本業務仕様書 - 吹田市|ホームページ

吹田市北大阪健康医療都市(健都)における
健康・医療のまちづくり加速化プラン(健都版生涯活躍のまち基本計画)
策定支援業務委託 仕様書
1 業務名
吹田市北大阪健康医療都市(健都)における健康・医療のまちづくり加速化
プラン(健都版生涯活躍のまち基本計画)策定支援業務
2 適用範囲
本仕様書は、吹田市(以下「甲」という。)が実施する「吹田市北大阪健康
医療都市(健都)における健康・医療のまちづくり加速化プラン(健都版生涯
活躍のまち基本計画)」(以下「加速化プラン」という。)の策定に対する支援
業務(以下「本業務」という。)に関して必要な事項を定めるとともに、受託
者(以下「乙」という。)が履行しなければならない事項を定めたものである。
本業務の実施にあたっては、本仕様書によるほか監督職員の指示により実施す
るものとする。
3 業務の目的
北大阪健康医療都市(健都)においては、国立循環器病研究センター、市立
吹田市民病院、駅前複合商業施設、健都イノベーションパーク、健康増進公園
や高齢者向けウェルネス住宅の整備など、本市を含む各事業主体によるまちづ
くりが進捗している。
こうした中、今後は、各事業者が展開する「健康・医療」の要素を盛り込ん
だソフト事業をどのように相互連携していくかが重要となる。
そのため、本市では、
「吹田市まち・ひと・しごと創生総合戦略」において、
健都における「生涯活躍のまち」構想の実現に取り組むことを位置付け、各事
業主体や医療関係企業・研究機関、地域住民等が連携しながら、健康づくり、
生きがいづくり、就労、社会活動、生涯学習等に関する健都ならではの取組が
主体的に創出される環境整備を進めていくこととしている。
本業務では、健康・医療のまちづくりに関する各種計画等を基に、平成 27
年(2015 年)12 月に国において示された「生涯活躍のまち構想(最終報告)」
も踏まえながら、これまで進めてきた健康・医療のまちづくりをさらに加速さ
せるような効果的な連携や取組を展開し、健都ならではの先駆的な健康づくり
や生きがいづくり等の創出するためのプランの策定を目的としている。
1
4 関連計画等
(1) 吹田操車場跡地まちづくり全体構想(平成 19 年(2007 年)6月)
(2) 東部拠点のまちづくり計画(平成 21 年(2009 年)3月)
(3) 東部拠点環境まちづくり計画(平成 21 年(2009 年)3月)
(4) 吹田市「健康・医療のまちづくり」基本方針 (平成 26 年(2014 年)5月)
(5) 吹田操車場跡地まちづくり実行計画(平成 27 年(2015 年)3月)
(6) 吹田操車場跡地地区低炭素まちづくり計画(平成 27 年(2015 年)3月)
(7) イノベーションパーク(仮称)利用基本計画(平成 27 年(2015 年)3月
(8) 北大阪健康医療都市を中心とした健康・医療のまちづくりに関する考え
方について 中間報告(平成 27 年(2015 年)8月関係者合意)
(9) 北大阪健康医療都市健康増進広場整備方針(平成 27 年(2015 年)12 月)
(10) 健都2街区高齢者向けウェルネス住宅整備方針(平成 27 年(2015 年)12 月)
(11) 「生涯活躍のまち」構想(最終報告)(平成 27 年(2015 年)12 月)
(12) 吹田市人口ビジョン(平成 28 年(2016 年)3 月)
(13) 吹田市まち・ひと・しごと創生総合戦略(平成 28 年(2016 年)3 月)
5 業務内容
本業務の内容は、概ね次のとおりである。
なお、関係者会議や検討会議等の開催回数は、進捗状況によって増える場
合がある。
(1) 各種調査、分析等
以下の内容等について基礎的な情報の収集、調査、分析等を行う。
ア 健都内各街区における健康寿命延伸の取組の現状と課題の整理
健都内各事業主体*1 のHPや刊行物、論文等の公表資料から、各主体別
に現在の取組や連携を整理すること
*1 健都内各事業主体
国立循環器病研究センター、市立吹田市民病院、4 街区複合商業施設事業
者(西日本旅客鉄道㈱)及びテナント事業者(店舗、診療所、フィットネ
スクラブ、ホテル)、2 街区高齢者向けウェルネス住宅事業実施者*2、イノ
