件 名: 大 臣 臨 日 時 平成 28 年 5 月 21 日 1553~1606 時 担 場 所 那覇基地合同庁舎3階ぶら下がり 備 1 会 見 当 大臣官房広報課 考 葬儀参列及び在沖米軍四軍 調整官との会談 発表事項 なし。 2 質疑応答 Q:今回、大臣、沖縄に訪問されましたけれども、この事件が起きてから、 早期のタイミングで沖縄に入った意義、また、被害者の女性の告別式に参 列されましたけれども、どういう思いだったのか、聞かせてください。 A:先程、御葬儀に参列をさせていただきましたけれども、心から、犠牲に なられた方に対して、御冥福をお祈りいたします。また、御遺族の方に対 しましても、心からお悔やみを申し上げ、そして、哀悼の意を捧げさせて いただきました。参列をいたしまして、改めて、未来のある若い大切な命 が失われたということにつきまして、強い悲しみと、そして、怒りを感じ ました。このような事件は、本当に、あってはならないことでありまして、 凶悪で、そして残忍な、こういった行為は、言語道断でありまして、許さ れないものでございます。私といたしましては、この沖縄で、米軍属によ って、このような事件が起こってしまったことに対しまして、被害に遭わ れた方、そして、御遺族の方をはじめ、沖縄県の皆様方に、大変申し訳な いという気持ちでいっぱいでございます。こういったことにつきまして、 葬儀に先立ちまして、ニコルソン四軍司令官にお会いをしまして、改めて、 強く遺憾の意を表しました。そして、日本政府として、抗議をいたしまし て、このようなことが二度と起こらないように、厳正なる綱紀粛正と、よ り実効的な、そして、効果のある再発防止、もう二度と起こさないために、 そういった処置を求めております。これに対して、ニコルソン四軍調整官 からは、「本事件は、大変大きな悲劇でありまして、このような事件が起こ ったということに対して、米国は、大変大きな衝撃を受けて、非常に遺憾 に思っている」と。そして、「米側としては、全面的に捜査に協力をしてま いる」というお話がございました。そういった点につきまして、改めて、 葬儀に出られたことに対して、今後、二度とこのようなことが起こらない 1 ように、全力で取組んでまいりたいと考えております。 Q:まず、県内では、容疑者の逮捕後、米軍基地に対しての反発が強まって いるわけですけれども、また、基地を提供している日本政府への責任を問 う声も聞かれますが、政府の責任として、どういったことを受け止められ ているのかというのと、葬儀に参列されて、何か、御遺族の方とやり取り があったのかというところがあれば、教えていただければと思っています。 A:今回のような事件というのは、決してあってはならないことでありまし て、本当に残忍で、そして、凶悪な事件でありますので、言語道断である ということであります。このことについて、政府側も、重大に受け止めて おりまして、昨日、在日米軍司令官を防衛省に呼びまして、厳重に抗議を し、そして、再発防止に対して、申し入れをいたしました。また、本日も、 現場のニコルソン四軍調整官に対して、再発防止策をしっかり考えるよう に申し入れました。その中で、特に、米軍属も、米軍人と含めて、対応を しっかりしていくということでありまして、今後、事態を、しっかりと把 握しまして、また、いかなる対応ができるのか、今日、沖縄防衛局長にも 命じまして、米軍としっかり協議をして、このようなことが起こらないよ うな方策というものを、具体的に考えて、実行していきたいと思っており ます。 Q:葬儀の部分というのは。葬儀の中で、御遺族と何かやり取りがあったの か。 A:入りまして、御遺族の皆様方に、御挨拶はさせていただきました。心か らのお悔やみを申し上げると同時に、この度のことに対しまして、被害に 遭われた方に、心から御冥福を申し上げるということを伝えさせていただ きました。 Q:御遺族の方からは、何か言葉とかはありましたか。 A:御遺族の皆様方の対応等につきましては、私の方から申し上げる立場に はございません。 Q:今度、オバマ大統領が、広島を訪れるという歴史的なタイミングで、こ のような悲劇が起きたということに関して、大臣はどのようにお考えでし ょうか。 A:日米間のいろいろな話がされると思いますが、安全保障面におきまして、 やはり、日米同盟というのは、日本の安全保障によりまして、その根幹で ある大事な部分でございます。そういった点で、今回、このような事件が 発生をいたしましたので、私の方からは、こういった米軍に対しまして、 再発防止策を求めると同時に、二度とこのようなことが起こらないような、 具体的な方策を求めております。