騒音・振動 - 目黒区

-騒音・振動 騒音・振動
Ⅰ 自動車騒音・道路交通振動及び交通量調査
1 自動車騒音等の調査目的及び調査事項
騒音規制法施行令の改正に伴い平成15年度から、騒音規制法第18条の規定に基
づく「自動車騒音の状況の常時監視」の事務を、目黒区が行うことになった。幹線道
路の沿道における環境基準の達成状況を把握することを目的として6区間について騒
音の測定、調査及び面的評価を行った。
また、騒音規制法第21条の2及び振動規制法第19条の規定に基づき、幹線道路
の自動車騒音及び道路交通振動の状況を把握することを目的として11地点で測定を
行った。
なお、「自動車騒音の状況の常時監視」の基準点での騒音測定時並びに「幹線道路
の自動車騒音及び道路交通振動」の測定時に、騒音測定時の交通条件として、上下線
別・車種別交通量等の調査を行った。
2 自動車騒音の状況の常時監視
騒音の環境基準では、道路に面する地域については、一定地域ごとに当該地域の全
ての住居等のうち騒音のレベルが基準値を超過する戸数及び超過する割合を把握する
ことにより評価する「面的評価」を行うことになっている。道路構造・交通条件等か
ら道路騒音の影響が概ね一定とみなせる区間に分割した区間を、評価区間といい、こ
れを単位として、騒音の測定及び面的評価を行う。
(1)評価区間
目黒区内の国道・都道9路線を、道路構造・交通条件等により20の評価区間に
分割した。
これまでの測定で騒音レベルの高い玉川通りなど2区間は、定点観測区間として
毎年度測定及び評価を行う。目黒通り及び駒沢通りの区界部分の短い区間について
は、騒音測定をせずに隣接する評価区間の結果から推計する騒音非観測区間とし、
その他の区間を4年度に1度測定及び評価を行う準定点観測区間とした。
(2)騒音測定及び面的評価の結果
定点観測区間2区間及び準定点観測区間4区間の計6評価区間について、「自動
車騒音の状況の常時監視に係る法定受託事務の処理基準(平成12年5月18日付
環大二第53号)」により、騒音の測定及び面的評価を行った。測定及び評価を実
施した評価区間は、表ー1のとおりである。
ア 騒音の測定方法
騒音規制法に基づく政令(昭和46年6月23日総理府、厚生省令第3号)に
定めるJISZ8731により、JIS C1502に規定される騒音計を使用し
て測定を行った。
基準点では、10分単位で24時間連続測定を行い、平均処理し、各1時間値
を算出した。基準点の騒音レベルは、表ー2のとおりである。
イ 面的評価の方法
基準点の騒音測定結果から、道路端からの距離減衰量及び建物群による減衰量
を差し引き、残留騒音結果などから把握した地域の残留騒音レベルを考慮するこ
とにより、距離帯ごとの騒音レベルを推計の上、当該評価区間内の全ての住居等
のうち、騒音レベルが環境基準を超過する戸数及び超過割合を算出して面的評価
を行った。面的評価の結果は、表ー3のとおりである。
-騒音・振動-
表ー1 平成19年度常時監視の評価区間及び基準点
対象道路
(通称名)
車線数
道路
種別
玉川通り
6
国道
目黒通り
4
都道
山手通り
4
都道
環七通り
6
都道
駒沢通り
2
都道
旧山手通り
4
都道
評価区間
始点/終点住所
青葉台3−1
大橋2−24
下目黒1−5
下目黒2−21
下目黒3−9
下目黒3−1
柿の木坂1−5
東が丘1−1
柿の木坂2−1
八雲5―10
青葉台1―5
青葉台4−3
測定地点(基準点)
住所/用途地域
騒音類型
東山3−1
C地域
商業地域
3種区域
目黒2−8
C地域
商業地域
3種区域
下目黒3−5
C地域
商業地域
3種区域
柿の木坂2−4
B地域
第二種住居地域
3種区域
東が丘1−5
A地域
第一種中高層住宅専用地域
2種区域
A地域
青葉台1−1
第二種中高層住居専用地域
2種区域
観測区分
定点
観測区間
準定点
観測区間
準定点
観測区間
定点
観測区間
準定点
観測区間
準定点
観測区間
表ー2 平成19年度常時監視騒音測定結果
対象道路
(通称名)
測定月日
開始日
終了日