ベーションパーク進出事業者*3、健康住宅地事業者(近鉄不動産㈱、大和
ハウス工業㈱、名鉄不動産㈱)、摂津市、吹田市
*2 平成 28 年(2016 年)9 月頃決定予定、
*3 平成 28 年度(2016 年度)末頃決定予定
イ 健都内各事業主体へのヒアリングの実施
2
健都内各事業主体に対し、甲が実施するヒアリングについて、ヒアリ
ング方法の提案、資料作成、出席、議事録作成等の支援を行うこと。な
お、ヒアリングの内容は、アを基に、公表されていないその他の取組や
連携がないか、また、今後新たに拡充を検討する取組や連携、施設完成
後に新たに検討する取組や連携がないか、等とする。
ウ
行政や地域団体等の取組との連携に向けた現状と課題の整理
行政や地域の取組に関するホームページや刊行物等の公表資料、各
種統計資料から、各主体別に健都での連携が期待される取組を整理する
とともに、そのあり方について分析を実施すること
【参考】行政や地域団体等の取組の例
・行政(大阪府、吹田市、保健所)による健康づくりや介護予防、生涯学
習等
・地域組織(吹田市地区連合自治会、吹田市商工会議所、シルバー人材セ
ンター等)による活動
・吹田市の地域ボランティアやNPO等による活動
・吹田市の医療・福祉事業者(三師会、介護事業者連絡会、市内各病院)
による社会活動
・吹田市内 5 大学(大阪大学、関西大学、千里金蘭大学、大阪学院大学、
大和大学)による生涯学習プログラム
エ
参考となる他自治体の先行事例等の調査研究
健都における健康・医療のまちづくりについて参考となる、国内の類
似する先行事例を調査の上、健都における応用等について分析すること
(2) 基本的事項の検討・提案
4に示す関連計画や5(1)により調査・分析した結果を踏まえ、以下の
内容について、検討を行うとともに、提案を行うこと
ア
基本的考え方等
加速化プラン策定に向けた基本的な考え方について検討・提案を行う
こと
また、健都内各事業主体や地域住民*4 が共有するまちづくりの共通コン
セプト(宣言)案について、検討・提案を行うこと
3
*4
地域住民
健都内に居住する住民だけでなく、周辺地域の居住者も含めた住民の
ことをいう
イ
各主体が目指す方向性等
健都内各事業主体の意見を踏まえながら、それぞれが現在展開してい
る取組に加え、各事業主体及び行政、地域団体等との連携方策や取組に
ついて、検討・提案すること。
また、あわせて、健康増進公園や(仮称)健都ライブラリー*5 において、
常時、運動プログラムや健康イベント等が実施され、地域住民の継続的
な健康づくりの場として活用されるような、効果的、かつ、一体的な施
設の運営方法や各事業主体との連携方策についても検討・提案を行うこ
と
*5(仮称)健都ライブラリー
健康増進公園内に整備する予定の図書館を多機能化した複合施設。図
書機能に加え、室内運動等ができる多目的スペース、健康カフェ等、
健康増進広場整備方針で必要とされるパーク施設の機能を融合させた
施設。(参考資料参照)
(3) 加速化プランの策定支援
ア 加速化プラン(素案)の策定
5(1)(2)を踏まえ、加速化プラン(素案)を策定すること。
関係者会議*6 の運営支援
加速化プラン(素案)について、関係者会議において健都内各事業主体
イ
等の意見を聴取するものとする。その際の意見聴取方法の提案、資料作
成、出席、議事録作成等の支援を行うこと。
*6
関係者会議
医療関係者等により構成される健康・医療のまちづくりに関する会議
や健都内各事業主体によるエリアマネジメントの検討会議など、既に
設置されている健都のまちづくりに関する会議体のことをいう。これ
ら既存の会議体を活用しながら、効率的に意見聴取を行うものとし、
意見聴取の回数は、それぞれ 2 回程度を予定しているが、詳細の進め
方については、5(1)の結果を踏まえ甲と協議すること。
4
ウ
地域住民との意見交換の支援
加速化プラン(素案)について、地域住民との意見交換を実施するも
のとする。その際の意見交換方法の提案、資料作成、出席、議事録作成
等の支援を行うこと。意見交換の回数は概ね 2 回程度を予定。
エ
庁内検討会議等の運営支援
加速化プラン策定に向け設置する加速化プラン検討会議*7 について、運
