業 - 経済界

No.1066
茂木友三郎
キッコーマン名誉会長 取締役会議長 ──
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ゲスト
連載 茂
世界基準の笑顔をつくる
年収1億円の流儀
─────── 江上 治
実録!関西の勇士たち
─────── 眞島 弘
カオス
(混沌)
の国
インド市場を知る
──── 帝羽ニルマラ純子
ニューヨークレポート
────── 津山恵子
グローバルニュースの深層
─────── 佐藤 優
WORLD INSIGHT
─────── 広木 隆
深読み経済ニュース解説
────── 永濱利廣
パートナーエージェント社長 ───
─
フェイス 佐藤
─
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アグリメディア社長 ─
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後編
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─
東洋大学 ──────────
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FROM EDITOR ──
書評
大人のエンタメ
MARKET EXPRESS ──
企業EYE
〜新時代を創る経営者たち〜 ─
─
イノベーターズ
HEADLINE
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Special
Report2016
企業最前線
特別企画 経済界倶楽部
名古屋ゴルフコンペ
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──
PHOTO REPORT
中村龍明の
ミスショット110番
霞が関番記者レポート──
─
成功法則の「見える化」と
「できる化」───坂本善博
事業構想大学院大学学長、
宣伝会議メディア・情報統括
燦々トーク
田中里沙
諸藤貴志
生産と流通だけじゃない
都市と農業をつなぐサービス業
JTBグループ
「農業×観光」
で人を呼び込む地域に変える
農産物輸出拡大の鍵は
認証にあり ──────────────────
2020年までに
1兆円を目指す
農産物輸出は拡大するか
全日本空輸社長 ─
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年目のANA国際線 これまでと、
これから
「視点」
Special Interview
篠辺 修
特集
総論農業維新始まる
クボタ社長 ─
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効率化と出口戦略がニッポン農業復活のカギ
木股昌俊
─
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野村アグリプランニング
──────
&アドバイザリー社長 ─
農業でも大事なビジネスの視点
西澤 隆
企業が農業参入する理由
日本の農業技術で世界に進出
銀座農園社長 ─
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News Report 三菱自が日産傘下に 存在感示せなかった金曜会 ─
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東芝新社長に綱川副社長 新体制で再建を急ぐ ────────
「貯蓄から投資へ」
の掛け声も空しく
冬の時代到来で高まる証券業界の再編機運 ──
────────
飯村一樹
─
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劇的に進んだ日本の省エネ化
「最終エネルギー消費」
が問う原発の存在意義
Company Report「新たなグローバル戦略で日本市場の掘り起こしを」
日本ランズエンド社長 ─────────────
損害保険ジャパン日本興亜社長 ──
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弁護士、
作家
後編
龍のデンタルセミナー ─
─
現代医療の真相
────── 米山公啓
スポーツインサイドアウト
────── 二宮清純
永田町ウォッチング
────── 山田厚俊
「経済界電子版」
稲辺裕樹
久慈食品代表取締役 ──
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Topic Interview「日本製の食品をマレーシアで販売したい! これが私の夢です」
野下健司
DMM.com会長 ─
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異色経営者の
「脱力系」
経営
Leaders Profile「会社はプラットフォーム」