車道端 道路敷地 地上高 暗騒音 昼 間 単位(dB)
夜 間 単位(dB)
からの 境界から
さ
レベル
環境
環境 等価騒音 騒音レベ
等価騒音
騒音レベ
の距離
距離
レベル
ル中央値
(m)
(dB)
(m)
基準
基準 レベル ル中央値
(m)
2月13日 2月14日
玉川通り
4.7
2月13日 2月14日
目黒通り
5.8
2月13日
2月14日
山手通り
6.1
2月13日 2月14日
環七通り
3.9
2月13日 2月14日
駒沢通り
3.0
2月13日 2月14日
旧山手通り
5.8
※ 24時間連続測定
※ 昼間:午前6時から午後10時まで
夜間:午後10時から午前6時まで
0
0
0
0
0
0
1.2
1.2
1.2
1.2
1.2
1.2
―
―
―
―
―
―
70
70
70
70
70
70
74
70
76
71
66
68
73
69
75
67
62
65
65
65
65
65
65
65
75
70
76
69
64
68
73
66
72
62
57
61
表ー3 平成19年度常時監視面的評価結果
昼 間
夜 間
対象道路 評価対象住居等
昼間・夜間とも 昼間・夜間とも
(通称名) 戸数(戸)
達成戸数(戸) 率(%) 達成戸数(戸) 率(%) 基準値以下(戸) 基準値超過(戸)
1,544
1,092 70.7
524 33.9
524
452
玉川通り
858 67.3
1,274
1,214 95.3
858
60
目黒通り
1,655
1,232 74.4
1,026 62.0
1,026
423
山手通り
1,581
1,425 90.1
919 58.1
919
156
環七通り
843
838 99.4
812 96.3
812
5
駒沢通り
305
302 99.0
252 82.6
252
3
旧山手通り
4,391 61.0
7,202
6,103 84.7
4,391
1,099
合 計
※ 評価対象住居等戸数に、防音工事助成工事を行った住戸数を含んでいない。
これは、防音工事助成工事を行った住戸については、環境基準の評価において「主として窓を閉め
た状態で生活している」と認められる場合の屋内評価の対象として、環境基準を達成しているものと
みなしているためである。
-騒音・振動3 幹線道路の自動車騒音及び道路交通振動測定
(1)測定地点
騒音規制法第21条の2及び振動規制法第19条の規定に基づき、幹線道路の自
動車騒音、道路交通振動の測定を行った。また同時に交通量の調査を行った。
対象道路の概要及び測定期間等は表ー4のとおりである。
表ー4 平成19年度自動車騒音等測定期間及び測定地点の道路概要
対象道路
(通称名)
測定地点
用途地域
測定期間
目黒通り
(碑文谷4)
碑文谷4−16
第一種住居地域
H19. 8. 6
∼ 8.10
目黒通り
(八雲2)
八雲2−9
第一種住居地域
H19. 8. 6
∼ 8.10
目黒通り
(八雲3)
八雲3−24
第一種住居地域
H19. 8.27
∼ 8.31
山手通り
(青葉台3)
青葉台3−21
商業地域
H19. 8.27
∼ 8.31
駒沢通り
(中央町2)
中央町2−17
第一種住居地域
H19. 9.10
∼ 9.14
補助26号線
目黒本町2−1
準工業地域
H19. 9.10
∼ 9.14
(目黒本町2
丁目)
車線数・幅員
歩道幅員
5車線16.6m
歩道上り4.5m
下り4.3m
6車線16.8m
歩道上り4.3m
下り4.3m
5車線18.5m
歩道上り4.1m
下り4.1m
4車線32.0m
歩道内回5.0m
外回3.0m
2車線14.0m
歩道上り3.0m
下り3.0m
2車線15.0m
歩道内回3.0m
外回3.0m
騒音
類型
振動
類型
B地域
1種区域
3種区域
B地域
1種区域
3種区域
B地域
1種区域
3種区域
C地域
2種区域
3種区域
B地域
1種区域
3種区域
C地域
2種区域
3種区域
(2)測定方法
ア 自動車騒音
騒音規制法に基づく政令(昭和46年6月23日総理府、厚生省令第3号)に定
