平成28年5月26日 沖縄公共職業安定所における文書の誤

厚生労働省
沖 縄 労 働 局
Press Release
Okinawa Labour Bureau
沖縄労働局発表
沖縄労働局職業安定部
平 成 28年 5 月 26日
担
職業安定課長
比嘉
均
当
地方職業安定監察官
渡名喜敦子
電話:098-868-1655
沖縄公共職業安定所における文書の誤交付について
沖縄労働局(局長 待鳥 浩二)は、沖縄公共職業安定所(所長 下里 勝則)にお
いて発生した個人情報を含む文書の誤交付について、下記のとおり事実を確認のうえ、
必要な措置を講じましたので、概要をお知らせいたします。
記
1
概要
沖縄公共職業安定所(以下「沖縄所」という。)において、A事業所に交付すべき従
業員Bさんの介護休業給付金支給決定通知書と雇用保険被保険者休業開始時賃金月額
証明書(事業主控)(以下「支給決定通知書等」という。)を、誤ってC事業所に交付
するという事案が発生した。
※
支給決定通知書等には、Bさんの氏名、性別、住所、生年月日、雇用保険被保険者番号、介護休業開始・終了
年月日、口座番号、支給金額、賃金額及び雇用保険被保険者資格取得年月日並びに介護対象家族の氏名、性別及
び生年月日等の個人情報が記載されていた。
2 事実経過
(1)平成 28 年 5 月 10 日、A事業所から、従業員であるBさんの介護休業給付金支給
申請書が提出された。
(2)同月 12 日、職員Cは、当該申請書について、A事業所を含む複数の事業所から提
出された書類とともにシステム入力等の一連の処理を終え、これらの事業所に支給
決定通知書等を交付するため、職員Eに書類を回付した。
(3)同日、職員Eは、回付を受けた書類について、郵送により交付するものと、書類
保管用事業所専用ボックス(以下「ボックス」という。)を経由して交付するものに
仕分けるとともに、A事業所のボックスへ格納すべきBさんの支給決定通知書等を、
誤ってD事業所のボックスへ格納した。
※
沖縄所においては、書類の取扱件数が多い一部の事業所に限り、事業所が再び沖縄所を訪れた際に交付する
までの間、書類を保管するためのボックスを設けている。
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(4)同月 18 日、D事業所が沖縄所を訪れた際、職員Fは、D事業所のボックスから書
類を取り出し、A事業所のBさんの支給決定通知書等が混入したままD事業所に交
付した。
(5)同日、職員Cが別件によりD事業所に電話連絡をした際に、D事業所の担当者か
ら、交付を受けた書類の中に別の事業所の支給決定通知書等が紛れているとの報告
があったため、次長と職員CがD事業所を訪問し、経過の説明と謝罪を行い、了解
を得るとともに、誤交付したBさんの支給決定通知書等を回収した。
(6)同月 19 日、次長と担当課長がA事業所を訪問し、担当者とBさんに経過の説明と
謝罪を行い、了解を得た。
3 発生原因
(1)複数の異なる事業所に係る書類を机上で同時に処理していたために、書類の紛れ
込みが生じてしまったこと。
(2)ボックスへ書類を格納する際と書類を取り出して事業所に交付する際に、書類の
確認を十分に行わなかったこと。
4 再発防止策
(1)沖縄所において、同月 19 日、緊急幹部会議を行い、所長から幹部職員に対して本
事案の経過を説明するとともに、以下のとおり個人情報の適正な取扱いの徹底を指
示した。
① 複数の異なる事業所に係る書類を取り扱う際は、机上で同時に処理しないこと
に加え、書類の提出を受けてから交付するまでのすべての作業工程において、ク
リップ止めの上、事業所ごとにクリアファイルを用いて書類を管理すること。
② ボックスへ書類を格納する際と書類を取り出して事業所に交付する際は、それ
ぞれ、交付連絡票を用い、提出を受けた書類の種類ごとに件数を確認するととも
に、事業所名と対象者名を 1 件ずつ読み上げ、誤った書類が混入していないか 1
枚ずつ確認すること。
(2)沖縄労働局において、同月 23 日、職業安定部長が沖縄所に出向き、所長、次長そ
の他の幹部職員に対し、個人情報の適正な取扱いの徹底を指示した。また、速やか
に管内公共職業安定所長を参集させる会議を行い、今般の誤交付事案の経過や発生
原因の詳細を改めて共有し、再発と類似事案の発生の防止について指示することと
している。
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