営方法提案、資料作成、出席、議事録作成等の支援を行うこと。検討会
議では、学識経験者や行政関係者等、専門的見地からの意見を踏まえる
こととするが、詳細の進め方については、甲と協議すること。なお、学
識経験者等の報償費は、甲が負担するものとする。
また、北大阪健康医療都市まちづくり推進本部本部会*8 についても会議
資料作成等の支援を行うこと。それぞれ 3 回程度開催予定。
オ
*7
加速化プラン検討会議
加速化プランの策定に向けた検討を行うために設置する予定の関係
室課長で構成される庁内会議
*8
北大阪健康医療都市まちづくり推進本部 本部会
健都のまちづくりを総合的かつ効果的に推進するために開催する、
市長を本部長、関係部長を本部員とした庁内会議
カ
加速化プラン(案)の策定
関係者会議等の意見を踏まえ、加速化プラン(案)を策定すること。
なお、策定した加速化プラン(案)により、
「吹田市民の意見の提出に関
する条例」に基づく、パブリックコメント手続きを実施するものとする。
PR の検討
策定した加速化プランの効果的な PR について検討すること。
キ
策定後の展開の検討・提案
加速化プランを策定後、健都における健康医療のまちづくりの展開方
策について、検討・提案すること
6 履行期間及び工程
(1) 履行期間
契約締結の日から平成 29 年 3 月 31 日まで
5
(2) 工程
概ねの工程は別紙のとおりとするが、詳細の進め方については、甲と協
議すること
7 成果品
(1) 業務報告書(電子データ及びファイル綴じ 2 部)
調査、分析等を行った全ての内容を含むものとする
(2) 加速化プラン(A4 版冊子 100 部程度及び電子データ)
(3) 加速化プラン概要版(A3 見開き等パンフレット形式 500 部程度及び電子
データ)
8 その他
(1) 著作権
ア 本契約で作成された印刷物の著作権及び版権は、甲が所有するものと
する。
イ 乙は本契約の履行に当たり生じたもの、印刷物のデジタル情報、写真
及びネガフィルム等については、甲に譲渡するものとする。
ウ
本市が前号の規程により引渡しの請求をしたときは、甲の指定する方
法に従い、指定された期日までに、これらを引き渡さなければならない。
(2) 打合せ
乙は、本業務の主旨を熟知し、業務実施期間中においては、甲と打合せ
を、綿密に行い、進捗状況を随時報告するとともに、打合せ記録簿を作成
し、甲の承認を得るものとする。また、急遽、打合せが必要となった場合
においても、即時に対応するものとする。打合せは、面談による話し合い
の形式を基本とする。
(3) 資料の貸与
乙は、本業務に必要な資料を甲から借り受けるものとするが、適正な管
理をもって行うとともに、業務完了後速やかに返却するものとする。
(4) 関係官公庁等への手続き等
業務遂行のために必要な関係官公庁その他に対する諸手続きは、乙の責
任において迅速に処理するものとする。
(5) 提出書類
乙は、本業務の実施にあたって、次の書類を速やかに甲に提出し、承認
を得るものとする。
ア 受託業務着手届
イ 業務計画書
6
ウ その他本市が指示するもの
(6) 業務計画書
ア 業務計画書は次の事項を記載するものとする
(ア) 業務概要
(イ) 実施方針
(ウ) 業務工程
(エ) 業務組織計画
(オ) 打合せ計画
(カ) 成果品の内容
(キ) 使用する図書及び基準
(ク) 連絡体制(緊急時を含む)
イ 業務計画書の重要な内容を変更する場合、乙は理由を明確にした上で、
その都度調査職員(契約図書に定められた権限の範囲において、当該業
務を担当し監督する甲が定めた職員をいう。以下同じ。)に変更業務計画
書を提出しなければならない。
ウ 調査職員が指定した事項については、乙はさらに詳細な業務計画に係る
資料を提出しなければならない。
(7) 作業監理
ア 乙は、着手するにあたっては着手届を、完了した時には完了届を提出し
なければならない。
イ 乙は、契約図書に基づき調査職員の指示に従い、誠実、丁寧に工期内に
完成させなければならない。
ウ
乙は、業務の実施にあたり、関連する関係諸法規及び条例等を遵守し
なければならない。
エ