める方法により、4路線6地点で測定を行った。
測定はJIS C 1502に規定される騒音計を使用し、10分間測定、2分ブ
ランクを1時間で5回繰り返して、等価騒音レベル(Leq)及び騒音レベルの中
央値(L50)を得た。
イ 道路交通振動
振動規制法に定める方法により測定を行った。
測定は、JIS C 1510に規定される振動レベル計を使用し、10分間測定、
2分ブランクを1時間で5回繰り返して、時間率振動レベル(L10)を得た。
(3) 測定結果
ア 自動車騒音(表ー5)
道路別に騒音レベルを比較すると、騒音が最も大きかったのは山手通り(青葉台
3)で、昼間73dB、夜間72dBであり、他の地点はすべて昼間・夜間とも70
dB未満であった。
環境基準への適合状況は、昼間は山手通り(青葉台3)のみが超過、他は適合して
いた。また、夜間は全地点で環境基準値を超過していた。
要請限度は、昼間では全地点で限度値以下であり、夜間は山手通り(青葉台3)の
みが超過し、その他の地点では限度値以下であった。
イ 道路交通振動(表ー5)
全地点で両時間帯とも振動規制法で規制されている要請限度を下回った。
-騒音・振動-
☆ 音のめやす
デシベル
(dB)
120
110
100
90
80
70
60
50
40
30
20
状 態
飛行機のエンジン近く
自動車の警笛(前方2m)
電車の通るときのガード下
大声による独唱・騒々しい工場内・ピアノ
地下鉄の車内(窓を開けたとき)
掃除機・騒々しい事務所
静かな乗用車・普通の会話
静かな事務所
深夜の住宅地・図書館
ささやき声
木の葉のふれあう音
☆ 振動のめやす
デシベル
(dB)
100
90
80
70
60
50
状 態
壁に割れ目が入り、煙突・石垣等が破損する
家屋が激しく揺れ、すわりの悪いものが倒れる
家屋が揺れ、戸、障子がガタガタと音を立てる
戸、障子がわずかに動く程度
静止している人にだけ感じる
人体には感じない
気象庁震度階
5 強震
4 中震
3 弱震
2 軽震
1 微震
0 無震
-騒音・振動表ー5 平成19年度自動車騒音及び道路交通振動測定結果
測定道路(通称名)
時 間 帯
目黒通り(碑文谷4)
目黒通り(八雲2)
騒 音
昼 間
(dB)
夜 間
測定 環境基 要請
結果 準の値 限度
測定 環境基 要請
結果 準の値 限度
測定
結果
要請
限度
測定
結果
要請
限度
70
42
70
40
65
69
69
目黒通り(八雲3)
69
山手通り(青葉台3)
73
駒沢通り(中央町2)
69
補助26号線(目黒本町2)
68
70
以下
70
以下
70
以下
70
超過
70
以下
70
以下
75
68
適合
75
66
適合
75
68
適合
75
72
適合
75
69
適合
75
67
適合
65
超過
65
超過
65
超過
65
超過
65
超過
65
超過
振 動
昼 間
適合
70
適合
54
適合
70
適合
超過
70
70
適合
70
44
42
70
20.0
30.0
40.0
50.0
60.0
70.0
40
適合
80.0
dB
測定道路
目黒通り(碑文谷4)
目黒通り(八雲2)
騒音 昼間
目黒通り(八雲3)
騒音 夜間
振動 昼間
山手通り(青葉台3)
振動 夜間
駒沢通り(中央町2)
補助26号線(目黒本町2)
65
適合
騒音・振動測定結果グラフ
10.0
65
適合
42
※ 3日間の平均値を登載した。
0.0
65
適合
39
適合
適合
65
適合
適合
44
70
52
適合
41
70
70
適合
適合
47
70
(dB)
夜 間
65
適合
-騒音・振動4 交通量調査
「自動車騒音の状況の常時監視」の基準点での調査時並びに「幹線道路の自動車騒音
及び道路交通振動」の測定時に、騒音測定時の交通条件として、上下線別・車種別交通
量及び上下線別平均速度を測定した。
(1)測定方法
騒音測定地点付近で、毎時10分間手動カウンターで、走行方向別、車種別に計測
した。10分間の交通量を1時間交通量に換算して集計した。
平均車速は、昼間(午前6時から午後10時まで)・夜間(午後10時から午前6