首脳会談の協議等につきましては、政府 2 全体の話になりますので、官邸の方で対応すると思いますけれども、会談 の中で、こうした事件が二度と起こらないようにするために、米側の努力 が第一でありまして、政府としても、米側が、しっかり、今、対応を求め てまいりますので、その点について、私の方からは、要望していきたいと 思っております。それから、やはり、具体的には、今日、要望した点にお きまして、何と言っても、米側の努力が重要でありますので、米側には、 実効的かつ説得力のある再発防止策を、引き続き、求めていく考えであり ます。 Q:先程、軍属を含むというお話があったということなのですけれども、具 体的に、軍人ではなく軍属が起こした事件で、どのように対応していくか というような話はあったのでしょうか。 A:この点につきましても、軍属における整理を、しっかりしておく必要が ありまして、軍人も含む米軍軍属ということでありますので、軍人のみな らず、軍属に対する事件・事故の再発防止を強化する、こういう努力を強 化をするということについて、私の方からも要望いたしましたし、ニコル ソン調整官からも、この点については、強化をさせるというお話がありま した。 Q:実際、沖縄に来られてみて、県民の反発というものは、何かお感じにな ったことはありますか。 A:今回は、亡くなられた方に対する御葬儀に参列をさせていただきまして、 心から御冥福をお祈りをいたしました。大事なことは、二度とこういった ことが起こらないように、いかにしていくかということでありますので、 この点については、肝に銘じて、更に努力をしなければならないという思 いを確認しました。 Q:再発防止策の中身というのは、何度も米軍関係者による犯罪というのが 起こっている中で、大事になってきていると思うのですけれども、現状、 大臣、どのような再発防止策がいいと考えてらっしゃるかと、それをいつ までにまとめることを求めていらっしゃるのかをお聞かせください。 A:ドーラン在日米軍司令官、また、ニコルソン四軍調整官にも、しっかり と対応を考えて、具体的に明らかにするように、申し入れをしたわけでご ざいますので、まずは、米側による取組みというのは、何と言っても重要 でありますので、今後も、しっかりとその対策を米側に求めてまいりたい というふうに思っております。 Q:再発防止策の提出期限というか、示す期限を区切ったわけではないとい うことですね。 A:今日は、沖縄におきましても、防衛局長の方に、この点において、米側 3 と、今後、調整をするように命じました。また、ニコルソン調整官の方も、 この点については、更に強化をするというお話がありましたので、協議を 続けて結論を出していただきたいと思っています。 Q:今回の事件で、政府としては、重大に受け止めているというふうにお話 されている一方で、その事件で、辺野古の移設問題ですとか、沖縄の米軍 については、抑止力の観点から重要だという認識を示されています。こう 聞くと、沖縄県民としては、日本の安全保障のためには、沖縄の犠牲もや むを得ないというようなふうに、政府側が考えているというふうに受け止 める考えのお方が、たくさんいらっしゃると思うのですけれども、そのよ うな認識をお持ちでしょうか。 A:何と言っても、このような事件があってはならない、言語道断のことで ありますので、二度と起らないような方策をしっかりと講じるということ が大事であります。そのために、米側に、更なる努力、実効的かつ説得力 のある再発防止策を求めていたわけでございます。政府といたしましては、 米軍再編、特に、基地、以前から、沖縄県が過度の負担をしているという ことは、政府としても認識をしておりまして、この負担を減らす努力は続 けてまいっております。そういった中で、最も大事なのは、普天間飛行場 の危険性の除去でありまして、1日も早く、これを実現するということに つきまして、全力を挙げておりますが、現在、和解条項をもちまして、協 議をいたしておりますので、そういった中で、沖縄県の皆様方との話し合 いを続けまして、政府側の説明もさせていただきますが、御理解をいただ けるように、引き続き、粘り強く取組んでまいりたいと思っております。 Q:今日、告別式の中で、翁長知事とも一緒だったと思うのですけれども、 翁長知事とのやり取りはありましたでしょうか。 A:今日、こういう場でありますので、ちょうど席がお隣でございましたの で、着席する際に、会釈はさせていただきましたけれども、実際、言葉を 交わすことはございませんでした。改めて、知事と話す機会があればいい と思っております。 以 4 上
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