沖縄県業務継続計画(新型インフルエンザ等対策編)改訂業務委託仕様書 1. 件名 沖縄県業務継続計画(新型インフルエンザ等対策編)改訂業務委託 2. 目的 県は、新型インフルエンザ等の発生時においても、新型インフルエンザ等対策に関する業 務を実施するほか、県としての意思決定機能を維持し、最低限の県民生活の維持、治安の維 持、経済活動の調整・支援等に必要な業務を円滑に継続することが必要であるとともに、市 町村等関係機関、県民への情報提供や支援を混乱することなく適切に行うことが求められる。 そのため、県は、新型インフルエンザ等発生時においても、県がその機能を維持し必要な 業務を継続することができるよう、新型インフルエンザ等発生時に想定される社会・経済の 状況やこれを踏まえた講ずべき措置を定めるため、平成 21 年に「新型インフルエンザ発生に 伴う沖縄県業務継続計画」 (以下「BCP」という。 )を策定したところである。 本業務は、新型インフルエンザ等対策に関する国等の最新の動向等を踏まえ、計画の実効 性の向上を図るため、BCP を修正するものである。 3. 履行期間 契約締結の日から平成 29 年 3 月 31 日まで 4. 履行内容 (1) 被害想定シナリオの作成 「沖縄県新型インフルエンザ等対策行動計画」 (平成 25 年 10 月) 、 「新型インフルエ ンザ等対策政府行動計画」 (平成 25 年 6 月)等を踏まえ、BCP の前提となる被害想定シ ナリオを作成する。 (2) 業務の仕分け 業務継続の考え方を整理し、業務仕分けの基準を見直す。 この基準に基づき、業務の仕分けを行うための調査方法を立案し、全庁的な調査に用 いる調査票を作成し、提供する。 調査の実施に当たって県が開催する職員説明会に出席し、説明や助言等、必要な支援 を行う。 調査結果を集計・分析し、全庁的な調整事項を整理し、提供する。必要に応じて、県 が実施する各部局へのヒアリングに同席し、助言等を行う。 (3) 業務継続のための課題及び対策の検討 (2)の調査結果を踏まえ、新型インフルエンザ等発生時における業務継続のための課題 及び対策について、対策が必要な項目を整理し、対策内容を検討する。 対策については、発生時の対策及び発生前の対策をあわせて検討する。また、PDCA 1 サイクルによる BCP の運用についてもあわせて検討する。なお、感染対策については、 一般の事業所向けと、県民等が来所するため個別に作成する必要がある事業所(施設) 向けの内容を検討する。感染対策の検討体制についても提案するものとする。 (4) 委員会等資料の作成 BCP の策定に係る庁内委員会(3 回程度) 、および上記(2)に係る調査に当たっての職 員説明会(2 回程度)について、必要な資料を作成する。 (5) BCP文書の作成 (1)~(4)を踏まえ、BCP 文書を作成する。 5. 打合せ協議 受託者は、本業務における主要な区切りや県が必要と認めた場合には、県と打合せ協議を 行い、必要に応じてその結果を記録し相互に確認する。 6. 成果品 次の印刷物および電子データ(Word、Excel、PowePoint など)を納品する。 なお、本業務により作成した成果品の著作権等の諸権利は、委託者に帰属するものとし、 受託者は委託者の承諾なく成果品を第三者に貸与、又は公表してはならない。 (1) BCP 文書 ·······························································120 部程度 (2) (1)の電子データ(調査データを含む) ························一式(CD-R 等) (3) 庁内委員会資料(3回、各回 20 部) ··························60 部程度 (4) (3)の電子データ·······················································一式(CD-R 等) (5) 職員説明会資料(2回、各回 60 部) ··························120 部程度 (6) (5)の電子データ·······················································一式(CD-R 等) (7) 本業務を実施するにあたり作成した全ての資料 ·············電子データ一式(CD-R 等) (8) 受託者が出席する打ち合わせ・会議の議事録 ················電子データ一式(CD-R 等) 7. 委託料の上限額 本委託業務の上限額は、6,000,000 円以内とする(消費税含む。 ) 。 ただし、この金額は、企画提案のために設定した金額であり、実際の契約金額とは異なる。 8. 秘密の保持 受託者は、本業務中に知り得た秘密を他人に漏らしてはいけない。 また、業務終了後も同様とする。 9. 再委託について (1) 一括再委託の禁止等 契約の全部の履行を一括又は分割して第三者に委任し、又は請負わせることはできない。 また、以下の業務(以下「契約の主たる部分」という。)については、その履行を第三 2 者に委任し、又は請負わせることができない。 ただし、これにより難い特別な事情があるものとしてあらかじめ県が書面で認める場合 は、これと異なる取扱いをすることがある。 (2) 再委託の相手方の制限 ア 上記(1)で定める「契約の主たる部分」は、以下のとおりとする。 ① 契約金額の50%を超える業務 ② 企画判断、管理運営、指導監督、確認検査などの統轄的かつ根幹的な業務 イ 本契約の公募参加者であった者に契約の履行を委任し、又は請負わせることはできな い。 また、指名停止措置を受けている者、暴力団員又は暴力団と密接な関係を有する者に 契約の履行を委任し、又は請負わせることはできない。 (3) 再委託のできる簡易な業務 本委託契約の履行に当たり、委託先が第三者に委任し、又は請け負わせることのできる 簡易な業務は、以下のとおりとする。 ア 資料の収集・整理 イ 複写・印刷・製本 ウ 原稿・データの入力及び集計 10. その他 (1) 本業務の内容は、原則としてこの仕様書に基づくものとする。ただし、仕様書に定めの ない事項、又は本業務を実施するにあたり疑義が生じた場合は、委託者と受託者が協議 して定めるものとする。 (2) 受託者は本業務の履行に当たり、委託者と緊密に連絡を取り合い誠実に対応する。 (3) 本業務の事項に際しては、関係法令を遵守し適正に行う。 (4) 成果品提出後であっても、不備が発見されたときは、速やかに受託者の費用負担により 修正すること。 3
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