時まで)の各時間区分(昼間、夜間)で1回ずつ、走行方向別に区分して、大型・小
型2分類、各10台の実測を行ない算術平均して整理した。
(2)車種の分類
車種は、「自動車騒音の状況の常時監視に係る法定受託事務の処理基準」に基づき、
表ー6のとおり分類した。
表ー6 車種分類表
分 類
大型車Ⅰ
大型車Ⅱ
小型車
二輪車
ナンバープレートの車種番号等
最大積載量5t以上のトラック
(道路運送車両法の速度表示のあるもの、大型番号標の車両)
定員30名以上のバス(大型番号標の車両)
普通貨物車(ナンバープレート1、10∼19、100∼199)
特殊車両 (ナンバープレート8、80∼89、800∼899、
9、90∼99、900∼999、
0、00∼09)
定員30名未満のバス
普通乗用車(ナンバープレート3、30∼39、300∼399)
小型乗用車(ナンバープレート5、50∼59、500∼599、
7、70∼79、700∼799)
貨客車(ライトバン)を含む小型貨物車
(ナンバープレート4、40∼49、400∼499、
6、60∼69、600∼699)
軽自動車 (ナンバープレート4、40∼49、5、50∼59)
自動二輪車及び原動機付自転車
-騒音・振動(3)測定結果
交通量及び平均走行速度の測定結果は表ー7、車種別の交通量・混入率の測定結果
は、表ー8とおりである。
交通量の道路別では、玉川通りが最も多く、次いで環七通りであった。
平均走行速度は、全測定時で昼間に比較し夜間が速い。道路別では、環六通り、目黒通りに
速い地点があった。
車種別では、環七通りの大型車及び普通貨物車(分類区分:大型車Ⅱ・貨物車)の
交通量が他の道路と比較し突出している。
表ー7 平成19年度交通量測定結果
対象道路
測定地点
玉川通り
東山3-1
Ⅰ
目黒2-8
目 Ⅱ
黒 碑文谷4-16
通 Ⅲ
り 八雲2-9
Ⅳ
八雲3-24
山 Ⅰ
手 青葉台3-21
通 Ⅱ
り 下目黒3-5
駒 Ⅰ
沢 東が丘1-5
通 Ⅱ
り 中央町2-17
環七通り
柿の木坂2−4
旧山手通り
青葉台1-1
補助26号線
目黒本町2‐1
測定値平均
交通量(台)
測定
月日
2/13
∼14
2/13
∼14
8/7
∼8
8/7
∼8
8/28
∼29
8/28
∼29
2/13
∼14
2/13
∼14
9/11
∼12
2/13
∼14
2/13
∼14
9/11
∼12
騒音測
定区分
常時
監視
常時
監視
騒音
振動
騒音
振動
騒音
振動
騒音
振動
常時
監視
常時
監視
騒音
振動
常時
監視
常時
監視
騒音
振動
昼間
交通量(台)
夜間
全日
58,938
21,684
80,622
42
44
43
38,514
13,206
51,720
41
48
45
43,470
11,172
54,642
42
48
45
41,040
9,858
50,898
52
53
53
37,572
8,208
45,780
53
57
55
44,496
11,196
55,692
43
50
47
45,324
11,322
56,646
51
60
56
20,076
6,852
26,928
38
42
40
20,316
7,116
27,432
39
40
40
56,112
12,264
68,376
47
51
49
20,250
6,318
26,568
48
51
50
10,854
2,934
13,788
41
43
42
36,414
10,178
46,591
45
49
47
昼夜別交通量・車速
平均車速(km/h)
昼間
夜間
全日
車速(Km/h)
70,000
70.0
60,000
60.0
50,000
50.0
40,000
40.0
夜間交通量
30,000
30.0
昼間車速
20,000
20.0
夜間車速
10,000
10.0
玉
川
通
目
り
黒
通
り
Ⅰ
目
黒
通
り
Ⅱ
目
黒
通
り
Ⅲ
目
黒
通
り
Ⅳ
山
手
通
り
Ⅰ
山
手
通
り
Ⅱ
駒
沢
通
り
Ⅰ
駒
沢
通
り
Ⅱ
