 1 名のみの場合は、この[パートナーの可視性の管理]設定は適用されません。
この参考例では、Microsoft パートナー (パートナー A)は 1 名のみですので、可視性を許可する他のパートナーは存在しません。
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