別紙 「特定共通構造部型式指定自動車の出荷検査証の発行及び点検

別紙
「特定共通構造部型式指定自動車の出荷検査証の発行及び点検整備方式の周知に関する規程」
(案)及び
「道路運送車両の保安基準第2章及び第3章の規定の適用関係の整理のため必要な事項を定め
る告示の一部を改正する告示」(案)に関する意見募集について
(概要)
1.背景
トラック及びバスについては、共通して製作された構造部分にトラックの荷台やバスの内
装、座席等を架装することで製造されており、当該構造部分等の基準適合性及び品質管理体
制の確認の合理化を目的として、平成 27 年6月に公布された道路運送車両法及び自動車検
査独立行政法人法の一部を改正する法律(平成 27 年法律第 44 号)により改正された道路運
送車両法(昭和 26 年法律第 185 号。以下「法」という。)において、特定共通構造部の型式
指定に係る制度が新設されました。
今般、トラック及びバスの基準適合性の確認について更なる合理化を図るため、(独)自
動車技術総合機構の検査員が当該自動車の新規検査において参考とできるよう、特定共通構
造部の型式指定の申請者(以下「型式指定申請者」という。)が出荷検査証を発行することが
できることとする等、所要の措置を講ずる「特定共通構造部型式指定自動車の出荷検査証の
発行及び点検整備方式の周知に関する規程」を制定することとします。
また、
(法第 75 条の2第1項の規定により型式指定を受けた特定共通構造部を有する自動
車(法第 75 条第1項の規定により型式指定を受けた自動車を除く。以下「特定共通構造部
型式指定自動車」という。)における道路運送車両の保安基準(昭和 26 年運輸省令第 67 号。
以下「保安基準」という。)及び道路運送車両の細目を定める告示(平成 14 年国土交通省告
示第 619 号。以下「細目告示」という。)の基準の適用について、出荷検査証が発行されて
いる場合は、その発行日を元に判断することとするため、道路運送車両の保安基準第2章及
び第3章の規定の適用関係の整理のため必要な事項を定める告示(平成 15 年国土交通省告
示第 1318 号。以下「適用整理告示」という。)の一部を改正することとします。
2.概要
(1)特定共通構造部型式指定自動車の出荷検査証の発行及び点検整備方式の周知に関する規程
の制定
①出荷検査証の発行
特定共通構造部型式指定自動車を当該特定共通構造部の型式指定申請者が譲渡する場合
において、当該特定共通構造部型式指定自動車が
・指定を受けた型式としての構造、装置及び性能を有すること。
・法第 29 条第2項又は法第 30 条の届出をした車台番号及び原動機の型式が明確に
打刻されていること。
を満たしていると認められるときは、当該特定共通構造部型式指定自動車の出荷検査証を
発行し、これを譲受人に交付することができることとします。
②点検整備方式の周知
出荷検査証を発行する場合は、型式指定申請者は特定共通構造部型式指定自動車の点検整
備方式を、使用者に対して周知させるための措置を講じることとします。
(2)適用整理告示の一部改正
適用整理告示において、出荷検査証が発行された共通構造部型式指定自動車に対して適用
される保安基準及び細目告示の基準の適用について、当該出荷検査証の発行日を基準とする
規定を追加することとします。
3.スケジュール(予定)
公布・施行:平成 28 年6月