環
七
通
り
Ⅰ
旧
山
手
通
補
り
助
26
号
線
0
0.0
昼間交通量
表ー8 平成19年度車種別交通量測定結果
対象道路
測定地点
玉川通り
東山3-1
Ⅰ
目黒2-8
目 Ⅱ
黒 碑文谷4‐16
通 Ⅲ
り 八雲2-9
Ⅳ
八雲3-24
山 Ⅰ
手 青葉台3‐21
通 Ⅱ
り 下目黒3-5
駒 Ⅰ
沢 東が丘1‐5
通 Ⅱ
り 中央町2‐17
環七通り
柿の木坂2-4
旧山手通り
青葉台1-1
補助26号線
目黒本町2-1
測定値平均
測定
月日
騒音測
定区分
2/13
∼14
常時
監視
2/13
∼14
常時
監視
8/7
∼8
騒音
振動
8/7
∼8
騒音
振動
8/28
∼29
騒音
振動
8/28
∼29
騒音
振動
2/13
∼14
常時
監視
2/13
∼14
常時
監視
9/11
∼12
騒音
振動
2/13
∼14
常時
監視
2/13
∼14
9/11
∼12
常時
監視
騒音
振動
大型Ⅰ
2,988
3.7%
534
1.0%
1,314
2.4%
2,376
4.7%
1,626
3.6%
1,908
3.4%
1,806
3.2%
576
2.1%
246
0.9%
6,468
9.5%
438
1.6%
204
1.5%
1,707
3.7%
大型Ⅱ
小型車
二輪車
上段:台数/下段:混入率
6,636
62,532
8,466
8.2%
77.6%
10.5%
4,362
43,998
2,826
8.4%
85.1%
5.5%
3,270
45,786
4,272
6.0%
83.8%
7.8%
3,444
42,276
2,802
6.8%
83.1%
5.5%
3,000
39,504
1,650
6.6%
86.3%
3.6%
3,612
45,234
4,938
6.5%
81.2%
8.9%
4,968
45,126
4,746
8.8%
79.7%
8.4%
1,740
23,022
1,590
6.5%
85.5%
5.9%
1,524
23,514
2,148
5.6%
85.7%
7.8%
9,774
47,202
4,932
14.3%
69.0%
7.2%
954
23,196
1,980
3.6%
87.3%
7.5%
1,152
11,106
1,326
8.4%
80.5%
9.6%
3,703
37,708
3,473
7.9%
80.9%
7.5%
合計
80,622
51,720
54,642
50,898
45,780
55,692
56,646
26,928
27,432
68,376
26,568
13,788
46,591
※車種別混入率は四捨五入しているため、合計が100%にならない場合がある。
車種別交通量・混入率
交通量(台)
70,000
混入率(%)
100.0%
90.0%
80.0%
70.0%
60.0%
50.0%
40.0%
30.0%
20.0%
10.0%
0.0%
60,000
50,000
40,000
30,000
20,000
10,000
平
均
玉
川
目 通り
黒
通
目 りⅠ
黒
通
目 りⅡ
黒
通
目 りⅢ
黒
通
山 りⅣ
手
通
山 りⅠ
手
通
駒 りⅡ
沢
通
駒 りⅠ
沢
通
り
Ⅱ
環
七
旧 通り
山
手
通
補
り
助
26
号
線
0
大型Ⅰ交通量
大型Ⅱ交通量
小型車交通量
二輪車交通量
大型Ⅰ混入率
大型Ⅱ混入率
小型車混入率
二輪車混入率
-騒音・振動-
Ⅱ 鉄道騒音・振動
区内には、東急田園都市線、東急東横線、東急目黒線、東急大井町線、JR山手
線、京王井の頭線、営団地下鉄日比谷線(東横線直通)、営団地下鉄南北線(目黒
線直通)、都営地下鉄三田線(目黒線直通)の鉄道が走行している。区では、鉄道
公害の現状を把握し、今後の鉄道公害対策の資料とするため、地下部を走行する東
急田園都市線と工事中の東急目黒線を除いた鉄道について測定を行った。
1 測定地点
測定対象路線及び測定地点は、表ー1のとおりである。
路線名
駅区間
東急東横線
都立大学∼自由が丘
東急大井町線
緑が丘∼自由が丘