亀山敬司
西澤敬二
松井オフィス代表、
良品計画名誉顧問
史上初の戦後生まれの衆議院議長が語る
政治家としての本音
徳川宗家 代目
前編
─
───
もっと強い会社に」
Top Interview「現場主義を進化させ、
「公」を生きる
松井忠三×牛島 信
企業統治の正鵠
─
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第 回「巻き返し」
衆議院議長
大島理森×德川家広
シリーズ温故知新
黒字化の次はアジアナンバーワン
全日本空輸社長
(当時) ─
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PC だけでなく、スマートフォンとタブレッ
トにも対応しています。
http://net.keizaikai.co.jp
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全日本空輸社長・篠辺 修
経営者のためのビジネス情報サイト
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山元峯生
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企業 と農業
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CONTENTS
2016.6.7
30年目のANA国際線
これまでと、これから
「 / 体制」
と呼ばれ
かつて
る航空規制があった。
その規制
47
︱グアム線を就航した。
あれか
3日、
悲願の国際線定期便・成田
いなかったが、
1986年3月
のチャーター便しか認められて
下ではANAの国際線は近距離
45
ら 年。
今では、 都市 路線を
30
40
篠辺 ちょうど入社 年目の頃
で整備本部の技術部におりまし
︱︱ 1986年の国際線定期
便就航時にはどちらの部署に。
悲願の就航も、
黒字化の
めど立たず
いた。
線について篠辺修社長に話を聞
らに成長のスピードを増す国際
結ぶまでになっている。
近年、
さ
60
レの数を増やしたり、
ギャレー
ー機を飛ばしましたので、
トイ
準備や、
グアム線はトライスタ
た。
就航先に整備体制を整える
10
篠辺 修
全日本空輸社長
聞き手=本誌/古賀寛明 写真=山内信也
014
企業 と農業
農家の高齢化に後継者不足、
耕作放棄地の増大と、
日本の農業界は多くの課題を抱えている。
その上、
TPP
(環太平洋経済連携協定)
への
参加は、
日本の農産物が世界との競争に
巻き込まれる新たな難問を突き付けてきた。
こうした事態に、
わが国の農業は
大打撃を受けてしまうのではないかと
悲観的に考える人も少なくない。
一方で、
企業が積極的に農業事業に参入し、
ICTなど新たな技術は農業に変革を
もたらしつつある。
その主役は大手、
ベンチャーといった規模にかかわらず
自分たちの技術や得意分野を
生かそうとする「企業」だ。
古い慣習が破壊され、
新たな技術や
アイデアが流入するニッポンの農業界は
いま変革の時を迎えている。
年先の基幹産業となれるか、
ニッポン農業の潜在力を探る。
(本誌/古賀寛明)
018
2016.6.7
019
Illustration Noriko Sato
Photo Motoki Sato
特集
10
農業維新始まる
総論
カナダなど環太
米国や豪州、
平洋地域 カ国が参加するTP
Pは、
世界のGDPの %
(31
日本の農業はがけっぷちに立
たされている。
農林水産省のデ
本にとって追い風の吹く産業が
市場を生み出す。
製造業など日
00兆円)
を占め、
8億人の巨大
40
ータによれば、
今から 年前、
農
黒船TPPが、
農業維新を起こす
12
家の数は344万戸あった。
そ
しさを増す業界も少なくない。
ある一方、
聖域が認められず、
厳
005年)となり、そして昨年
( 年)
には215万戸と激減し
%の関税が段階的にではある
農業に関しても全品目のうちの
れが、 年後には284万戸
(2
21
ている。
農業の市場規模ともい
が撤廃されることが決まった。
豚肉など一部については今後も
関税や国家貿易制度が維持され
兆5千億円あったものが、
年には、
8兆3639億円にま
をかけるようにTPP
(環太平
した先の見えない中、
追い打ち
課題は山積みなのである。
そう
いだと悲観する人も多いが、
む
P。
日本の農業はこれでおしま
幕末の黒船のようなインパク
トを伴って農業界に訪れるTP
て大変革となり、
大きなチャン
しろ、
これは日本の農業にとっ
まった。
洋経済連携協定)
への参加が決
違いのない話だ。
との競争に巻き込まれるのは間
るが、
ほとんどの農産品が世界
人が 歳以上と高齢化が進む。
63
さらに
高齢化に後継者不足、
は耕作放棄地の問題もあるなど
65
で減り、
農業従事者も ・5%の
14
重要5品目とされた米、
麦、
牛・
82
10
える総産出額も、
1990年に
15
11
020