乙は、業務上知り得た事項の機密を保持し、第三者に漏らしたり、そ
れを利用してはならない。
オ
乙は、業務の技術上の管理を行うため管理技術者及び実務を担当する
主担当技術者を定め、乙に代わって調査職員の指示に従い、本業務に関
する一切の事項を処理させなければならない。
カ 乙が管理技術者及び主担当技術者を定めたときは、それぞれ届書及び経
歴書を調査職員に提出して承諾を得なければならない。
キ 管理技術者及び主担当技術者は、業務遂行に関する諸法規・諸規定に精
通するのはもちろん、業務のために必要な技術的専門知識及び経験を持
つ者でなければならない。
ク 乙は照査技術者を定め、甲に通知しなければならない。
ケ 照査技術者についても、業務遂行に関する諸法規・諸規定に精通するの
7
はもちろん、業務のために必要な技術的専門知識及び経験を持つ者でな
ければならない。
コ 照査技術者は、照査計画を作成して業務計画書に記載し、照査に関する
事項を定めなければならない。
サ 照査技術者は、設計図書に定めるまたは調査職員の指示する業務の節目
ごとに、その成果の確認を行うとともに、照査技術者自身による照査を
行わなければならない。
シ 照査技術者は、業務完了に伴って照査結果を照査報告書としてとりまと
め、照査技術者の署名押印の上、管理技術者が調査職員に提出しなけれ
ばならない。
ス 管理技術者は、シに規定する照査結果の確認を行わなければならない。
セ 乙は、業務を適正かつ円滑に実施するため、管理技術者と調査職員は常
に綿密な連絡をとり、業務の方針及び条件等の疑義を正すとともに、そ
の内容については、その都度、乙が打合せ記録簿に記録し、相互に確認
しなければならない。
なお、打合せや協議についても乙がその都度、打合せ記録簿に記録し、
相互に確認しなければならない。
ソ
本業務を実施するにあたり、関係機関と協議が必要な場合は十分協議
を行い、協議調書を作成し調査職員に提出しなければならない。
タ 乙は、業務途中において工程に変更がある場合は、調査職員と協議し承
諾を得なければならない。
チ 業務中、甲より貸与する図書は、紛失・汚損しないよう十分注意するの
はもちろん、万一紛失・汚損したときは、調査職員の指示するとおり乙
の責任と負担において修復するものとする。
なお、業務完了後は速やかに調査職員に返却しなければならない。
ツ 乙は、業務完了時に管理技術者立会いのもと、あらかじめ成果品 につ
いて調査職員の審査を受けなければならない。
なお、審査において訂正を指示された箇所は、直ちに訂正し、再審査を
受けなければならない。
テ 乙は、業務の審査に合格後、契約図書に指示された成果品を提出し、甲
の検査員の合格をもって、業務の完了とする。
ト 業務完了後(納品引渡し後)において、明らかに乙の責めによる業務の
瑕疵が発見された場合、乙は直ちに当該業務の修正を行わなければなら
ない。
ナ 本業務の完成部分の検査に要する費用は、乙が負担するものとする。
8
(8) 業務カルテ作成、登録
乙は、受注時または完了時において、請負金額 100 万円以上の業務につ
いて、受注時は契約後 10 日以内に、完了時は完了後 10 日以内に、登録内
容に変更があった時は、変更のあった日から 10 日以内に、測量調査設計
業務実績情報サービス(TECRIS)に基づき「業務カルテ」を作成し、調査職
員の確認を受けた後に、(財)日本建設情報総合センターにフロッピーディ
スクまたは、公衆回線を通じてオンラインで提出しなければならない。
また、(財)日本建設情報総合センター発行の「業務カルテ受領書」の写
しを調査職員に提出しなければならない。
なお、乙が公益法人の場合は、この限りでない。
(9) 疑義
本仕様書に記載なき事項及び疑義が生じた場合は、速やかに甲、乙協議
のうえ、乙は甲の指示に従い、業務を遂行しなければならない。
(10) 損害賠償
乙は、本業務中に生じた乙の責めに帰する諸事故に対しての責任を負い、
損害賠償の請求があった場合には乙が一切を処理する者とする。
9
基本的事項の検討・提案
(2)
10
その他
加速化プランの策定支援
各種調査・分析等
(1)
(3)
業務内容
№
加速化プラン策定の工程表(案)
7月
●
契
約
締
結
8月
検討・提案