京王井の頭線
神泉∼駒場東大前
JR山手線
目黒∼恵比寿
測定地点
線路構造
自由が丘1−18
平地
緑が丘2−16
平地
駒場3−5
平地
三田1−12
掘割
用途地域
第一種低層
住居専用地域
第一種低層
住居専用地域
第一種中高層
住居専用地域
第一種住居地域
地域類型
Ⅰ
Ⅰ
Ⅰ
Ⅰ
2 測定方法
(1)騒音
騒音レベルは、各測定地点に設置した普通騒音計(A特性、SLOW)によ
り1列車毎に測定し、これをレベルレコーダーに記録した。原則として上り・
下り合わせて20本測定し、ピークレベルの大きさが上位10本のものをパ
ワー平均し、その値を代表値とした。
(2)振動
振動レベルは、各測定点に設置した振動レベル計(鉛直振動特性、SLO
W)により、1列車毎に測定し、これをレベルレコーダーに記録した。原則と
して上り・下り合わせて20本測定し、ピークレベルの大きさが上位10本の
ものを算術平均し、その値を代表値とした。
(3)列車速度
列車速度は、ある目標点を定め、車両前端及び後端がその直前を通過するの
に要する時間をストップウォッチで測定し、同時に車両数を数えて列車速度を
求めた。
(4)測定機器設置地点
測定器は測定側の軌道中心線から直角に12.5mと25.0mの地点に設置
し、2地点について同時測定を行った。
(5)測定時間帯
測定時間帯は、昼間及び夜間で測定した。
(6)測定機器
普通騒音計 :リオン社製NL−21
振動レベル計 :リオン社製VM−52
レベルレコーダー(2チャンネル):リオン社製LR−20
ストップウォッチ
-騒音・振動3 測定結果
路
線
測定日
時間帯
昼間
東急東横線
12月4日
夜間
昼間
東急大井町線
12月7日
夜間
昼間
京王井の頭線
11月22日
夜間
昼間
JR 山手線
12月18日
夜間
騒 音
振 動
測定地点 測定値 平均速度 測定値 平均速度
(dB)(Km/h)(dB)(Km/h) 12.5m
84
80.0
65
84.1
25.0m
78
77.5
57
81.8
12.5m
86
83.3
62
77.8
25.0m
79
81.8
58
82.7
12.5m
85
69.2
61
69.4
25.0m
80
69.4
51
69.7
12.5m
85
67.7
63
68.1
25.0m
79
67.7
51
66.9
12.5m
75
63.9
62
64.1
25.0m
70
64.5
56
62.7
12.5m
75
61.4
62
56.4
25.0m
69
61.3
56
57.3
12.5m
86
62.1
58
65.6
25.0m
80
62.1
55
64.7
12.5m
84
63.0
58
64.1
79
63.0
55
64.3
25.0m
[参考]新幹線鉄道についての環境基準
地域類型Ⅰ 70dB以下
騒音に係る環境基準値
地域類型Ⅱ 75dB以下
振動に係る指針値
※
70dB以下
地域類型Ⅰ「主として住居用の地域」
地域類型Ⅱ「商工業地域等(地域類型Ⅰ以外の地域)であって
通常の生活を保全する必要がある地域」
-騒音・振動-
鉄道騒音・振動経年変化 (東急東横線)
昼間帯
単位:dB
年度
動
25.0m
60
59
59
59
57
15
16
17
18
19
騒
12.5m
84
84
82
86
84
音
25.0m
78
78
80
80
78
振
12.5m
64
65
65
64
65
鉄道騒音・振動経年変化 (東急東横線)
単位:dB
夜間帯
年度
15
16
17
18
19
騒 音
12.5m
25.0m
84
79
84
78
83
79
86
80
86
79
鉄道騒音・振動経年変化(東急東横線)昼間帯
振
12.5m
65
64
65
64
62
動
25.0m
59
59
59
59
58
鉄道騒音・振動経年変化(東急東横線)夜間帯
100
100
90
90
騒音12.5m
騒音12.5m
80
騒音25.0m
80
騒音25.0m
70
振動12.5m
dB
dB
振動12.5m
70
振動25.0m
60
50
振動25.0m
