くしろの産業鉱工業 Mining and manufacturing ■ 釧路市では、｢釧路コールマイン(株)｣の｢釧路炭鉱｣が国内唯一の坑内掘炭鉱として、今も５０万ｔ強の石炭を生産しています。また、優れた日本の炭鉱技術を産炭国に移転し、安定供給を図るため、国の委託事業に基づく研修事業の実施により、ベトナムや中国の研修生を受け入れて経営や採堀、保安などの指導を行っており、海外産炭国における生産量の増加や炭鉱災害世界の最先端を行く採炭技術(SD 採炭方式) 【コールマイン(株)の石炭生産量】生産量（千トン）の低減に大きく寄与しています。管内の工業は、平成２６年工業統計調査結果（H２６. １２.３１現在）によると、事業所数 309 事業所、従業者数 8,649 人、製造品出荷額等約３,724 億円となっており、業種別では地域の農林水産業と関わりのある食料品製造業とパルプ・紙・紙加工品製造業で出荷額等の 68％を占め、次いで医薬品製造を含む化学工業が 11％、飲料・たばこ・飼料製造業が８％という状況です。管内は、土地が広く、また年間を通しての日照時間千トンが長く、太陽光エネルギーの活用に適していることや H21 H22 H23 H24 H25 H26 再生可能エネルギー固定価格買取制度（ＦＩＴ）の開ｺｰﾙﾏｲﾝ 575 588 544 528 529 539 始（H２４.7）により、大規模太陽光発電所の建設をはｺｰﾙﾏｲﾝ以外 629 548 682 694 706 748 じめ、道内初のバイナリー発電施設の建設など、様々国内炭総量 1,204 1,136 1,226 1,222 1,235 1,287 な再生可能エネルギー導入への取組が盛んになってき (道庁調べ) ています。また、地場産業の高度化と新産業の創出の拠点として活動している｢釧路工業技術センター｣は、釧路根室圏における中小企業等の技術力の向上、新製品・新技術の開発、販路開拓、事業化等に対する支援、人材育成、産業間・産学官の連携の推進などに努めています。管内の大規模太陽光発電所（メガソーラー）３７ Industries of Kushiro ●管内工業の状況（平成２６年工業統計調査）釧路工業技術センター３８