10月
関係者会議の開催
地域住民との意見交換
検討・提案
12月
庁内検討会議等の開催
●
加
速
化
プ
ラ
ン
(
素
案
)
策
定
11月
●
加
速
化
プ
ラ
ン
(
案
)
策
定
1月
パブリックコメント
2月
●
加
速
化
プ
ラ
ン
策
定
3月
※ あくまで概ねの工程を示したものであり、実際の進め方については、提案内容を踏まえたうえで協議するものとする
9月
(別紙)
参考資料
(仮称)健都ライブラリーの整備について
1 概要
図書館が持つ機能を更に多機能化し、健康増進広場整備方針で必要とされ
るパーク施設の機能を融合させた(仮称)健都ライブラリーを健康増進公園
に整備するものです。
2 施設の役割
(1) 健康増進広場において、市民自ら積極的かつ継続的な健康づくりを推
進し、広場機能を補完するとともに、更に効果を高め、多世代が交流す
るにぎわいや健康に関する学びや気づきの拠点施設
(2) 「健康・医療のまちづくり」基本方針が示す予防医療や健康づくりの
推進による健康寿命延伸と高齢者の生きがいづくり、そして地域活性化
を進める「吹田モデル」の発信に寄与
3 施設イメージ及び主な活用方法
(1)図書機能
健康・スポーツ図書等に特化した専門ゾーンを設けた
うえで、一般図書や映像ネット検索機能を充実
(2)多目的スペース 年間を通して健康講座や室内運動、専門図書や映像に
基づく運動講座などの開催
(3)健康カフェ
緑の中で管理栄養士の指導に基づくランチやカフェ
が楽しめ、コミュニティの形成をサポート
(4)会議室
健康講座、コミュニティサロン、イベント企画会議に
活用
(5)パーク
広場や多目的スペースを活用した健康イベントの企
ステーション 画や運動サポート、公園管理運営の拠点
(6)ヘルスチェックコーナ 健康相談、最適な運動指導
ー
(7)オープンデッキ 公園を眺めながら本を読んだり、カフェやランチを楽
しむことができるエリア
(8)0系新幹線
公園・健都ライブラリーで活用
4 想定される施設規模
(1)建築面積
約 1,000 平方メートル
(2)延べ床面積
約 1,800 平方メートル
(3)階数
地上 2 階
11
5 管理運営方法
健都ライブラリーは、健康増進公園が持つ機能を補完し、更に機能を高め
る施設として、図書館機能や公園管理機能などを併せ持つ多機能な施設で、
公園とともに効率的で効果的な施設運営や質の高い管理が重要であり、指定
管理者制度の導入を目指すものです。
なお、健康イベント等については、指定管理者任せにするのではなく、市
も積極的に関与しつつ、これまで培ってきたノウハウや取組など、これら施
設を使った自らの取組も実施するほか、地域住民や地域団体による主体的な
取組を支援する環境づくりを積極的に進める等、これまでの指定管理にとど
まらない新たな取組の検討も進めます。
6 背景(参考)
(1) 健康増進広場を計画するにあたり、医師や学識経験者、専門家で構成
する整備方針等検討委員会を設置し、意見や助言を踏まえ、整備方針(案)
を取りまとめ、周辺地域の市民への説明を経て平成 27 年(2015 年)12
月に策定しました。
検討会での議論では、個人やグループでの健康づくりや運動イベント
の開催、複数のウォーキングコースを設定できること、健康に特化した
カフェの設置等が求められており、特に、季節や天候を気にせず、健康
づくりができる場の確保が重要であるとの強い意見・助言を得ています。
(2) 健都が位置する片山・岸部地域は、中央図書館が立地していますが、
岸部地区からは遠方である一方、同地域では公共施設での講座や教室で
学んでいる市民が約 20%と他地域より多く、地域からも図書館設置の要
望があります。また、吹田市立図書館基本構想においても、
「図書館利用
が不便な地域である、岸部地域への図書館整備を図る」とされています。
(3) 国において検討されている「生涯活躍のまち(日本版 CCRC)」構想にお
いて、健康づくりや生涯学習等に主体的に参加できる健康でアクティブ
な生活の実現等を目指しており、本市の地方版総合戦略(案)において
も健康寿命延伸に向けた健都版 CCRC の取組として健都ライブラリーの整
備を位置付けています。
12