60
50
15
16
17
年度
18
19
15
16
17
年度
18
19
-騒音・振動鉄道騒音・振動経年変化 (東急大井町線)
単位:dB
鉄道騒音・振動経年変化 (東急大井町線)
昼間帯
年度
15
16
17
18
19
騒
12.5m
85
84
82
86
85
音
25.0m
79
79
80
81
80
振
12.5m
61
56
49
62
61
動
25.0m
58
51
54
51
51
年度
15
16
17
18
19
騒 音
12.5m
25.0m
85
77
83
78
83
79
85
81
85
79
振
12.5m
56
49
61
62
63
動
25.0m
50
54
50
51
51
鉄道騒音・振動経年変化(東急大井町線)夜間帯
鉄道騒音・振動経年変化(東急大井町線)昼間帯
100
100
90
90
騒音12.5m
騒音12.5m
80
80
騒音25.0m
dB
単位:dB
夜間帯
dB
70
騒音25.0m
70
振動12.5m
60
振動25.0m
振動12.5m
60
振動25.0m
50
50
40
40
15
16
17
年度
18
19
15
16
17
年度
18
19
平成16年度12.5m地点の振動測定結果について
12.5m測定点と25m測定点では道路埋設物等の違いがあり、これにより振動の測定結果に影響があった。
12.5m測定点と道路埋設物等の違いがある9m地点との比較から埋設物等の影響を推計する。
・電車の通過による振動値で18dBから23dBの差が、振動計横の車両通過で値で11dBから16dBの差があった。
・12.5m地点は他の地点と比較し、10∼16dB程度の測定値が低くなっていると考えられる。
この差を勘案しても振動に係る指針値を超えていないため、測定地点を変えての再測定を行わなかった。
-騒音・振動-
鉄道騒音・振動経年変化 (京王井の頭線)
単位:dB
鉄道騒音・振動経年変化 (京王井の頭線)
昼間帯
年度
15
16
17
18
19
騒
12.5m
75
75
75
76
75
単位:dB
夜間帯
音
25.0m
71
70
71
72
70
振
12.5m
63
62
62
62
62
動
25.0m
56
55
55
55
56
年度
15
16
17
18
19
騒 音
12.5m
25.0m
75
70
76
71
75
71
77
74
75
69
振
12.5m
63
62
62
62
62
動
25.0m
54
55
55
55
56
鉄道騒音・振動経年変化(京王井の頭線)夜間帯
鉄道騒音・振動経年変化(京王井の頭線)昼間帯
100
100
90
90
騒音12.5m
80
騒音12.5m
騒音25.0m
80
騒音25.0m
dB
dB
振動12.5m
70
振動25.0m
60
振動12.5m
70
振動25.0m
60
50
50
15
16
17
年度
18
19
15
16
17
年度
18
19
-騒音・振動-
鉄道騒音・振動経年変化 (JR 山手線)
単位:dB
鉄道騒音・振動経年変化 (JR 山手線)
昼間帯
年度
15
16
17
18
19
騒
12.5m
91
92
84
86
86
単位:dB
夜間帯
音
25.0m
87
86
81
81
80
振
12.5m
60
59
58
57
58
動
25.0m
53
53
54
54
55
年度
15
16
17
18
19
騒 音
12.5m
25.0m
86
82
90
86
84
82
86
83
84
79
鉄道騒音・振動経年変化(JR山手線)昼間帯
振
12.5m
60
59
58
59
58
動
25.0m
53
54
54
55
55
鉄道騒音・振動経年変化(JR山手線)夜間帯
100
100
90
90
騒音12.5m
騒音12.5m
80
80
騒音25.0m
dB
騒音25.0m
dB
振動12.5m
70
振動12.5m
70
振動25.0m
振動25.0m
60
60
50
50
15
16
17
年度
18
19
15
16
17
年度
18
19